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エンドロール (講談社文庫 し 122-3)

感想・レビュー
26

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しろやぎ
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ネタバレ表紙とタイトルから想像して何となく忌避していた作品。だけど『スイッチ』と同じく思ったよりは前向きだった。表紙イラスト変えた方が良いよ…。キャラとしては箱川嵐が好き。作中に登場した人民寺院の話は『名探偵のいけにえ』でも読んだ気がしたが?どうだったかな。
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夏目みもり
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夭折した姉は天才小説家で、その背中を追いかける主人公。姉の小説が自殺肯定に使われているかもしれない、というところから始まる物語。自殺肯定派と否定派のディベート描写や生命自律論の存在なんかは大変テーマ性が強く興味深い。ただその解決法というか自殺を悪だと断定する論理はやや無理矢理感は否めず、もやもやが残る。嵐くんの行動や言動は、物語としては十分面白いけれど、自殺肯定・否定の話を根本的に解決できているわけではないようにも感じる。読みやすいし作品のテーマは本当に良い、けど、もう一歩踏み込み足りない気がしたので星6
0255文字
君島 嵐士
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姉の小説から始まる作品。 ミステリーながら、論理せいもあるので読んでいて『なるほど』となったり『ん?』となったりするが、それが楽しかったりもする。 読み応えががあり、逆にサクサク読めたりもした。 最後まで、伏線回収ができない作品。
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みら
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めちゃくちゃよかった。自殺の善し悪しについてやどう考えてるのかがしっかり文章になっていた。 途中の正体がわかるシーンはなんかあっさりしてて、そこはもうちょっと衝撃がほしかった。かも。 数珠繋ぎに物語が明かされていく感覚がすごく楽しい。 久しぶりの読書、楽しめました。やっぱりこの著者は素晴らしい。
0255文字
雪音@プロフ必読
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ネタバレコロナが話に絡んでいて、現実的だった。自殺肯定派と自殺否定派の討論から物語が始まり、ミステリーになっていく
0255文字
stld
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作家からすると、自分が残した作品が悪い方向に世の中に残るのは嫌な気分がするだろうなとは想像できる。読む側としては、たとえ創作としても、あまり過激な思想は作り出してほしくないと個人的には思う。
0255文字
たー
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コロナ禍を経て自殺を肯定する若者と自殺を否定する若者が、弁でお互いを説得するというのが、話の出だし。まぁ、そこに至るまでの流れはあるものの、そのせいで話が入って来ず。シスコン丸出しの主人公のラノベ感を筆頭に 初めから最後まで誰にも感情移入出来ず読了。 また登場人物の名前がちょっと。そんな名前の人いる?も入りにくさの原因に。単純に読みにくいです。最後までそんなに盛り上がりもなく、残念ながら好みに合わなかったです。
0255文字
CCC
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みんなそんな頭で考えた理屈だけで死のう死のうという気持ちになるかなあ、という疑問が始終つきまとってしまったのが正直なところ。ミステリとしての誠実さはあるし、思考実験として面白い部分もあったが……。
0255文字
geshi
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自殺は肯定されるべきか?否定するロジックは?というテーマに言及した現代日本を反映した小説。ウェルメイドがゆえ掘り下げが甘く、若い人向けな印象。主人公の亡姉へのシスコンっぷりに危うさがありストーリーの先を読ませない。弱者側にいる読者にとって自殺肯定派の言葉の方が届くから否定派の議論はどうなるのかとハラハラし、その決着はちゃんとつかずにモヤモヤ。中盤以降は自殺か他殺かを推理するミステリーになり、ちゃんと捻った真相が用意されているが、爽やかな読み心地にするための出来レースに感じてしまった。
0255文字
べべべべ
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『スイッチ』、『時空犯』に比べるとミステリー感は薄まっていたけど、それでも相変わらずおもしろかった。コロナを背景に、自殺をテーマにしたところも妙にリアリティをチラつかせる感じで興味深い。リアルだったらヤバいけど。。物語は、亡くなった姉の小説が自殺を肯定しているのではないかと思われてしまっている弟が、新たな自殺阻止の為に奔走するというもの。前半は3対3の討論対決、中盤あたりからちょいとミステリーらしい展開。個人的にはストーリーの進行には関係のない、おっぱいのくだりがツボだった。
0255文字
さくら
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ネタバレ生命自律を唱え自殺した哲学者。その思想に協調し自殺者が急増。高校生作家の葉は同じく作家で病死した姉の遺作が自殺する若者を肯定していると受け止められているという思いから、自殺を阻止しようとする。自殺反対派の動画配信者、将来を有望視されている高校サッカーのエースとともに自殺推進派の3人と討論会を行う。なんとか後悔自殺を阻止した葉だが自殺推進派の中心人物が後日自殺してしまう。自殺か他殺か、自殺推進か反対か。入り乱れてでも自殺はいけないと、真実を突き止めようとする。難しいテーマだけどわかりやすいし良かったと思う。
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おうつき
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陳腐にも思える設定に真正面から向き合い、魅力的な作品を作り上げる作家だけど、今作は今ひとつ乗りきれなかった。ある哲学者の思想に触れ自殺肯定派になった若者達とそれを否定しようとする主人公という構図はよくできているし、それをミステリとしての謎に結びつけているのも巧い。ただ、一番最後のどんでん返しで主題がぼやけてしまったように感じ、もやもやした気持ちを抱えたまま読み終えることになってしまった。登場人物の中で好きなのは嵐。実際にいたら鬱陶しいかもしれないが、こういう人に救われることがあるのを実体験で知っている。
