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二人がここにいる不思議 (新潮文庫)

感想・レビュー
137

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もぐ
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かつては作者の作品が映画になったりしたとのことだが、ストーリーに一貫性がなく、何が比喩で何を風刺しているのか不明で読み進めるのが辛かった。過去新潮文庫の100冊に4回選出された作品。
0255文字
ユーヒ
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・恋人と手を握って夜空の景色を眺めていたい中年のセンチメンタル。・歴史的な嘘が豊かな未来を創造する力技。 ・繊細すぎる死にかけ幽霊との逃避行。旅は道連れ、極上の死に様。・ハリウッド喜劇を模倣した物語の結末は、ほろ苦くも美しい。 ・退屈な町だから、たくさんの思い出を、アイテムを部品にしてミイラを作ろうぜ。そいつに老人と少年のコンビが魔法をかけたらきっと、すごく痛快。 水彩のように揺れながら、ふとすれば取りこぼして滲ませてしまいそうないくつかの物語を、感覚の解釈で消化した。
ユーヒ

裏表紙のあらすじには『じんわりいい話を集めた短編集』とあるが、邪悪な話もしれっと横入りしていたり。好き嫌いはっきり分かれる話も多かったけれど、23編もあれば煌めく話はそこかしこにあるもので。

05/24 05:10
0255文字
yajimayajiuma
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色んなタイプのブラッドベリが一度に味わえる。そういう意味で、好きなものとそうでないものの差が結構あった。トラップドアのようなホラーもあれば、ご領主に乾杯!…のように活力に満ちた作品もある。しかし、やはり詩情ある文体と郷愁が感じられる作品が真骨頂だと思う。「生涯に一度の夜」「さよなら、ラファイエット」「ときは6月、ある真夜中」辺りが該当し、個人的にも好きな作品だ。「ストーンスティル大佐…」も、賑やかなようでこれからの人生に思いを馳せる展開があり、序盤と大分印象が変わった。こちらも余韻が好ましい作品だった。
0255文字
左近
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アンソロジーの収録作としてではなく、1冊まるまるレイ・ブラッドベリとして、ちゃんと読んだのは初めてかもしれない。SF作家というイメージが強く、これまではどうも手が伸びなかったのだが、ドライだけどエモーショナルだったり、ユーモラスだけど皮肉が効いていたり、良い意味で予想を裏切られ、楽しく読了。My Favoriteを挙げるなら、やっぱり『ご領主に乾杯、別れに乾杯!』こういうふざけたお話は大好物。ところで、本書の刊行は1988年。昔の作家だと思ってたら、結構最近の人だったのね。
0255文字
風緒ふわり
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時々意味の分からない物語があって、それが残念だった
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静かな月を見てる
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ブラッドベリはハマるときはハマるけど、ハマらないときは全然ハマらない。先日観たむかしのドラマ「Q10」で池松壮亮が「生涯に一度の夜」について話すシーンがあって、それに触発されて手に取りましたが、今はハマらないときだったようです。感性が鈍ってるなぁ。残念・・・。
0255文字
なな
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これは難解で特別な本。 中学に入学した時母からもらった本。 何度も文章が滑り落ちてしまって、どうしてもどうしても読む事が出来ずにいた本。 の事をなぜか突然思い出して、図書館へ行き、書庫から出してきてもらった。 でも、やっぱり意識が分散してしまうのか、掴んだはずの言葉がとけてしまう。ので、時折音読をしたりしながら読みすすめた。短編で次々と話が変わるのもあるが、霧の中のようなのに、突然鮮明に浮き出てくる描写があり、すっかり入り込む瞬間もあったりと不思議な小説だった。→
なな

