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デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫 ま 34-1)

感想・レビュー
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papico
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ろう者を題材にした社会派ミステリ。先天性なのか後天性なのか、手話の種類と違い(「日本手話」と「日本語対応手話」)、それらを取り巻く社会環境など初めて知ることばかりだった。また、コーダの孤独と苦悩を目の当たりにし、正しく理解することの大切さに向き合わされた作品です。映画『Coda』も見てみよう。
たか

papicoさん『Coda コーダあいのうた』はいかがでしたか?私は3回くらい鑑賞しました。ルビーがコンサート🎶で歌う場面を聾唖者の視点から映し出しているところに胸を打たれ🥺、ラストの旅立ちのシーンで号泣しました😭

04/26 21:07
papico

たかさん、こんにちは。すでに3回もご覧になってるのですね📽️✨私も同じシーンで涙が溢れてきました😭 聴こえる聴こえないではない伝えることの尊さと家族の深い愛に。最後のルビーの手話にも、これまで歩んできた家族の歴史が走馬灯のように蘇りグッとこみ上げるものがありました。あとお父さんが音を感じているときの表情が同じくらい脳裏に焼き付いています🕊️

04/26 22:32
10件のコメントを全て見る
0255文字
Bフォレスト
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ネタバレ以前から積読していた丸山氏の作品を初めて読了。 率直に言って大変な良作であり、読了感は爽やかであった。 この作品で初めて『コーダ』という存在を知った。その上で最初は尚人が何故にここまで心を閉ざしているのだろうと疑問であった。しかし読み進めていく内に主人公:荒井尚人がコーダであったが故に感じてきた孤独を抱えながら生きてきた過程を知ることで共感できる部分を多く感じた。 今回の事件を通じて尚人が新たなパートナーと共に前向きな人生を歩んでいけそうな結末に安堵しつつ、続編も是非読んでみたいと強く感じた。
0255文字
ちぃ
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ドラマ「しずかちゃんとパパ」は、聾者の両親を持つ聴者のしずかちゃん(Coda)の物語だが、両親はしずかちゃんが聴こえることを可哀想だと感じたそう。だから自分たちの世界を御守り代わりに名前にしたとも。本作で「聴こえない」両親は「聴こえる」自分のことが分からなかったのだ、と荒井は振り返るが、しずかちゃんの両親もまた、聴こえる世界が分からないが故に娘を可哀想に感じたのだろうか。この世界にはあらゆる分断があるけれど、みんなで支え合い生きていきたい。どちらが可哀想でどちらが可哀想ではないなどと思うことのないように。
0255文字
みみ45
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夫よ・・・からのこちら。 たぶん、普通は逆なんでしょうけど。 面白かった!っていうのと勉強になった 手話にもいろいろあること。デフということを、ちゃんと理解できていなかったな。いろいろ普通でないとつらいこともおおいけれど、人の可能性を大事にしたいですね
0255文字
ふわく
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※オーディブル/知らない世界だった。出会えてよかったと思う本。
0255文字
エピファネイア
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丸山正樹さん初読み。全国高校ビブリオバトルグランドチャンプ本。気になっていた1冊をようやく読めた。発行当初はそれほど話題にならなかったのが、読メで評判になって一気に広まった本とのこと。読メの力と素晴らしさを再認識した。この本を読むまでは「聴覚障害者」と一括りで理解していたがそんな単純なことではなかった。日本手話を使う生まれつきのろう者と日本語対応手話を使う中途失聴・難聴者との立場の違いなどには全く考えが及んでいなかった。「コーダ」「デフ」などの言葉も初めて知ったし勉強になった。多くの人に読んでもらいたい。
0255文字
噛まないワニ
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聴覚障害、ろう、手話の種類、コーダ また知らない世界を知って 世界がまた複雑に拡張した。 テンポよくグイグイ引き込まれて 謎が解ける。 めちゃくちゃ胸糞展開もあるが、最後はとても良い。 勉強になるし、面白いし、おすすめ。 映画のコーダあいのうたも見ようと思った。
0255文字
Hoshiduru
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ドラマのラストだけ観ちゃってたからある程度展開を把握していた部分はあれど、当事者目線に立って初めてわかる苦悩側にを含めた現実が盛りだくさんで、学びながらかなり面白く読んだ。弱者の声を代弁する役割の主人公のなんとなくくたびれた感じも、絶対的に正しくない感じも(なんでそんなことしちゃうのかな!!ってぷりぷり起こりたくなる時もある、多分彼が、自分のことを大事に出来ないからなんだと思うけど)説教臭さを削ぐポイントになって、かなり読みやすかった。ミステリとしても良作。
0255文字
ももも
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読書メーターで人気に火がついたらしい 爽やかな読了感
0255文字
めい子
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ネタバレ20250308読了。おもしろかったです。正直、作者の丸山正樹さんも聞こえない方なの?と思ってしまうほど詳細に描かれていたと思います。読んでいて思い出したのですがホテル内のブライダルサロンに勤めていた頃、お子さんの七五三のお祝の予約で来館されたご夫婦が、ろうの方でした。たしかお子さんが二人いて上の娘さんはいわゆるコーダで、下のお子さんは聞こえないようでした。私の説明を上のお子さんがご両親に手話通訳してくれて、とてもありがたかったです。しかし主人公と同じような気持ちを秘めていたかもと、思い出しました。
0255文字
kee
