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緑の我が家 Home,Green Home (角川文庫)

感想・レビュー
368

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ももちこ
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途中なんとなくそうなんじゃないかなと思いながら読み進めたのだが、最後の数ページで、切なく温かく、人というものは……と思わず目頭が熱くなる小説だった。自分もちょっと昔、それなりに不思議なことを体験している。何となく重ね合わせ、なんとなく過去を振り返ってみたりした。ホラーではくくれない味のある、ありきたりだが心に残る小説であった。
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pikka
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ネタバレああ怖かった。読み終えてから、本当に怖いのは人間のほうだったと気づいてまたゾッとする。ホラーが苦手なのに、怖いとわかっていて、それでも帯に書かれた「怖いけど切ない」に惹かれて手に取った本書。「切なくてほろっと泣ける」といえる人は、ホラー慣れしている人なのではないかと思う。少なくともわたしには、切なさよりも、先述のとおり人間の怖さのほうが強烈に印象に残る作品であった。そうさせている正体が人外だとしてもだ。今起きていることと過去起きたできごとの両側から主人公がどんどん追い詰められていく様がリアルだった。
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Y
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★★★☆☆
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ihatov1001
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ホラー作家小野不由美の初期作品の新装版です。以前講談社X文庫版で読んでいるので再読です。主人公は高校一年生の荒川浩志。母親の死去、そして父親の再婚による反発により、家を出てひとり暮らしを選びます。その彼の新居が今作の怪異の舞台グリーンホームです。人の心の隙間に付け込み数々の住人を取り込んできたその怪異は親元を離れ孤独な浩志を次のターゲットに定めます。この世でないものに魅入られ、徐々に生活を蝕まれてゆくホラーは同著者の「人形の檻」などにもありますが、やはり怖いです。
0255文字
りか
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ゾクゾクとする怖い話だけれど最後はうるっと。 死者が行き来できる場所で一人暮らしかぁ…わたしは怖くて無理だ😨
0255文字
おりざ
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ネタバレ怖かった、、 読み終わると優しい気持ちになる良い本でした。 子供の頃の苦くて苦しい思い出ってなんとなく誰でもある気がするけど、それを最後2人で認めあって反省できるのはいいラストだなと思った
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  とと220
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少しほろっとくるホラーだった。こわいこわい。
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しま
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ネタバレあああ~、怖い話だと思って身構えて読んでいたのだけれど、怖い話には違いないけれどそんな簡単なものでもなくて。生きてるうちに仲良くなれてたら良かったのにな
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しー
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ネタバレ書かれた年代の古さを感じさせない。 あえていうならレンタルビデオ店、ていう存在くらい? オチは予想通り。強いて言うなら、「いじめ」の認識が軽すぎないか?とは思うけど、今も高校生だもんね。仕方ないかも。 帰りたいのに帰る家(場所)がない。 魔性の子にも十二国記にも通底してるテーマよね。
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TAKUMI。
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高校1年生の荒川浩志は父親の再婚をきっかけに、ひとりでのアパート暮らしをする事となる。路地・緑の扉・住人・裏の神社になぜか嫌悪感がわいてしまう。そして始まった、死体の落書き・奇妙な手紙・無言電話。浩志を襲う恐怖の物語。ただ、気味の悪いだけの本でした。
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k n
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☆☆☆☆ 両親との不和から一人暮らしを始めることになった男子高校生が、新居のアパートで様々な怪奇現象に見舞われながらも自分を見つめ直し、成長していくどこか心温まる不思議なミステリーホラー。 一般的なホラー物には相応しくない表現だが、本作は何故か読後に穏やかな気持ちになる。 三十年ほど前の作品と知り驚いたが、時代が変わっても古さを感じさせない点がこの作品が今なお愛され続ける理由の一つなのだろうなと感じた。
0255文字
ゆいら
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3回目だと思う。中学生の頃、図書館で。次に高校生の頃、ホワイトハート文庫版を買って読んだ。時間をあけて改めて読んで、こんなに短かったのか、と驚いた。なのにテンポよく、怖い。怖いと言うか、嫌な感じ。落書きの描写くらいしか覚えていなかった(印象強い)けど、話を覚えていたとしても引き込まれると感じる。気持ち悪さ、光景を、見たように感じる。
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tenso_h(堀川てんそ)
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加筆訂正されているようだけれど、凄いなと思ってしまう。20代後半の作品じゃないだろうか。小野さんってなんならキャリア前半の方が面白いような・・。一部しか読んでないので何とも言えないけど。 大人へと揺らいでいく心がキリキリとしてて苦しい。独りぼっちって寂しいなと終始心配させられてしまう。怖くてハラハラして・・悲しくて・・優しいの。 誰かちゃんと映画化してくれないかな。
0255文字
ながさか
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ネタバレ初っ端から建物の立地や出会う人に嫌な印象を抱き、ほの暗く息苦しくストーリーが進んでいき、グリーンホーム、その前にあった緑荘のいわくは解明されないので、読後感がすっきりとはいかない。いわくが明らかにならないのは、本筋とは関係ないから仕方ないけど。現実には、たった一つの善行で過去のいじめが許されることはなさそう。
0255文字
実月
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ネタバレホラーミステリ、だけど切なさと温かさを感じる話だった。
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ユキノコ
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ネタバレこんな良いホラー、久しぶりに読みました。幽霊が出てきて主人公がだんだん追い詰められるような感覚が大好き〜割と最初のほうから和泉くんがオサルだってわかって、最後に泣きたくなりました🥲そういうかわいそうで優しいキャラクターに弱いですね…この小説すごい気に入って、小野不由美さんの他の作品も読んでみたい!
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つゆ草
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自分の持つマイナスの感情が魔を引き寄せる…。搦めとられ魔と同化する前に意志の力で逃げ出さなければ取り返しがつかなくなる。闇バイトもそうやって行われていくんだろうな。これ、今映画化してもいいかも。
0255文字
ひとみ
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小野不由美さんの、風呂敷をどんどん広げていく過程が大好き。意識せずともいつの間にか惹き込まれている感覚。今回も例に漏れずだった。からのラスト50ページは怒涛の伏線回収で、気が付いたら読み終わっていた感じ。とはいえ長編シリーズに比べると勿論コンパクトだし、(徐々に成長するものの)主人公の未熟さが際立っていて、手放しに好き!と言える話じゃなかったけど、でもやっぱり面白かったです。
0255文字
みつ@---暗転。
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****
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和傘
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ネタバレ越してきたアパートで起こる怪奇現象が主人公を追い詰めていく様子はホラーだけれど、助けになってくれる和泉の存在でどこかあたたかいような切ないような気持ちで読み終えられました。起きている事象を冷静に見つめる和泉の視点(「緑荘に囚われた構ってくれる人を探している」「害はないものがほとんど」等)は、同著者の営繕かるかや〜にも通じるところがあるなあと思いました。事象は事象として、すべてが解明させるわけではないし、お祓いをして終わりでもない。読みやすく、後味も好きな作品でした。
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射手座
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ネタバレ国産ミステリに疎いんですが、小野不由美こそがきっと青春ホラーなるニッチなジャンルの先駆者なんでしょうね? たまたま手に取ったバージョンが{講談社X文庫}なる珍品?だったんで、爽やかな表紙や可愛らしい挿絵とあまりにも不釣り合いな、ガチイヤミスホラーな中身に度肝を抜かれましたわ(;'∀') 女流作家故の感性か、はたまた商業作家故の打算か、いぜれにせえラスト、涙しなかったけど泣きまくりたくなったね、流石♬ 因みに最後の一節「-その後の消息を、ぼくは知らない。」・・・読解できなかった俺は3流読者。
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よっしー
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ネタバレ小野さんの作品と知り、手に取りました。中々に怖いホラーなのですが、ただ怖いだけでもなくて…どこか切なさや学生ならではの葛藤やらを感じました。和泉の存在は予想していた通りだったのですが、その背景が思っていた以上にツラくて…。子どもって残酷だけど、だからこそ1度の過ちをずっと引きずってしまうのかもですね。ホラーでもあり、切ないお話でもありました。
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よよよ
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死んだ人が住む緑荘と重なりあい、死者が行き来するグリーンホームで、度重なる恐怖に襲われる浩志。怖くてグロい状況だけどそこまでキツくないのは、少年達の友情を感じるから。ヒトコワでしたね。それにしても、死者の行き来する場所で一人暮らし、絶対無理だ!
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うずらうずら
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平成っぽい雰囲気。
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ちい
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ネタバレカバーの紹介文に「怖いけれど優しくて温かい」とあるのを、途中まで全然優しくも温かくもない!と思いながら読んでいましたが、終盤はすこし泣きました。浩志って呼んでみたかったのね。新型ひこうきで遊びたかったね。
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n
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刊行されたのは結構昔だが、文章が読みやすくとっつきやすかった。
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ゴン
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ネタバレ裏表紙に「怖いけど優しくて温かい…」なんて書いてあったからちょっと油断してた。普通に怖い。特に落書き少年。あと実在の住人の印象まで違って見えていたというのも厄介だし恐ろしいね。オサルの話が出た段階で大体のオチは読めてしまったが、程よいページ数で楽しめました。
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Spok
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エモホラ! とても良かった。
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ちゅん
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ネタバレどこまでいいやつなんだ。そこから離れられなくて、寂しいから引き込んでも良かったのにね。物理的にそんな干渉できるものなんだ、と不思議な感覚になった。主人公があそこの地に入った途端に、あっち側に繋がってしまったということなんだよね?
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のん
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怖かったけど読みやすかったです。おすすめでよく目にするのが納得出来た!そしてまさか最後感動で終わるとは思ってなかったので、グッときました。
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teddy11015544
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軽く読めて、それなりに怖くて、構成も飽きさせず、救いもある。
まるぷー

危険な悪質レビュアー「轟直人」をお気に入りしてますよ。嫌がらせ、粘着、誹謗中傷、感想の押し付けや否定など不快なコメントをしてきます。嫌がらせ粘着され読書メーターを去ったレビュアーさんもいます。悪質ぶりを運営へ通報、運営から強制退去させられたも、次々とアカウントを変えて復活しています。手当たり次第に毎日お気に入りしているだけで、お気に入りしてもらえないレビュアーさんを同じ人数だけ解除して常に63780人、悪質レビュアーです。「轟直人」のお気に入り解除をお勧めします。安易にお返しお気に入りは考えものです。

03/25 19:07
0255文字
海
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★8。ジャンルはホラーミステリーですかね。書かれたのは随分前だと思いますが、あまり気にならなかったですね。高校生のトゲトゲした感じなんかは、あーこんな時期もあったなーと懐かしくなる部分もあり。ホラーはしっかりとホラーしていて読んでいて怖かったですよ。まだまだ眠っている作品があるかもしれませんね、小野不由美さん。これからも見つけたら読んでいきますよ。
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みどり
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怖さと感動のバランスがちょうどいい良作。家庭内不和から一人暮らしすることになった高校生が主人公。しかし一人暮らしするアパートでは度々不気味なことが起こり… 父親と後妻のいる家には帰りたくない、でも一人暮らしの家が怖い、自立もしきれていないけど頼れる人もいない、その寄る辺ない状況に苛立つ主人公の焦燥がわかる気がした。
0255文字
しのぶ
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冒頭から不穏な空気のがっつりホラー物語。住人も土地も景色も全てに嫌な気分。怪奇現象に追い詰められるのに逃げ場がない。解説にある「追い詰めるのは悪意なき過去の振る舞い」だが「彼を救うのも自身が何気なく行ったこと」の構成がさすが。
0255文字
六月一日宮玲子
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ネタバレ小野不由美の初期の傑作。街中のある一角が舞台の現代ホラー。浩志は父親への反発から家を飛び出して一人暮らしを始める。郵便物への悪戯、無言電話が続き、「グリーンハイツ」のある場所自体への居心地の悪さが浩志を蝕んでいく。幼少期に浩志が住んでいた時、クラスメートへの陰惨ないじめに加担し、その住んでいた跡地がグリーンハイツだった。心霊的な存在だけではなく、無言電話も恐怖を誘う。聡もその場所に囚われているのだろう。小野不由美の緻密な表現力と現代都市を舞台にしていることもそうだが、子供達の残忍な行為と感情も恐怖を誘う。
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ki-ki
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★★★☆☆
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ぴよまま
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ネタバレ怖かった😱けど、読んでよかった👍 読み終わる頃涙が出た😢 家庭に思うことがあって逃げ込んだ一人暮らしのグリーンハイツ🏠そこは過去の家と時空が繋がり霊と重なる空間だった‥いやいや怖いって😱ギリギリまでビビったけど、結局生きてる人間が1番怖い😱って話で😓 後悔が記憶に蓋をする😢ここまで蓋をするのは珍しいけど、トラウマ級の事件だったね💦
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coocoloba
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ネタバレ主人公が高校生ということもあり若い読者が想定されているのか、読みやすくまた展開もリズムよく一気に読み終えた。ホラー小説というジャンルで手に取ったので、怖い前提で読み始めるので前段の不穏さにもワクワクする。心の空虚感、封印した記憶の謎解き、土地、場所に絡む因縁など嫌な感じを構成する要素が見事に組み立てられ、わかりやすく納得のいく、けれども切ないラスト。せめて霊魂となったオサルを救ってあげてほしかった。
0255文字
せい子
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一人暮らしを始めることになった高一の浩志。そのアパートの路地にさしかかっとたん、ひどく嫌な気分になった。もう、そこから始まってる感じ。不安感とか、不気味な感じとか、つづきが気になってどんどん読めました。終盤で、大林が襲ってくるのが一番怖かった。最後に真相がわかって、ほっとしました。おもしろかったです。1990年に書かれたということで、電話機のモジュラージャック、なんか懐かしいです。
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えむ
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ネタバレ相変わらず小野不由美の本は読んでいる間の緊迫感と読了後の満足感がすごい。中盤から和泉は味方っぽいな、実は緑荘の方の住人っぽいな、きっとオサルなんだろうなと思いながら、和泉を心の支えにしながら読み進めた。結末がある程度予測できていても最後のシーンは涙があふれそうだった(新幹線の中なので何とかこらえた)。営繕かるかや怪奇譚を読んだばかりだったので、尾端さん何とかしてくれないかなぁと思いつつ^_^; いつかヒロシと金やんとオサルで海に行ってほしい。
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