一生忘れられない夜。子どもの頃にみたつがいで寄り添い死んでいた白い文鳥。になったように感じた夜があったことを思い出した。

06/08 21:20
0255文字
shaniku_0225
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ブラッドベリがすきなのですが、この作者の宇宙やほっこりするおはなしがすきなので、短編集も集められたお話によってはあまりすきじゃない作品もあります。そういった私情のため新たに手を出してきませんでしたが、これはタイトルに心を掴まれてしまってつい手に取ってしまいました。本当にブラッドベリの訳者は邦題が秀逸過ぎる…表題作はもちろんですが、載っているおはなしどれもに「二人がここにいる」不思議を感じさせる物語でした。誰がいて、自分がいる。その距離感がどれも良かった。「生涯に一度の夜」はめっちゃ共感しました!
0255文字
あきこ
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まさに不思議な短編集。ブラックなのかホッコリしていいのか、意味がわからない時もあり。原文で読むことができればもう少し理解できるのかもしれないが、私は読めないだろう。なんとなく感じられる不安定さ、不気味さ、優しさというところか。表題の「二人がここにいる不思議」は亡くなった両親を食事に誘う話だが、親子の日常が詰まったいい話であった。
0255文字
Ribes triste
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ページを繰る度に万華鏡のように入れかわる異世界に連れていかれる短編集。読んでいるこちらの心情もくるくる入れかわり忙しい。時にゾッとし、優しく可笑しく、そして深く心に切なさが残る。きっと、この本を思いだしては本棚から取り出して読むだろう。ブラッドベリは病みつきになる。
0255文字
Mai
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ブラッドベリワールドに浸られる短編集。 ボリュームたっぷり23編。 ふわふわと浮遊感に浸っていたと思えば、読後に奇妙な残り香を漂わせたまま去って行ったり。 ブラッドベリの美しいSF世界の旅が出来た。
0255文字
masaru
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23篇の短編集。SFあり、ホラーテイストあり、恋愛ものありとバラエティに富んでいる。 ストーリーの結末が、「どういう意味かな?」と読み手にゆだねるストーリが多いので、そういったものが好きな人には合うと思う。収録作では個人的には「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」が好みだった。
0255文字
おーすが
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ラブストーリーを読んでみようと手に取ったが、どちらかというと恋の終わりを描いたものが多く、あてが外れた。でも全体には楽しめた23編。一番好きだったのは別れることになった夫婦が本を分ける話「気長な分割」。シニカルで切ないラストが良かった。妻を殺した未来の自分に出会う「かすかな刺」は、少しホラーで面白い。若者の魂が身体に入ってしまった爺さんの話「十月の西」も印象的だった。なるほど。身体はそうやって使うのか。
おーすが

