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移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

感想・レビュー
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よしじ乃輔
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食事と文化は直結していると確信。なぜ日本に根付いたのか、高野さんの取材力で各人の背景から各国の歴史を垣間見る。一度、千葉のタイ寺院をぜひ見てみたい。高野さんの本に登場する人達は皆んな魅力的に見える。それも高野本の特色では。
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Humbaba
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同じ民族でも、必ずしも分かり合えるわけではない。同じ言葉を聞いてもそれに対して受ける印象は違っているし、それに対してどう対応するかも違ってくる。それでも外国において同郷の人というのはとても頼りになる存在であることは間違いない。同じ文化圏だからこそ固まって行動をする。食事は日々の生活で欠かすことのできないものであり、故郷の味を楽しめれば様々な辛いことも一旦見なかったことにすることも可能になることもある。
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林芳
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自分の中では何故か高野さんの本とbappa shotaさんのYouTuber動画がリンクして、相乗効果を生み出して更に興味深く楽しめるという状態にある。そのため読む前から(今回はどんな話題を提供してくれるだろう)とワクワクした気持ちになる。今回は食。特に南三陸町のフィリピン女性の活躍は目を見張るものがあった。明るくて逞しくて情深い。見習いたい。
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さとちゃん
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ネタバレ2012年刊。あえて「移民の」と題したとのこと。その心意気にしびれる。東日本大震災の発生もあり、取材は容易ではなかったようですが、読ませていただく側としては興味深く、面白い一冊でした。各地に移民のコミュニティがあり、食事を通じてつながりが可視化される。その内容がなんと豊かなことか。「寛容であること」と「排他的でないこと」の違いには気をつけたいと思います。
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Sugar
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45年程前、うちの裏に住んでいた朝鮮の家族を思い出した。スナックと土木業をして父母子供が四人住んでいて、その子が話すにはもう一人一番上にお兄ちゃんが居たけど国に置いてきたと話した事を思い出した。北朝鮮かなぁ。 寛容は「間違った存在や行動を大目に見る」と言う上からの視線。排他的でないは自分とはちがうものが同居していることが常態なのに、わざわざ追い出すことをしないこと。納得。
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マトマト
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多様性が謳われてはいるものの対立ばかりが顕在化する昨今、相手を知る、会って対話することがどんなに大切なことかと思った。一緒に食事をすることも。それにしてもさすが高野さん、鶴見で沖縄系ブラジル人とパーティーとか、盲目のスーダン人とタンデム自転車で府中から葛西臨海公園までサイクリングとか、日本にいながらにして状況がマニアックすぎる。「寛容」と「排他的ではないこと」の違いはしっかり心に留めておこうと思う。
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くたなお
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震災時の外国人について書かれていたが、滅多にお目にかかれないテーマだったので読めて良かった。来日している色んな国の人たち、それぞれに歴史があって面白かった。この本が出て10年近く経っているので、近況を知りたいなあ。整体師の先生はどうなったのかも気になる。
KF

まだ10年経っていないと思いますが、フィットネスクラブで運動後に入浴しました。どう見ても日本人に見えない二人が日本語で会話をしていました。気になって聞いていたら一人がパキスタンで一人がスリランカだったかな。正確には思い出せませんが、インド周辺の二カ国で相互に公用語が異なっていました。二人とも日本の仕事先で働いており日本語会話が自然だったのでしょうね。地球の人口の七人に一人は日本語を母語としています。こうして移民労働者も馴染んでいくのでしょうね。興味深いですね。

