現在の日本の政治・社会の大きな問題である「選択と集中」もこの「任務重視型」と類似しているように思う。一つの「任務(タスク・目標)」を選択して、それに向けて意識と人的・物的リソースを集中する。持たざる国・持たざる者にとっては一見効率的で合理的な方法であり、上手くはまれば大きな成果を上げられる。だが、状況の変化に対応しにくく、事態が思い通りに運ばない場合の「プランB」も用意しにくい。そして、それまでの成功要因がすべて負の方向に働いてしまう。
電羊齋と申します。清朝史と阪神タイガースをこよなく愛する大阪のオッサンです。主な読書ジャンルは歴史物、スポーツ物と旅行記です。
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現在の日本の政治・社会の大きな問題である「選択と集中」もこの「任務重視型」と類似しているように思う。一つの「任務(タスク・目標)」を選択して、それに向けて意識と人的・物的リソースを集中する。持たざる国・持たざる者にとっては一見効率的で合理的な方法であり、上手くはまれば大きな成果を上げられる。だが、状況の変化に対応しにくく、事態が思い通りに運ばない場合の「プランB」も用意しにくい。そして、それまでの成功要因がすべて負の方向に働いてしまう。