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動物たちは何をしゃべっているのか?

感想・レビュー
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K
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ネタバレ山極寿一・鈴木俊貴著の『動物たちは何をしゃべっているのか?』を読んで(図書館本)。本書は、動物のコミュニケーションの仕組みを科学的に解説し、動物がどのように情報を伝え合うのかを豊富な事例とともに紹介している。音声、ジェスチャー、フェロモンなど多様な手段を用いた意思疎通のメカニズムが詳しくに書かており、人間の言語との比較も興味深い。特に、感情表現や社会的な関係性に関する動物の行動には驚かされる。動物の知性や感情の奥深さを知ることで、彼ら(動物)との関わり方を見直すきっかけにもなる一冊だった。
こり

シジュウカラの会話をテレビで見て面白そうだなと思っていました。お気に入り登録☆ありがとうございました。

02/09 09:39
K

昨日の「林修の今知りたいでしょ」で紹介されていましたね ♪ シジュウカラの会話、本当に興味深いですよね。こちらこそ、お気に入り登録☆ありがとうございました。

02/09 10:58
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スマイル
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ネタバレゴリラやシジュウカラから言語の起源について考えている二人の学者の対談。要点が都度まとめられていてとても分かりやすくそして面白い。 山極さんと鈴木さんの研究や観察の話も動物の新しい面を知ることができて面白かった。 対談の中では特にゴリラ(シジュウカラ)にあって人間にない能力、動物と人間という二項対立の考え方から脱却することでそれらをより本質的に捉えられるようになるという考え方に感銘を受けた。また、対談の中で紹介されていた「閑さや岩にしみ入る蝉の声」に対するドナルド・キーンの着眼点には驚かされた。
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tonnura007
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ネタバレシジュウカラ研究者とゴリラ研究者の対談。言語を使う生物は人間だけという説は間違いで、現在では多くの生物が言葉を用いてコミュニケーションしていることが証明されている。シジュウカラの言葉に文法があるということには驚いたし、それの証明方法が面白かった。人間のように地域によって言語が異なるのか、といった疑問が残ったのでもう少し深堀してほしかった。 第4章は「暴走する言葉」とあるが、著者たちこそ暴走気味で話題が明後日の方向に行っている。「言語とは」というテーマからなぜか現代人批判になってしまっており蛇足。
tonnura007

本文中でルー大柴が登場して、何の気なしにウィキペディアで検索すると、「ルー語によるシジュウカラの言語能力の解明」という項が存在して驚いた。

12/23 14:16
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うさくま
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ネタバレ★3 読み終えてから日が経ち、内容薄れてきた怪しい記録を…。単語だけでなく、文法を使って会話する鳥(シジュウカラ)もいる。それを実証するために、単語を入れ替えて音声を流したら鳥は反応しなかった、なんて検証が興味深かった。
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ふくおか
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ネタバレ対談/言葉 シジュウカラになりたくて言葉を解明した研究者・鈴木俊貴と、ゴリラになりたくて群れの中で過ごした霊長類学者・山極寿一が動物の心や思考の豊かさに注目した対談。生存や繁殖のために進化したと思われる動物たちの言葉は、住む環境によって異なり、歌や踊りも表現に含む。文法や特定の生物を指す言葉をもつシジュウカラ、手話を覚えられたり、「今」「ここ」以外も認知してそうなゴリラ、密をもつ花やスズメバチの情報を伝えるミツバチのダンス。社会が複雑化した今こそ、非言語的なコミュニケーションを見直したい。
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hitomi
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ネタバレ読友さん達のレビューを読んで。とても面白い本でした。鈴木さんはシジュウカラの鳴き声の研究者。山極さんはゴリラ研究の世界的な権威。鈴木さんの研究によると、シジュウカラは「言葉」を持っていて、さらに文法まであるとは驚き。山極さんの、あるゴリラとの再会の話には涙腺が緩みました。そしてヒトの言語についても考えさせられます。ヒトにとって、コミュニケーション手段の一つに過ぎなかった言葉が、現代社会ではその地位が極端に高くなってしまったという指摘に納得。非言語的なコミュニケーションの重要性を再認識すべきだそうです。
hitomi

自分用メモ:ミツオシエという鳥は、人間とコミュニケーションをとりながらエサであるハチの巣を手に入れる。手話を覚えたゴリラのココの話は面白い。山極さん「戦争は、言葉が暴走してしまった例の一つだと思います。さらに、さっき言ったように利他的な美徳や道徳も、マイナスに作用していますね」「僕らの心身は、いわば暴走する言葉に置いて行かれてしまっているわけです」

