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ましろ
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ましろ
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責任という言葉が何度も立ち止まらせ、残った。思えば人はすべてに責任は負えないのだろう。自ら招いた責任も人生の罠に思えた心情も、喧嘩早い自分も書き尽くす。いつの時代も変わらぬ狡さも、それに対して云う言葉の繰り返しも、自分事のようでいて逃れたい思いが貫かれて可笑しくさえある。気に入っていたという悔恨なき怠惰。けれど悔恨に責められる現実もある。支えながら、父親の存在に支えられた思いにじんとくる。その最後の言葉や静かな死もまた忘れ難い。葛西善蔵と芥川龍之介の死、宇野浩二を見失いたくない思いなど、切なる記憶の記録。
0255文字
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ましろ
さんの最近の感想・レビュー

星野道夫 約束の川 (STANDARD BOOKS)

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星野 道夫
表題の「約束の川」で出会う太古の静けさ、その旅への思い、誰もがいつか出会うそれ…続きを読む
夜と灯りと (Shinchosha CREST BOOKS)

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クレメンス マイヤー
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野の骨を拾う日々の始まり

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まとまらない言葉を生きる

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オクシアーナへの道

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探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった

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若松 英輔
心に留めおきたい言葉が多くある中で、生死にふれた箇所にとりわけ省みる思いになっ…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/21(6096日経過)
記録初日
2004/09/24(7492日経過)
読んだ本
3936冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
851183ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
1583件(投稿率40.2%)
本棚
37棚
自己紹介

あくまでも自分のための記録、読みたい本の管理の場として。ただただ黙々と、興味のままに読み耽る愉しみ。日々の慰め、その繰り返し。
無理なく気持ちの赴くままに、感想やレビューは書いたり、書かなかったり。

*

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