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むかしのはなし (幻冬舎文庫 み 12-1)

感想・レビュー
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aja
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短編集ではあるが全体がつながっている構成。ということに途中で気づいた。ほかの作品に比べてあまり好みではない、ではあった。
0255文字
pyn umbrella
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ネタバレ短編集、しかも昔話がテーマなのに、なんか一気に読みたい気持ちになって、不思議だなぁと思っていたら、なんと繋がっていた。同じ世界のできごとだった。だからこの表現だったのか、!と何度もページを戻した。父親の語りから始まり、息子が語られて終わる…。すごい。神保家好きだ。
0255文字
moonlight
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短編集だと思って読んでいたら途中から繋がっていることに気付き、最後は全て繋がった。各章の冒頭に“かぐや姫”“花咲か爺”などの昔ばなしのあらすじがあるものの、語られる話は少しリンクしているだけで割と物騒な現代の話で、語り手は未来から振り返って昔語りをしているという構造になっている。なかなかユニークな設定でバラエティに富んだ“昔話”、楽しませてもらった。空き巣に入ったら変わり者の同級生の家で別の犯罪に加担することになった話がなんだか悲しくておかしくて好き。
0255文字
ひでちん
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それぞれを昔話(竹取物語や浦島太郎等々)に関連させた、全7編の連作短編集で大変面白かった!!! 第1編:一族の男皆27歳で死ぬ(ろくでなしだかららしい)現27歳ホストの話。 [ろくでなし]含め結局一族の壁に突き当たる事になりそうだが(笑)、構成から何から面白かったなぁ‥‥ 第1編でガッツリ心掴まれ、中盤〜後半の編は「3ヶ月後地球に隕石が衝突する。 脱出ロケットに乗れるのは、全人類のたった1千万人」という共通概念が出て来て、物語序盤の伏線や諸々が徐々に繋がって行く展開。
ひでちん

※続き※ 本当に面白かったなぁ‥‥特に最後のモモちゃんの話なんかは、明確な正解の無い「とんち問答」の様で、偶々この前に読んだのが瀬戸内寂聴先生の孤独を題材にした人生訓本だったので、何だか不思議とその続きを物語(小説)にして読んだような感覚だった。

