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ガラスの海を渡る舟

感想・レビュー
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Atsushi
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ガラス工房を営む兄妹の物語。コミュニケーションが苦手な兄と普通であることにコンプレックスを抱く妹。反発し合うもお互いを認め成長する姿が清々しい。“前を向かなくてもいいです”。悲しみに蓋をしようとする女性に兄が放ったひと言。何となく自分も救われたような気持ちになりました。
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アヤノ
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道としげみさんは共通して「"事実"を受け止めること、知っておくこと」に大きな意味があると思っていると感じた。誰も誰かの代わりにはなれない、ってことがこの物語のテーマのひとつかなと思った。吹きガラスやってみたい。
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DARK
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めっちゃ刺さりました。良い作品ですね。ASD、きょうだい児、カサンドラ。とてもわかりやく描写してくれてました。(作中のきょうだいもわざと平仮名、そして葉山さんはカサンドラに…?) そうそう、生きづらさってこういうことなんだよって涙腺が緩む箇所もあり、とても心に残る作品でした
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ひーにゃ‪❤︎‬🐱ᩚ🐱ྀི
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多くの人の考え方を普通だと思い込んでしまいがち。多数決で決めることもあるけれどそれは本当に多様性を認めているのか。「みんな違うことが普通」道の言葉にはっとさせられる。確かに、人それぞれ「普通」は違う。自分の中での「普通」と他者の「普通」を多様性を認め合うことで自分の中での視野も広がるのだと思う。
イケメンつんちゃ

ありがとうございます🙇‍♂️ ナイス☝️ 共読本も📕 たいへん嬉しいです🍉 また探して🖐️ 増やしたいと思います🤗 これからも宜しくお願いいたします🙇‍♂️

03/22 22:59
ひーにゃ‪❤︎‬🐱ᩚ🐱ྀི

ナイス、コメント有難う御座います。こちらこそよろしくお願い致します😁

03/23 18:28
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sukitooru
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ネタバレガラス工房を兄妹でやっているお話。優しくてきれいな話だった。 ガラスの作品をを想像するたびに、すごくきれいだろうなって心も透き通る感覚がある。身近な人の死っていうのもテーマになっている。 そして表現者なら『感性』に敏感になる。わたしも人の特別ばかり羨むだけじゃなくて、自分の歩んだ毎日の一歩一歩を大事に思って、自分の自信につなげようと思った。
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のん
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「他人の感情って、天候なんかと同じで僕がコントロール出来るものではない。という意味では、雨が降ったら傘を差すみたいに対処したら良い」どこまでも常識に囚われず、他人の言葉に左右されずピュアな心で生きていく道。自分には特別がない事に焦って生きる羽衣子。色も形も無い物から心を映し出すようにガラス作品を創っていくふたり。とても心地良い優しさに溢れる本。
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ルカリオ
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発達障害の側からの気持ちが描かれているのが新鮮でした。兄妹どちらにも感情移入できる作品でした。
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べぃ
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特別な存在ってなんだろう、才能ってなんだろう。人はみんな違うんだから、それぞれが特別な存在なんじゃなかろうか。
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きび
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羽衣子の道に対する態度がひどい間は読んでいて嫌だったけど、それがおさまってからは、羽衣子の道に対する気持ちも受け止めながら読めたと思う。
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おゆき
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ネタバレ職人だった祖父の工房を、はずみで継ぐことに決めた兄妹。相容れない性格のふたりは、ガラス製作を通してお互いの特性を受け止めてゆく。 「障害があるからかならず才能もあるはず、みたいな考え方、俺は嫌いや。それこそが差別と違うんか」心に残った。障害あるなしに限らなくて、気づかないうちに自分のいいように相手のことを解釈して軽んじているかもしれない...とドキッとした。人に嫉妬するのも、結局は自分に不満を感じてるからなのね。「ひとりひとり違う」を改めて考える機会になりました。さらっとした文章で読みやすかったです。
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図書館派
