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レモンとねずみ (童話屋の詩文庫)

感想・レビュー
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Aka
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ネタバレ貧困、戦争、介護、病気…石垣りんさんが大変厳しい環境で生きてきたことがひしひしと伝わってきた。「何度も会ったのに 親しい言葉もかけて貰ったのに 石垣さん 私は本当のあなたに会ったことがなかった(中略)何かを隠していたとは思わない あなたは詩では怖いほど正直だったから」谷川俊太郎さんの言葉から、石垣さんの人物像が読み取れる。「虹」という詩が好きかな。
Aka

虹 虹が出ると みんなおしえたがるよ とても大きくて とても美しくて すぐに消えてしまうから ためておけないから 虹をとりこにして ひとつ金もうけしようなんて だれも考えないから 知らない人にまで 大急ぎで教えたがるよ 虹だ! 虹が出てるよ にんげんて そういうものなんだ 虹が出ないかな まいにち 虹のようなものが 出ないかな 空に。

02/27 09:11
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こあら
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名詞、言葉、まわりにこんなに溢れていれのに、選ばれて紡がれていく、強い思い。
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hitokoto
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 私は65歳です。このあいだ転んで右の手首を骨折しました。なおっても元のようにはならないと病院で言われ腕をさすって泣きました。「お父さん お母さん ごめんなさい」二人ともとっくに死んでいませんが二人にもらった体です。いまも私はこどもです。おばあさんではありません。「かなしみ」 石垣りんさん、2004.12.26永眠、84歳。5冊目の詩集「レモンとねずみ」、2008.4発行。巻末に2005.2.7、石垣りんさんのさよなら会での谷川俊太郎氏、茨木のり子さんの弔辞がおさめられています。
hitokoto

ナイス、有難うございます!

07/17 03:44
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二戸・カルピンチョ
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生きることの苦しみが詩を書くことへ向かわせた。やさしさと義理の間で自分を見つめ社会を見つめ、現実の家族を見つめ。
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ごっすん
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図書館でふと目にした本。 他の詩集を借りるつもりだったが青い表紙につられて読んだ。 甘やかな詩からドキッとする詩まで。 巻末の谷川俊太郎さんと茨木のり子さんの弔辞を読んで心かしんとした。
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冬
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静かな佇まいでいて、力強い言葉たち。石垣りんさんの詩集を初めて読んだ。あまりにも現実を直視していて少し辛くなるところもあるけれど、心に残る詩。
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niki
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石垣りんの他の詩集を借りたかったがなかったので、とても可愛らしい本書を先に借りた。 彼女に対して厳しいイメージを持っていたが、本書の詩はやさしめの詩が多い。それでも時々ドキリとする詩もある。家族の生活を自分ひとりで背負うことへの憤り。 世の母親を賛美した詩が美しかった。
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ことり
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図書館での出会い。教科書で読んだことのある、くらいの距離感のある詩人だったが、読了後、現実世界をしっかりいきた一人の女性として、私のそばに佇んでいた。 「ランドセル」「母の景色」が好き。でも、なんといっても、最後の茨木のり子の『弔辞』に胸を射抜かれた。 私も、こんな友情を育みたい。
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子
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素直さの具合がちょうど良くて、だからずしんときてしまったんだと思う
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ビシャカナ
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花や自然を歌いながらも社会や生き方を問うような視点や心地よい詩のリズム、そして何より老老介護やお一人様のような、福祉や女性の生き辛さの問題を先取りするような生活感ある詩が印象的。“すると心の中で鳥が歌いはじめる欲しいのよネックレス私だって娘”“なのはな なつかしいな いもうとは 千葉にねむっている”“私の一生かけた成長のあとが あの稚拙さで終わる日がふすまをへだててありありと見えるのだ。”“私の生活の内部は布団にも畳にも糞尿の匂いがしみついている”“脊椎というところには きれいな水がありました。”
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sen_ichi
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読み上げると音の美しさにも気付ける。タイトルにもある「レモンとねずみ」が好き。
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Olga
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現代詩が読みたくて、図書館の棚を物色していて、かわいらしいタイトルと装丁にひとめぼれ。亡くなった後に刊行された未刊詩集のなかから40編を選んだものとのこと。
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キヌモ
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小さな、でもしっかりとした本です。石垣りんという人の作品を初めて読みました。せつない詩が多くて少し辛い。それでも共感できる気がする。ときどき一人でしみじみと読み返してみたい詩集です。やはり「レモンとねずみ」が好きです。
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マツユキ
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小さくて、タイトルも可愛い詩集。 そのイメージ通りの可憐な部分もあるんですが、作者の家族や、戦争の様子が伝わって、その先にある老いや死もあり、恐ろしくも、私の年齢的にも、身近に感じました。この方の詩集、もっと読みたい。
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chicopido
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童話屋さんの大好きな装丁のポケット詩集シリーズ。この本は、好きな詩だけ何回も読み直していたけど、長年通読せずにいたのをようやくきちんと読み終えた。亡くなられたあとに編集された本なので、茨木のり子さんと谷川俊太郎さんの弔辞も入っており、死を意識したような寂しげな詩もある。骨折した手の痛みに泣き、とっくに死んでいないけれどわたしは父と母の子供です、おばあさんではありませんという「かなしみ」が昔からずっと好きだった、何度読んでも胸がぎゅうぎゅうになる。☆☆☆☆☆
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lacrimosa_kkl
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何気ない情景を宝物のように書いている。親から子に対する愛情とか、子どもの無垢さ可愛らしさ。命について。人生について、生まれら老いまで。ときどき反戦。 好き:春、ゆりかごのうた、波
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のんの
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なんか優しい気持ちになれる詩集。作者の人柄が出てるなぁ~と。好き詩は「レモンとねずみ」「ランドセル」「たね」「墓」生活感がある詩も良かった。りんさんの他の詩集も時間ができたら、読んでみたいと思う。
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つくし
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子供に希望を託されている。反戦の詩も多いけれど、言葉が柔らかいながらもまっすぐなするどさを感じます。そして死の捉え方は、生きている自分の身を観察するような冷静さ。茨城のり子さんの弔辞もやさしく素敵でした。
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tu-ta
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なんだかイライラしているときに手に取った。 石垣りんさん、 好きだな                                 /////// 『レモンとねずみ』がぼくに教えてくれた https://tu-ta.at.webry.info/201904/article_1.html それにしても、この本、ずっと前に買ったはずなのに・・。どうして、読んでなかったのかな。もしかしたら、前に読んでたかも。
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出原樹音
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珠玉の詩集。
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yasuko
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淡々と読める作品だった。自分の心の内を素直に曝け出す詩人だと思った。
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鈴木律
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小さな単行本で、青地に黄色い星の表紙がかわいくて、すっと手に取りたくなる装丁。そのかわいらしさと裏腹に、石垣りんさんの言葉は、気持ちの揺れ動きや複雑な感情がストレートにのっかった強さがあります。最後まで読んで、この詩集は石垣さんが亡くなったあとにまとめられたものと知りました。
0255文字
新地学@児童書病発動中
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石垣りんさんの未発表の作品を集めた詩集。強い怒りと諦観の間で揺れ動くような詩が多い。例えば「やさしさ」は優しい言葉遣いながら、人の命を奪ってしまう戦争に対する憤りが感じられる。「私の日記」のように日本の社会で生きるやりきれなさを描いた詩もある。重たい詩が多いのだが、透明で研ぎ澄まされた表現が使われているので、読んでいて清々しい気持ちになれるし、詩人としての凄味を実感した。一番好きな詩は「墓」だった。この詩には怒りや諦めを突き抜けた優しさと懐かしさがある。日本人の魂が帰っていく場所が淡々と描かれている。
penginpapa

昔の事ですが、私は、二人の女性に詩を送った事があります。 一人は、九州から、首都圏の名門女子大を中退した方がその後農業をされる事になった折にー 「私の前にある、鍋と、お釜と、燃ゆる火と」を もうお一人は、子どもの頃に空襲で家を焼け出された体験を持つ、古典の教養豊かなある老未亡人の方にー 「私が一番きれいだったとき」を

04/25 19:30
新地学@児童書病発動中

それは素晴らしい贈り物ですね。どちらの女性も喜ばれたと思います。2つの詩とも初めて読んだ時は、本当に感激しました。この詩集に収められている詩は石垣さんの代表作ではないと思うのですが、それでも良いものばかりでした。

