読書メーター KADOKAWA Group

togeshita-u2zou
さんの感想・レビュー

togeshita-u2zou
新着
ネタバレ想定外の傑作でした。最初は「サイコ男の手繰る糸に不可抗力で絡め捕られてしまうバツ1ママ」ってノリのありがちなサスペンスかと思ったら、過去の些細なシーンの回想が増えだしたあたりで実は本格だったと気づいて読み方を軌道修正。間に合って良かった(デイヴィッドも私も)。犬の吠え声や数字の書き方の癖などギミックは古典的だけど、鬼貫警部のような堅実な探偵は魅力的だし、カットバックを多用してタイムリミット感を煽る構成も素敵です。文学臭が薄い分ハイスミスより読みやすいかな。解説はなんと竹本健治!
togeshita-u2zou

顎髭の二人組の妙にリアルな会話がツボ。双子の兄弟の筆跡が似ているという描写はミスリードなのか、はたまた著者が途中でプロットを変えることにしたのか。

01/19 01:13
  • Tetchy
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

togeshita-u2zou
さんの最近の感想・レビュー

張込み 傑作短編集5 (新潮文庫)

張込み 傑作短編集5 (新潮文庫)

松本 清張
確かに傑作短編集でした。ちなみに私のは表紙が鬼畜のやつ(笑) ちょっと窮屈な感…続きを読む
ハイチムニー荘の醜聞 (1960年) (世界ミステリシリーズ)

ハイチムニー荘の醜聞 (1960年) (世界ミステリシリーズ)

ジョン・ディクスン・カー
歴史物の中ではかなり本格ミステリ度が高いほうだとは思う。主人公の眼前で依頼者が…続きを読む
まるで天使のような (創元推理文庫)

まるで天使のような (創元推理文庫)

マーガレット・ミラー
確かに素晴らしかった。本名を伏せてコードネームで呼びあうコミュニティが登場した…続きを読む
愛しすぎた男 (扶桑社ミステリー ハ 8-7)

愛しすぎた男 (扶桑社ミステリー ハ 8-7)

パトリシア ハイスミス
何だこの救いようのないカオスは…。主人公は妙な信念に固執したりたまに暴走したり…続きを読む
アメリカの友人 (河出文庫 ハ 2-15)

アメリカの友人 (河出文庫 ハ 2-15)

パトリシア・ハイスミス
うーむ、やはりシリーズものを3作目から読むのは無理があったか。リプリーのキャラ…続きを読む
恐怖は同じ (ハヤカワ・ミステリ 626 世界ミステリーシリーズ)

恐怖は同じ (ハヤカワ・ミステリ 626 世界ミステリーシリーズ)

カーター ディクスン
ミステリとしては微妙だけど時代冒険活劇としては中々の面白さ。タイムスリップ要素…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/06/30(4984日経過)
記録初日
2011/03/25(5081日経過)
読んだ本
1586冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
542344ページ(1日平均106ページ)
感想・レビュー
501件(投稿率31.6%)
本棚
0棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう