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2024年10月の読書メーターまとめ

アナクマ
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2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アナクマ
在野研究。光る言葉だ。「本棚遊びで英語とドイツ語を習得し…7歳で失明…初等教育を受けず…視力回復…18才で天涯孤独…沖仲仕として働きながら…39才で論文を…」「もちろんエリック・ホッファーのことである」。というわけで、古今の在野研究者集成本。 ◉大学に対するウラミ成分が多めな気がするけど(もともと、アカデミズムは大学に飼い慣らされない!)「カウンターではなくオルタナティブとして」提案される〈外側の〉研究/研究者たち。「私たちのツマラナイ日常をオモシロで満たすための希望の道筋である」。良い。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

アナクマ

10月! もはや年末年始といっても過言ではありません。行く年を慈しみ、新年を迎えられる喜びをかみしめたいものです。◉2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:4040ページ ナイス数:717ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/686455/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
30

アナクマ
ネタバレ高2の夏、甲子園初戦(BT学園)◉BTとはブルートレイン。国鉄マンを育成する教育機関のエリートクラス。ゆえに、夜目が利く! めちゃ俊足! という面白設定。さすが全国大会、カラフルですな。夕暮れの第四試合、プレー時間を引き伸ばし薄暗がりに乗じて走る走るオレたち。脚力に全振りしたスキルは明訓に対しても有効で、打者一巡の猛攻で2点リード。しかし大金星を意識した途端に曲者ピッチャー・リラックス隼はガチガチに…それもまたあるあるです。そして常勝を期待されてなおそれに応える明訓ナインはやはりスゴイのだと。
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アナクマ
邪祓い、眼福。日本的縁起物100選。神獣や郷土玩具などのカワイイモンづくし(だが写真はやや少なめ)。郷土のお宝リブート商品も多い印象。イチオシは南部鉄器の金魚風鈴。◉「だるまは当初、養蚕農家にもてはやされました」白ダルマも。絵馬は奉納する馬の代わり。貴重な労働力であり財産。◉地鎮祭などの斎場の四隅に忌竹を立てるのは、サラサラと葉擦れの音が場を清めるから。南天は元禄年間に大流行。難を転じる、泥棒避け火災避け下の病気を遠ざけるおまじない。かつては常緑樹全般をサカキ(栄える木、神域と俗世の境の木)と言った。
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アナクマ
6章_山村の状況つづき。解放されなかった山林が村民の不公平をさらに広げた。下草も粗朶も炭焼きも、戦前の主従関係を温存させた。「あれは家の手伝いもせず学校にばかり行って困ったものだ」「とうちゃんばころして さかずきなのよこしたてだめだ」卒業生43人の寸評は圧巻。◉7-8章_卒業生と文集『きかんしゃ』の捜索開始。これにあわせて、『山びこ学校』を語るな・聞くなの障壁、社会科学的切り口や〈とにかく英雄/生贄を作りだすジャーナリズム〉の接近、そして「保守・革新の両陣営からもみくちゃにされ」た所以などを掘り下げる。
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アナクマ
これもまあオッサン雑誌だけど、アメリカ横断ウルトラクイズにはつい反応してしまう。あれは見る人をワクワクさせるヒューマン・ドキュメンタリーだった。あと、何度も出てくるテリー伊藤と土屋敏男が「大切なのは自分にリミッターをかけないこと」「見たことないテレビを作ろうと必死でやって」と異口同音なことを言ってる。こちらはもはや〈お爺さん語り〉なのだけど。◉「テレビ番組&CMグッズ」も面白い。周富徳やシュールくんのフィギュア、スーパーミルクちゃん風味の森田一義トランプとか。一瞬で消え去る徒花的なガラクタもまた愛おしい。
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アナクマ
ネタバレ高2の夏、県大会決勝(土門と吾朗) ◉吾朗、捕球ならずで首の皮一枚つながる明訓。その後の「すべて山田の計算勝ちだ」土井垣の「ザ・ベースボール、…今 みせてやるぜ」は、まさかの山田ホームスチール! 決定打は千両役者「岩鬼の一発でふっとんだ谷津の二発!」◉優勝直後。「おふくろを助けてください なんぼ金がかかってもかまへん。今は金ないけど わいは卒業したらプロへいきます。契約金1億入るさかい そん時 倍にして払う。助けてやってくだせえ〜」いつも笑わせる岩鬼に泣かされた。そこへ武蔵坊の念。ドカベンは良い。
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アナクマ
