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愛の年代記 (新潮文庫)

感想・レビュー
92

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大阪魂
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中世〜ルネサンス期のイタリア舞台での恋愛テーマ短編9編!恋愛ゆーても恋多き時代、恋多き国での歴史ゴシップ小説って感じ!不倫みつかったら殺されてもしゃあないって時代やったそーやから結末はむちゃ怖なんもあったり…でもどれもドキドキで一気読みやった!レパントの海戦にも参加した海賊と出会った貴族夫人の恋「エメラルド色の海」、実は女性の法王がいてたんやけど恋愛で…って「女法王ジョヴァンナ」、愛と陰謀?で大公妃までなったけど最後は旦那とほぼ同時に殺された?「ビアンカ・カッペロの回想録」とかよかった!もりちゃありがと!
0255文字
もりの
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塩野さん好きなんだよなー。歴史の中にあったかもしれない恋愛の短編集。お風呂で少しずつ読んだ。面白かった。
大阪魂

もりちゃばんわ!塩野さんええやんねー!あったかもしれへん恋愛特集ってむちゃおもしろそー!みつけたらゲットするー٩(˃̶͈̀ᗜ˂̶͈́ )و‼︎

09/27 23:05
もりの

大阪さん!ぜひお手にとってみてください!

09/27 23:14
0255文字
しましま
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ネタバレ5読目?6読目??…覚えてないや、まあ把握できない程度の回数読んでるね、うん。基本、恋愛ものの苦手な私だが、これはオモシロく読める♪(とはいえ恋愛ものならぬ、歴史ゴシップ話の感覚で読んでるんだけど😅)やっぱり本書でのマイベストは「エメラルド色の海」が不動だな~✨こういう、抑制の利いた、だからこそ切ないお話ってツボなのさ💕代わりにビアンカ・カペッロやパリシーナ侯爵夫人、ドン・ジュリオみたいに「色恋こそすべて!」な人びとは苦手…すいません私ゃとことんな干物女にして喪女なんですぅ💦💦
ワスレミズ@ベルばら同盟会長

レビューとコメントにドキドキ💓してます)^o^( 読む度に自分の中でドラマティックになっていってます♪ 商人が戦死してしまうのが現実味を引き寄せます。ヴェネツィア商人は勇敢だわ(*^o^*)

06/28 21:02
しましま

ワスレミズさん☆ああマリピエロさ~ん!よもや戦死してしまうとは😢何しろキプロス攻防戦だから、そりゃあ死亡率高くて当然なんですけど、あの箇所は何度読んでも胸がぐぐぐっと詰まるです~😭それだけに彼が運んでくれた、ウルグ・アリから贈られた錦で作ったドレスだけでも、身に着けることができてよかったよなあ…と、ほんっとーに切なくなっちゃいましたよね~😢