07/25 16:07
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しましま
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ネタバレゴリラ研究者と小鳥研究者による対談本。 動物の言葉から、人間の言葉まで話が展開していって面白かった。 シジュウカラ(小鳥)は言葉を使って仲間と話す。 「鷹だ逃げろ!」と聞こえたら茂みに隠れる。 「蛇だ逃げろ!」と聞こえたら空へ飛び立つ。 鳥は飛ぶために羽ばたくからジェスチャーを使いづらい。 なので音声コミュニケーションが進化したという説が有力。 私たちが日本語英語交じりの「寝耳にウォーター」を理解できるのと同じように、シジュウカラも別種の鳥の言語が混ざっていても理解できるらしい。 すごい。
しましま

読んでいると、先日読了した「ゴリラ裁判の日」を何度も思い出した。 あの作品はかなり忠実にゴリラの生態を描いていたんだなー。

07/03 16:42
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ちーちゃん
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ネタバレシジュウカラやゴリラ等の動物のコミュニケーションを始め、人類がどの様に言葉や文字を獲得したか&動物の心の理論や認知能力の解説&SNSでの炎上やAI依存の危機等、多方面から言語学にアプローチしてありました。「霊長類は鳥になりたかった動物」、「動物の中には文法を駆使して自分の意図する事を相手に伝える生物もいる」、「人類は未来をイメージ出来る点で独特な存在」等、ワクワクする様な話で満載でした。環境への適応でコミュニケーション手段が進化していく様子が特に印象的でした。動物好きや言語学に興味がある方にオススメです。
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ぽつねん
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ネタバレ第一線で活躍するゴリラ研究者×シジュウカラ研究者の対談本。動物の「会話」という行為を起点に、話はヒトを含む動物のコミュニケーション全般にまで広がっていきます。その過程が推理小説を読んでいるかのように面白すぎて…トリックを見破って謎を解き明かす推理小説と、観察と実験で生態を明らかにする動物研究は似ているのかも。ヒト以外の動物も高度で複雑なコミュニケーションスキルを駆使している点、動物は概ね環境への適応でそのスキルが変容してきた点、社会構造の複雑さに比例して伝達スキルも複雑化した点など知らなかった世界を堪能。
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いぼいのしし
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ネタバレゴリラ✕シジュウカラ。2人の動物学者の対談。動物たちの能力の高さに驚いた。動物についてはもちろん、ヒトの進化の話など幅広くおもしろかった。ヒトは自分達が一番優れていると思っているかも知らないけれど、ソレは違うのかもしれない。
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meg
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ネタバレ最近動物園にハマっているので読んでみた一冊。ゴリラとシジュウカラの研究者が対談を通して話が進んでいく。私は以前からオンラインのやりとりに違和感があり自分がなぜ現実のコミュニケーションを重要視するのか感覚的にしかわからなかったが動物たちの進化の歴史から面白く解説してくれるのでストンと納得がいった。そんなに遡らないとわからなかったのか、と笑ってしまった笑。現代の複雑で多種なコミュニケーションにお疲れで違和感を感じる方におすすめ。
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かたつむり
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ネタバレ鳥になった鈴木俊貴先生と、ゴリラになった山際寿一先生の対談。「鳥」と「ゴリラ」がそれぞれ行っているコミュニケーションについて熱く語る。マウンテンゴリラに「ウホホッ(誰だ)」って威嚇されたら「グッグフーム」って答えれば良いんだって。動物はヒトと異なる認知を持っているとか。動物にできて、ヒトにできない事も多々。最後はヒトが言葉を使う意味についても。ヒトの脳は縮んでいて、文字に頼りすぎることで共感力や、道徳性も衰えているとか、示唆に富んだ対談。5.279
かたつむり

「2001年宇宙の旅」と「鬼滅」の言葉の使い方の比較とか面白かった。きっちり見たことは無いけれど、確かに「旅」の方は私には既にちょっと理解が難しかった。「鬼滅」の「敵に攻撃された腕が痛むけど、オレは負けるわけにいかないんだ。なぜならオレは長男だからだ・・・」という説明臭い台詞には笑ったけれど、説明しないと心情が理解できないヒトが増えてるから、これが受けたってことなのか。自分自身もそういう世界に足を突っ込んで抜けなくなってきてるなーって怖くなってきた。

