読書メーター KADOKAWA Group

電羊齋
さんの感想・レビュー

電羊齋
新着
羅振玉の自伝「集蓼編」その他三編を収録。自伝「集蓼編」には羅振玉の経歴、交友関係、彼自身の晩年の思いが綴られる。個人的には内閣大庫の清朝史料の保存に関する記述、日中両国の近代史・学術史の重要人物が多数登場する交友関係に興味を引かれた。日本視察記「扶桑両月記」・「扶桑再遊記」では明治日本の諸制度、特に教育制度についての彼の見聞・見解が記されており面白かった。旅日記「五十日夢痕録」では民国時代の文物の状況が記されている。巻末の解説も羅振玉という人物の複雑な側面、彼への評価の変遷など注目すべき話題が多い。
0255文字
全0件中 1-0 件を表示

電羊齋
さんの最近の感想・レビュー

熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 (角川選書 675)

熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 (角川選書 675)

小松 謙
「四大奇書」に代表される白話小説から明代という時代を読み解いた好著。元代の白話…続きを読む
批評の教室 ――チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書)

批評の教室 ――チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書)

北村 紗衣
本書は「精読する」、「分析する」、「書く」の3ステップと「実践編」の全4章から…続きを読む
民族がわかれば中国がわかる-帝国化する大国の実像 (中公新書ラクレ, 832)

民族がわかれば中国がわかる-帝国化する大国の実像 (中公新書ラクレ, 832)

安田 峰俊
中国の少数民族そして最大の民族である漢族、そして民族政策についての良き概説書。…続きを読む
孝経 儒教の歴史二千年の旅 (岩波新書 新赤版 2050)

孝経 儒教の歴史二千年の旅 (岩波新書 新赤版 2050)

橋本 秀美
本書の内容をまとめると『孝経』を軸にした儒教二千年の歴史といったところか。基本…続きを読む
中国目録学 (ちくま学芸文庫シ-47-1)

中国目録学 (ちくま学芸文庫シ-47-1)

清水 茂
本編では古代中国の木、竹、布に記録された書物から説き起こし、紙の発明と印刷術の…続きを読む
ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界 (文春新書 1481)

ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界 (文春新書 1481)

梶谷 懐,高口 康太
中国経済についてはEVなどハイテク分野の大躍進という「光」と不動産不況、社会を…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/12(4214日経過)
記録初日
2013/08/12(4214日経過)
読んだ本
680冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
150990ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
680件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
性別
年齢
51歳
職業
その他
現住所
京都府
URL/ブログ
http://talkiyanhoninjai.net/
自己紹介

電羊齋と申します。
清朝史と阪神タイガースをこよなく愛する大阪のオッサンです。
主な読書ジャンルは歴史物、スポーツ物と旅行記です。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう