読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
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ネタバレ自然の描写が綺麗で、景色が鮮明に浮かび上がってきた。テーマは•自然と生き物の雄大さ?•自然の中で競争して勝って生き抜くことについて?と安直に考えてみる。こういう文学作品は難しくて退屈だと思ってたけれど、静かだけどはらはらする展開でけっこう面白く読めたと思う。途中ちょっと退屈だったけど。魚に入れ込みすぎてもはや同一視してるからちょっと怖い。なんで老人と魚じゃないんだろう?解説を見たら、ヘミングウェイが「作家が意図的に象徴性をもたせることを否定してて、優れた本は自然と多くの意味がある」とか言ってるみたいで混乱
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ここぽぽ
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有名な本を気楽な気持ちで手に取った。訳者の解説が深くて長く勉強になった。軽く読めると思ったけれど、色々な解釈があって驚く。海の情景が生き生きとしていている。老人の漁への思い、魚や自然への愛、若者への親愛、どの描写も素晴らしくて、研ぎ澄まされていく感覚で読めた。くたびれていく囚われた魚の様は痛々しい。
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好転する兎
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★★★★★「俺等はあまりにも遠くに来すぎたんだ」名作は年をとって読み直してもやはり面白い
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TB
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ネタバレK図書館本。新潮文庫の福田恆存訳、高見浩訳と読んできて、『老人と海』3冊目。いろんな訳があるんだなと思って調べてみたら、2022年9月の発行の本書が出てきた。で本書と2024年1月発行の角川文庫の越前敏弥訳は、マノーリン22歳説をとっているとのこと。そんな馬鹿なと借りてみた次第。読んでみた結果は。うん、22歳説、いいんじゃないでしょうか。いや、かえって自然でした。訳者の今村楯夫さんの解説が70ページもあって、その中でも書かれているが、漁具持ちの手伝いやテラス亭とのやり取りは10歳の少年じゃできないと思う。
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belier
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boyを「若者」とした翻訳。研究者らしい詳しい解説つき。従来の翻訳と違い、若者なので特にラストなど幼い感じでないのがいい。解説で結末を悲観的に解釈しているが、それには心情的に異論を唱えたくなった。訳者が老人のモデルの一人とされる人物に30年ほど前にインタビューした長い記事を転載しているが、その人は100歳過ぎまで生きたという。とすれば、この小説の老人も長生きしていいではないか。彼と生年が近いヘミングウェイのほうは折れてしまったが。訳文はいいけどたまに生硬。といっても、他が名翻訳者揃いで厳しすぎる評価か。
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みゅうの母
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装画がかわいい。boyが男の子じゃなくて青年なのが新訳のポイント?と思いながら読み終わったら、本の後半三分の一が解説で、そのあたりにもふれている。大学の講義か超オタク談義を聞いているような解説で、作品とは別の日に楽しむことをお勧めしたい。いろんな訳があるけど、きっと原書で読むのがいちばんなんじゃないかな。ヘミングウェイは男性の文学だよねー。
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萌々
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小さな舟で海に出た老人の二日二晩の闘いを記す。「運が向いてきたとき、備えがなければ無駄になる。」全くもってその通り。だが実行するには難しく、老人はやはり歴戦の漁師なのだろう。老いた彼の希望とはライオンの夢と一人の若者。一緒に結ばれ蛇行してきた崇高な魚もすっかり無くなってしまって、努力はまるで水の泡。それでも若者には関係の無いことで、彼はただ老人の傷だらけの手を見て悲しみ、身を案じるのみ。老人の大切なものはみんな彼が持っている。彼の強さも誇りも。だから何も知らない旅人があの魚を見て何を言っても構わないのだ。
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コトラー
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日本語では「少年」と訳され、子どものような印象を受けるマノリンを二十代ぐらいの「若者」と捉え直した新訳。子どもでは変だと思っていたので、この解釈のほうがなじむ。訳者は「老人」の口調も50代でも60代でもおかしくないように訳したというが、やはりそこは「老人」。こちらのほうは何とかならなかったのか。こうなったら英語で読むしかない?
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みゆき・K
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図書館の返却棚で見かけたので借りた。新訳版。旧訳を読んだのは随分前。違いはマリノンの年齢。翻訳者の解説を読んで、20代の青年説に納得。この描写、釣り好きな方にはたまらないだろうな。何度か家族の釣りに同行したけれど、じっと待ってるのが苦手な私には苦痛で仕方ない。本作の描写は同じ気持ちを味わわせてくれる。読んでると退屈で眠くなるのは、実際の釣りと同じ。本編よりも面白いのは、66ページに及ぶ翻訳者の解説。旧訳既読の方は解説から読むのもありだ。名作と言われる所以がよく分かった。再読したい。
まつのは

