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ピカソになれない私たち (幻冬舎文庫 い 64-4)

感想・レビュー
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きよきよ
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藝大卒の作者ならではの美大生の制作ライフ、ゼミ、教師との関係などを絵画と制作に着眼して描いた力作。今までで、1番良かった。読み始めて三作目だが、この作者を読み進める決定打になった。★★★★★
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アマンダ
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最高峰の美大の学生がこんなにも、もがき、苦しんでいる…でも面白かった。ちょっとミステリーっぽくもあり…。みんな幸せになってほしいと思った。太郎の餃子についての語りがすごく好き。
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Crystal.B
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森本の「自分の絵を描け」はわかるんだけど、芸術に何を求めるか?は人それぞれでいいってことではないでしょうか? でも4人が苦悩しながら、自己の表現に辿り着けたようでよかった。「はちクロ」のようにどこかほのぼのした恋愛アリのキャンパスライフを想像していたので、少し勝手が違ったけど、アーティストを目指そうという人達は10代からこんな世界にいるんだなと興味深かった。
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かりんと(2020.5~🖼️色鉛筆画を描いています✏️)
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私は絵かきです。文字通り、絵を描くに至らない、書くとも違う、そう、絵をかいてみようと思った只の会社勤め人。きっかけはコロナ禍で出掛けられずに始めた。だから、絵のことは何も分からない。そんな人間が本書を読み、益々訳が分からんくなった。音楽も同じ、自分の音楽は何だ⁉️自分の絵を描け⁉️分からない。分かったのは森本の話かもしれない。何故課題作品にマネを描いたんだ。マネで終わらせるか、考えている大事な事をやるのかやらないのか。社会人になれば突きつけられる問いかけ。まあ、これでいいんじゃね?では自分に跳ね返るよね。
兵士O

かりんとさん(!)ボクはGOTという所で出しているプレミアムヌードポーズブックというヌード集を幾つか持っています。値段は三千円を超えるのですが、お金のある時にせこせこ買いました。ボクは巨乳派なので、庵ひめかちゃんや小宵こなんちゃんが好きなのですが、スタイルで言えば高橋しょう子ちゃんが断然です。デカい本屋(紀伊国屋書店とかジュンク堂とか)の絵の技法書コーナーに置いてあると思います。でも、購入する前にWEBで試し見した方がいいと思います。かりんとさんの何かの参考になれば('ω')ノ

12/04 20:59
かりんと(2020.5~🖼️色鉛筆画を描いています✏️)

