読書メーター KADOKAWA Group

ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針 (ちくま新書)

感想・レビュー
21

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
コーデ21
新着
<徳川家康の英国人側近・三浦按針となったウィリアム・アダムス。その波乱に満ちた生涯から、大航海時代の欧州勢力図と禁教・鎖国間際の江戸時代日本を活写する> エミー賞受賞TVドラマ「SHOGUN将軍」の劇場公開を鑑賞後、ジェームズ・クラベル著の原作「将軍」を図書館より貸出!その副読本として一緒に借りたのが本作です^^ イギリス史料やオランダの文書群など緻密な資料がタップリと掲載され、当時の激動の世界情勢をヒシヒシと実感できました✨ ウィリアム・アダムスが見た戦国時代末期の日本も非常に興味ぶかし♡
0255文字
フク
新着
#読了 家康のイギリス人側近、三浦按針の足跡を追う。 船大工の修行をした後にフランシス・ドレーク艦隊の船長として無敵艦隊と戦うなど、日本にくる前だけでも波瀾万丈。 日本にたどり着くこととなる航海は、無計画だったのかと錯覚するくらい想定外の事態が起き続ける。クロノメーター開発以前の航海の苦難の一端も見えた。 家康と秀忠で対外政策が大きく変わり、それに翻弄されたことがよく分かった。 図書館
0255文字
takao
新着
ふむ
0255文字
Mark
新着
近々開催される予定の、著者クレインスさんの講演を聞きに行くことになったので、再読。やはり、内容の詳細さに驚かされると同時に、家康とアダムスの出会いが劇的であったことを改めて思わせる。歴史に大きな足跡を残した二人の出会いだが、イギリスは残念ながらオランダのようには日本に食い込めなかった。仮に、アダムスが提案したイギリス商館が浦賀に設立されていたなら、世界史は大きく変わっていただろうと思う。クレインス氏の講演がとても楽しみだ。
0255文字
広瀬研究会
新着
これまで通史で軽く触れられる程度のことしか知らなかったウィリアム・アダムスの活躍が、この本では実にいきいきと描かれている。散々な目に遭ったリーフデ号の大航海。日本漂着後、イエズス会士から異端者、海賊と讒言され、処刑寸前まで追い込まれた軟禁生活。そこから家康の信頼を得て、幕臣にまで取り立てられる逆転劇がとっても痛快だ。従来、保守的なイメージがある家康が、実際には開明的な視野を持って外交を進めていたことが知れたのも、僕にとっては収穫だった。
0255文字
birdrock
新着
三浦按針(1564年 - 1620年)です。 あんまりよく知らなかったので読んでみました。家康に可愛がられて幕臣になったとか三浦半島に京急安針塚駅があることは知っていましたが、南蛮貿易とイギリス人というのがどうもピンと来なくて。 来日(日本が目的地でしたが、いろいろあってほぼ漂着)したのは1600年、関ヶ原の数ヶ月前だとか、喜望峰ではなくマゼラン海峡経由で来航したとか、一緒に漂着したのがヤン・ヨーステン(八重洲)だったとか、ぼくには「へぇ」なことばかりです。
0255文字
Homo Rudolfensis
新着
☆4.1 教科書の朧げな記憶から、不幸にも遠く離れた異国に漂流し、そこで為政者に気に入られてしまったために帰ることが叶わず、生涯故郷を思いながら没した運の悪い人、というイメージがかなり覆りました。一文にまとめると、当時としては珍しく読み書きができる操船技術に優れた商人で、異国で貴族に匹敵する地位と領地を授かった、人情に篤い頭の切れる頑固者、という感じです。同国人からは帰化したと思われていた、という記述もあり、相当日本に馴染んでいたようで意外です。
ヴェネツィア

三浦按針でしたか?

04/09 08:20
Homo Rudolfensis

ヴェネツィアさんこんにちは。そうです!三浦按針さんです!

