吉村昭、藤沢周平、池波正太郎の3先生を中心に。ノンフィクション、歴史関係書、映画原作、ミステリや詩なども雑多に。購読派(新刊&古書)。作品への愛あるレビューを心掛けたいと思います。
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⬜︎心に残る10冊(順不同。吉村、藤沢、池波作品は除く)⬜︎
『光と風と夢』(中島敦)
『天平の甍』(井上靖)
『怒りの葡萄』(スタインベック)
『神々は渇く』(A・フランス)
「シャーロック・ホームズもの」(C・ドイル)
『レイテ戦記』(大岡昇平)
『M/世界の、憂鬱な先端』(吉岡忍)
『教誨師』(堀川惠子)
『宇宙からの帰還』(立花隆)
『戦争は女の顔をしていない』(S・アレクシエーヴィチ)
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メモ:「僕は、そうした自分が所持しているはずの自分自身の感覚とモラルと思想とを、すべて単一に広島のヤスリにかけ、広島のレンズをとおして再検討することを望んだのであった」(3-4頁)
「《原爆は威力として知られたか。人間的悲劇として知られたか》と金井論説委員は問いかける。そしてあきらかに、《世界に知られているヒロシマ、ナガサキは、原爆の威力についてであり、原爆の被害の人間的悲惨についてでは》ない」(60頁)
初めまして。50年ほど前に読み、内容は定かではませんが、とても衝撃を受けたことを覚えております。CMYKさんのおっしゃられるように「被曝者と“共苦”しようとする姿勢に感銘を受けた」のだと思います。かつて、この本を読んだ時のことを思い出すとともに、今の年齢となっては、再び通読することができないだろうと思うと寂しいです。
クリママさん、ご丁寧なコメントをありがとうございます。著者の真摯な態度には学ぶべきものがありますね。本書は腰を据えて付き合う必要がある本なので、何とか読み通せてよかったです。積読だった『沖縄ノート』も読み始めました。