06/28 21:07
4件のコメントを全て見る
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Machiko
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「ビアンカ・カペッロの回想録」がお目当てだったが、他の短篇も中世イタリアの雰囲気を良く伝えてくれてた。 しかしビアンカのお相手の「フランチェスコ」って、天正遣欧少年使節の時代のトスカーナ大公!もしかするとビアンカも、伊藤マンショとワルツを踊ったりしたのかも~(笑)更に、フランチェスコの(正妻の)娘がマリー・ド・メディシス。ルイ13世の母后として君臨したけど、浮気な父親のせいで寂しい幼少期を送ったのかもしれない。
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たんかれ~
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中世からルネサンス期の主にイタリアを舞台とした恋愛短編9編。巻末に出典を明かしているけど、正直なところ事実かフィクションかは分からないことは筆者も認めてます。しかしそれぞれ命を懸けた全力の恋愛物語であって、短編ながら読み応え十分。一気読みでした。発刊は昭和50年だそう!
0255文字
yabazo
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中世からルネサンス期にかけての女性の視点をメインに据えた話たち。まるで見てきたように語られる内容は事実も多く含まれているようだが、多くはフィクションのようだ。とはいえ、フィクションとは言い切れない話も多々あるようです。とにかく、かなり面白かった。
0255文字
びわ
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短編集。ヨーロッパの中世は、高校の世界史以来、あまり触れてこなかった分野。絢爛豪華だけど、陰謀も渦巻いている時代だったのかなあ。どのお話も予想していたのとは違ったスケールの大きい話でびっくりした。「エメラルド色の海」みたいな出会いはドキドキしちゃうし、「女法王ジョヴァンナ」は男女の差別がばっちりだった時代に、なんて痛快な生き方だろうとびっくりでしたよ。まあ浮気のあとの始末は怖すぎたのもあったけど。
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空蝉
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ネタバレタイトル通り、中世の艶話集。男が女を本当抱けるかかの当て馬にされた女性の話はこんな事もあったのかと気の毒に…好きだったのオスマントルコ人になったイタリア男の話。彼、嫌いじゃなかったから、伯爵夫人ともう一度会って欲しかったなと…完全に艶話状態。 中世の人はおおらかだから、浮気をそこかしこでしてるのになんだか、急に恐ろしく壁に埋めたりでぞっとしたし、兄弟でも愛憎で目をくり抜こうしたり、現代の感覚は通じない。 大体は楽しく気楽に読めました。
0255文字
ソフィ
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愛。恋愛にフォーカス。ロマンスあり、コミカルありホラーありの読みやすい短編集だった。一番印象に残ったのは最後の『女法王ジョヴァンナ』。ここで描かれていたアテネとローマの印象の違いもおもしろかった^^
0255文字
nao
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収録作はどれも登場人物への照明のあて方が秀逸というか、物語に組みこむ演出(語り口)の優れた上質なエンタメ作に仕上がっている。その一方ゴシップ記事(愛憎劇)を際立たせたようなその作り(作為)に対しては意地悪いような見方ができなくもないだろう。それはそのままイタリアをめぐる広汎な著作全般にも敷衍して言えるものなのかもしれない。けれど、自分は細やかに施された著者の様々な物語世界(著作群)に惹きこまれてきたのであった。(=著者のファン)
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りい
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ネタバレあまりイタリア史には詳しくないが、当時の様子が頭に浮かんできて、中世イタリアに透明マントで乗り込んだように感じました。ただ、私の生きている時代や場所のが違うため「行動が大胆すぎるな」とか「罰重すぎるな」とは感じました。 女法王ジョヴァンナが一番好きです。
0255文字
しんさん
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彼女の書く中世の欧州貴族女性の美しさは格別です。それにしても浮気をすると無言のうちに歯をすべて抜き、無理無理パンを押し込み生かし、毎日鑑賞し3日後に壁に生きたまま埋め込む…漢の呂后、清の西大后の「人豚」と相通じる残酷さがある。日本人には考えもできない残酷さが欧米・支那にはあり、現代まで綿々と連なっている。
0255文字
aisu
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ちょっとだけ中見るつもりが、引き込まれて読んでしまった。食事や身につけているもの、着ているもの、寝具などの描写や家具、建物や行き交う人の様子など、どうしたらこんなに詳しく調べられるのだろうと思ったら、「年代記」という土台があるのだ。だが、それを土台に、生き生きと読ませてくれるのは塩野さんならではですね。
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ぱじゃぱじゃ
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高校・大学の頃、塩野七生さんは次々読破していたが、長期連載はなかなか追いかけられず、途中で挫折。コロナのお家時間の慰めに改めて片端から読んでいきたい。新潮文庫の端緒の本書は中世からルネサンスにかけての女性達の恋、浮気や裏切り、夫からの残虐な罰、原典から塩野七生が想像の翼をはばたかせて時代時代にあった情緒の短編に仕上げていて、そのふくらみがまた楽しい。最近は携帯からウィキペディアで人物や地名、固有名詞何でもすぐ検索して解るので、調べて読み進むのも楽しい。何しろ文章がなめらかで美しい。読んでいて気持ち良い。
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takaya
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夢中で読みました!イタリア中世、ルネサンス時代の史実をもとに塩野氏が物語を作っていますが、現代日本の小説とはまるで違って、非常に新鮮で、別世界を堪能しました。塩野氏は、天才作家だと思います。
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gakurin
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ラブロマンスは苦手ですが、この作品ぐらいになると、愛も悲しみも、アンティークの風格とか色彩を帯び、とても楽しめました。何百年という時の経過のせいなのか、塩野さんの筆力のせいなのか。
takaya

gakurinさん、はじめまして。「アンティークの風格、色彩」、まさにおっしゃる通りです。恋愛の生々しさがセピア色の中にぼやけ、ファンタジーを読むような気持になりますね!