ネタバレ高2の夏、県予選三戦目(吉良高の権左)から決勝。◉野球は素人の権左、しかし不気味な力で山田の身体が金縛りに? 結果、18対0で下し準決勝へ進むも権左の呪いは解けず。◉横浜の土門&吾朗は前代未聞の6試合連続ノーヒット・ノーランで決勝進出。決勝戦、先発オーダーから外された山田。その山田を追いかけて研究し尽くした新ヒーロー吾朗の連続本塁打も飛び出す展開。読み合い・詰め合いの息詰まる攻防、山田vs土門の13球目「常勝・明訓ついに敗れたり」?! それを見届ける二人の男「これが明訓か」岩手弁慶高校の義経と武蔵坊だ。
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アナクマ
『繁栄』のマット・リドレー著。これは!と手にとると冒頭から掴まれてしまった。「囚人はジレンマに陥っていた」ふむ。「刑務所の庭を散歩し…バイオリン曲…脱獄の手引き書…」ん?リアル囚人?「…彼を乗せて疾走する馬車…夜にはサンクトペテルブルクの超一流レストランで…」。クロポトキン!「リドレーはクロポトキンのファンである」そうなのか。シベリア探検家にして『相互扶助論』のアナキスト、である。◉社会生物学。思いやりと寛容の獲得。『利己的な遺伝子』のそのつぎ。楽しんで読み進めたい(という、ハロー効果に塗れた予告メモ)。
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アナクマ
「老化は44歳と60歳の2度くる」科学。自覚としては、ちょいちょいくる(笑)◉スタートアップ大賞「社会課題、あるいは長らく放置された消費者の悩み」に対応した10社。LINEをしのぐ「テキストで即時通話サービス」穴熊のジフシー。雑談相手はAIに、スターレーのコトモ。◉猫の健康管理IoTデバイスは食事、体重、排尿量と回数などを記録。2018年に海鳥の行動生態研究からできた会社。データ蓄積と組み合わせから「異変に気付く」というのは科学の常道ですが、ビジネスに収斂させた指向がシャープ。累計資金調達額は22億円!。
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アナクマ
「何冊も読むより手っ取り早く簡単に勉強できる」本とある。◉まとめの6章_欠けると不満を抱く項目/衛生要因がいくら有っても満足はしない。〈機会〜支援〜評価〜承認〜成長〜報賞〉の輪が必要。◉何もできない相手には。上司が「数字や行動を示すだけで…具体的にどうやるべきかを教えていない場合が多い」◉理由がわかれば、指示は「考えること」に代わる。◉ちょうど良い目標は、得意を少し残し、かつ、逃げ場をなくして設定せよ。◉「何のために働いているのかがわかると真剣度が増す。近くの人の仕事との関連を理解してもらうことが重要」
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アナクマ
「何冊も読むより手っ取り早く簡単に勉強できる」本とある。◉まとめの6章_衛生要因(欠けると不満を抱く項目)がいくら有っても満足はしない。〈機会〜支援〜評価〜承認〜成長〜報賞〉の輪が必要。◉何もできない相手には。上司は「数字や行動を示すだけで…具体的にどうやるべきかを教えていない場合が多い」。理由がわかれば、指示は「考えること」に代わる。◉ちょうど良い目標は、得意を少し残し、かつ、逃げ場をなくして設定せよ。◉「何のために働いているのかがわかると真剣度が増す。近くの人の仕事との関連を理解してもらうことが重要」
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アナクマ
ネタバレ高2の夏、県予選二戦目(白新の不知火) ◉ハイジャック事件で負傷した殿馬の活躍に戦慄す。不完全復帰の里中を打ち崩しはじめる白新ナインだが、殿馬への打球はすべて片手で華麗に捌かれる。努力する天才! その技術を折り込み「わざとセカンドに打たせている」里中・山田。信頼関係に根差した素晴らしいチームプレー。◉微笑の捕球審判や、決定打となった〈インフィールドフライにならない打球〉のトリックなど。現実的な、しかしコク深い野球の駆け引きのうえに、漫画的見どころも多い傑作巻。不知火戦決着と、吉良高の不気味な三連勝まで。
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アナクマ
ネタバレ高2の夏、県予選初戦(東海の雲竜)◉山田・微笑の連続バント「きたねえぞ山田」で同点に。そろそろ限界の1年生 渚にバックネット裏の里中がリリーフ。九回裏、雲竜・山田の真っ向勝負は山田のバット折りホームランでサヨナラ。◉幕間「おじちゃんのおうちもお金ないの?」岩鬼家に山田爺が新しい畳を贈るシーンが眩しい。「さわるな」と大人を叱るサチ子もご愛嬌。一方、ハイジャック犯に右肩を撃たれた殿馬。そして2戦目、豪腕・不知火の秘策は超スローボール。◉「毛細血管がズタズタに切れる」「野球留学」ということを本書で知りましたよ。
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アナクマ
ボルネオの森。「この森ひとつで日本の植物全体よりたくさんの種類があるほどです。たくさんの生き物が、競争しあい利用しあって、なんとも複雑で豊かな世界をつくりだしています」◉地図、果樹、昆虫。絞め殺し植物は「とりついた木を殺してのっとってしまうのです」その空洞に入って見上げた景色。林冠ギャップ。板根「柔らかい土の層は10センチ足らずで…根は四方に張り出して巨大な地上部を支えているというわけだ」◉60メートルもあるフタバガキはラワン材としてかつて日本に(種子の油もまた)。その記述を挟んでまた昆虫、動物、共生…。
