アナクマ
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ネタバレ評「共通の経験はなくとも、描き出される感情のひとつひとつが痛いほどによくわかるのだ」人生という大河に起こる小波・漣に対する主人公の心の動きが、言葉の選び・文体／妙訳を通して此方の感情を繰り返し晒す。◉13-14章_破綻。病い。「はた目には見えない深奥の部分で自分が変わったことを感じた」。転換点はひょいと訪れる。そして〈仕事小説〉的にはここで「ささやかな凱歌」が。◉しかし15章_娘との別離「まなざしは…見晴るかせぬ蒼穹に、心踊ることのない虚空に据えられていた」。空しさもまたつねに傍らに控えているのであった。

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297お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

登録日: 2016/06/20（3204日経過）
記録初日: 2011/03/11（5132日経過）
読んだ本: 3016冊（1日平均0.59冊)
読んだページ: 703171ページ（1日平均137ページ）
感想・レビュー: 2361件（投稿率78.3%）
本棚: 56棚
自己紹介: ①「こんなふうに読んだけど、皆さんはどうですか？」っていうつもりでアウトプットしてみます。②もうひとつは、備忘録としての抜き書き。③読んだ本は線でつなぎ、自分なりの星座を描きます。