12/12 12:19
gakurin

塩野さんは天才だとわたしも思っています。以前、テレビ番組で、塩野さんがイタリアの歴史だか文化だかを語るのをお見掛けしましたが、まるで時代も国も超えた地点から俯瞰して語っているような( 巫女さんのような?)不思議な説得力があるなあ、と思いました。

12/13 09:01
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う みの
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塩野文学の真骨頂である。文章がただの歴史記述にとどまらず、その時代に生きた人々の血の通った想いを克明に描き出す、その優しさ。歴史とは人が織りなすものであって、そして人とはいつの世も愛し愛されずにはいられない生きものであった。暗黒の中世にすら、思わず微笑が溢れるような暖かな愛の物語があったのだ。読後感の清々しさは、塩野作品の中でも群を抜く。
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優希
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中世からルネサンス期にかけての恋愛。甘く美しいその恋は激しく愛し抜いた姿そのもののように思えました。美化の面だけではなく、愚かな一面も描いているので、リアリティを感じます。その生き方は本当にあったのだろうと思わされました。
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ちびたぬき
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先日イタリアへ行ったので読みたくなった、大好きな本。文庫の裏書きには「胸ときめく恋の物語9編」とあるが、中には残酷で血にまみれた話もある。何もかもがうまくいくハッピーエンドの話は一つもない。恋しても取り巻く環境・境遇が許さなかったり、恋したが故の悲劇に見舞われたり。時代背景や国同士の情勢等の歴史を土台に、人々の恋情・哀しみ・憎しみ・思惑があふれた物語が繰り広げられる。他の塩野さん作品と同様、遠い昔のイタリアと人々の生き様が生き生きと鮮やかに描かれ心に迫る。オスマントルコの海賊に恋する貴婦人の話が好き。
ヴェネツィア

いずれも行ったことがありますが、そのあたりではシエナも強推薦です。

05/31 04:19
ちびたぬき

シエナも良いですよね!前に行ったときカンポ広場が工事中で入ることも見ることもできなかったので、再訪したいです。 お返事頂き有難うございます(^-^)

05/31 12:46
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0255文字
Yuka
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積ん読本になっていたこの本を何気なく手にとって、優雅な週末を過ごそうと思いました。 あらすじには、「イタリアの中世からルネッサンスにかけて(中略)胸ときめく恋の物語」とあったのだけど… 胸ときめく?? ほとんどか不貞の話、裏切りや愛憎劇の末の死刑執行やらで愛はゆらぎやすく、想いが強いほどに愛から生まれた憎しみは残虐であるとしか思えなかった。。 胸ときめかなかった私が普通だと思いたい。 とはいえ、作品としてはものすごく面白かった!
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ことよん
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全部実話のように見えて、小説なので、必ずしもそうではなさそう。この作者、イタリア中世の話、本当に上手いですね。
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sada
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ネタバレ不倫が露見した時の容赦ない罰や殺され方に、ヒエッと背筋を寒くしながら読んだ。ジュリアの話は、いつまでも相手を想い続けて期待を抱いてしまった彼女が切なかった。冷めたり燃えたり、愛というものはなかなか身勝手で始末に悪いと感じた一方で、ビアンカの話のように最期まで相思相愛だった話には救われた。
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オドンチメグ
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切ない。狂おしい。恋は今も昔も人を狂わせるのだなぁと思った。 女の強かさ、図太さ、恋情に対する熱量の深さ(執着心)がよく描かれていると思った。あまりにいきいきと描かれているから本当の話だと思ったくらい。この9篇の物語の人物達のような己の身を焦がすような恋情、愛しい人と共にある時の幸福感や恋が与える絶望や苦しみといった暗い感情、そういったものをいつか私も経験するのだろうか。その日が楽しみであるような少し怖いような。 「エメラルド色の海」がとても好き。
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あーさん☆㊗️22222冊達成!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
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エメラルド色の海。女法王ジョヴァンナ。
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あくび虫
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伝説なのか真実なのか…それはともかくとして、とにかく現代までその話が伝わってきた、という意味での人間の歴史。そういうものについて考えさせられました。エピソードも面白いですし、切り口も面白い。そしてまた、その話が伝わってきたということ自体が面白い。――ただ、古めかしい大仰さと、全体に漂うロマンチズムにお腹いっぱいな気持ちにもなります。最後の話あたりではちょっと飽きてたかな。
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植木になりたい
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ネタバレ数年前に貰った御本ですがいやぁ…面白かった…1話目のビアンカのお話は読後切なかったけど優しい夫との幸せの絶頂で亡くなれたから彼女は幸せだったのかも…ジュリアの話も切なかった…エメラルド色の海は一番好きかもしれない!この聡明なヒロインと紳士な海賊の二人とても良い…!確かにこの二人が結ばれて幸せに暮らしましたでお話が終わればいいのに…!とその国の人も思ったんだろうな…!パリシーナ…は一緒に殺された息子さんが切ないしできた青年だ…ドン・ジュリオは謀反を起こしかけた兄弟の気持ちもわかる(理不尽…!)しお兄ちゃん→
植木になりたい