03/05 15:07
0255文字
ぴー
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ちょっと馴染めなかった。
0255文字
mistral
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ネタバレ昔話モチーフの短編集、と思って読み始めたら 意外と昔話っぽくなく、あれ?と思っている間に物語はSFに急カーブを切る。繋がっているような、違うような。『入江は緑』の茫漠とした海の風景が目に浮かぶようで好きです。重めの物語なのに主人公たちが軽口を叩く(ように見える)のが何とも言えずよかった。また読み返したいです。
0255文字
寿司の奴隷
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一貫するテーマ(昔話)と、それを裏で繋いでいる設定。身近なようで遠い世界観が、昔話らしいと感じる。読みやすくて、気付きやすくて、するすると読める。
0255文字
ケロたん
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再読。全く覚えてない。楽しめました。
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オレンジメイツ
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ネタバレ昔話がモチーフになった物語7話が繋がっていく。三ヵ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡するって現実的になれないだろうけど、モモちゃんほど達観もできないだろうな。この話が昔話になっていく。
0255文字
Naritoshi
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成程、話が繋がってるんだね、積読卒業
0255文字
まろっぽ
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★★★☆☆
0255文字
em。
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やはり三浦しをんさんの日本語が大好き。日本語って素敵だと読むたびに思う。作品全部読み返したくなった。
0255文字
ど
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ネタバレ4年ぶりに再読。前回読んだ時に頭の中を整理しなかったのを後悔。隕石が地球に衝突する未来のほかに、男がろくでなしで27歳までしか生きられないという家系の人たちに共通点がある。備忘録として①「ラブレス」のホスト(ヤクザ田川の愛人神保に手を出してしまい、命を狙われる。)③「ディスタンス」のロリコンおじさんの姪のママ⑦高校生の神保百助(モモ)は、神保と田川の子ども?それともホストの子?隕石が衝突してモモは死んだのか?死んだとしたらホストの子なのか?馬鹿なようで色んなことを見透かしているようなモモは魅力的だった。
0255文字
タテヨコ
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ほー、と思うような仕掛けが沢山あった。赦しがテーマなのかな、花咲か爺=ロケットの思い出が印象に残った。地球の最後、自分ならどうするかな。
0255文字
ゆい
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なるほど、そういうことか。 もう一周。
0255文字
lu★
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久しぶりの再読。一度読んだときにあまりピンと来なくて、そのままだった感じなのだが、今回読み直してみて、「なるほど…(とくに最後の解説まで読んで)」となったのだった。短編集ではあるのだが、通して読むと一本筋が通っていて、さすがー、と思い直した。
0255文字
なますだ
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3ヵ月後には隕石がぶつかって地球が滅亡。脱出ロケットには優先順位の高い人間と抽選で選ばれた人間だけが乗れる。こういう状態に置かれたとき、人間はどうなるのかってお話。連続短編で構成されていて、日本昔話をモチーフにそれぞれの話があるけれど、モチーフにした昔話と各話がうまく結びつかなかった。地球滅亡、ロケット脱出をベースに話は成立しているからそれだけで各話面白く読めたので、個人的には昔話のモチーフがなぜ必要だったのかいまいち理解できなかった。ただ、今が昔になっても、人間の営みのある青い地球は存在していてほしい。
0255文字
ハン き
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むかしむかし、あるところに。って今現在の話も 語り継がれていくんだろう。日々、色んな事が起こります。そこから学ぶこともたくさんあるんだと思います。 やっぱり、いろんな人のお話はなんだって教訓なんだ
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Nina
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未来の人たちが、昔話として、語り継ぐもの。としての短編集。
0255文字
麦
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ネタバレ日本昔話を現代に落とし込んだ短編集。隕石が衝突する、という設定は「終末のフール」を彷彿とさせられます。短編が進むごとに、比喩が現実となり、世界がパニックになる様子が描かれる。ラブレスの男が最後の短編で関わったりと繋がりを感じられる仕掛けが面白い。鉢かつぎ、など知らない昔話もあり、勉強になりましたね。
0255文字
うえだ。
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この現代で「昔話」が生まれるとしたら…をテーマに描かれた短編集。どの話も3ヶ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、選ばれた者だけが地球を脱出するロケットに乗ることが出来るという設定がベースにあるわけですが、どれもどこか不思議で少しノスタルジーを感じる心地よいお話でした。
0255文字
りっちゅん
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ネタバレしをんさんにやられた。これはいい。いま「昔話」がはじまるってもうっ。途中で伊坂幸太郎読んでるのか?とおもった。名言もそれっぽいのだけど、この死生観は三浦しをんさんでなくては書けない。それにしてもももちゃんがかっこいい。白い軽トラが出てこないのは残念だったが、読んでよかった。
0255文字
オイコラ
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登場人物を介した連作と思ったら、びっくりするような共通背景も入ってきた。ラブレス以外はなんとなくちょっと語りにノスタルジックな響きを感じる。むかしのはなし、だからか?
0255文字
もふうさ野郎
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良く分からないながらも、一気に読みきってしまった。 あとがきと解説を読んで分かったような。 本作者の作品を読むのは初めてなので少し面くらった感じ。 個別の話かと思いきや、微妙に繋がっているのが特徴だった。 ただ、内容が⁇なので、もう一度読みたいかと言うと、、、ないな。
0255文字
19720624
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3ヶ月後に隕石の衝突で地球が滅亡する。そんな世界で毎日を送る普通の人々の話。自棄になる、諦める、淡々と日常を過ごす。もし自分ならどうするかなと考える。何も出来ないままあたふたしている間にあっと言う間に3ヶ月が過ぎてしまいそうだ。
0255文字
Azu
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誰もが知っている昔話をモチーフに、「今、昔話が生まれるとしたら」をテーマに書かれた短編集でした。単なる短編集かと思いきや、連作になっていいるし、だんだん話が壮大になっていって、静かに驚きました。偶然にも先日『滅びの前のシャングリラ』を読んだところだったので、勝手に運命を感じました(笑)どの話もさらっと読めて面白かったけど、私はモモちゃんのサッパリ具合がとても気に入りました。
0255文字
アミノ
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ネタバレあと3ヶ月で地球が滅亡するなら。人類のほんの一部だけ助かり、そのチケットを自分が持っていたなら。病気で余命宣告された場合のしたいことならあるんやけど(旅行とか)、このパターンは考えてなかったな。いつか隕石が落ちてきた時のために考えておかないと…☃
0255文字
ポラオ
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●昔話をモチーフにした短編集。大昔読んだロリコンおじさんの話しか覚えてなかったけど、どの話も非常に質が高くコンパクトにまとまってて面白かった。特に三浦しをんの得意分野である男の友情の話の「ロケットの思い出」と最後の「懐かしき川べりの町の物語せよ」が印象的。連作短編でSF的な話になることも完全に忘れていたので、驚きつつも最後の話で連作をまとめる手腕もさすがだった。
0255文字
ken-chang
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既読
0255文字
めのう
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ネタバレ今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに描く小説集。好きな話は懐かしき川べりの町の物語せよ、花。モモちゃんぶっ飛んでるけど、危険な魅力があるキャラクターだと思った。フルーツサンド食べたい。
0255文字
よっぴ
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短編集だがそれぞれが繋がっており結果として一つの大作になっている。とても素晴らしい構成だった。隕石が衝突した地球は消滅してしまったのだろう。しかし百や宇田さんたちの思いはずっと宇宙の彼方をゆっくりと漂っているんだろうと想像してしまう。タイトルからは想像できない位にスケールの大きな作品だった。
0255文字
mozu
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ネタバレ七編。それぞれの冒頭部分で日本昔話のあらすじが示され、それをやんわりと素材にしたような物語が語られる。前半は、各編それぞれが独立しているのかと思い、昔話が持つ悠久さ、また元の物語と著者の物語との間の部分に想像力を掻き立てられ、あっこれ何回も読みたいやつだな~、なんて思っていた。そして、読み進めていくうちに各編は繋がりを見せ始め、読み終わったときには全体の壮大さに呆然とした。短編集の形をとっているが、昔話も効いて、大作を読んだような読後感。多分、繋がりは読み切れていないので、改めて読むのを楽しみにしたい。
0255文字
春鹿
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ネタバレ読友さんに触発されて著者の「舟を編む」がめっちゃ読みたくなり再読しようと…いや、ちょい待て、積読からだなと手にした本書。 表題「むかしのはなし」昔話ではない。この「の」の一文字…(このののってオモロー笑) うん。むかしのはなしなんだよね。設定は類似の本が多々ありちょと懸念があったけど、著者の構成力の巧みさに驚かされた。それと書かれないことの幅がでかい。思いや感情を読み手に委ねるのではなく、物理的なことをめっちゃ書かない(もっと教えてー) モモちゃんの言葉『死ぬことは生まれたときから決まってたじゃないか』
春鹿

