自ら手に取る種の本ではないのでどなたかのレビューがきっかけだったか(←^^;)。「カトリック教義が絶対と言ってもよい17世紀に地動説を唱えた人」程度の知識しかなかった私には、宗教裁判が懲罰を判定するものではなく異端者を悔悛させるためのものであったことや、意外と揺らぐガリレオ氏だとか裁判中の厚遇だとか、新鮮な1冊でした。「教会権力と闘った信念の人」「陰謀だらけの宗教裁判」等のイメージは少なからず後世のインプットの影響なのかも。「Eppure si muove(それでも動く)」と本当に言ったのか気になります。