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電波時計
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ネタバレ(1/2)。第4巻では源氏39歳から50歳まで。収録された「若菜上」「若菜下」から「夕霧」は、源氏がメインではないが、様々な人物にスポットを当てているためか、物語に奥行きと広がりを感じることができた。柏木、夕霧に翻弄される三の宮、二の宮(ともに朱雀院の娘)はなんとも悲哀に満ちている。また明石一族の女たち、紫の上、花散里といった女性たちの浮沈ぶり、出家希望者の多いことにおどろきつつ、狭い貴族社会の息苦しさのようなものを存分に感じてしまった。先が楽しみ。
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 (2/2)。「付録 登場人物の趣味特技に託されたもの」は大変面白かった。大塚氏によると、「絵画」は源氏の栄華を築く重要なモチーフであり、「音楽」は貴族の格もはかれる不可欠の教養であるとする。だとすれば明石一族が音楽に秀でているのも納得がいく。三の宮の子である薫は音楽に秀でているようだが、彼は源氏の子か、柏木の子か。

03/14 07:09
  • ショースケ
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2010/09/12(5311日経過)
記録初日
2010/09/13(5310日経過)
読んだ本
1598冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
561803ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
1534件(投稿率96.0%)
本棚
0棚
性別
現住所
北海道
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