形式:文庫
出版社:新潮社
出版社:中央公論新社
形式:Kindle版
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正直言えば挫折寸前。少し前に文春文庫で道誉の本が平積みになているのを見た時に3部作とあったので、私本太平記ではちょっと物足りなかったので3部なら読めるかなぁと思っていたのですが、大ウソでした。北方太平記なるものがいくつかあるようですが、とりあえず作品として一番古いのを借りてみたら意外にも南朝方の九州でのお話で、しかももう足利が幕府を作った後のお話です。うん、太平記読んでいてなんで九州が重要なのかわからなかったし、落ち着かない理由もわからなかったので痒いところい手の届く本ではあるのだけど、なんせ気が長い。
今川了俊は下巻で登場で、格好良いですよ。底知れぬ智謀と器量を兼ね備えた雄敵
として懐良親王&菊池武光の前にあらわれます。彼さえ居なければ!と征西府に思い入れてると思ってたしまいますが、彼ほどの男になら!とも思える人物として描かれてますです♬
この小説の懐良親王は、僕の住んでいた鹿児島の谷山地区に、地元の豪族谷山五郎隆信に招かれて、住んでいた経緯があるのです。だからこの作品はいつか読みたいと思っていました。菊池武光は僕が昔好きだった武士で、この作品でそんなに熱く描かれているのであれば、なお更読みたいです。山猫さんのレビューは熱く、それでいてクールで、興味をそそる文章でした。
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