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ネタバレ知らなかった吹きガラスの世界。ぎこちなかったきょうだいの形がガラス工房で働くことを通じて少しずつ丸くなっていくのが温かく書かれていた。読みやすいお話。
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ひなきち
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祖父のガラス工房を継いだ兄妹、 道と羽衣子の10年間。 所謂「普通」が分からない道と 「特別」な存在になりたい羽衣子。 お互いが分からなすぎて衝突しながら、 だんだん寄り添う様子に心が温かくなる。 道の真っ直ぐな言葉が胸に刺さり、 何事も常識というありふれたものに囚われている 自分に気づいてしまう。
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sugar
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兄、道の言葉にハッとさせられ、心に響く言葉がたくさんありました。素直な気持ちから出てくる言葉は説得力がありました。妹の羽衣子を傷つけた交際相手に、立ち向かうシーンも道が頼もしかったし、ジーンときました。そこから段々とお互いの気持ちがわかるようになる所も良かったです。道の作るガラスの骨壷の素敵さは読んでいるだけでも伝わります。読了が凄く良かったです😊
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こつめつめかわうそ
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ふわふわと、しかしたおやかに地面に引っ張られているかのような感覚を待った作品。 p.235 人は誰かを啓蒙するために死ぬのではない。賞賛されるべき死も、批難されるべき死も存在しない。死はただの死だ。 p.237 自分の人生から大切な誰かが欠けるたび、人の心はかたちを変える。ガラスの器の縁が欠けるように。不完全な形状の心を抱えて、ぼくたちは生きていくしかない。
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kei
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ガラス工房を営む祖父が倒れた事で、跡を継ぐ決意をした羽衣子と道。だが羽衣子は発達障害で母から特別扱いされる兄の道が嫌いで、道も羽衣子が苦手だから、中々上手くいかない。しかし残された人が亡くなった人(ペット)を思い、手元供養をするためのガラスの骨壺を作成する2人。2人で工房を運営していく中でお互いを認めあっていく。
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Tomegoro Matsumoto
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発達障害で他人との接し方が普通の人とは違う。だから人に気を遣うこともなく忖度もなく、素直な言葉が発せられる。娘を病で亡くし、「いつまでも泣くなって、主人にもいわれるんです。いいかげん前を向く努力をしないとだめですね」と言う山添さんに、「前を向かなくてもいいんです」と言い切る。「いつまでも泣くなとご主人が言うのは、弱いからです。泣いている山添さんを受け止める体力がないからです。準備が整っていないのに前を向くのは間違っています」すごく心に残る場面。いい言葉に出会えた。読書をしていてよかったと思う瞬間です。
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キリ
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とても良い作品だった。ガラス工房を営む兄妹の視点が交互になって話が進む。発達障害の人は、過集中の特性などから突出した才能があることが多いけれど、劣っているのを補うために才能があると決めつけるのは乱暴なのだと考えさせられた。みんな違うことが普通なのだと思えるようになりたい。
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ほんりか
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ネタバレ普通になりたいと思いながらも普通ってなんだろうと思ってた私。 「羽衣子にとっての『特別』とか『ふつう』は、ただひとりの特別な人間と、同じようなその他大勢の人ってことなんかもしれん。けどぼくにとってはひとりひとりが違う状態が『ふつう』なんや…(文中より抜粋)」 とぼく(兄の道)が教えてくれて、普通って目指さなくていいとわかりました。 普通って、プラスでもマイナスでもない気がしながらも、ちょっとだけプラスの意味で使ってたけど普通って存在しない。 みんな違う。そんな当たり前のことがわかった本です。
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ヒロキ
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ネタバレガラス工房を営む兄妹、道と羽衣子の10年間。他の人に合わせる、いわゆる「普通」が分からない道。「特別」な存在になりたい羽衣子。 互いに互いが分からなく、衝突することも。それでも時が経つことでお互いに影響を少しずつ与え関係性にも変化が。 しっかり言葉にして説明することの大切さ、ガラス作りと人生のリンク、登場人物たちの珠玉の言葉。満足感・充実感がある一冊でした。
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ま🌱
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Similar but not the same.この言葉に救われる人、一定数いるんじゃないかなと思った。物語の内容がとても繊細で温かみがある。まるでガラス細工そのものだった。