の気持ちもわかるから謀反が失敗してホッとするような嬉しいような…!パンドルフォは本当に一番いいタイミングで脱出できて無事に生きて帰れてよかったな…!そりゃ女性全般トラウマになるわかる フィリッポ伯は本当にえげつない復讐をするし生きたままとか怖っ!!ヴェネツィアの女もほんと切ない…突然Mに目覚めた才女……団鬼六の話でありそ…いや才女全面的にノリノリだからないか…!ジョヴァンナ…捨てられ置き去りにされた最初の恋人のことを思うと切ないけど浪曼だなぁ…! 結論:面白かった

10/22 19:50
0255文字
あまがえる
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日本食とイタリアンの違いでしょうか。濃い味付けの短編集でした。塩野七生さん もっと 読んでみたくなりました。
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mahiro
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中世からルネッサンス期までの有名無名の女性達の恋の短編集。ほんとかしらと思うような女法王の話や傭兵城主の妻になった頭の軽そうな姫の無惨な末路、名家の庶出の娘が束の間体験した貴公子との逢瀬など、厳しい時代の中で自分が生きている事の存在を確かめるように愛に向かう女達。夫が愛妾を蓄えるのは当然で妻が不倫をすると高貴な夫人でも死刑などという理不尽も残酷さも作者の感情的にならない描写で淡々と描かれている所が又いい。
0255文字
okahiromi
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本当にあったことかどうかは重要ではなくて、どんな時代にも禁じられた恋が魅力的であり、また今では考えられない残酷な罪を負わせられるのが中世キリスト教世界なんだなと。
0255文字
真希子
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ユニークな話もあれば、残酷な話もあり。。 愛は人の理性を狂わせる一番の感情なのだと改めて実感。
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hisa
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実在の年代記など歴史資料を元に創作された魅力的な短編集。女法王に興味が湧いたときに、この本に収録されていることを知って読み始めたが、ほかの話も面白く、あっという間に読み終えた。いずれも「愛」をテーマにした女性が主人公の物語だが、美しい話ばかりではなく、残酷な物もあり、マリー・ド・フランスの「十二の恋の物語」が思い出された。一番気に入ったのは「エメラルド色の海」。
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あき
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そのうちに読もうとは思っていたのですが、『女教皇ヨハンナ』を読んだ後に、この本にも同じ人物を扱った『女法王ジョヴァンナ』が入っていると知り、読むのを早めた次第。同じ題材でもここまで違うのかと驚き。元の伝説が気になる。枝葉に分かれて伝わっていったということか。他にも中世からルネサンス期の話が全9編。『エメラルドの海』と『ドン・ジュリオの悲劇』が良かったかな。前者は『ローマ亡き後の~』でも触れられていったけ(記憶違い?)。後者は興味のあるルクレツィアも登場。これから『ルネサンスの女たち』を読むので楽しみです。
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さくちゃん
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中世からルネサンス期のイタリアを舞台にした恋愛短編集。創作話なのにまるで史実のように読ませるところが面白い。特に「女法王ジョヴァンナ」なんてもし本当にあったことだとしたら劇的すぎるな~
0255文字
そのじつ
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ネタバレイタリアの9世紀〜16世紀くらいの年代に生きた人々をモチーフにした小品集。主人公の多くが女性である。「大公妃ビアンカ・カペッロの回想録」は新発見された古文書を塩野さんが訳したとして紹介されている。のですっかり本当のことかと思っていたら・・・実は!な種明かしが本の後ろの方に書かれていて、わ〜ビックリした騙されたヨ!と愉快であった。つまり実在の人物を描いていることもあるが、これらは「小説」なのであった。とはいえ、イタリアの歴史に精通する塩野氏の仕事である、時代背景から中世人特有の意識まで非常に詳しい。
そのじつ

