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へやせま
地味だけどいい本だった。ムーンマンの章が大江の本質が煮詰まってて読みごたえがあった。なんだかつい最近の出来事にすら思える現代性があった。いやさすがにちょっと古いのは古いのだけど、変奏しつつ反復する戦後日本があった。またあまりまじめに読みこむのでなくシュールなギャグをそのまま受け取ってこそ大江文学の描く滑稽な人間を味わえると思う。大江の小説のなかではちょうど真ん中ぐらいの出来栄えではないか。
みずから我が涙をぬぐいたまう日
大江 健三郎
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2024/08/14
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記録初日
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読んだ本
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読んだページ
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