読書メーター KADOKAWA Group

Sora
さんの感想・レビュー

Sora
新着
義人ヨブは清廉潔白な人間で、神の前で正しい者だった。しかし突如、彼を不幸と病が襲う。自分の生と理不尽な苦しみの意義に悩むヨブのもとへ三人の友人が訪れる。ヨブに応報論と悔い改めの論理を説く三人。友人達の説く応報論と罪からの悔い改めの論理に納得できないヨブ。そんな彼のもとに、ついに神が現れる。人間の義と神の義の対立、いわゆる神義論を扱った本書は、ドストエフスキーも強い衝撃を受けており、『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の思想に反映されている。生の肯定か。または否定か。選択は神の似姿である人間に委ねられている。
0255文字
全0件中 1-0 件を表示

Sora
さんの最近の感想・レビュー

ハンガリーのギリシア・カトリック教会: 伝承と展望

ハンガリーのギリシア・カトリック教会: 伝承と展望

秋山 学
本書で対象とされているハンガリーのギリシア・カトリック教会は、「東方典礼カトリ…続きを読む
事物の本性について ――宇宙論 (ちくま学芸文庫ル-10-1)

事物の本性について ――宇宙論 (ちくま学芸文庫ル-10-1)

ルクレティウス
エピクロス派の哲学者による哲学詩である本書は、すべては元素(アトム)から成り立…続きを読む
リチャード三世 (新潮文庫)

リチャード三世 (新潮文庫)

ウィリアム シェイクスピア
リチャード3世による権力掌握からその死までを描く戯曲だが、最後の場面での死に際…続きを読む
遠藤周作 道化の泪: 名もなき人の声を聴く

遠藤周作 道化の泪: 名もなき人の声を聴く

今井 真理
遠藤文学の入門ともいえるエッセイ。遠藤周作は、自身の経験もあり、弱き者や裏切り…続きを読む
平等について、いま話したいこと

平等について、いま話したいこと

トマ・ピケティ,マイケル・サンデル
最近の時事問題についても触れているのではという期待もあったが、サンデルが最近の…続きを読む
八木重吉詩集 (岩波文庫 緑236-1)

八木重吉詩集 (岩波文庫 緑236-1)

八木重吉
蟻や毛虫、葉っぱなどの豊かな自然への感動を謳うだけでなく、自然の美しさから神へ…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/11/01(3435日経過)
記録初日
2015/11/01(3435日経過)
読んだ本
735冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
229658ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
729件(投稿率99.2%)
本棚
2棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう