読書メーター KADOKAWA Group

評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」 (朝日文庫)

感想・レビュー
61

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
itchie
新着
没後10年に書かれた本で、有名無名を問わず多すぎるほどの証言者が登場。雑誌の全盛期の貴重な現場の証言の数々。「みんなどこかでナンシーが見てると思えば、自分で自分にツッコミ入れて、不用意に何かを信じ込んだり、勝手な思い入れだけで突っ走ったりしなくなるんじゃないか」(大月隆寛)という“心に一人のナンシーを”や、「テレビやテレビタレントと真っ向から対峙するという構図の中に自分も入れて、三角形のゲームを作って、自分自身についても批評している」(山藤章二)という"自分批評"の姿勢は、今こそ見習いたいところ。
0255文字
vasejaune
新着
(^.^)とても良かった。読み進めるにつれ、ナンシーさんの輪郭が浮かび上がり、彼女の人となりに惹かれるようになった!
0255文字
ムカイジュン
新着
ナンシー関の足跡、人となり、人間関係がハッキリと分かる作品。彼女の文章はリアルタイムで読んでいた時期があり、その切れ味に驚いたもんだった。現在のマツコと細木数子を足して2で割ったような人だった!消しゴム版画よ永遠に!
0255文字
のののか
新着
★★★ 意外と面白くない。別に破滅派的人生を送った人ではないからだろう。 途中で読むのをやめる。
0255文字
あーさー
新着
2002年に亡くなられた、消しゴム版画家でありコラムニストのナンシー関さんを、様々な関係者に取材し立体的に掘り下げております。亡くなられて以降「文体を表面的に似せただけの人」もチラホラ見受けられましたが、“やはり唯一無二の存在だった”というのをつくづく実感する1冊です。
0255文字
aya0514xi
新着
初読。
0255文字
レンコン餅
新着
これを読んでいると芸能情報が沸き出てくるなぁ。小柳ルミ子は、第何次ブームなのか?とか新加勢大周どうしてるのかな?とか・・・何かしらの心に残してくれたナンシーさん。色んな交遊録があるから読みごたえがあるし、知らない事もあってビックリもする。デーブ戦争・・・
0255文字
takao
新着
ふむ
0255文字
Daisuke  Yabe
新着
正にナンシー関の評伝。こんな面白い本が、文庫本とはいえ、2014年から1刷しかしてないのは、亡くなってから時間が経ちすぎているのか。令和のナンシー関は、誰かな。今のところ、能町みね子さんが僕の1番の有力候補。
0255文字
ホリエンテス
新着
ナンシー関は色あせない。 今も昔も芸能人に感じる違和感は一緒。それを分かりやすく表現できる稀有な存在だった。 今はネットが台頭しテレビに物申す事に期待される事が少ないのだろうが、ナンシー関に続く人が出て来てくれる事を期待したい。
0255文字
はなび
新着
面白かった。 やはりどうしても今もナンシーさんが いたらなと思ってしまう。
0255文字
Kumi
新着
「一つは、ナンシー自身、自分の気持ちや思惑を周りから読み取られるような脇の甘い行動を好まなかったことがある。」(p-117)「しかしその後、郷ひろみが描く自己陶酔的なイメージと、テレビの受け手との間の齟齬が大きくなるにつれ、一転して、郷ひろみはナンシーの笑いのツボに変化していく。」(p-334)「“社会派バカ”」(p-317)
0255文字
美味しい渋谷
新着
週刊誌に連載されていた、ナンシー関さんのコラムと消しゴム版画が好きでした。早過ぎる逝去に合掌。そして月日の経つのが早過ぎるように感じます。
0255文字
ぼび
新着
1/5
0255文字
サーフ
新着
「ナンシー関」という人物は知っていたけれどコラムは殆ど読んだことない。しかしこの評伝で引用されるコラムを読んで物凄い切れ味を持つコラムを書いていた人でそしてその切れ味は亡くって10年たった今でも錆びついていない事に驚いた。この人がテレビ離れが叫ばれる今生きていたならばどの様なコメントを残すだろうかという事を考えずにはいられなかった。ナンシー関がその体型が仕事に影響与えていたという考えなど面白い視点からの指摘も印象的。
0255文字
ゆずぴ
新着
ネタバレ亡くなってずいぶんたつけれど最期がこんな風とは知りませんでした。しかし神格化がすごいな。唯一無二の才能の方だし好きだったけれども少しそれが気になるなあ。松本人志との対談がものすごく読みたい。そして今の松本人志をどんな風に書くのかなとか考えてしまった。デーブ・スペクターとのやり取りは相手がなかなかみっともないと思うけどもどんな風になったんだろう。
0255文字
ふかわ
新着
「郷ひろみの「ジャケットプレー」はダチョウ倶楽部の上島竜平の「怒り帽」とダブって見える」というのは笑った。若くして亡くなってしまったのは、読者のとにかく自分の代わりに有名タレントを斬ってほしいという要望に答えようとするあまり、自分の命を縮めてしまったという気がした。
0255文字
harass
新着
本の存在を知っていたが図書館で見つけて借りる。一気に読んでしまった。「消しゴム版画家」の評伝。彼女の子どものころからを取材し、上京し80年代サブカル業界で名を挙げていき、週刊誌連載を二つ抱えて不摂生がたたり38歳で亡くなった無二の才能。自分の世代とかぶるところがあるため、非常に興味深く懐かしく読んでしまった。自分もサブカルで育ってきたことを確認できた。彼女のコラムの引用などそのキレに痺れる。彼女の本を集めたくなった。亡くなってもう15年かあ…… おすすめ。
akihik0810/文化系友達募集中