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となりのトウシロウ
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兄・道は他人の感情が分からず、他の人が簡単にできる事ができないし、具体性のない曖昧な言葉が理解できない。妹・羽衣子はなんでも卒なくこなすがそんな平凡な自分が嫌で特別な何かを求めていて、ちゃんと出来ない兄が嫌い。そんな兄妹が祖父が遺したガラス工房を継ぐ。僕自身、羽衣子に似たところがあり、道の言動にイライラするのだが、自分勝手な物差しで相手を測るのではなくみんな違って当たり前だと言う道にハッとさせられ、道の言葉が素直に心に突き刺さる。まずは自分で認めてあげるのも大事。他人を理解する事を教えてくれる良書。
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ぽ
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ネタバレ★★★★★ 二人の考えていることどちらも読めるのがよかった。特に道の考えに感化された。好きな言葉たくさんあった。 ・他人は、自分の言ってほしいことを言わせるための装置じゃない。 ・自分が「そうだったいい」という願望を都合よく真実だと思いこむのは、すごくずるいことだ。 ・いつまでも悲しむな、元気を出してね、みたいな言葉は、励ましているようで、じつはぜんぜん違うんです。 その人の感情を否定してる。
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ひな
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小さい頃には少し変わってる部分がある自分に対して、少し成長するとこれといった個性が無い自分に対して時々苦しさを感じる。私も承認の言葉を周囲に求めるんじゃなくて、私自身が、私を認めてあげる努力をしていきたいなあ
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*八朔ナッツ*
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ガラス職人の祖父の死をきっかけに、工房を引き継ぐことになった道と羽衣子。道と同じような個性を持つ子と日々職場で接しており、その心の声を聞いたようで、なんだか特別な高揚感があった。彼を理解してくれていた祖父との関係が微笑ましい。兄妹の関係はそれぞれの気持ちが理解できたし、親や親戚とのしがらみもありがちで、色々あっての2人に共感できた。ガラス製の骨壷、見てみたい。色彩豊かで一つ一つ表情の違うガラス細工は、人の個性のようで、2人力を合わせて長く続いてほしいなと思った。
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anri0912
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タイトルがとても良い。 小さな頃、ビー玉を光にかざして覗き込むのが凄く好きだった事を思い出す。 タイトルのように本当に海の中を見ているような感じがした。 本書は何だかサラッと読み終えてしまって 少し勿体なかったかな。 私の中では水を縫うが今のところ作者トップ作品。
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yu.ka_4416
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生き方、ものの捉え方、見方と言うものが、人それぞれ違っていいんだと再認識出来た。安心感が得られる優しい物語です。
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イケメンつんちゃ
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寺地はるな 読みたかった 飛龍十番勝負 第二十八弾 今回は 寺地はるな先生 だから 図書館の今日返却棚はマックスビューティ ただただ素晴らしいマイナスイオン サスペンスでもラブストーリーでも ましてやファンタジーでも 緩い坂道を駆け上がり プールはさすがに寒く ショートストーリーはボディに 十人十色な感想が聞けそう 志村さんも出てきます ラストはマンモスラッピー 道は真っ直ぐ葉山に ラスト・クリスマスはワム! これこそジャパニーズモダニズム 怪物の木こり 今からビデオ視聴 冬こそシネマ レーベンスティール
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chacha
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ネタバレ寺地さん6冊目一番好きかも 道と羽衣子が祖父のガラス工房を継いでお互いを認めあって協力して作品を作っていくようになるまでが描かれていた。たぶん発達障害なんだろう兄の道、そんな兄が特別で自分は普通で兄を超えた作品を作りたいと思う羽衣子。曖昧な表現ではわからない道に説明していくうちに自分の気持ちがわかってくる。誰かと同じではなく自分は誰かにはなれないし、ならなくても良い。許せないなと思えたのは出ていった父とその継息子三田村紺 白い味気のない骨壺よりもガラスの器 骨そのものよりもそこにおさめておきたいものがある
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kobeky37
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良かった。
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オラフシンドローム
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★★★☆☆ 祖父のガラス工房を継ぐことになった羽衣と道の妹兄。 道は発達障害なのか、周りと上手くいかず、羽衣も厄介に感じていたけれど…。 押し付けがましくなく、静かな優しさと温かさがある物語だった。 ガラスの骨壷から、死を扱うエピソードも多かったけれど、ライトで良かった。