世界で唯一タイムトラベルを実現した男の話「トインビー・コンベクター」も良かったな。メモ。

02/18 08:04
0255文字
peerin
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自分が覚えていないひどいことだって随分した筈なのにずっと残る“ひどいことをした”という記憶って何だろう。後悔とも違うずっと澱となっている記憶。当時の決着に自分が納得していないから?ふと第三者に話したり、自分で確かめる場面に遭遇して赦されたり解放されるって確かにあるなぁ。それは“ふと”ではなく自分の勇気?所収の『ゆるしの夜』を今年の2月TV番組で島本理生さんが『パートナーに贈りたい本』として紹介。1945年〜1987年発表の全23編。代表長編も未読、映画も観ていないが著者の沢山の世界を見られてお得気分。
0255文字
Sosseki
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SFやファンタジーの要素が詰まった短編集。笑える話、怖い話、不気味な話、苦い話、ほんわかする話、いろいろな味があって楽しかった。タイムマシンの話が面白かった。
0255文字
ゆぽんぬ
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彼女とは手をにぎっているだけでいい。その夜いろんなことが起っても、こういうことが一生記憶に残るんだ。手をとりあうことが、それ以上の意味を持つ。ぼくは信じるよ、あらゆることが幾度も起って、終って、驚きがなくなったとき、最初に何が起ったかが重要になる。 (ブラッドベリ の短編集は他のやつの方が好き)
0255文字
moka
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23編の短編集。自分好みの登場人物だったり、最後にゾクっとくるストーリー展開だったり。脚本家とあって、会話の掛け合いが楽しめる話ありと楽しめた。創作年の違いもあり、オムニバスのよう。それぞれの繋がりも無いので、カバンの中に忍ばせて空き間時間に1編ずつゆっくりと読み進めた。 物語の詰合せセットのような1冊だとすれば、それぞれのストーリーへの好き嫌いや物語への没入感の落差はあって然りかなと思う。自分も4編は入り込めず。だが19編は映像が浮かぶ展開だった。解説によると毎日創作を課してたというエピソード、流石。
0255文字
こばまり
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二十代の頃さまざまに読んだものだが何故か今、手元に残るはこの1冊のみ。ふと頁を開けばアイルランドの風騒ぐ路地へ、赤茶けた火星の洞窟へと、瞬く間に私を連れ去ってくれる。
0255文字
miri
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翻訳ものが苦手でもないのですが、話の流れがほぼ頭に入ってこない、かなり時間をかけて読みきりました。短編集なのが合わないのか、話の内容にも文体の美しさにも浸りきれず虚脱状態。世の中にこれほど書籍が溢れていることを考慮したら、そういうこともあるかもしれないと開き直り次の本を読みました。
0255文字
ヤマキチ
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SFの要素を含みつつ、人情味がじわりとくる短編集。特に「ストーンティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ」の老人と少年の交流がいい。私の日々にもミイラが要るかも。
0255文字
麻呂
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作者の柔軟な話の作り方についていけないところが多々あった。特に好きなのは「トラップドア」と「ゆるしの夜」ちょっと合わなかったかもしれないなー
0255文字
ろっか
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「人生には一夜だけ、思い出に永遠に残るような夜があるにちがいない」20年前に出版された本。不思議な怖さと冒険がつまった短編集。亡くなった人との再会、時をこえる旅、屋根裏の気配、恋人との思い出。いろいろな話がつまっていて飽きない。『生涯に一度の夜』『プロミセズ、プロミセズ』『かすかな刺』がおもしろかった。
0255文字
蜂月
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怖いお話も不気味なお話もあり、不思議な感じでした。
0255文字
chino
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SFやホラーなども含む23の短編集。予想外に怖かったな、特に トラップドアがオカルトっぽくて。 「プロミセズ、プロミセズ」はミュージカルで覚えがあって、でも関連しているのかがよくわからなかった。 やはり翻訳ものは相性があるのか、少し難しかったな。
0255文字
mngsht
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出会いと別れに乾杯!と明るく思える短編や、思えないものまで。ゆっくり読み進めながらどれも好きだと思って読んだが、ふと思い出すのは「二人がここにいる不思議」と「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」。「二人が〜」の、亡き父の〈爆弾〉がテーブルに落とされることから始まる一連の展開、あれこそ一つの愛であり家族だと思うとわたしまで涙が出た。ブラッドベリを読むと「これこそ愛じゃないか」と思うことがよくある。型にはまった何かではなく、瞬間瞬間の描写に気付かされる。
0255文字
有沢翔治@文芸同人誌配布中
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レイ・ブラッドベリは『華氏四五一』などのSFが名高いが、幻想小説・ホラー小説やコメディータッチの小説も書いている。  例えば、天国まで行っても高級ワインを飲みたいとキルゴッデン卿は思い、棺に注いで欲しいと遺言書に書くが、村人たちはこれに対し反発する。そこで村人たちは……(「ご領主に乾杯、別れに乾杯」)http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51509008.html
0255文字
二戸・カルピンチョ
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どれが一番気に入ったはなかなか選べない。あらゆる描写がいいんだよな。日本語に訳した物を読んでいる訳だが。
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あひるのふせん
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まず23作、これほど質がよいのが並んでいいのかと何度もブラッドベリに驚かされた。最初こそついていくのに頭を捻りますが、形がわかるとどの作品も胸に込み上げるものばかり。身体を失った少年たち4人の魂を押し付けられたじいさまの「十月の西」、映画のようなラストに震える「ローレル・アンド・バーディ恋愛騒動」、妻を殺したと語る年老いた自分との邂逅「かすかな刺」、別れる夫婦がただ本の山を分ける「気長な分割」……、敢えての好みがこれらですが、一つ一つ感想が書きたくてもどかしい。スケールの大きな背景に小さな誰かの物語です。
0255文字
愛の伝道師カロン@早くて安くて、美味しいですよっ
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全23編。SFから、なんだかよくわからない話までいろいろ。「恋心」に往年の輝きを見た。
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しょぼーん
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表題作の『二人がここにいる不思議』が読みたくて再読しました。個人的に大好きな作品です。凄いオチがあるとか、凄い主人公が出てくるとかじゃなくて、面白くないところが面白いですw 作中のストーンスティル大佐の言葉をかりて表現すると、この短編集は、道に迷った人へのレイ・ブラッドベリからのプレゼントのような感じがします。
しょぼーん

