個人的に一番気になっていた手帳術の違和感についてのメモ。この章の手帳を絵画に例えると、さまざまなメーカーが出しているキャンバスや画用紙と絵画の描き方に関する書籍だけを使って絵画を語っているように見える。描かれた絵画を扱っていない。四角いキャンバスには何らかの権力を持っており、網を張って描き手を待ちかまえているのだ。
補足。最初の感想の「驚き」はみなさん読めたんだなという点で、読む力がすごいなあという驚き。論文を読み慣れているような人や、ブルデューをすでに読んで理解している人ならすっと入ってくるのかもしれない。
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