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ろう者という知らなかった言葉や事実が物語を作っており、読み進めるということはそれを理解していくということで。創作される意義があり、読まれる意味があると感じた。ただ主人公が斜に構えた世捨て人風なのにフィリップ・マーロウ並に向こう見ずでガンガン突き進んでいくのがだいぶツッコミどころがある、ほらーまわりから冷たい態度取られてんじゃんって。その符号とその符号がわかってるのにそういうことしたらそういうことにしかならないでしょ!っていうところも。極端な事象が見られるなという印象。シリーズらしいので続きが読みたい
0255文字
柴犬のしっぽ
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「手話が出てくる本が読みたい」という思いで見つけたこの本。私自身も手話を勉強しているのですが、手話の表現や聾や難聴の方々に関する用語などがとても丁寧に描かれているなと感じました。内容としては手話に興味が無くても読み進められるようなミステリー小説で、終盤の事実が明らかになっていくシーンは読むのが楽しく一気に読んでしまいました。本編やあとがきなどからも筆者の丸山先生の聾や難聴の方々への理解や思いが伝わってくる作品でした……!
0255文字
しげ
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あとがきに筆者さんの気持ちが現れてる作品だったと思います。 言葉にすると、障害が不幸になってるのではなく、障害だから不幸だと思い込んでる自分がいました。 時間がもっと過ぎ、自分自身の体を思う様に使えなくなり、誰もが障害を持つ人生になります。 その時、これも人生と受け入れる自分でありたい。
0255文字
guanben
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聾者の両親・兄の元で育ち、仕事にも結婚にも挫折した男が、手話通訳士として苦悩しながら再生していく姿を描く。サスペンスものとしても面白いのだが、聾者の世界観や手話と言語の関係を知る上でとても勉強になった。音のない世界で交わされる手話は独立した一つの言語であり、それが基礎となり形成される世界観も独特のものである。つまり、聾者は日本人でありながらも、異なる言語と文化をもつ異民族とも言えるという指摘にはハッとさせられた。
0255文字
きよりん
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切ないです。
0255文字
りんご
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まったく知らなかったろう者と手話の世界を知ることができた。事件の真相は途中から分かったが、交錯する登場人物の思いや物語に引き込まれた。
0255文字
しん
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このシリーズの続編を2冊買ったのは、もうかなり前のこと。考えてみるとこの『デフ・ヴォイス』のストーリーを100%忘れていたので、再読した。続編を読むためだったが、面白いし、ろう者に関する知識を知ることもできて、再読して良かったと思った。これで続編が読める。
0255文字
ハルテル
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家族の中で聴こえる人であるコーダとして生きてきた荒井。元警察事務員が手話通訳士となり、過去と現在の事件を暴くミステリー。中盤あたりから結末はわかったが、引き込まれてとても面白かった。
0255文字
片雲さくら
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「ろう者」「聴者」という言い方や、手話にも種類があること、その区分けや使い方で悩む当事者や家族がいるということに驚きがありました。40条やデフのdが大文字か小文字かというところで、とても繊細な問題だな、と感じた。そして読書メータを使っていながらこれまで知らなかったということが歯がゆい。
0255文字
涼
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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/01/post-2a4664.html お仕事小説かと思ったのですが、殺人事件に。 ろう者への取り調べのいい加減さのことなど、考えさせられることが多かったです。
0255文字
み
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再読。聴こえるが故に必然的にヤングケアラーとして育った主人公。心理的にはろう者に近い存在のはずなのに、ろう者コミュニティでは「敵か味方か?」と問われる。なんて苦しい立場なんだろうと思った。
0255文字
昼香
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ネタバレコーダの元警察職員を主役にしたミステリー。血生臭さやドロドロした描写はなくさっぱりした人間関係が中心で、頭でイメージしやすい描写や明確な伏線で読みやすいが、途中で結末に気が付けてしまうのが少々物足りなかった。ろう者の捉え方や手話文化、コミュニケーションは、知らない世界で引き込まれた(『わたしはあなたとわたしの区別がつかない』や『目の見えない人は世界をどう見ているのか』などと似た、自分と違う世界の見え方にはっとさせられる)
0255文字
マキ
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以前からずっと気になっていたが、やっと読むことができた。あとがきに記載されていた「障害を持っていない人も共感できる葛藤」まさにそれが描かれている。  ストーリーの中に、たびたび出てくる、「自分たちの仲間」か、そうでないか。にずっと違和感があった。 でも、最後、主人公がたどりついた答えに、心からの納得。
0255文字
Tom  Num
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ネタバレアナウンサーの後ろでニュースの通訳をされている方が、何故あんなに大袈裟な表情で通訳をしているのか知ろうともしなかった自分が恥ずかしい。ろう社会について知る事が出来るのは勿論、ミステリとしても最高の出来だった。ラストで明かされる組織不適合者。通称マルフが何森だと判明した時には痺れた。組織を去らずに戦っている何森格好良いな。これからどのようにシリーズ展開していくのか楽しみ。
0255文字