04/09 11:05
4件のコメントを全て見る
0255文字
(*^^*)
新着
海外からの視点が面白かった
0255文字
kawasaki
新着
知ってるようでいた人物の生涯。日本漂着以前のリーフデ号の航海や、それが南米経由であったことも知らなかった(欧州に結構史料が残ってる)。西も東も激動の時代を生きて「自由」を求めた人物像は、現代の読者としても好ましく共感が持てるけれども、若干「現代的」解釈ではという感がなくもない。家康が按針に寄せる親愛ぶりや、家康のしたたかな対外交渉などが印象的。本書では「鎖国」しなかった近世日本のifを想像するような飛躍はしてはいないけど、やはり興味が湧きたってしかたない。
0255文字
suma2021
新着
関ヶ原合戦前から家康死後の1620年まで日本に実在したイギリス人(読むまではオランダ人だと思っていた)の歴史ノンフィクション。日本と母国イギリスとオランダの狭間で個人として筋の通った行動原理を細かく記載されている。現代に当てはめると組織内部のマネジメントは苦手だが、関係各所との折衝が得意な人物だったのかと想像する。当時のスペインを中心とした世界情勢と交易で新興国になったオランダの中で日本やアジアの立ち位置についても理解が深まった。また戦国の信長、関白秀吉と比較して大御所家康の外交上のしたたかさも感じた。
0255文字
Mark
新着
関ヶ原の戦いの直前、日本にたどり着いた航海士のアダムス、日本名は三浦按針。彼の墓所は、長崎平戸の海峡をはるかに見渡せる小高い丘の上にあります。家康に重用され、外交顧問として当時の政策に大きな影響を及ぼしました。宗教的野心のなかったオランダが当時の日本と通商交流が盛んになる中、なぜイギリス人の彼がやってきたのか、なぜ家康に重んじられながら、平戸で没したのか、など按針の実像を知ることができます。
0255文字
浅香山三郎
新着
宇田川武久氏の新書や平川南氏の新書の流れで読む。三浦按針になる前のウィリアム・アダムス、そして、日本での彼の活動はどんなものだったのかを詳述する。西洋側の史料から、これほど詳しくリーフデ号の日本への行程がわかるものかと驚いたし、家康のもとを離れたのち、オランダなどと契約して働くエージェントとしての動きも捉へられている。評伝形式の、新書としては異例の本ではあるが、西欧からみた東アジア貿易の実態が著者の関係資料の博捜によってよくわかる。
0255文字
Seigo
新着
オランダ、イギリスに残る史料から読み解いたウィリアム・アダムスの生涯を追いかけたノンフィクション。 船大工の修業時代やアルマダ海戦で王立海軍への従軍などで、多くの探検家の薫陶を受け、南米航路でアジアを目指すも悲惨な航海の末、日本にたどり着くまでの前半部分は冒険小説を読んでいるかのよう。 後半部分で書かれているアダムスを通じて見えてくる家康のバランス感覚に富む外交政策からは、鎖国まっしぐらという訳ではなかったということが読み取れ、こちらも目から鱗であった。
0255文字
電羊齋
新着
イギリス・オランダ・スペイン・日本の史料から再現された三浦按針ことウィリアム・アダムスの生涯。日本に来るまでの前半生ですでに大冒険を重ねていることがわかり驚いた。そして、徳川家康に愛され、外交・貿易の顧問として活躍する様子、家康の死後、秀忠の政策変更により庇護が得られなくなった晩年までを克明に描く。アダムスとイギリス・オランダ・スペイン・ポルトガルなど西洋諸国側との関係、また祖国イギリスとオランダ、幕府との間で板挟みとなり悩むアダムスも興味深い。良書。
0255文字
Go Extreme
新着
十六世紀イギリスのアダムス:戦争の予兆 イギリスとスペイン イギリスのアジア進出 リーフデ号の悲惨な旅とアダムス:出向準備で賑わうロッテルダム 渡航の真の目的は海賊 リーフデ号の配置転換 マプチェ族の反乱 イエズス会士とアダムス:イエスズ会士の策略 家康の洞察力 入牢 第オランダ東インド会社とアダムス:オランダ人のアジア進出 ヤン・ヨーステンと家康 イギリス東インド会社とアダムス:司令官セーリスの革新 自由の獲得 雇用条件の交渉 江戸の国際摩擦とアダムス:イギリス商館への奉仕 消えた家康の威光 遺書
0255文字
nagoyan
新着
優。「青い目のサムライ」という虚構ではない。英蘭日の一次資料から丹念に読み解く。16世紀英国に生を受けた一国際人の評伝。秀逸なのは、エリザベス朝のイングランドが、カトリック国スペインの脅威に晒されていたことから語り起こしていること。その海の人生をドレーク艦隊の一員として始め、蘭船に乗り込む。蘭船は戦争状態にあるスペイン領南米での掠奪を目的。失敗。太平洋を辛うじて横断。日本到着後、宣教師の誣告により死を観念。しかし、自由貿易を望んでいた家康の寵愛を受ける。家康の視野の広さ。アダムスは自由な立場を求めた。
nagoyan

ウィリアム・アダムスは「正直者」という言葉がぴったりくる人物。家康は政治家としての大きさを感じさせる。対比して、秀忠の小ささも。何年後かの大河にいいなぁと思ったり、思わなかったり。

02/23 02:15
0255文字
つとちゃん
新着
おそらく教科書には数行(文字)しか登場してないはずのウィリアム・アダムス。なぜか記憶の奥底に名前が刻まれていたようで、新刊コーナーで引き寄せられ即買い。ジェットコースターのような彼の300ページの人生は一気読み間違いなし。(知らんけど)
0255文字
MUNEKAZ
新着
「三浦按針」ことウィリアム・アダムスの評伝。徳川家康の寵を受けて外交顧問となったことは有名だが、そもそも日本に来ることとなった航海自体が、実に波乱万丈でこれだけでも冒険小説の一冊が書けそうな内容。全体としてアダムスの視点を重視しており、家康の先見性やイエズス会宣教師との確執を強調している。また祖国イギリスの東インド会社とはトラブルを抱え、新将軍・秀忠からの庇護も得られなくなった晩年は少し寂しげな印象。イギリス人という立場に拘らず、日本に住む西欧人の顔役として振舞う点が、「国際人」アダムスの真骨頂に思える。
0255文字
さとうしん
新着
ウィリアム・アダムスが日本にやってくる前の前半生も含めて、その生涯と歴史的な役割を描き出す。イギリス、オランダ側との関係の逐次的な変化や、家康の死後に幕府から冷遇されていくさまをじっくりと描いているのが面白い。本書を読むと家康が外交面で大変な見識を具えていたように見えるのだが、アダムス側あるいはオランダ側の史料による過大評価という可能性はないのだろうかとやや疑問に感じた。
0255文字
我門隆星
新着
類似書籍を読んだこともあるが。どうしても、ジェームズ・クラベル原作・リチャード・チェンバレン主演のトンデモ映画「SHOGUN」各シーンが頭をよぎってしまう(役名は全部架空。アダムス→ブラックソーン、家康→三船敏郎演じるヨシ・トラナガ)。因み映画のほうは、三船敏郎が台詞を「よりらしく」アレンジしなかったら、もっとトンデモ映画になった模様(「なんじゃ?」の台詞が台本だと「ナンデスカ?」になっていた←要するに家康の日本語が全部丁寧体になっていた、など)。
0255文字
全21件中 1-21 件を表示
ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針 (ちくま新書)評価73感想・レビュー21