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アメリカ文学クラブ

コメント

syota
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ヘミングウェイはアメリカ作家の中では私としては読んでいる方ですが、長編では『持つと持たぬと』『河を渡って木立の中へ』『海流の中の島々』など文庫化されていない作品は手つかずです。短編は、新潮文庫の短編集3冊と、昔文学全集で若干の作品を読んだ程度です。作品の中で傑作といえばやはり『老人と海』だと思いますが、個人的に特に気に入っているのは”ニック・アダムスもの”といわれる短編作品群。特に『心臓の二つある大きな川』と『最後の原野』はアメリカ中部の美しい大自然を舞台にした繊細な作品で、地味ですが心に残る掌編です。