私も読みました。BSでドラマ化したのですが、当時は無名のメイプル超合金の安藤なつが演じてました。ナンシーはブスなので妹と違って結婚を諦めていて、仕事にかけている…みたいな内容でした

06/10 01:40
harass

ドラマ化のことも少し書かれてましたね。ナンシーの体格のことについての考察にいろいろ考えてしまいました。

06/10 01:43
0255文字
まころん
新着
津村記久子おすすめ本。読中 宮部みゆきもファンだったとは! いい本やった
0255文字
ミカ
新着
ダウンタウンが売れていくワクワク(&ハラハラ)感とナンシーさんの鋭すぎる芸能人評が当時かぶっていて、いい時代を過ごしたものだと懐かしく思う。未だに早逝が悔やまれる。あぁ、凄く、残念!と改めて思った。
0255文字
秋 眉雄
新着
延々と全編にわたってナンシー自身の著書及び関係本からの引用と抜粋、関係者各位のコメントだけでほぼ埋め尽くされている一冊です。うーん、どうだろう。これなら関係者たちへのインタビュー本にした方がよかったんじゃないだろうかと。著者のナンシー評っていうのは、おそらくまえがきで言い尽くしていたんだろうから。労作であることは確かだし、面白くなかったのかと聞かれれば、いや、そんなことはないと言うのだけど。ナンシー関について書かれたものが面白くないわけないしね。
秋 眉雄

一見軽く思わせる文章も、じつは非常にどっしりとした重たさで、肝の据わったものばかりですよね。「あぁ、こんな時にナンシーがいてくれたらなぁ」心によぎる一瞬が誰にでもあると思います。

10/30 14:59
0255文字
スノーマン
新着
濃ゆいナンシーファンには知ってて当たり前のことも多いのかもしれないけど、何冊か本を読んだ程度の私には、この客観的な感じの評伝、読みやすかった(笑)所々出てくるナンシーさんの文がまた笑えて仕方ない。時代はかなり変わったのに、その魅力が色褪せないってすごい。ムーンライダーズがどんな音楽なのかわからなくて検索したら、好みの音楽。粘着質な教師につけたアダ名、お店で一番巨大な消しゴムを理由も言わず毎週購入していく姿、コラムでの強気な言葉に反しシャイで細かな気配り。心に一人のナンシーを。私もそうありたい。
リッツ