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うさみP
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新型コロナは物語にも感染して広げてしまうのか。あらゆるミームが人を殺す。そこからの脱出の為に。生命自律の名前を被った自殺推奨論。『時空犯』を読んだ時も感じた事だが、一つ一つの構成要素は良いのだけど、あれもこれも手を出した結果として、目が滑ってしまいミステリとして消化不良になってしまったのが残念。
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H
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駆け出しの小説家が創作の目的でもある亡姉の名誉のため自殺推進活動を阻止しようとする話。重めの題材ながら軽く読める。嵐くんの一人勝ち感すごい。誰にも共感しなかった。もう少し想像力をもって行動してほしいな、と。
0255文字
雨
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コロナ禍で割りを食ったのは若い世代だけじゃないよなぁ。呪いを広めるのかと思っていたので違うのか、と途中で気づいた。勘違いでした🤣まあ今風でしたね。
0255文字
駒
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もうこんな作品が文庫化させる時代なのか…とそこにもびっくりしてしまった。私がもうちょっと若かったらもっとハマったのかなと。ちょっと薄味にも感じてしまった。まぁ割を食った世代だよね。
0255文字
ばんぎらす
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★★★☆☆
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ちゃんどら
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『スイッチ』『時空犯』と読んできて今回が3作目。日常の中に非日常を組み入れてそこをミステリーとして仕立てていく作りは本作も健在。ただ本作に関してはちょっと苦しかったかなぁ。私自身が自殺に対して否定的だから物語の根幹となる自律肯定派の考えに理解を示せなかったのが原因だとは思いますが。。
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アオノ
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この作者、導入が本当にお上手。『自分には何のメリットもないが、押すと赤の他人に不幸が訪れるスイッチ。押しますか、押しませんか』『主人公たちに課せられた任務は、千回近く繰り返されている「今日」を共有すること。彼らはループの謎を解けるのか』と来て、今作は『自殺した哲学者の影響を受けた自殺肯定派と否定派が動画配信でディベート対決。主人公たちは肯定派を論破することができるのか』めっちゃ興味を唆られました。で、後半主題がよくわからなくなるのもいつも通り。長編が苦手なのかな?本格王2023に入る短編で真価が解るかも?
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まなぶ(本コレクター)
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ちょっとわかりにくい。全体的に。面白くないわけじゃないけども。
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モグワイ
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ネタバレ分かりにくくてスムーズに話が頭の中に入ってこず、十分な理解が得られないまま読み終わって少し不完全燃焼だった。 自律主義の理論を汚すことで、自律主義を沈静化させたい組人たちはいろんな仕掛けを施していたが、葉とか響たちの関わっていく人々はなぜそんなトントン拍子に気づけるん?っておもいながら展開スピードについて行くのが大変だった。 もし葉が組人の意図に気付けずに、お墓に行くくだりがなかったら、新川はどうしてたのか誰かおしえてほしいです。 でも読んでいて、本の中にのめり込むことはできたので面白かった!
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Ryuko  Maeno
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ネタバレ始まり方がとてもいい。姉が仕掛けた5年がかりのユーモアが、とんでもない状況にある弟の心に一粒の真実を届けるということ。 かの「疫病」(つまりコロナのこと)が、現実とは違う意味で作中に存在するのではないかという疑いをずっとかけていたんですが、そういう話ではなかった笑 トラックやアリバイ等を考える必要のない、でも良質な心理ミステリでした。
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はなさー
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ネタバレ動画配信者、バンクシー、COVID-19、今の時代の小説という感じ。読みやすいけどロジックはイマイチ納得感がない。人民寺院事件に触れたことで「名探偵のいけにえ」と比べてしまって、まあまあ位の評価になった。
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彌月
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自殺自体に無駄に生理的嫌悪を抱く人間は多い。でも死ぬ前に自伝とか書く気力無いな笑リアリティちょっと薄い。
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よっち
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202X年。新型コロナウイルスのせいで不利益を被った若者たちの間で急増する自殺。哲学者・陰橋冬の著作を模倣する自殺を駆け出しの作家・雨宮葉が阻止するために動くミステリ。生前の姉と陰橋に交流があったことから、彼女の遺作に悪影響を及ぼさないよう事態の解決に動き出す葉。コロナ禍による不利益に絶望して自殺しようとする者たちとの対決、自殺者が目指していた真の目的を見つけ出そうとする中、時には苦悩しながらも辿り着いた真相があって、そして謎を解き明かしてみせた葉にもたらされる思ってもみなかった結末に救われる思いでした。
モグワイ

もしよろしければ、どういったところに救われたのか興味があるのでお聞きしたいです。

05/21 17:31
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エンドロール (講談社文庫 し 122-3)評価53感想・レビュー26