今があるから昔を語れる。昔がなければ今はない。美しき「モモちゃん」のことを語る人がいれば、それは永遠であり続ける。

03/02 10:20
のんこ

しをんさんの作品、まだ踏み入れたばかりなので早速今度読んでみようと思います!

03/02 13:57
0255文字
爺
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なんとなく、この雰囲気をもう一度味わいたくて再読。やっぱり良かった。
0255文字
ありさ
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ネタバレ昔話はモチーフ程度かな? 衝撃をうけたり大切に思ったりというよりかはそれぞれに読みどころがあるなという印象をもった。ファンタジーなのだろうか。『終末のフール』の系譜だ。何個ものっかっているのか。昔話からのインスパイア、終末、語り方、こんな風に型やテーマがある方がむしろ描きやすいのだろうか。
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春が来た
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自分の余命と地球の滅亡どちらが先なのか分からない。自分の命の長さを知ったら、私は何をするのだろう。いつを語るのだろう。私自身のこれまでに大きな後悔もないし、今後、特別何かを変えたいとかもない。ただ、子どもの成長はもっとみていたい。だから、夢によく出てくる亡き父へ、まだそっちには行かないよ。せめて貴方と同じ年齢まで待っててよ。定期的な健康診断が大事だと身をもって知った今日この頃。夢に出てきてたのは、早く検査してもらえってことだったのかと思う。おかげで、私は元気です。他界しても心配してくれてありがと。
0255文字
亜未
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何度読んでもあたらしい発見があってすごくたのしい!『想像』するだけならばタダでできると言うが私はこんな風に想像できないので読むばかりだ 一時期、夜毎ディスタンスを読んでから寝ていたのを思い出したりした ひとつひとつの話がすこしずつリンクしてるのおもしろい これも無人島に持込みたい一冊
0255文字
ふる
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短編集です。最初の3つは癖の強い話で、この調子だと読みにくいと思ってましたが、「入り江は緑」で3か月後に隕石が地球に衝突するとわかってからは、その後の短編がその世界線で展開していきました。「花」と「懐かしき川べりの町の物語せよ」は救出ロケットに乗った人たちの語りでした。それぞれの短編に昔話がつけられていて、それを現代風に三浦さん風にアレンジしたということですが、「花」が一番つながりを感じました。
0255文字
多喜夢
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昔ばなしとそれぞれの作品との関係が今一つ分からなかったが、榎本正樹氏の解説を読んで、合点がいった。う~ん、短編集にしては奥深い話だったが、三浦しをんはやっぱりお仕事小説が好き。
0255文字
ゆうβ
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3ヶ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れる。しをんさんの描く終末世界はみんな淡々としている
0255文字
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