に加えて、私の場合この本の魅力は「中世」にあった。残虐すぎる拷問・処刑や、ヨーロッパを股にかけた無一文の放浪者、男装の法王の仰天人生。おもしろい!日本の説経節「山椒大夫」みたいに荒削りで乱暴でこわくて、因果応報みたいな教訓ぽいところもあって。非常に好みでした。

10/23 01:51
そのじつ

実際にはちがうんだけど、ピーター・グリーナウェイ監督の「英国式庭園殺人事件」「ベイビー・オブ・マコン」あたりのイメージがダブった。

10/23 02:32
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Millet.K
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“良いこともできなければ、かといって悪事に徹底できない人とは、何もできない人間ということになる。こういう種類の男たちに対して、ルネサンスという時代は厳しい”(ドン・ジュリオの悲劇)「病のときには強すぎる塩野七生」とはmon amiの言。でも叱られたい今日この頃の再毒。愛人から大公妃にまで上り詰めた女性、花婿の肉体的欠陥の疑いを晴らすべく試験台にされた処女にして庶子、身代わり貴婦人とトルコ提督の秘めやかな恋、伯爵夫人と情人の末路、女性法王の数奇…それぞれ元ネタはあるにしてもこの想像力よ〜あらためて惚れ惚れ。
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ワスレミズ@ベルばら同盟会長
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たぶん30代半ば頃に一度読んだ本です。その時は普通に面白く読了したのですが。本当に久方ぶりに読み直してみました。塩野氏の著作からはしばらく遠ざかっていたのです。読んでいくうちに文体に懐かしさと安らぎを覚えました。昔読んだ時は「エメラルド色の海」が一番好きでしたが、9つの短編、いずれも良かったです。「大公妃ビアンカ・カペッロの回想録」は、現在、東京都庭園美術館で開催されている「メディチ家の至宝」展を参観したので、興味深かったです。
ワスレミズ@ベルばら同盟会長

感想から外れますが、この展覧会でビアンカの肖像画が展示されていたのですが、私が知っている肖像画ではなく、印象が全く違っていたので驚きました。説明文と、肖像画を何度も見比べてしまいました。とてもふくよかなビアンカでした。

05/05 11:38
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ちぃ
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人間て欲望の前では残酷で変態だなー。獣よりも、知恵があるだけ厄介。なんだけど人類の在り方としてはこれもひとつの健全な姿なんだろうなと思ったり。愛することってこれだけ命がけの行為だったのかと戦慄した。
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京橋ハナコ
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再読。娘時代から恋愛ものが苦手な私には人生を狂わす恋が解らない。一編を除いて怖いなといった感想。
0255文字
ヴェネツィア
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中世からルネサンス期にかけてイタリア史にひっそりと名を刻んだ女たち(一部は男)9人を描く短篇物語集。塩野七生氏は『海の都の物語』といった長編ももちろんいいのだが、こうした短篇もまた実に味わい深い。それぞれの時間の中を生きた女性たちをいとも鮮やかに蘇らせて見せてくれるのだ。著者の駆使する手法は、ここでもやはり単に史料を無味乾燥に読んでいくのではなく、そこに作家的な想像力を縦横に働かせて、時代の空気を立ち上がらせるというもの。しかも、現代的な解釈ではなく、その時代の世界観を語っていくところは何とも魅力的だ。
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