形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
ぐいぐい読ませるようなストーリー構成や、エロ抜きの文章なら、最近読んだ中でもかなり上位の読み易い文章だったが書いてる内容は自分には合わなかった
誕生を目指すというもの。しかし果澪はなぜVTuberになりたかったのか、果澪の背景から見えるガワの裏ガワ事情やドキっとする身バレ疑惑騒動など、重みのある話にもなっており、ドラマ面の盛り上がりもしっかりとされているので、最近のただゆるふわっとした日常青春物でなかったのも良かったですね。(最近のゆるふわ系を否定してるわけではないです)今後も彼女をサポートしていくのか、マネジメント的な部分とかどうなって行くのかいろいろ気になりますね。2巻も楽しみです。
初放送でカミカミで大失敗、でも配信を続けていくうちに「俺らはカミカミが好きだったのに」と古参勢がいうのでカミカミ配信が定着しました。オリ曲を投稿していくも「中途半端」「上手いなら歌手になれば?」とか叩かれたけど、それでも投稿していくうちにシンガーソングライターのブログで取り上げられてオリ曲の再生回数が上がってそこから生配信にも人が流れてくる、とか。そういうプチエピソードを作れない作家が最近多いよな……。
高校野球でいえば、高校から野球始めた素人がすぐレギュラー、甲子園で優勝! ドラフト一位でプロになりました! みたいな。そういうレベルのご都合展開。
果澪の視点や描写不足さえ無ければ、もっと伸びて欲しい作品
ただ強いて言うなら果澪の中学時代の話は果澪視点で読みたかったな。やっぱ他の人の口から語られると軽くなっちゃうし、深い心情描写も難しくなってしまう。もしあそこでもっともっとこの作品に惹き込まれてたら、きっと最後の方の展開にもっと魅せられてたと思う。でも果澪の中学の話を果澪視点でやると重すぎちゃうのかな? 個人的にはそのくらいやってくれた方が好みだけど…。 でも是非続きも読みたいと思った作品なので、2巻も楽しみにしてます!
Vtuberとして生まれ予想以上の勢いで成功しさぁこれからどうなる?という所から始まるこの作品の問題。登場人物全員才能を持って生きており苦しくても楽しい日常を謳歌しているかと思っていただけにこの展開はびっくりよな。人として欲しい物をほとんど持っていたが本人が1番欲しかった物が手に入らない人生…だから色んな物を捨ててでも取りに行ったわけだがもっと周りを見て?信じてあげようよ?と思うがそれを考えれないほど追い込まれてたんよね。だから最後に止められて良かったし次はどう幸せになるの?というのが今後の楽しみですよ。
味わえない独自の面白さがありました。 簡単に言うと、人気クリエイター達が協力して一人の少女を人気Vtuberにしていく物語。『クリエイター+Vtuber』という表と裏、色んな観点からVtuberを捉え、皆で協力しゴールへ向かう熱き青春が描かれていきます... と言って間違いはないのですが、中盤以降がらっと雰囲気が変わり予想だにしていなかった展開へ突入していき滅茶苦茶盛り上がる。 Vtuberというガワを身に纏った彼女が本当にやりたかった事とは...見事な構成で転調してから訪れる山場の盛り上がりが凄い。
番や掘り下げも充実していましたし、個人的に各キャラクターがドンピシャにハマった所も大きかったですね。 そこから一転して後半は割とシリアス雰囲気強めなストーリーへと転調し、Vtuber物として扱われやすい典型的な炎上ネタが始まるかと思いきやまさかの展開をぶっ込まれ、そこらのVtuber物とはひと味もふた味も違った斬新で目新しい作品へと変貌する始末。正直後半で物語を大きくかき乱すとあるキャラクターに対してはやや掘り下げが甘い事もあってあまり共感できる所がなかったので、読んでいて若干ヘイトが溜まってしまった部→
分もありましたが、読了後にそういったモヤモヤを引きずらせない所も満足できたなと。 続きが出るかは分かりませんが、続刊すれば次巻以降も間違いなく追い掛けていきたいと思わされる良作でした。 蛇足ですが、個人的に299ページの挿絵の構図というか発想にはとても感心させられました。たかだか5年程度のラノベ歴ですが、そんな私の中でもこの挿絵は1、2を争う程印象に残る素晴らしい挿絵だったと思います。
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ぐいぐい読ませるようなストーリー構成や、エロ抜きの文章なら、最近読んだ中でもかなり上位の読み易い文章だったが書いてる内容は自分には合わなかった