panitane
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 清々しい読後感、優しい気持ちに満たされた読書ができました。ありがとうございました。大きな声を上げられないマイノリティーの人々を気遣うきっかけになりそうです。
0255文字
たくや
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★★★☆
0255文字
こうよう
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ろう者の方々が、日本手話を母国語として捉え、 日本語を第二言語として捉えているのは面白い。 言われてみれば確かにそのとおりで、 本書を読むまで全然気づかなかった。 彼らが狭いコミュニティで他人を敵味方で区別しているのも印象的だった。 ★★★★☆
0255文字
shiori
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かなり盛りだくさんな内容。手話に種類があること、四十条というものがあったこと、警察の闇、コーダのしんどさ、いろんなことを知ることができた。
0255文字
なすび
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ろう者、 コーダ、日本手話、日本語対応手話…知らない概念だらけで、たいへん勉強になった。伏線を回収するたびに思いがけないストーリーが展開され、ハラハラしたり切なくなったりしながら、最終的に心温まる内容だった。家族の中で聴こえる人とそうでない人がいて、聴こえる人への心のケアがないがしろになる現実…考えさせられる。
0255文字
かっつん
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録画してあった草彅くん主演のNHKドラマをようやく観たので再読。みゆきが松本若菜、手塚瑠美が橋本愛、何森が遠藤憲一とキャストがハマってた。
0255文字
たるき( ´ ▽ ` )ノ
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Kindle Unlimitedにて。手話って1種類しかないと思い込んでいたので、衝撃を受けた。事件そのものも興味深かったし、とても勉強になる内容だった。
0255文字
mee
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ネタバレ手話にも様々な種類があるということを初めて知ることができて勉強になったし、ミステリー調の物語も面白かった。ただ、主人公が事件の情報を得るために恋人の元夫(DV加害者)に恋人の子どもを無断で会わせてしまう場面は、さすがに自分勝手すぎて不快感を感じてしまった…。最終的に恋人とは仲直りしていたけど、絶縁されてもおかしくないでしょ?!と思った。
0255文字
yukimana
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ネタバレ面白かったけれど 情報ほしさにみゆきに内緒で米原と美和を会わせる尚人の 打算的なところがどうしても共感できなかった 美和を介して本当の事バレるに決まっているのにさらに 嘘ついて…うわ、嫌だなぁと思った 後々手紙貰ったからってよくみゆき戻ってきたよ
0255文字
rakim
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聴覚障害については知らないことが多かったので初めて知る言葉や状況が興味深かったです。手話通訳士のお仕事小説という先入観があったのですが、これはミステリーにも思えます。でもミステリーとしてはあるところで構造がわかってしまうので、手話を通訳する部分や言語としての手話の在り方を主にして読めたところが良かった。他社でデフ・ヴォイスのシリーズもあるようですね。
0255文字
まひろん
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ドラマが先でしたが、ラスト以外はほぼ原作通りだったんですね。いい内容でした。幸子の人生をもう少し丁寧に描いてもよかったかも。
0255文字
hampm
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BSテレ東の番組で知った本。コーダという言葉は、鶴瓶さんのドラマで知った。また、手話が一つの言語であるということも以前別の本で読んだことがある。しかし、まだ知らないことが多いことを改めて認識する。もちろん、ミステリーとして楽しんだのは言うまでもない。続編やスピンオフ作品もあるようなので、そちらも順次読んでゆきたい。
0255文字
ちょね
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すごい。
0255文字
ふゆ
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ネタバレ草彅さんのドラマを観てからの文庫。日本で使われている手話にも種類があるということを、初めて知った。 姉妹の行動は、辛い体験での結果で、気持ちは分からなくもないが、もっと他に方法はなかったのか。家族全員が「聴こえて」いたら、結果は違っていたのか。切ない思いで読んだ。
0255文字
もちもち
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読み始めた時は、手を使って繰り広げられる会話に圧倒された。「面白い」と表現していいのか?迷うのだが、作者は作品に込めた意思を現してくれてると思う。
0255文字
chihua
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ネタバレ高校生の子供の課題図書。色々と考えさせられる、切ない話でした。私の周囲にはろうの方がいなく、全く知らない世界。手話にいくつかの種類があることも知らなかったし、コーダと呼ばれるろう者から生まれた聴者の子供の苦悩も知らなかった。読み進んでいくうちに伏線回収が見事でドキドキし、最後益岡に髪を切ってもらってる場面で荒井の幼い記憶が重なり、母の手話が好きだったと思い出すところで泣けました。苦しい立場で警察に残っている何森刑事の存在感も良かったです。草彅剛主演のドラマも見たくなりました。
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デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫 ま 34-1)評価70感想・レビュー1616