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アナクマ
子どもたちのソリ大会を控えた雪の日。兄妹の物語。ソリの飾りを求めて街に出た妹を雪崩が襲う。◉「たすかったのは、この木のおかげよ(それと毛糸)。そのうちにあたらしい木を植えましょう」。妹を背負って歩くスキーの兄。どのページにも雪が舞う。◉「ふるい毛糸」で作ってもらった「いろんな色のふさふさ」で「ゆたかにかざったそり」の行列シーンがいい。冬の子たちの良い思い出が詰まった景色に思える。◉あと、あらしの木/モミの木が、老樹も若木も印象深い枝ぶりに描かれていて眼を見張りました。65年刊。
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アナクマ
子どもたちのソリ大会を控えた雪の日。兄妹の物語。ソリの飾りを求めて街に出た妹を雪崩が襲う。◉「たすかったのは、この木のおかげよ(それと毛糸)。そのうちにあたらしい木を植えましょう」。妹を背負って歩くスキーの兄。どのページにも雪が舞う。◉「ふるい毛糸」で作ってもらった「いろんな色のふさふさ」で「ゆたかにかざったそり」の行列シーンがいい。冬の子たちの良い思い出が詰まった景色に思える。◉あと、あらしの木/モミの木が、老樹も若木も印象深い枝ぶりに描かれていて眼を見張りました。65年刊。
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アナクマ
『山びこ学校』の著者と教え子たちを追い、戦後民主主義教育と村人の辿った道を描く。◉5章_昭和初期の山形県(上山市)山元村。中学生徒43人中、6人兄弟以上が29人。彼らの生まれた前年 昭和9年は冷夏で「養蚕農家に年間528円あった収入は174円に」。小中380名のうち「白米を常食としている子供は10名」。娘を一人売れば「年季4年で…親の手に渡るのは150円」。満州への〈棄民〉も多く「県単独の開拓団・分郷計画を組んだのも山形県が最初だった」。その頃に生まれた彼らが敗戦直後に記した文集が『山びこ学校』となった。
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アナクマ
ネタバレ高2の夏県予選。初戦東海(雲竜)。◉里中、殿馬を欠き、渚・山田の急造バッテリーで臨む初戦。充分な信頼関係を築けずチームバランスの崩れた苦しい明訓、追うは6点差。山田は「立っているのもやっと」の痛みに加えて敵は味方にもあり、実戦の最中にあって一年生 渚をどうやって掌握するかが最大の見どころ(周囲・野次馬の分析も賑やかに)◉東海雪村の好投とライト雲竜の打撃とリード、これまた手ごわい。岩鬼の飲酒打法(無茶!)などでじわじわと追いつめ、続くチャンスに山田。迎え撃つは右腕負傷の?雲竜。舞台は整った!
が「ナイス!」と言っています。
アナクマ
ネタバレ高2の夏、県予選の前日譚。◉ここにきてビジネス漫画ふうの様相も。人事異動と後継者育成、個人の課題、環境要因分析(打倒明訓を掲げる県内強豪の動向。不気味な吉良を忘れてた)。一番好きなシーンはニューヨークへ旅立つ殿馬の表情ですが、岩鬼父の息子への檄「キャッチフレーズ 忘れたのか。一つ、スーパースター!」には感涙。山田はチームワーク優先で監督至上を堅持し内部を引き締めつつ(渚・高代よ…)自分の不具合は隠し通す。それを見抜きひとり庇う里中もリハビリ中だ。試合を盛り上げるドラマをてんこ盛りに仕込む巻となっています。
が「ナイス!」と言っています。
アナクマ
2年前のシニア誌探訪。◉特集は、政治記者123人が選んだ5年後の総理(当時は岸田文雄。安倍晋三の存命時)。1位が福田達夫。以下、河野太郎、林芳正、萩生田光一、泉健太。高市早苗は7位。石破茂は影も形もない。◉角幡唯介・有働由美子対談。冒険家の妻を集めて対談させた方が面白いだろうという提案。〈ボットン便所体験=生きるための必死さである〉という対話が妙に心残る。◉ほか、斎藤幸平への異議。筒井康隆の言葉狩り雑談。宮本亜門の神田沙也加追悼。境界知能と犯罪、など。「老人支配国家に明日はない」(トッド)とはこれ如何に。
が「ナイス!」と言っています。
アナクマ
在野研究。光る言葉だ。「本棚遊びで英語とドイツ語を習得し…7歳で失明…初等教育を受けず…視力回復…18才で天涯孤独…沖仲仕として働きながら…39才で論文を…」「もちろんエリック・ホッファーのことである」。というわけで、古今の在野研究者集成本。 ◉大学に対するウラミ成分が多めな気がするけど(もともと、アカデミズムは大学に飼い慣らされない!)「カウンターではなくオルタナティブとして」提案される〈外側の〉研究/研究者たち。「私たちのツマラナイ日常をオモシロで満たすための希望の道筋である」。良い。
が「ナイス!」と言っています。
アナクマ
偉人たちの最期はどうだったか。ひとり5ページ、ふりがな付きですが、大人にも刺さります。「おしまいから考える」というコンセプトが効いているから。◉例えば。世界中のファンからの干渉を静かに退け続けた晩年のファーブルから「お金やモノよりも大切だと思えるものは何だろう」と投げかける。手掛けた建築物の完成を見ることができないと知ったガウディからは「バトンを渡すために今からできることは何だろう」。オキーフ「人生の最期はどこで誰とどんなふうに過ごしたいだろうか」◉つまり、死に際からのバックキャスト思考のススメ。→
アナクマ
2024/10/12 01:09

◉連書『このあと どうしちゃおう』『世界は経営でできている』『エッセンシャル思考』『21 Lessons』『選択の科学』『介護民俗学という希望』『わすれられない おくりもの』『人間臨終図巻』

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アナクマ
19章序盤_大きな災禍、存亡に関わる脅威について。人類が持つ不安感をことごとく棄却してみせる本書。「脅威を語ることが危機をつくり出す」「低確率事象のリスク評価は過大になりがち」そして「絶望は永遠に湧き出る」。現代は「むしろこれまでで最も安全な時代」であり、シンギュラリティは到来しない、という。◉それでも悲観派は〈本当か?〉と問う。著者も認めるとおり「確実な答えは誰にもわからない」のだから。結局『魔術師と予言者』のどちらを支持したいか〈狭い2択〉に嵌まり込む、のではないか。その点に留意してさらに読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
アナクマ
19章序盤_大きな災禍、存亡に関わる脅威について。人類が持つ不安感をことごとく棄却してみせる本書。「脅威を語ることが危機をつくり出す」「低確率事象のリスク評価は過大になりがち」そして「絶望は永遠に湧き出る」。現代は「むしろこれまでで最も安全な時代」であり、シンギュラリティは到来しない、という。◉それでも悲観派は〈本当か?〉と問う。著者も認めるとおり「確実な答えは誰にもわからない」のだから。結局『魔術師と予言者』のどちらを支持したいか〈狭い2択〉に嵌まり込む、のではないか。その点に留意してさらに読みたい。
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アナクマ
ネタバレ1年春センバツ決勝。土佐丸戦決着。◉「左腕が伸びるようにみえる…目の錯覚をねらったからくりなのだ」ってそんな野球ありかよ。面白いよ。そして死闘感を煽る先生。◉明訓四天王の過去物語が試合にオーバーラップされる感動巻。エモい? 「キモっ玉の大きさが大人になったら必要なんです」「なんで おつるクビにしたんや」の岩鬼。「あの時のショック 生涯忘れない」と里中。「少々のことにゃおどろかん このおれも あの時(山田との出会い)のショックは強烈だったづら」の殿馬。12回の表、犬飼の本塁打でまた離される。結末は!?
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アナクマ
何が? 私もあなたも。誰もが贈り/贈られの円環に生きている。そんなもの受けとった覚えは無い!という豪気な人も、今これを読んでいるということは、乳幼児期のあなたを世話してくれた誰かがいたわけだ。Pay it forwordの精神。◉「捨てる」も「いらんもの」も「受け取らなかったプレゼント」も「いい形の石」も出てくる。太郎父のモノ部屋整理で「全部とっときましょう」した後輩オコチャも偉い。◉さすがは手塚賞受賞者、時間の流れを〈もったり〉させる作風が確立していてすごいです(p.116の贈り物群、いいなあ)。→
アナクマ
2024/10/08 22:55