人生最後に読む本はこれ!と決めているのですが…^^;

08/25 20:47
みゆき・K

まつのはさん、こんばんは。いいですね〜、海の男!これは名作ですね。釣りが好きだったら、もっと楽しめたのに残念です😅もう一回じっくり味わいながら読みたいです!

08/25 20:59
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めぐみ
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「彼がいてくれたら」と繰り返し思い返すサンティアゴの心情を思うと、マノリン青年説は納得する。「人間は打ち負かされてはならない」という言葉には、人として漁師としての誇り高さとともに、諦念のようなものを感じた。少年説の旧訳だと、全く違う感想になると思う。
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ひより
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学生時代から書名と作者名だけよく知っているものの読んでない作品のひとつ。 老人と大魚の戦いが非常に生き生きと描かれていて、映像を見ているかのようだった。(←超陳腐) 新訳で読んだけど旧訳とどの程度違うんだろう? ★3
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damezaemon
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本編と同じくらいの文量がある解説がわかりやすい 本編は言わずもがなの名作 私は何に負けたのだ みんな形は違えど同じことに悩んでいる と私は思う
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miso_nomi
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ネタバレ小説。短めですっと読めるが主人公である老人の心情が強く伝わってくる。特に魚に曳かれている間の緊迫感と漁から帰った後の脱力感が強く印象に残った。
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Ra
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ネタバレさすが名作といわれるだけの事はある。良い映画を1本見終わった感覚。活字を読んでいることを忘れ、映像を見ているかのようだった。作中では魚の正体が判るまでしばらくあるが、既に帯に「マカジキ」と記載が有ったことが残念。実際にカジキ系統ではありそうだけど、マカジキだったのかは微妙。
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助作
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ネタバレこのところツキに見放されていた老漁師が長い激闘の末大魚を釣る。しかしあまりにもの大きさのゆえに船にあげることが出来ず帰りに鮫に襲われ粗方ダメにしてしまうみたいなお話。とにかく描写が巧みで情景が目に浮かぶ。翻訳モノはどうも読むのが苦手だがこれは別。名作といわれる中で本当にスゴイと思わせる。巻末の訳者解説の力の入れようもまたすごい(量が半分近い)。
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ムーミン2号
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“boy”を少年ではなく若者と解釈し、それに沿って翻訳したという新訳版。やっと手にしたが、他の翻訳を読んでいるわけではないので、比べることはできない。それより何より、大いに感動してしまった。たぶん、込められたメタファーの解釈でいろいろと読み解くこともできるのだろう。それは研究者任せとするとして、一読者としては、大魚と格闘する老人、やっと捕まえた大魚をサメどもに喰い荒らされる悲劇、そして打ちのめされて帰宅した老人を迎える若者の心情などが大いに胸にささった。名作中の名作。
ムーミン2号

もう少し細かくは、また何に感動したかはこちら・・・https://www.honzuki.jp/book/314852/review/288070/

02/25 18:07
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ちゃいろいぞう
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ネタバレヘミングウェイ研究者の訳者らしく解説がすごい。マノリンの年齢問題をはじめ映像化に関してのエピソードなど興味深かった。
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たまねぎ
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★★☆☆☆。 とりあえず一気読みはできたけど、だんだんつらくなる話だった。
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ともパパ
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ネタバレ「少年」か「若者」かで印象が大きく変わる、という紹介を新聞で見て、興味をもって読んでみた。ただ、旧訳を読んだのがはるか昔であったためか、あまり印象に違いがなかった。というか、少年(若者)と老人の関わりがほとんど記憶になく、老人と魚のたたかいばかりが記憶に残っていた。60ページ近い訳者あとがきは、読みはじめてすぐにくじけた。それでもこの感想を書きはじめたところで、あとがきを拾い読みしてみたら、なるほどと思うところが多く興味深かった。本書は、研究書として読むのが良いかもしれない。
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Kiu Kiu
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読みやすい訳。そして訳者あとがきがとても読み応えがあった。
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チェアー
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作品に出てくる「少年」(boy)をめぐる解釈。昔、新潮文庫で読んだ作品の印象で、少年は子どもというイメージだった。だが訳者は22歳くらいの青年だと解釈する。すると途端に全編が骨太な青年と老人の話にはなって立ち上がる。 巻末の訳者解説を書きたかったのだろう。それはまるで、一つの物語を再度読んでいるような気分にさせる。また、モデルとされた漁師(104歳まで生きたのか!)との邂逅記も面白い。
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テツ
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日本ヘミングウェイ協会会長による新約。大好きなお話なので楽しく読めました。最も興味深いのは旧約では12歳くらいなイメージだったマノリンが青年として描かれていること。確かに老人の世話をする様子や、孤独な海の上で彼を思い出す描写などを改めて読んでみると、このくらいの年齢がしっくりくる気がします。誰も目撃することのない孤独な戦い。勝利も敗北も関係のない自らの誇りのためだけの戦い。それをやり遂げる強い魂は老人から青年へと受け継がれていく。人が紡ぐのは遺伝子だけではなく、人が何かを伝えられるのは言葉だけではない。
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真琴
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新潮文庫の従来の訳では「a boy」を少年。新訳では「若者」としている。サンティアゴのマノリンへの依存の様や、マノリンのサンティアゴに対して尊敬の念を込めて慕っている様を考えると「若者」としたほうがしっくりくるのかな?硬派でストイックな印象を受けました。話の軸は変わらなくても、年齢設定を変えるとこんなに受ける印象が違ってくるのですね。
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金箔の紅茶
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新訳による再読。boyを「少年」ではなく「若者」と解釈する訳者の拘りに納得。この若者、いいやつじゃん。
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パトラッシュ
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老漁師を世話するboyマノリンは12歳の少年と見なされ、作者の生前に製作された映画でもその年頃の子役が演じていた。従来の訳本でも少年と訳されてきたが、内容からして20歳前後ではとの意見も根強かったという。初めてboyを22歳の若者とした本書を読むと、繰り返し「彼がいてくれたら」とつぶやく老人の思いが強く伝わってくる。ラストで鮫との戦いに敗れ帰港した老人に「また一緒に漁に出よう」と語りかけるのは、舟に乗り始めたばかりの少年ではなく成人男性の言葉だ。老人が敗れた海との闘いに、次は若者が参戦する決意表明なのだ。
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Tsutomu
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[老人と海]は新潮文庫版を何度も読んで、付箋だらけにしてる。そんな愛読書の新訳が出た!かなり良いのだ!新潮文庫版のおじいさんの独特のテンポある喋りも味わいがあっていいのだが、この今村楯夫訳も(おそらく原文に近い響きなのだろう)シャープで知的なイケオジ感があり好感が持てる!何より新訳になった事で[少年]と訳されていたところが[若者]となり、違和感なく物語の背景に溶け込んでいる。解説が素晴らしく、名作の奥深さに触れられた。とにかく、読む度に感動を与えてくれる名作がさらに読みやすくなったのだ。おすすめ。
Tsutomu

あの魚が生きていたときには、愛していたし、死んでも愛している。

10/29 09:50
Tsutomu

「戦うのだ」と言った。「死ぬまで戦おう」

10/29 09:52
5件のコメントを全て見る
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ぱんこむ
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新聞の書評で鴻巣友季子さんがこの本を紹介されていて、手に取った。the boyの年齢の考察は諸説あるとかで、今までは少年設定だったところを、二十歳すぎの青年設定での新訳だそうです。既訳は読んだ事ないのですが、老人の青年への依存ぶりを考えると青年訳の方がしっくり来るのかな。。
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新訳 老人と海評価95感想・レビュー28