03/18 14:52
くたなお

KFさん、ムスリムコミュニティがあるようなので、その辺りの人達でしょうね。英語より住んでいる国の言葉つかうみたいですね。やっぱり。

03/18 15:20
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ねええちゃんvol.2
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★★★ 成田のタイ寺院、イラン人のベリーダンサー、南三陸町のフィリピン女性、中華学校のお弁当、鶴見の沖縄系ブラジル人等のお食事事情
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DRYM_8
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高野さんの本はとてもとても面白い。高野さんは人と話して癒される人なんだなぁ。
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Kyo
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夜のスーパーにて半額のお寿司を買うムスリムの人やフィリピン産の醤油を好んで使う日系のブラジル人などこれまで自身の凝り固まった考えが覆されもはやこの世界はボーダーレスなのだとこの著書を通して改めて気づかされた。また母国を離れて異国で暮らす人の方が伝統を重んじ変えずに守っており、それが今回はコミュニティ間の繋がりや料理という形に表れていた。読み終えて今後さらに境が曖昧な世界になっていく中で自身とは違うことに否定的にならず受け入れる姿勢の重要性と日本人としてのアイデンティティについてより深く考えるようになった。
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石田理輝
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面白かった。食と文化、コミュニティーの観点から日本に住んでいる外国の人の生活の実情に迫っている。
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レイノー
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2012年刊行。著者はフリーライター。◇図。◆関東圏ないし東北諸県在住の在日外国人(華僑(台湾中心)、イラン人、フィリピン人、タイ人、沖縄系ブラジル人、フランス人、インド人、ロシア人、朝鮮族中国人、スーダン人)の、日本での生活模様を解読しようとする。宴とあるから、食が中心になるかなと思ったが、必ずしもそうでもない。◇ケの日は日本食の方が多いと。調理法が簡単なので…と。確かに。◆やはり、フクシマ後の、特に東北圏に居住する在日外国人の模様が、地元意識の強さという面で印象的。
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ちんれん
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「高野秀行 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 講談社 2012年」古本。最高に面白い。日本に定住する外国人の食にまつわるエピソード。タイ寺院、イラン、フィリピン、フランス、中華学校、沖縄系ブラジル人、インド人、ムスリム、ロシア、朝鮮族、スーダン。食いたい物ばかり
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あきら
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日本に海外から移住してきた方々が、どんな食卓を囲むのか?日本食?それとも故郷の食事?体当たり取材記録。多様性を受け入れようと言う時代だけれど、「寛容さ」と「排他的ではない」は一緒ではない。寛容するは上から目線。目から鱗だったし、今までの違和感に納得がいった。
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tetsubun1000mg
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2012年出版だったが、高野秀行さんらしいタイトルに引かれて選ぶ。 アジアやアフリカの辺境をさまよう高野さんらしい体当たり取材が面白い。 西葛西のインド人祭りはTVニュースか何かでで見たことが有ったが、それ以外は初めての情報だった。 各国からの移民の歴史や事情も様々でバラエティー豊か、それぞれの国民性も現れて興味深い。 また、各国の食生活取材も材料、作り方、実食した感想など具体的で面白い。 ほとんどが名前も知らない食べたこともない料理だった。 高野さんが取材相手になじんで本音を引き出しているのもいい。
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姐さん
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なんでも面白く受け止める高野さんの本。日本に住んでいる外国人が何を食べているのか?成田のタイ、神楽坂のフランス、南三陸のフィリピン、鶴見の沖縄系ブラジル、西葛西のインド、館林のムスリムにロシアのクリスマスなどなど。読んでいるだけで明日の晩御飯は何にしようと考えてしまうほど出てくる料理の美味しそうな雰囲気。皆さんの心の拠り所は寺院、教会などいつも神様が一緒に出てくる。ロシア正教会が2系統あるのは東西冷戦の影響など、なるほどザ・ワールドでした。
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たみこ
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★★★☆☆
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マイアミ
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★★★★ 在日外国人たちの普段のどのような食事を取っているのか? なんてことのないテーマだが面白かった。食だけではなく人がしっかり表現されていたからだと思う。取材の中心にコミュニケーションがあるのが良かった。取材した当時は東日本大震災直後でその時外国人たちがどのように考え行動したのかもわかるのも貴重だ。当時の在留外国人数は207万。調べてみると2020年では288万人だそうだから毎年10万人ずつ増加傾向にあるのに驚いた。彼らの食生活を知りより身近な存在として感じられるようになる一冊だった。
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宇宙猫
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ネタバレ★★★★ 日本に暮らす外国人の家や集まりに行って料理を取材。同じ国でも別の地域から来ていて郷土料理が入り混じってたりするのが、日本での取材ならでは。東日本大震災の頃だったため、普段と違う面が現れているのも興味深い。北欧の大使館はベーカリーアンデルセンを頼って広島に疎開したとか。 鶴見には沖縄系ブラジル人が多くて、沖縄とブラジル文化がミックスされているというのも面白かった。 あとがきにもあったけど「日本食は簡単」とよく出てきたのが気になった。煮込んで旨みを出すのと、出汁を使うのの違いなのかな。D
宇宙猫

私は確かに簡単だよなって思っちゃった。気候とか食材の鮮度のせいとかありそう。食材が手に入り難い場所だと素材の味なんて問題外とか、煮込んで長持ちさせたとか、いろいろ歴史がありそうじゃない。