生涯に一度の夜/トインビー・コンベクター/トラップドア/オリエント急行、北へ/十月の西/最後のサーカス/ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動/二人がここにいる不思議/さよなら、ラファイエット/バンシー/プロミセズ、プロミセズ/恋心/ご領主に乾杯、別れに乾杯!/ときは六月、ある真夜中/ゆるしの夜/号令に合わせて/かすかな刺/気長な分割/コンスタンスとご一緒に/ジュニア/墓石/階段をのぼって/ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ/ 以上23編収録

06/05 14:05
0255文字
まるちゃ
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子供の頃によく読んでいたレイ・ブラッドベリを少しずつやよみかえしています。 古いのは読みにくいので新しく買いました。 ブラッドベリにしてはちょっと甘いかなぁという話もチラホラ。その中に読んでいて背筋がスン・・・とする様な話がでてくる。 やはり彼は面白い。
0255文字
sachizo
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凄く良かった。SF、コメディー、ホラー、幽霊譚…何が出るかわからない、おもちゃ箱のような短編集を楽しんでいたら、最後のストーンスティル大佐でぐっときた。やられた。この本は丸ごと、ブラッドベリの奇術であり、愛すべきミイラだったのだ。「トインビー・コンベクター」「最後のサーカス」「さよならラファイエット」「かすかな刺」も好みだけど、とにかく大佐とチャーリーのやりとりが好きすぎる。泣けた。
sachizo

「あるんだよ、レイ・ブラッドベリの小説に。夜に散歩する話。手つないで。それが生涯に一度の夜になるっていう」木皿泉脚本『Q10』に出てくる台詞。この『生涯に一度の夜』を読みたくて手にとった。こういう派生読書が自分にどんぴしゃはまると、小さくガッツポーズしたくなる。楽しい。

12/04 22:31
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tsuki
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初期の頃のブラッドベリを何冊か読んだので、その頃との違いが漠然とわかる気がする。アーウィン・ショーやアップダイクを彷彿する話がいくつかあり、確かにジンワリいい話が多いと思うが、ファンタジーや幽霊が加わってくるのがブラッドベリらしいところかな。『オリエント急行、北へ』『さよなら、ラファイエット』がとても良かったので、借りたけど返却後に買いました。
あたびー

私まだこれ読んでないんです。この前の読書会では「後期の作品はダメ」っぽいみなさんの感想だったので、初期のものしかよんでない私はどうしようかと思ってたんですが、この感想を読んで、やっぱ読もう!ってなりました。ありがとうございます。

11/01 17:58
tsuki

怪奇味は確かに薄いのですが、私はこちらもとても良かったと思います。80年代の作品が多いですが、何気に『墓石』が入ってますよー(^^)

