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茨海小学校 (ミキハウスの絵本)

感想・レビュー
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おと🦁🐾
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西村繁男さんの絵が魅力的。きつねの視点からの学校教育(きつねの護身は人間の狩猟、きつねの狩猟前業は人間の畜産etc)が、見学者である私を見学者として歓迎していながらも、気をつけるべき対象として示していることが読み取れる。さらっと読めない、宮沢賢治らしい考えさせられるストーリーに仕上がっている。
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ビシャカナ
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博物学を趣味とする人間が狐の小学校に迷い込む。博物学的な蘊蓄や、教職など宮沢賢治の趣味嗜好が反映されつつも、描かれるのは、いたずらをする自由奔放さ、大真面目に狐取りの罠を学問したり、ただひたすらに可愛い狐たち。宮沢賢治が描きたかったものは正直なところわからないのです。ただひたすらに狐たちが可愛いということです。大口を開けて尖った牙を見せながら、みんなで唱歌する狐の子どもたちがたまらない。
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わさび
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ネタバレ狐の作ったわなで転んで笑われるが、なぜか狐の校長に招かれ狐の通う小学校で人間のわなについての授業を聴く。自然と人間の距離が近い時代のお話。自分と違う立場のことは理解したようでわからないことの方が多いのかも。でもそれでもいいのではと感じた。絵:西村繁男
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中村です
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ネタバレ茨海とはハマナスのこと。「私が茨海の野原に行ったのは火山弾の手頃な標本をとるためと、それから、あすこに野生の浜茄が生えているという噂を確かめるためでした」おや!?また火山弾ですね。狐の学校に遭遇した「私」は授業を見学させてもらいます。授業参観してるうちに「何だか頭がもちゃもちゃ」して、持っていた火山弾を狐の校長に寄附させられました。驚くほど立派な学校。立派な衣服も着てますが、牙とヒゲもあり、やはり狐なのです。狐の校長のミルクティーが美味しそうで、自分もミルクティー入れて飲みながら読みました。
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マツユキ
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ミキハウスの宮沢賢治の絵本。西村繁男さんの絵が嬉しい。子供たちが元気いっぱい。ある目的で茨海の野原を訪れた「私」は、きつねの小学校の参観をすることに…。意外と立派な狐の小学校ですが、授業内容は分かるような…。「私」もよく分からない人ですね。最後に、走って去っていくのが印象に残りました。
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lonely_jean
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狐の学校、楽しそう、という雰囲気以外、何もわからないまま読み進めた。小学校の低学年くらいなら、実際もこのような感じかも。混沌とした教室で、教師は授業しなければならない。自分の話に耳を傾けてくれそうだろうか…考えながら、大きめの声を発する。試行錯誤するよりほかない。
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のほほん
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「呉れ呉れも云って置きますが狐小学校があるといってもそれはみんな私の頭の中にあったと云うので決して偽ではないのです』ということで私も頭の中に狐小学校を映してみました。教室の壁が野ばらの垣根とはステキですね。天井がないのも空が見えて開放感がありますね。あっ雨の日は休みかな。頭の中の学校だから大丈夫です。勉強の内容は小学校にしては難しそうです。でも頭の中の学校だから大丈夫です。私も頭の中で休み時間のすごし方を考えてみました。そして、狐さんたちと楽しく遊びました。頭の中で考えたら誰とでも仲よしになれますね。
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takakomama
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茨海の野原に行った農学校教師の私は、狐の小学校で授業参観しました。授業では人間の言う狩猟は護身になり、畜産は狩猟前業になります。まるで違う言葉に変わってしまうのが面白いです。狐の小学生たちはいたずら好きで元気いっぱいです。
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クラムボン
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麻生農学校の先生が「茨海(ばらうみ)」という名前の野原に散策に出かけた。目的は火山弾の採集と海岸の植物であるハマナスが生えている噂を確かめること…なのでその人は賢治本人だろう。その時に見た不思議な体験談を語る。キツネがキツネの姿のままの狐小学校を参観したのだ。狐の先生からは「紹介状」を求められる処などは「雪わたり」や「どんくりと山猫」にも似ている。キツネにとっての人間とは、危険な存在でもあるが、しかし人間にも色々な人がいる。賢治にはそのような世界を描いた作品が、一つの大きな塊りとしてあると思う。
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rapo
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思いがけずキツネの小学校を見学することになった私は、農学校の教師と名乗っているところから、賢治自身と思われる。ハマナスを探しに行き、迷い込んだ不思議な世界だが、授業の内容からも賢治の自然や動物に対する興味の深さと愛情が感じられた。キツネの生徒たちが元気いっぱいでやんちゃで、とにかく可愛らしい。羽目を外して先生に叱られしょんぼりするところなど、人間の子供にそっくりだ。校長先生は礼儀正しく厳格だが、最後に火山弾をちゃっかり頂戴するところなどは、やっぱりキツネらしい。絵を見ているだけでも楽しく引き込まれた。
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てぃうり
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狐の小学校の狐たちが西村繁男さんの絵で生き生きと動く。狐サイド、人間サイド、楽しく読んだ。「正直は最良の方便なり」深い。
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リアム
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私もモチャモチャ。
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ヒラP@ehon.gohon
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ネタバレ宮沢賢治は、童話の中に狐を登場させることがおおいですが、このお話は初めてで、新鮮味がありました。 主人公はどのような気持ちで狐の小学校に遭遇したのでしょうか? 物語の前半で主人公は、山の近くの土地に海辺の浜茄を探すという、突拍子もない行動を行ないます。 そして火山弾を見つけるという発見がありました。 宮沢賢治の中では、狐の小学校に行きつく不思議な必然性があったのでしょうか。 そこに、賢治の世界観があるように思いました。 狐の小学校は、人間社会の小学校と同様の小学校でした。
ヒラP@ehon.gohon

ただ、その存在を証明できるものが何もないのが、宮沢賢治流でもありました。 この、ちょっと難しいお話を、西村繁男さんが親しみやすく描いています。

02/06 05:53
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こんぶ
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狐の茨海小学校の授業内容がやけに現実的で面白い。鶏の栄養成分から人間に養鶏をすすめたり。西村繁男さんの絵がわかりやすく可愛いので、文章だけで読むより情景がすっとはいってきて、いいな~
yuppi

こんばんは。ミキハウスの宮沢賢治作品の絵本シリーズは50冊を目標として出版しているそうです。文だけでは入り込みにくい作品を絵があることで楽しむことが出来ますよね。作画する人の違いで同じ童話が違った味わいになるので、読み比べも楽しんでいます。

07/04 22:50
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ともりん
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生前未発表。創作年不明。2017年筑摩書房刊行『宮沢賢治コレクション4 雁の童子』を底本に絵本化。私が茨海の野原に行ったのは、火山弾の手頃な標本を採るためと、あすこに野生の浜茄子が生えているという噂を確かめるためでした。海から三十里も離れている野原に海岸に生える浜茄子があるやなしや。浜茄子は見つからず、火山弾をひとつ発見し、パンを食べて帰ろうとした農学校の教師。チャイムの音のつられ草の罠にかかり、茨海狐小学校に迷い込み、授業参観。人間側と狐側の視点の違い等を堅い文章で描く。じわじわとくるユーモア。
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スパナ
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狐の小学校に迷い込んだ農学校教師のお話。人間が通うのと同じような小学校だけど、人間とは少しズレた教育内容。微妙なズレを楽しむファンタジーで、素朴な画風もお話にマッチしていました。
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必殺!パート仕事人
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なんと、この話、読んだことがことがありませんでした。違う挿絵で読みたかった気がしますが、あまり絵本にもなっていないのかな。
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 
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6年生ブックトーク授業。
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yuppi
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ミキハウスが『宮沢賢治』の作品を絵本シリーズで出版している。文字だけではちょっと理解しにくい文章が、絵があることで楽しめる気がする。これまでに宮沢賢治作品の絵本を読み比べをして来た。同じ文章なのに違った味わいがあって面白い。農学校の教師が茨海の野原には火山弾の標本採取と浜茄が生えているか確かめに出かけて行った。思いもよらず狐の小学校を授業を参観することになる。授業内容が現実的で面白い。登場する狐達のの名前には『武』の字が入っている。狐の学校では太陰暦を使ってる。何だか不思議な世界に迷い込んだ感じがした。
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遠い日
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「茨海小学校」は狐の学校。賢治と思しき農学校の先生が迷い込んで、授業参観に及んだことを、まるで狐につままれたような印象で語る。狐の修身、護身、鶏の滋養、狩猟の三方法の中に人間に養鶏を奨励すること、などなど、ちょっとにやりと笑える勉強をしています。賢治流の諧謔でしょうか。西村繁男さんの絵がすばらしい!
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