07/08 18:38
山猫

海から遠いので鮮度の落ちた食材をやたら煮込みまくって誤魔化す伝統フランス料理とか、水が悪いので代わりに油で処理する中華とかはそうだろうな。ほとんどの国にには日本のような塩蔵や乾物利用の知恵はないだろうし。その点、海が近いところの日本料理は魚おろして切るだけでいい(=刺身)から簡単と言えば簡単かもしれないが、その分、調理する人間の腕の差が如実に現れるなんて思ってもみないだろうし、その繊細さには気もつかないに違いない。だから、なんでもかんでも「簡単だ」と連発されるとカンに障る。

07/08 19:18
3件のコメントを全て見る
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シルク
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ネタバレ縁あって、外国に移り住んでそこで生きてく...ということに、自分は憧れている。異国での新しい人生、というのと、多分それ以上に、そこで生きてくしなやかさに憧れるんだと思う。学生のときある先生から、ついっと、「アメリカの大学で、日本文学の研究をしている先生達に、良さげな日本語文献を探して手渡す仕事をする職があるのだけど、シルクさん、もしやろうという気があるなら、現地の先生に連絡とって」と、メアドと電話番号を手渡されたことがあった。あの時自分に、えいっと飛び込む勇気とか、なんか色々あったなら、ひょっとしたら→
シルク

その後の人生は、まるきり違っていたかもしれない、この本に一貫して流れているような、なんともそよそよと、爽やかな旅の雰囲気がわたくしの人生を包んでいたかもしれん、と時々思っちゃう。けど実際には日本を飛び出す勇気が、それまでの生活を飛び出す勇気が、その時の自分には、どうしぼったって1滴も無かったんだもんなー。行き先がアメリカっていうのも、わたくしには怖かった。うん、まあ、必然だったんだろう。せやからこの本とか、色んな種類の「外国で働く女性たち」を描いた本とか読むと、そのしなやかさ、素晴らしいよなーと思う。

