形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:毎日コミュニケーションズ
出版社:マイナビ出版
形式:単行本
<デザインvsムントゥリャサ通りで>▼この本を読んでいる最中に、ずっと脳裏でチラついてたのがエリアーデの小説「ムントゥリャサ通りで」。▼この小説は、政府による重要証言を求める聞き取りに対して、老人が脱線に脱線を重ね神話的な物語を語り続けるという、奇妙な物語。▼デザインが知覚的に視覚的に受け取りやすいものを目指している一方で、「ムントゥリャサ通り」の捻じ曲がった語りはいわば反デザインだ。▼それはもはや「反」というより、デザインというもの自体を射程に入れていない。▼人生では「ムントゥリャサ通りで」のほうが大事
<デザインvsムントゥリャサ通りで>▼Q.兄弟は何人いますか?▼<A.デザイン>(指を3本出す)▼<B.ムントゥリャサ通りで>それって僕をふくめての話ですかね?まず長男がジュンイチといって、むかしから、けっこう暴力的で、いまはだいぶ大人になったので、やさしい性格になったんですけど、よく上から2人目の兄とケンカしてて、で、二男が、さっきの上から2人目の兄ですけど、ミツオという名前です。父のミツタカのミツの字をもらっています。いまは、僕の弟のカズタカと同居しています。僕は僕です。僕の名前には、父の名前の字は…
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