04/25 19:59
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Rika Shimazaki
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好きな詩人のひとり、石垣りんさん。未刊詩を集めた詩集。幾度も読み直している一冊。心にとまる詩は、その時々で違う。今日は「春」「なのはな」「二月のあかり」。石垣さんの最後の夢をかなえるために知恵をしぼり親身に心をくだかれた谷川俊太郎さん、茨木のり子さん。巻末に添えられたお二人の弔辞が、石垣さんを一層身近に感じさせられる。
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ぴか
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脆く何とも言えない儚さがある反面、言葉の力強さ、エナジーが感じられる不思議な詩集だった。
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もぐ
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石垣りんさん、名前は聞いたことあったけど、作品を読むのは初めて。どの作品にも、生きる辛さの様なものが含まれていて、苦しい。
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陽月
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石垣りんさんが亡くなられてから、未刊詩を集めて作られた一冊。 初読みですが、感情をストレートに表現されている方のようですね。別の作品も読みたいと思いました。
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Sosseki
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強がってもいるのだろうけれど、強い女性。よく茨木のり子と間違える。実際仲が良かったようだ。次は茨木氏。
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sayu
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★★★☆☆
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ひろちゃん
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好きな詩人さんです。 色んな詩があって、色んな想いがつまってるな!
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さくら
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詩集。喜びや悲しみなどがありのまま表現されている。
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Shoko
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前半、なんとなく寂しい感じの漂う詩が多いな・・・と思いながら読む。中程にある、「いじわるの詩」「私の日記」「夜の詩」で、その痛ましい境遇を知る。しかし、そういうものの中にあるから、余計に「夏みかん」や「二月のあかり」のような明るい詩がキラキラ輝くようにも感じられた。
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りえ♪
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石垣りんさんが亡くなられてから、未刊詩を集めて出版された詩集。表題作や洗う、が印象にのこりました。石垣さんらしい、温かくて厳しくて真っ直ぐな言葉がたくさん詰まっています。何度も読み返したくなる詩集です。
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彩月
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老いていく怖さを綺麗事で誤魔化したりはしない。あまりに正直。
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てんちゃん
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りんさんが亡くなられてから、まとめられた詩集です。りんさんの、愛らしさ、やさしさ、かなしみ、怒り…様々なものが詰まってます。きっと、可愛らしく無邪気な人だったんだと思います。でも、複雑な家庭のもと、それだけでは生きていけなかった。たくさんの物を背負って、見たくないものもたくさん見て、苦しんで、汚れて、恨んで、そうして生き抜いたんだとおもいます。でも、彼女には詩があった。詩を通してたくさんの分かりあえる友人もいた。彼女の詩は、彼女が生きた証そのものです。私は彼女の詩がとても好きです。
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ぽんつく(まんじゅう)
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探し物をしていたら、本棚ではないところからひょいッと出てきたので思わず読んだ。鋭い切り口の社会批判もあるけれど、根底にあるのは、わかりやすい、やさしいことばで紡がれたいのちへの賛歌。読んでいて、心が温かくなる一方で、やさしさと隣り合わせの寂しさを強く感じて涙が出てしまいます。
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糸遊
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石垣りんの詩を読むと、自然と背筋をきりりとなる。くらしという生活苦が蠢いていて、おそろしくなる。時代のせいもあるだろう。境遇のせいもあるだろう。しかし、石垣さんの詩はまっすぐで、言葉は誰に対しても手厳しい。この詩集には石垣りんを偲ぶ谷川俊太郎と茨木のりこの弔辞もある。二人が敬愛していたのかがよくわかるようだった。
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ぺい
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「虹(P20)」、「ランドセル(P62)」、「夏みかん(P74)」、「赤い紙の思い出(P78)」の四編が心に留まった。そして、谷川俊太郎さん、茨木のり子さんが、石垣さんにあてて送った弔辞が胸にしみる。読み終わって、すぐにもう一度再読。→人間の持つ善良な心、無邪気さ。人生の重さ、喜び、甘酸っぱさ。
ぺい

めがねさん、こんにちは。是非ヽ(・∀・)ノ

10/20 14:41
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