01/10 15:58
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Lilas
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高野本らしく、読みやすかった。西葛西のインドのお祭りディワリと、鶴見の沖縄系ブラジル街は訪ねやすい場所なので行ってみたい。
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わしココ
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少し前の話ではあるが、外国人から見て日本は住みやすいようだ。今も住みやすいといいな。異文化を楽しめました。
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榊原 香織
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東北震災の後位の話。美味しそうな料理多い。
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れいあ
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ネタバレ何となく、先日読んだ『故郷の味は海をこえて』(安田菜津紀)のような感じのルポかと思って手に取ったが、ちょっと違っていた。この取材の途中で東日本大震災があって、著者がソマリランドに通っていたのもこの頃なのかあ。
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ちーにゃ
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2020 20冊目
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ジュースの素
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日本に暮らす外国人たちはどんな食生活をしているのかを主にレポートするものだが、この取材は相当難しいと思えた。大抵がコミュニティを作り、それも各地に渡る事から高野氏も戸惑っていた。ムスリムに於いてはハラールが必要だし、インドやネパール人には多くのスパイスも欲しい。しかす、逞しい彼らは厳しい日本の中で泳ぎ回る。最後の「あとがき」で高野氏のまとめは完結していると思う。
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Uz あなぐま
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日本に移り住んだ人たちがどんな食事をしているのか、そして地域の日本人との交流の様子。基本は笑って楽しく読めるが、震災直後の取材もあり思い出すことも多かった。文化の違い、宗教と食、食事を作る人が込めた想い、いろいろな食事の楽しみ方、実際に料理してもらい一緒に食事をしながら話しを聞く。各地の歴史的な背景についての解説もあり、高野さんのガイドで世界旅行をしているようだ。「和食は簡単」「日本人の不幸アピールは仕事至上主義に原因?」などの発想も他文化に触れることで考えるきっかけとなる。
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Eimi
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高野さんの本が好きで結構読む。 好きな点は、内容のユニークさ、文章から滲み出るいいおっちゃん感。近くのお酒屋さんとかで角打ちしてたら一緒に飲みたいなあ。
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Maumim
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今ならここにベトナム人のコミュニティが取り上げられるんだろうな。 イランのごはんがやっぱり一番おいしそう!
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harass
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日本在住外国人コミュニティを訪問するルポ。異文化ものに定評のある著者の気軽な読み物。日本でも現地の食生活を維持、もしくは変化させていく。ちょうど連載中に原発事故があり巻き込まれる彼らなどが生々しい。日本料理に馴染む人が多いが調理方法が簡単なのが好まれるらしい。かなり凝った料理は日本では材料などが手に入りにくいのもあるようだ。成田のタイの寺院や神楽坂のフランス人街などそんなものもあるのかと驚く。
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すのさん
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美味しそうな料理と地域に根付いたコミュニティ。自分も移民の宴に参加しているかのようで楽しかった。国際色豊かなコミュニティで、出てくる人たちがみな楽しそうに食生活を送っているのがとてもよく伝わってきた。震災で被災しながらもパワフルなフィリピン女性たちには圧倒された。鶴見に沖縄系ブラジル人が多く住んでいるというのも初めて知った。沖縄料理、ブラジル料理など色んな料理が混ざり合ってて、エネルギッシュな食文化を感じる。料理どれも本当に美味しそうでお腹が空いた!
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tsuki2b
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日本での外国人たちの食事事情紹介。タイ、イラン、フランス、ロシア、スーダンなど、巻頭にある各国の色とりどりの食事風景が楽しそう。震災避難などの事情を抱えている人もいるけれど、みんなパワフル。彼らの目を通した日本は興味深いし、それに対してちょっと反省したりする高野さんも面白い。
0255文字
いすか
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日本に十年、二十年という単位で住み、家庭生活を営んでいる外国の人々。彼らは毎日何を食べているのだろうか。母国の料理だろうか。それなら材料はどこで買うのだろうか?時には日本料理も食べるのだろうか?色々な国や民族の普通の人達が、日本で作り、食べる日々の食卓レポート。
0255文字
sinkuu021
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ネタバレ日本在住外国人の食事、文化について高野さんらしい視点で書かれていて楽しく読めた。 こんなにも色んな国のコミュニティーが日本にあったとは。 海外の料理は家庭料理でも色んな工程があり非常に手間がかかる物が多く、日本食は刺身などシンプルで素材その物の味を楽しむ簡単な物が多いが、毎食違う物を食べるので違う大変さがあるのが面白かった。 そして日本人は不幸を好む人種というような表現があったがこれにも納得。明るく陽気な外国の方々を見習って少しでも前向きに生活したいと思った。
0255文字
art_mr
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日本に住む外国人は何を食べているのか?のレポート。タイ、ロシア、スーダン、ミャンマー、フランス、台湾、朝鮮、インド…。この国の人たちは何故ここに集まっているのか、母国料理と日本料理の割合は?等々、興味深い体当たりレポート。日本は楽、日本食は簡単という人達が何人もいて、料理って大変だな…と思った。 フランス人の煩い学生達が神楽坂で降りていくのは、そこにコミニュティがあるからなんだ…と別の視点でも新鮮だった。
0255文字
猫と旅する
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とても美味しそうな食卓から覗ける「移民」の人達の幸せ。読みながら本の冒頭の写真を何度も眺める。親しみと新たな発見と納得と。
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磁石
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世の中知らないことだらけだとは知っていたけど、まさか日本がこんなにもグローバルな国だったとは……。イラン人およびイスラムの女性奥様方が素晴らしい料理人、家の中でしかできない掟が悔やまれる限り。インドで作られたとされるカレーは、大量かつ簡単に作れる炊き出し飯として発明されたのかも。キムチは作ってすぐにも食べられる、上層から下層まで色々な味を楽しめるように作られていた。キリスト教も色々、幕末に入ってきたのはアメリカ系でロシア正教会はとは別、昭和天皇の命日に重なってしまったクリスマスをひっそりと楽しむ
いそとま

イスラムの人って、インドネシアの方まで船で交易に来てたんですよね。 ところで磁石さん、「となりのイスラム」https://i.bookmeter.com/books/11091371 読まれましたか? なんとなく、お好きそうな気がします。

09/01 12:31
磁石

面白そうな本ですね。機会があったら是非、読んでみます。

09/01 16:25
3件のコメントを全て見る
0255文字
takao
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ふむ
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ギイチ
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(借) いい意味で曖昧模糊とした沖縄系ブラジル人の話と、一言で弁当といっても食生活の違いが如実に出た中華学校の話が興味深かった。あと日本食が簡単とは知らなかった。
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ぶんこ
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著者初読みで、少し感性に合わないところもありましたが、思わぬ発見が多く面白かったです。イランやスーダンの料理が手間がかかるというのも驚きでした。特にスーダンの料理の煩雑さには読んでいるだけで感嘆。妹さんが、料理が得意だけれど手伝うと毎日やらされるから手伝わないというのに納得。日本国中に、こんなにも沢山の国々の人々が集まる場所があるなんて初めて知りました。成田のタイ寺院に最初に驚かされ、館林のモスクやロシア正教会と御茶ノ水のニコライ堂の違いにも驚かされました。次はアブさんの本を読んでみたいです。
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