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ペルシャの幻術師 (文春文庫) (文春文庫 し 1-92)

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Kosuke  Inokuchi
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ネタバレペルシャという言葉には幻術の香りがする。なんて思いで読んでいたが、最初の2編はそうなのだが残りは国内の物語で、おまけに下請忍者は「最後の伊賀者」の1編ですらある。なんとも興ざめと思いきや、シルクロードの終点はなんと奈良県飛鳥地方らしく、勉強不足で反省しきり。とは言うものの、広大なユーラシア大陸を行き交う駱駝の商隊、かつては城壁に守られ栄えたであろう廃墟と化した要塞都市、東西文明が交わる独自の文化が見せてくれる幻術というロマンを期待するのが、タイトルを見た正直な感想なのだが。ペルシャは遠くなりにけり、残念。
0255文字
たっつみー
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ネタバレ文庫初収録の初期作品を含む短編集。新人らしく力の入った文体が本人には気恥ずかしかったのだろうか。雄大で図りきれないシルクロードの舞台は伝奇もよく似合う。
0255文字
aoumi
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ネタバレ初期短編集ながら、膨大な知識と深い洞察を感じた。文章力も流石。表題作はあっけなかった印象。「戈壁の匈奴」は司馬さんのモンゴルへの熱をひしひしと感じた。「兜率天の巡礼」は、展開の意味が訳が分からない(結局波那の豹変はなんだったの?)ところがあるけれど、大変壮大なスケールで妙な魅力を強烈に放つ話。「下請忍者」は閉塞感がある辛い話だけど、本書で一番印象的だった。「牛黄加持」はあんな"絵の具"ヤダ―( ‘;゚;ё;゚;)。凄く詳細に描写されているけれど、どこまで史実なんだろう…全体的に伝奇的な話が集まっていた。
0255文字
なー
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ネタバレ幻想小説というのか、初めて?読んだ。西域方面が舞台の小説を探していて買ったんだけど。あまり合わなかった。飛び加藤は、手品師と思ってたけど、術師だったのね。
0255文字
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ペルシャの幻術師 (文春文庫) (文春文庫 し 1-92)評価75感想・レビュー4