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やまはるか
さんの感想・レビュー

やまはるか
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島崎こま子は「新生」の題材となった島崎藤村の姪、著者は教師として妻籠に赴任、妻籠に住んでいたこま子を知る。直接的な関りは少なく、「新生」などからの引用中心。「新生」119章の節子の父親宛の手紙を引用し「その辛いかなしい愛のために、節子の成長した姿がこの手紙から伺える」と述べるが、こま子が父に宛てた手紙の有無に関わらず、引用の手紙は藤村の創作であり、こま子に関して混同されているような違和感を覚えた。それにしても、こま子の表情が鮮明に写っている表紙カバーなど多くの写真は藤村ファンとして良い体験になった。
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やまはるか
さんの最近の感想・レビュー

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/15(2500日経過)
記録初日
2018/05/17(2498日経過)
読んだ本
599冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
176793ページ(1日平均70ページ)
感想・レビュー
580件(投稿率96.8%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

 読書メーター登録から5年で読んだ本は400冊、登録前の5年間は600冊だった。これまで気の向くままに読んで来たが、近ごろはそれ以上に本と向き合っている。読書時間が増えているのに読む量は減っている。読書は理解と鑑賞の度合いだから、川の流れが急流から中流、やがて下流域へと移れば、流れの速さも川底の様も変わるのだろう。

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