形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:ミネルヴァ書房
そんなドイツビールを語るうえで避けて通れないのが「ビール純粋令」である。ビール造りには、「大麦の麦芽、ホップ、水、(酵母も後咥えられる)以外は用いてはいけない」というものだ。1906年に適用されたこの法律はEUの立法により廃止されているが、今でも多くの醸造所では、誇りをもってこの法律を守り続けているという。ドイツのビールの品質の良さは、この純粋令のおかげなのだ。ただ、この法律の背景には、多くの粗悪なビールが出回っていたためなので、あまり誇らしいことではないのだが…。
ただ、意外なことに、こと飲料において、現在ドイツでの消費量第一位を占めているのはビールでもミネラルウォーターでもなく、コーヒーらしい。景気づけ、気分転換に必要で、朝食や休憩時間には欠かせないそうだ。そして、もう一つ、ソーセージの人気と二分するメニューとしてドネルケバブがあるそうだ。西ドイツの経済復興のための必要な労働力として迎えた移民のトルコ人から広まったものらしい。移民はあまりいい話を聞かないが、これについてはちょっとほっこりした。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
そんなドイツビールを語るうえで避けて通れないのが「ビール純粋令」である。ビール造りには、「大麦の麦芽、ホップ、水、(酵母も後咥えられる)以外は用いてはいけない」というものだ。1906年に適用されたこの法律はEUの立法により廃止されているが、今でも多くの醸造所では、誇りをもってこの法律を守り続けているという。ドイツのビールの品質の良さは、この純粋令のおかげなのだ。ただ、この法律の背景には、多くの粗悪なビールが出回っていたためなので、あまり誇らしいことではないのだが…。
ただ、意外なことに、こと飲料において、現在ドイツでの消費量第一位を占めているのはビールでもミネラルウォーターでもなく、コーヒーらしい。景気づけ、気分転換に必要で、朝食や休憩時間には欠かせないそうだ。そして、もう一つ、ソーセージの人気と二分するメニューとしてドネルケバブがあるそうだ。西ドイツの経済復興のための必要な労働力として迎えた移民のトルコ人から広まったものらしい。移民はあまりいい話を聞かないが、これについてはちょっとほっこりした。