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くろこん
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発達障害の人について寺内さんは触れたかったのかなと思ったけれど、死について書きたかったのかなと推測した。 また、人を批判すると優位に立った気になるけれど、ただその場でとどまっているだけ、というような文章があったけれど、寺地さんはこういう気持ちの奥底にあるものをさらっと文章にしてしまう。熟考しているはずだから違うと思うけれど。私の気持ちが文章になってる!と思うことが寺地さんの本の中には必ずある。感動もあるけど気づきも多い。
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ゆあ
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非常に綺麗な表紙に惹かれて手に取った。良い話だったが所々設定のテンプレ感は否めなかった。しかし、何事もすぐに解決するわけではないが、分からないことに少しずつでも歩み寄って生きていくことで良い方向に向かえるのかもしれないと思わせてくれる小説ではあったと思う。 ただ、兄妹の叔父とその子供の言動は、読んでいてかなり腹立たしくなるものであった。相続人ではない子供に当たってもどうしようもないだろうに。 兄妹の仲が好転し始める2013年から一気に2020年まで話が飛んだが、その間どうしていたかも読みたかったところだ。
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せるり
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ネタバレ祖父のガラス工房を継ぐことになった兄妹。兄は自閉スペクトラム症と思わしき節があり、良くも悪くも特別扱いされていた。それに対して妹はよく思っておらず、兄の言動にことあるごとに癇癪を起こしていた。一見、兄に振り回されて怒っているようだが、実はそうではない。兄ばかりに注がれる親からの愛情、潜在的に不機嫌な態度で周囲をコントロールしようとする心情、それに気付いて成長していく姿は心理学に通ずる部分もあり、読んでいてとても説得力があるように感じた。あと、優しかった祖父母の描写がとても美しく尊く感じた。
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はる
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「けどぼくにとってはひとりひとりが違う状態が『ふつう』なんや。」、「自分が簡単にできることをできない人がいる、と想像するのは難しいことや。」 自分に理解できないことを怖く感じたり、なんとなく気持ち悪く思ってしまったりして、遠ざけてしまう。ふつうでは無いことに苛立ってしまったり。他人のことは分からないし、自分の知識にない未知なものは怖く感じてしまうのも仕方ないと思う。だからこそ自分の知らないことは知ろうとすること、どうすればいいか相手の目線に立って考えたり、寄り添ったりできる人になりたいと改めて思った。
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M6
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祖父亡き後 ガラス工房を引き継ぐ事になった兄妹。兄・道はちょっと違う。道の心はガラスの様に透き通っている?脆い?普通って何?骨壺を作る事によって変わっていく。
0255文字
菜穂子
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ネタバレ祖父が残したガラス工房を引き継ぐことになった兄と妹。発達障害と思われる兄に対して小さな時から色々思うことがあった妹は何でもそつ無く出来るのだが、兄の才能を羨み自己肯定感を持てずにいる。兄も生きずらさを感じながらも周りの人の手助けもあり、自分の道を歩き始める。不器用で優しい人達が思い悩みながらも自分らしく才能を花開かせる。応援したくなる登場人物と対照的な父や叔父。血が繋がっているからこそ家族って本当に面倒くさい!
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Hiro567
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何か、共感しながら、でも全く自分ではないし、人の考え方はそうなんだろうなって。。。 すみません、うまく、表現できないです。
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たかひー
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★★★★ 静かな読後感。心のどこかで感じている生き難さ、生き辛さが少し軽くなった
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ともこ
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寺地はるなさんの作品は、面白くて先が気になるとかドキドキハラハラしてページをめくる手を止められないとか、そういった種類のものとは違う登場人物達の先行きを見守りたくて、読まずにはいられない。
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ダイク
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4/10 終わり方は良かった。  ただあまり共感できるところはなく、僕はイマイチと感じた。
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