11/01 18:49
0255文字
ボーダレス
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言葉の駆け引きを楽しむ23編の短編を収めた寓話的短編集。「トインビー・コンベクター」ではSFテイストで、悲しきタイムトラベラーの話。「トラップドア」ではオカルトテイストで摩訶不思議な、その名もトラップドア!。表題作「二人がここにいる不思議」ではレストランに招待した幽霊である亡き両親の吐露した本音とは…。亡き領主が残したワインにまつわる住民による面白おかしな与太話は「ご領主に乾杯、別れに乾杯!」。現実と幻想を融合させたブラッドベリの妙味の冴える、お話でした。
0255文字
まめこ
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★★★★☆識らない言い回しが多くなかなか乗りきれないところ、表題作以外の作品もほとんど「二人がここにいる不思議」なのに気づいて勢いづく。戻れない夜が心をざわつかせる「生涯に一度の夜」。クララと「トラップドア」の向こうのあいつ。トムの誓いをローラ許すまじ「プロミセズ、プロミセズ」。「ジュニア」と82歳アルバートのおそらく(笑)永遠の別れ。最初何のことかわからなかったが…笑撃!
0255文字
もりー
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「ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ」を再読。退屈に飽き飽きした少年が大佐の賭けに乗って、エジプト・ミイラを作り出す。変わりばえのしない日常が少しずつ変わっていく高揚感。ミイラの正体は、ありとあらゆるもの。全ての人が胸を踊らせ、心を弾ませながらも、変わらない日常と退屈の中に忘れていったあらゆるものたち。それを知り、希望に満ちた少年が今度はエジプトの友人を作る側へと変わっていく。前半の高揚感もさることながら、終盤の大佐と少年の対話に胸を打たれる。
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わたし
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外国短編アンド今の季節が夏なのでそこまで読み深められなかったけれど、言語がどうしようもなく好きそうだからまた手に取りたい。
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ちゆきち
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ネタバレテントでキャンプなら好きなんだけど、地面で野宿は嫌だな。昔の恋人に、互いに家族連れでばったり会ってすれ違うとき、こんな粋なすれ違いかたするくらいだったら、結婚しておけばよかったのにね。なんだか私はロマンチストではないみたいです。
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ニミッツクラス
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00年の税抜705円の2刷(初版同年)。カバーは巻頭「生涯に一度の夜」のイメージで、88年元本の原題は2作目の「トインビー・コンベクター」となる。ヒトは目標があればそれに向かって邁進できる…文明膠着から人類を救う起死回生の一発勝負の真相を描いた後者は、ジュブナイル「時空の旅」にも再掲。「ご領主…」は「喜びの機械」の「国歌演奏短距離選手」の連作となり、ドゥーンや神父の落語ネタが面白い。総じて表題からの印象の通り登場人物が少なく、読み易い作品群。23編中10編が書き下ろしと言う贅沢で下ネタもある。★★★★★☆
ニミッツクラス

本書収録作品 1.生涯に一度の夜 2.トインビー・コンベクター 3.トラップドア 4.オリエント急行、北へ 5.十月の西 6.最後のサーカス 7.ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動 8.二人がここにいる不思議 9.さよなら、ラファイエット 10.バンシー 11.プロミセズ、プロミセズ 12.恋心 13.ご領主に乾杯、別れに乾杯! 14.ときは6月、ある真夜中 15.ゆるしの夜 16.号令に合せて 17.かすかな刺 18.コンスタンスとご一緒に 19.ジュニア 20.気長な分割 21.墓石

04/16 19:29
ニミッツクラス

22.階段をのぼって 23.ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ 以上

04/16 19:30
0255文字
黒井
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18-74】裏表紙の粗筋を担当した人は本編読まずに文章考えたのかな。23編のジンワリいい話、だなんて要約で片付けるわけにはいかないバラエティに富んだ短編集だったぞ。救いのないホラー、ニヤリ笑いを堪えるのが大変だったコメディ、読後感がただただ切ないものから余白に込めた破滅の予感に空恐ろしくなるもの、そしてブラッドベリもこういう題材で書いたりするんだなあ…と謎の感銘を抱いたものまで。多才さを堪能して満足。と同時に、作家と母国語や慣習を共有していない事で、物語の奥行きを完全には理解し得ない現実も思い知らされた。
黒井

ブラッドベリの文章はわたしには手応えがあるので久々に読むとなかなか苦戦したけども、それでもお気に入りのお話も幾つか出来た。ハッピーエンドではないけど最初から読後の余韻まで全部が完璧だと思った『号令に合わせて』、もはや説明不要な『ご領主に乾杯〜』と『ローレル・アンド〜』、最後の一行に全てがある『プロミセズ、プロミセズ』、設定から展開から結末まで唯一無二の奔放さに脱帽な『十月の西』。不意打ちで触れてしまった絶望の予感に戦慄する『かすかな棘』も良き。

04/14 08:29
0255文字
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