ナンシーさんの物の見方がハッとスキッとして雑誌何かでコラムとかあると(あの独特の版画がまず目につき)わーいと読んだものでした。早かったのが惜しまれますね。ムーンライダースいいよね♪兄がたくさんレコード持ってたので好きになってた(〃∇〃)

09/21 13:04
スノーマン

おお〜さすがお兄さん!クリエーター好みの曲なのかな♡版画も本当すごいもんねぇ。消しゴムはんこ、少しだけやってみたけど、ものすごい自分の手先の不器用さが分かってかなりイラっとしたもん(笑)

09/21 16:07
0255文字
あんこ
新着
『通販生活』でやってた記憶スケッチアカデミー、大好きだった。寄せられた絵もおかしいんだけど、それに追い打ちをかけるナンシー関の一言で爆笑してたなあ。この本を読んでると、そんな大笑いした昔の気分がフッと思い出されて寂しくなる。亡くなってもう、14年にもなるんだ。記憶スケッチもう一回読みたい。文庫版探してみよう。
0255文字
tsukamg
新着
ナンシー関の伝記だが、おそらく周囲に自分の柔らかい部分を見せてこなかった人ゆえか、人物像という形でまとめきれてはいないのは仕方ない。晩年のストレスも「抱えていたであろう」という推測になってしまうが、そりゃそうだろうとも思う。ナンシー関を知らない若い人がいることに最近衝撃を受けた。忘れてはいけない人だと思う。その思いがこの本を書かせたのだろう。異議なし、である。
0255文字
コノヒト
新着
ナンシー関の短過ぎる一生に派手な波乱はなかった。彼女の才能と仕事が地道に、まっとうに、評価されて関直美はナンシー関になり稀代の存在となった。ビートたけしの影響。サブカルチャーが新鮮な元気に溢れていた1980年代という時代。
0255文字
ぴの
新着
ナンシーさんが生きてる時にリアルタイムで文章追いたかった。追えた人は幸せだな。
0255文字
みずし(交換読書会@東京)
新着
いやー面白かった。自分の中での、ナンシー関の魅力がなんか分かった気がする。「心に一人のナンシーを」いい言葉だよなあ。
0255文字
tmkm
新着
ナンシー関の名前は知っていたし、コラムもいくつかは読んだことがあったけれど、この人がどういう人生を歩み、どのようにこの世を去ったのかまでは知らなかった。 この人の書くことへの「覚悟」をまざまざと見せつけられる、そんな内容の本だった。 高校時代、たけしのラジオにはまって、1回の放送を7〜8回聴いていたというエピソードで、グッと親近感が湧いたりもした。
0255文字
つねじろう
新着
一時期週間文春を支えてた二人の目利きが居た。一人は米原万里そしてもう一人はこのナンシー関。片や本の世界、もう一方はTVの画面の世界。彼女のテレビ批評の切味は鋭くそこに登場する商品に少しでも嘘があると徹底して批判する。でもよく読むと批判はしてるが非難はしてない。此処にTVが大好きな彼女の矜持、真骨頂がある。だから此処まで真剣に誠実になれるんだなぁって。文章100点、判子で20点増し、判子の一言10点増しと言う山藤章二のコメント通りだと思う。この2人が居なくなった今、自分でお金を払ってまで私は文春は買わない。
つねじろう

おみそれしました。 m(_ _)m

07/01 00:42
積読亭くま吉(●´(エ)`●)

消しゴム掘りました…(*´-`)うん、みんな彫ってましたょ♪

07/01 00:42
5件のコメントを全て見る
0255文字
ユズル
新着
天才はなるべくしてなった。幼少時から思春期を通過する中で 、ナンシー関はもう出来上がっていたんだなあと思いました。触発されて、消しゴムはんこの用意だけはしてあるので、今年中にはやってみます。ナンシーさんご本人が書かれた本も買い直してもう一度読みたいと思いました。
0255文字
ポンプケ
新着
ナンシー関を知ったのは思春期間只中の中学生の頃だった。青森の少女関直美がサブカルに夢中だったのと同じように、私にとってサブカルの象徴と言えばみうらじゅんとナンシー関だった。ナンシーからは物事の見方を学んでいたのだと気づくのは大学に入ってからだ。いつまでも全肯定の存在と捉えていたら私はこんなにもナンシー関を特別視し続けなかったに違いない。現象としてのナンシー、存在としてのナンシーを、本書を読みながら改めて再体験できた気がする。
Nekono

東京イワシ頭、呑呑草子、入浴の女王というエッセイ三部作も良いですよ。滑稽さと繊細さ、情感が時折、胸に迫ります。

05/27 18:36
ポンプケ

オススメありがとうございます。さっそくリストに入れました、楽しみです。

05/27 19:30
4件のコメントを全て見る
0255文字
mrk
新着
父親の買ってくる週刊誌で必ず読んでいた。自分のちょっと斜に構えたものの見方は彼女の影響を受けていると思う。訃報をネットで知って、随分驚き、親に報告したのを憶えている。読みながら、少し悲しくなった。
0255文字
beruze3
新着
なんと、NHKでドラマ化されました。 ナンシー関さんは名前は知っていました。 本も読みました。 でも、どんな人なのか、どんな容姿をしているのか? 何も知りませんでした。 で、ある文庫本に著者近影が載っていて『わっおっきい』。 大きい人なのね。 それ以上のことを知りたと思っていたときにこの本。 良く調べてくださいました。横田さん。
0255文字
赤猫
新着
ナンシー関さんは亡くなられてもう10年以上経っていますが、彼女の後釜はなし。 そんな彼女のことを掘り下げた本です。 私よりもふた世代くらい上なのですが、当時のインフラは私の頃とあまり変わらないので結構生々しく感じますね。 彼女のように物事を観察し、発信できるということは(私にとっては)素晴らしいことであり、この本の表紙にある「心に:一人のナンシーを、というのはたしかになぁ、と。
0255文字
かぬか
新着
なまじ80年代、サブカルなどに深入りしない筆致のおかげで4章まではするすると読めた。5章ではまとめにかかるため、ナンシーのコンプレックスについての証言を積み重ねていく形式で著者が言い切らない分、彼女の感じていた"しんどさ"を追体験するようでつらかった。
かぬか

ナンシーが幾度も言及した川島なお美が逝去した。一部では不仲と見られていた二人だが、ナンシーの基本スタンスとして批評相手に接近しなかっただけであり、これだけ注目し続けていたからには川島のしたたかさ挑戦的姿勢に一目置いていたのだろう。今頃は彼岸で二人ワインを酌み交わしカラオケ三昧しているだろう。合掌。

10/01 01:09
0255文字
michikobito(mirai_ic)
新着
今のTV、ナンシーが生きていたら、どう斬ってくれただろうか。
0255文字
慈姑ハス
新着
ナンシーさんが亡くなった時、私は心の底から悲しく悔しかった。大ファンで単行本は無論のこと雑誌連載もできるだけ追いかけて読んでいた。悲しすぎてナンシーさんのことを考えるのがつらい程で、その後単行本もすべて処分してしまった。何かあると「今ナンシーさんが居たらこの芸能人のことをどう言うかな」と思いがよぎることがあったが、そんな思いも封印してきた。
慈姑ハス

時間の経過とともに私の中でも何かが昇華され、ナンシーさんのことを改めて知りたくなった。「評伝 ナンシー関」はナンシー関の仕事や私生活、為人を追った本。“心に一人のナンシーを”という副題がついているが、読み終えてこの言葉を深く噛み締めることになった。なおこの文庫版では帯にマツコ・デラックスが言葉を寄せている。「ワタシ、こんなに命をすりへらして仕事できないな」、と。

12/11 00:22
0255文字
うたまる
新着
評伝。評伝か?という感じはありつつ、ナンシーのコラム面白かったよなあと思い出させてくれた一冊。本にまとまってるのはたぶん読んだことがないので、ちょっと読んでみようかな。
0255文字
全61件中 1-40 件を表示
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」 (朝日文庫)評価85感想・レビュー61