形式:単行本
出版社:ミネルヴァ書房
難を挙げるとすれば、「寛猛相済」の説話について『左伝』に見えるものより『韓非子』に見えるものの方が先に成立したと述べている部分。そうなると『左伝』より戦国末期以後のものとされる『韓非子』の方が先に成書されたということになるんじゃないかと思うが。あるいは戦国に複数のバージョンの「寛猛相済」説話が形成されていて、『左伝』と『韓非子』がそれぞれのお好みのものを収録したと理解しているのだろうか?
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