◉「そうしてこの本も誰かに届いて、この本の中の何かがまた誰かに届くこともあるのかもしれません」(p.121)

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アナクマ
ネタバレ1年春センバツ決勝。明訓 vs 赤城山を下して眼帯を外した土佐丸。◉岩鬼「弱いやつぁ みんなの力をかりても 恥やないで」里中「うん たのむぞ」。今回のテーマは〈もしも里中が絶対的リード者の山田を信じることができなくなったら〉→「明訓は崩壊です」 ◉ 「ツキ指をかばう里中の右ヒジに迫る悪魔!」 犬飼武蔵の握りを見切った山田にぶつけるリリーフは〈伸びる左腕〉の犬神。負傷した山田のバットは当てにできない。ピンチの明訓に殿馬の鮮やかすぎる三重殺。カギを握るはこの男か?
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アナクマ
「もし、お子さんがこの本を選んだなら あなたは、おバカなことを言わされるハメになります」◉絵が無い →文字によるシナリオ →絵本朗読習慣のあるご家庭などにおいては読まざるを得ない →何を読まされる…?。聞き手とのコミュニケーション手段であるという絵本の一側面に特化した、アメリカの脚本家による作品。だから「この ほんを よみきかせている こどもたちは…いちばん かしこい こども!」と書かれている(つまり、これを読まされる)◉早い者勝ちアイデアのメタ構造絵本。 17年刊。
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アナクマ
ネタバレ1年春センバツ。準々決勝 江川学院。◉なんと五打席連続の敬遠。私たちはこれが現実になったことを知っている(15年後の星稜松井vs明徳)。勝敗は殿馬の「アウトづらだと!? 足が速いづら」「なにをいってる アウトだ」「バックホームだ!」で劇的サヨナラ。◉四強、信濃川戦。徳川監督「ねらい目はあいつ 里中だ」全員を左打ちにスイッチさせる奇策。さらに「ケガの場所によっちゃ そこにつけこむぜ」。苦しむ里中に山田のリード「けわしい表情はするな…絶対に指をかばうなよ 全力だ」これが奏功して三重殺。バディ回として熱い。
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アナクマ
ネタバレ1年春センバツ。初戦、桜島大商高。◉八回まで0対0の番狂わせ。そこでまさかの里中ホームラン。山田ストーカー吾郎の「前略、土門さま…」が始まり状況解説が重層的になるこれは大発明。◉2回戦、走る走る鳥取大砂丘学院を満塁場外ホームランで下す。8強成り対するは江川学院の中(あたる)。「ノーヒット・ノーランをやったかと思えば今またプレイボール・ホームラン」飄々と投げ、打つ。ところが山田に対しては徹底した敬遠。ここがどうなる。◉ライバル土佐丸高(全員眼帯)と信濃川高(チーム打率2割1厘)も不気味に/順当に勝ち進む。
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アナクマ
ネタバレ1年秋、関東大会。決勝、赤城山高校(国定、わびすけ)◉両手投げに苦しむ山田。工夫、克服、ライト前…からの一塁アウト「またも鈍足を暴露」。岩鬼の暴走本盗を咄嗟のバントで山田がアシスト、力走!…のウラで殿馬のダメ押し本盗! 劇的な優勝。両チーム互いに「甲子園であおう」◉「夏は必ず山田を倒す」影丸、賀間。「この吾郎を山田に匹敵する捕手に」土門。「明訓よ またいつか どこかであおう」徳川監督。そして犬飼からのエール。◉土井垣、犬飼小次郎のドラフト騒動に絡む日ハム大沢〈べらんめえ〉親分、田淵、掛布のリアル選手たち。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/06/20(3078日経過)
記録初日
2011/03/11(5006日経過)
読んだ本
2913冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
680873ページ(1日平均136ページ)
感想・レビュー
2265件(投稿率77.8%)
本棚
53棚
自己紹介

①「こんなふうに読んだけど、皆さんはどうですか?」っていうつもりでアウトプットしてみます。②もうひとつは、備忘録としての抜き書き。③読んだ本は線でつなぎ、自分なりの星座を描きます。

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