12/10 01:00
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よしの
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ネタバレアベマで著者を知って借りたんだけど、ものすごく面白かった。動物の言語は(面白いけど)導入で、主題は「人間と言葉」だと思う。気づきが多くてここに書ききれない。◆言語化は現実の複雑さを切り捨てる◆切り捨てられた情報を補う能力が発達→ストーリー化◆言葉に頼りすぎ→ストーリー化能力が衰退→日本語が読めない人達→最近のアニメ等は1から10まで言葉で説明があるらしい◆現在の人間の心身は150人ぐらいの集団を前提→社会の進化に心身が置いてきぼり→技術を用いて非言語情報と現代社会の利便性の両立が可能◆言葉≠体験◆体験しろ
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おの
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ネタバレabemaで鈴木さんの話を見て即本屋で購入。シジュウカラ一本というよりは、山極さんと鈴木さんの動物に関する色々な対話という感じ。シジュウカラはオスにネクタイのような模様があって、太い方が強いので見せ合ってケンカする話きゃわわわわわわ🥰🥰🥰シジュウカラ語とコガラ語がルー語になってるのもきゃわ🥰🥰言語に頼りすぎることによって身体性が失われるのが危機の話はなるほどと思った。若者に読んで欲しい。最後の方は現代文の試験問題になりそうだなと思った。とりあえずシジュウカラがマイブームになりそう🥰🥰
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Kyuu_
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ネタバレ動物言語学の話は興味深く楽しく読んでいたが、ヒトも動物であり、動物言語学を知ることはヒトについて知ることにもつながるという後半の流れで、 小説や映画、アニメなどでは感情が分かるのに現実では全然分からなくて、私は薄情な人間なのかも、と思っていたけどその答えのひとつが、『言葉には削られてしまう文脈や感情があるのに、言葉が重視されてしまっている現代社会の流れ』にあったのかと納得した 個人的には言葉や文章が好きだけど、言葉だけではないコミュニケーションの大切さを動物たちから学べてよかった
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jackbdc
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ネタバレシジュウカラの鳴き声に何らなの意味性があるとは思っていたが、単語や文法が存在するという研究結果があるとは驚いた。あんな小さな鳥なのに。手話を覚えたゴリラの話も驚く。動物は意外と言語で多様なコミュニケーションをしていると改めて知る。人間が優れていて動物は劣っているという一面的な考えは間違いである。逆に私たち人間が言語によるコミュニケーションを過大評価している、若しくは使いこなせていないという面にも気付かされる。踊り歌い、表情や触れ合いで示す非言語も念頭に、伝える事、もとい表す事の意義を再考するなど楽しんだ。
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かんろ
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ネタバレはじめて編集者買いした一冊だけど普通に面白かった。動物の言語や動物の世界の見方それを調べる実験方法とか色々興味深いことがたっぷり描かれてて飽きなかった。普段読まないジャンルの本読むと毎ページに付箋はりたくなってしまう。 安易に人間の価値観を当てはめてはいけない。感情移入や共感は大事だけど、同時に全く別の世界を生きてることを忘れてはいけない。 人間は言葉に頼りすぎたことで文脈を読み解く力が衰退してるんじゃないか。/文脈を読む力を使うより、言葉で端的に理解しようという流れ。/過剰な説明。
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パダワン
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ネタバレゆる言語学ラジオが大好きで、パーソナリティの水野さんが本業の出版社の仕事として編集で関わった本。 水野さんが作りたかった言語の本、ということで読んでみたく、バリューブックスで購入。 ふむふむ動物言語学、というのがあるのか。 動物には動物の知性がある。 様々な鳥や霊長類の例を交えながら、言語とは人間とは、ということを紐解いていく。 サラッと読めるがものすごく深みのあることが書いてある。お二人の研究者の知識と体験の深さと来たら。読みやすい上に興味を掻き立てられ、次々とページを捲った。
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まにあ
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ネタバレシジュウカラにした実験がユニーク過ぎる。言葉のイメージを持っているかの実験で見間違いを使うというのもそうだが、併合しているかの実験も凄い、実験内容を聞いても本当にそれあってる?っていう感じだが確かに逆から見れば確かに併合している証拠になるのかと納得。ストーリー的な記憶をするには言語がなければならないというのも目からウロコであった。でも待てよ、手話を覚えたゴリラが昔話をしたということはゴリラには言語がすでにあったということにならんのか?
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log_ntc
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ネタバレゴリラ学の権威と気鋭の動物言語学者による対談。人間対動物の単純な二項対立では見えてこない、ヒトも、ゴリラやヒヒやサルと同じ生物の一種であると考えることでこそ、ヒトがどんな生物であるのかが見えてくる(ちなみに同じ類人猿でも社会性などが全く異なるので面白い)。ヒトの本質に迫ると言ってもいいかもしれない。言語の誕生から最終的には現代の人間社会に疑問を呈す。示唆に富んだ一冊。研究者同士の対談本だが、一般人にもわかりやすいのでめちゃくちゃおすすめしたい。引用も多いので読みたい本が増える。
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satao
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ネタバレ言語を持つというシジュウカラ。それを証明するために幾多の実験を重ねてきた鈴木俊貴先生(しかも、実験室でなく山に入って野生のシジュウカラの群れを対象に...)と、霊長類研究の権威である山極寿一先生の対談本。シジュウカラの生態もさることながら、実験の観点も興味深い。生き物が多産になると、育児を複数で取り組む必要が出てきて「共感」の重要性が高まり、その手段として言語がなどが進化したという流れも面白い。山極先生の言う、歌やダンスが言語以前のコミュニケーション手法なのではと言う考えも気になった。
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野間直子
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ネタバレ文字によって) 逆に人間の思考そのものが文字に制約されるようになった
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