屋根裏部屋の小宇宙旅行がそろそろ終わりに近づいた頃、ヤンボはまだ開けられていない本箱のあいだ箱から「三つ薔薇ホテル」を見つける。その本の記憶は彼の高校時代の想い人リラ、妻のパオラ、現在のシビッラという、まだ、霧の中だが3人の女性に繋がっていく。ここからはヤンボは最早、宇宙旅行にあるのではなく、ドラマチックな実人生を回想していく。ネタバレは避けたいが、エーコの人生は、戦時中の多くの人々との関わりがベースにあるようだ。しかし、人生とは誰にとってもまさに、いつも宇宙か霧の中の風景と言って良いのでは無いだろうか。
kthyk / Dilettante 散歩と雑学 東京在住「音楽と建築、そのデザイン」kindle出版「建築家の言葉」エクスナレッジ 共著「ふしぎな国のガウディー」エクスナレッジ 共著「集住の知恵」技報堂出版 共著Blogger Commedia テーマ=音楽と建築
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屋根裏部屋の小宇宙旅行がそろそろ終わりに近づいた頃、ヤンボはまだ開けられていない本箱のあいだ箱から「三つ薔薇ホテル」を見つける。その本の記憶は彼の高校時代の想い人リラ、妻のパオラ、現在のシビッラという、まだ、霧の中だが3人の女性に繋がっていく。ここからはヤンボは最早、宇宙旅行にあるのではなく、ドラマチックな実人生を回想していく。ネタバレは避けたいが、エーコの人生は、戦時中の多くの人々との関わりがベースにあるようだ。しかし、人生とは誰にとってもまさに、いつも宇宙か霧の中の風景と言って良いのでは無いだろうか。