ありがとうございます。webで見てみます🎵因みに巨乳派ではありません😅

12/04 21:02
6件のコメントを全て見る
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みっちー
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「ピカソにならなくてもいい。”私”になれ!」 美術大学に通う4人のそれぞれについて、のお話。 鑑賞は好きですが、制作は、、、だから「芸術作品を作るのってこんな感じ!?」と想像を掻き立てられながら読めました。 やはり”学びは真似び”なんだと思える文章がありました。単なるパクリにしないためには自分のフィルターを通して考えることが必須であると。これはモノを作るときだけでなく、 考える時にも同じことが言えると気づくと、この作品がとても身近に感じられました。 最後がハッピーエンドで。それぞれのこれからの作品も楽しみ
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白雪ちょこ
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東京美術大学に通う4人の、青春と苦悩が描かれている。 才能とは何なのか、といったリアリティが追求されており、最後まで読む手が止まらなかった。 教師である森本のやり方や、罵詈雑言など今の時代にそぐわない態度に、最初は嫌悪感を入れていたが、最後の方でそうなってしまった姿が描かれており、読み返した時にグッとくるものがある。 天才だからこその苦悩や、それに追いつこうとするの心の葛藤など、とても面白かった。最初は詩乃が大嫌いだったが、最後は望音と仲直りができてよかった。 ハッピーエンドなのも良い。
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あかり
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ネタバレ同じゼミに入って卒業制作をする美大生4人のお話。進めば進むほど読み進める手が止まらなくなって、後半は一気に読んでしまった。 一番共感したのは詩乃で、私も自分に自信がなくて、劣等感や満たされなさ、他人に認められたい欲求があるから、すごく自己投影してしまった。でも、それまでにたくさん努力していて、最終的に自分の絵を描けた詩乃に、少し置いて行かれた気持ちになる。 "絵"を通して繋がっている師弟でも親子でも、本当に大事なことは言葉にしないと伝わらないのだなと思った。絵を描けない私たちはもっと言葉を大切にしないと。
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すもも
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国内唯一の国立美術大学の油画科四年生森本ゼミ4人を描く青春群像劇。自分の絵とは
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はな
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ネタバレ面白かった。 主な登場人物4人のその後がとっても気になる。 芸術の世界はやっぱり、仲良しこよしとはいかない。同級生全員がライバル。「これさえなければ。 この絵さえなければ、自分は学年一位をとれたのに。この子さえいなければ……」 才能のあるなしについて考え悩み、追い込まれていく詩乃の姿は読んでいてつらかった。 ていうかそれよりも森本教授のパワハラ授業はひどい。最後、どうしてこうなったのか、みたいな説明?がはいったけど、いやさっさとやめればいいのにって思ってしまった。
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soxasmith
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悩みもがき苦しむ美大生のリアル。ずっとしんどい、誰目線であってもしんどいから耐えられない。最後だけではリカバリできないしんどさ。
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au
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ネタバレ自分のなかにある妬み、嫉み、尊大な自尊心、偏見、思い込みといった醜い感情を直視して、受け入れたら、「自分」がみえてくる。そして醜い感情や外部の余計な情報から自分を守ってくれる「お守り」。ナニモノにも染まらない「お守り」があるから、彼女の作品は描きあげられたと思うし、他のメンバーも原点に立ち戻れたのだと思う。 そして教え子たちからの贈りものは、自分がやってきたことは無駄ではなかったと、教員冥利に尽きる最高の瞬間となった。
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み
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ネタバレ森本教授に追い込まれたゼミ生が精神を病んで作品を焼いた跡があるアトリエ。なんとしても売れたい和美、父に認められたい詩乃、グラフィティが好きなことを隠す太郎、絵を描くのが好きで上京してきた望音。死ぬ気で描け、断食しろと無理難題をいいつけられあがく学生たち。描きたいものが見つからない学生が、周囲に煽られたことをきっかけに壁に絵を描き逮捕される。パワハラがあったのかと言われるが口を噤むゼミ生たち。美術は教えるものじゃないなんて言い訳せず定めるための方法を考えて実践しろよといいたかっただけ。いい人。
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へなぞう
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刊行:2022/9(No.幻冬一色④/い64-4)312㌻【目指すは岡本太郎か村上隆か。でも抑芸術家に必要な「才能」って何だ?藝大出身の著者だから描けるリアル過ぎる青春美術小説!(赤紫)】「2020.3ソフトカバー刊」①②③④⑤
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図書館がオアシス
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芸術を生み出すって大変。 美大が舞台の作品。 トップクラスの学生が集まる、最高峰の美大。 読みながら心が折れました、教授のパワハラに。 それを乗り越えるメンタルがないと芸術家になれないんだろうな。
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舟華
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美大のとあるゼミの中のおはなし。最初からずっとしんどかった。生徒も教授も一癖どころか三癖くらいあってとにかく話が重い…。もがき続けること、抗い続けること、向き合い続けること。妬むこと、嫉むことが悪いとは決して思わないけどそれをどう自分の中で昇華するかということなんだろうなあ。最終的にはここに落ち着くのね、というところにすとんと落ちたから私の心は救われた。物語ゆえの脚色も多いのかもしれないけど、こんな世界、自分の実世界で知らないで済んでよかったのかもしれない。でも知らないから私は弱いのかもしれない。
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バジルの葉っぱ
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教授の罵倒、友人同士の妬みや足のひっぱりあい、投げつけられるナイフのようなきつい言葉…読んでいてかなり辛くなった。途中で何度か読むのをやめようかと思ったくらい。。 芸術の世界はやはりシビアだ。
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gontoshi
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芸大生の姿が見えて来るようで興味深く読めました。芸術家への道は厳しいのでしょうね。
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aoi
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終盤1/3から急に展開していって、5人の物語がぱたぱたと綴じられていく様子が儚くて苦しくて、でも着実にみんなが歩みを進めている確かさがあった。普段過ごしている日常が淡々とすぎていくだけなのに、終わりがあって始まりがあることを実感できる話だった。
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msk
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「天才ゆえの苦悩」と「天才に嫉妬する凡才」と「クソ野郎に見せかけた漢」という俺の好物が散りばめられた、芸大を舞台とする青春小説。この「凡才」も傍から見たら一流にしか見えない所が、才能というやつのキリのなさや残酷さなのだなと。そんな残酷なものを描いた作品だけど、折れなかった者も挫折した者も前に進んでいくラストで、読後感は爽やか。正しく青春小説ですな。
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h_hukuro
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ネタバレ「やめてますよ、やめられるものなら!」メインじゃなく情けない役割の登場人物の言葉が刺さりました。
yokoyoko528

才能を軸に葛藤する若者達や先生の物語です。コンプレックスをバネにする凡人と天才少女の物語だと感じました。私は初めて小説を読んで刺さりました。一色さゆりさんの本をもっと読みたいです。

02/23 02:26
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ななな
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周囲の影響と自分自身を融合させたものが才能と言われるもので、上手くなりたければ他者を取り込んで咀嚼しなければ辿り着かないものが才能なんだろう。
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ふ
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ネタバレはじまりがちょっと重い感じだったので、最後はどろどろしきっていくのかと思ったら。ゼミ生それぞれが吹っ切れた感じでよかった。
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エドワード
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東京藝術大学と思しき美術大学。厳しさと毀誉褒貶の絶えない森本教授のゼミで油絵を専攻する四人の若者。エリートの猪上詩乃。アート志向で五浪の中尾和美。離島出身の天才肌・汐田望音。グラフィティに憧れる小野山太郎。四人と教授との、芸術と才能をめぐる戦いが渦を巻く。「自分の絵を描け。」それだけのことの何と難しいことか。望音と詩乃の葛藤、太郎の憂愁の丁寧な描写に満ちる青春の哀歓。森本教授の「いい絵っていうのは、人の心を動かす絵だが、人の心を動かそうとする絵は、あざとくて、いい絵ではない。」という言葉は実に的確だ。
エドワード

タイトルのダブルミーニングを吉田大助さんの解説でよく理解できた。もちろん誰も不世出の天才・ピカソにはなれないだろう。もうひとつの重要な意味は、人は自分以外には決してなれないのだから、「自分」を大切に磨いて生きよう、ということだ。芸術家は卒業してからが本番だ。人生は長い。がんばれよ。

11/01 07:25
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ひろちゃん
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森本先生明らかにパワハラ酷いのに自分自身の道をみつけて突き進む大学生強すぎ。
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陽ちゃん
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国内唯一の国立美術大学で学ぶ望音・詩乃・太郎・和美の卒業までの一年間。大学に入った時点で選ばれし者たちだった彼らが、スパルタの森本教授の元で悩み、落ち込み、もがきながら「自分の絵」を模索していく姿は、読んでいてこっちもしんどくなりましたが、最後で救われました。卒業後を考えると周りの同級生が皆ライバルになる世界ってシビアですね。
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こばゆみ
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国内最高峰、芸術系国立大学の油画科に通う4人の大学生を軸にしたお話。真新しいストーリーとかではないけれど、「芸術」という明確な物差しがないジャンルで大学生たちが奮闘する様子がリアルに描かれていた。それにしても絵画の印象を文章にするのがめちゃくちゃ上手い作家さんですぜ…!
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bluelotus
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ネタバレ★★★☆☆ 森本先生がしたいことは理解できるけど、ここまでのパワハラやアカハラでこんなハッピーエンドになれる人は何人いるのだろう…と思ってしまった。私なら心がバッキバキに折れる(笑)それにしても美大生は大変だぁ…
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coldsurgeon
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アーティストとしての才能に溢れたピカソになれなかった私たち4人の美大生が、卒業に向けて最後の一年間を同じゼミで悩み生きる姿を描く。彼らを指導する教授がミステリアスでパワハラ・アカハラおじさんであるからミステリーの要素があるのかもしれない。才能というのが何であるかを問いかけているのだが、明確に示すものはないのだろう。読後にそれぞれの心におぼろげに浮かび上がるものと思う。アートは過去に学び、過去を更新して未来を創る行為であろう。そしてアートは自分にとって見たい世界を創るものだ。その行為が「才能」だろうか。
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アデペンギン
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努力家も、天才も、当たり前のように悩みを持つ。さまざまな性格の4人が集まって刺激し合い、高め合う。それでも、他の人と比べて劣等感を持ったり、関わるのが怖かったり始めはみんなバラバラな状態で不安定。そんな4人をさらに追い詰める先生。みんながみんな人間らしく醜いけれどその醜さを作った環境にも焦点が当てられる。それぞれの過去があってそれぞれの現在がある。美術を通して成長していく人々の物語。
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ともパパ
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ネタバレ国立の美術系大学の最高峰で、独特の厳しい指導をする教授のゼミに集まった4人の美大油画科4年生の1年間を描く。凡人の自分には想像もつかない世界だが、どの世界もその世界なりの厳しさは当然あるんだろうな。もがき苦しみながら、自分の道を見出していく4人の青春に静かな感動。
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よっち
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選ばれし者だけが集まる、国内唯一の国立美術大学・東京美術大学油画科。スパルタで知られる森本ゼミに属することになった望音・詩乃・太郎・和美、それぞれの葛藤を描く青春小説。地方出身で天才的な画風の望音、技術はあるがこれといった特徴のない詩乃、美大生としての自分に迷いをもつ太郎、前衛的で現代的な作風の和美。厳しい森本の下で才能とは何か、過酷な現実を何度も突きつけられ、周囲を妬みぶつかり合う厳しさを痛感しましたが、それぞれが悩んできたことに対する自分なりの解答を見出してゆくその結末にはぐっと来るものがありました。
0255文字
つか由高
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東京にある芸術大学に通う学生の話。美術の世界の大変さ、答えがないことを極める大変さが伝わってきました。
0255文字
yokoyoko528
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純朴で天才と言われる少女も、葛藤し苦しみました。 天才とは葛藤の末の苦労を重ねて生まれるものかも知れませんね。
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