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てれまこし
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世界は人間のエゴには無関心である。だから人間としての根源的な感情は悲しみと怒り。悲しみの大海に漂いながら無関心な世界に期待せずにいられない。それが裏切られて怒る。世界への愛が生ずるのは、悲しみの大海のなかにいることを束の間忘れてるとき。その瞬間が永遠であることを願う時にはもう過去である瞬間。この悲しみの自覚が愛の地盤であってそれなしで愛はない。この根源的な悲しみを知ってる人だけが愛せる。それを伝達する術は物語をおいてない。運命にもてあそばれながらも強く気高く生きようとし、それでもなお滅していく者の物語だ。
てれまこし

「さまざまな悲しみと義務に苦しめられ、貧困にあえぎながらも気高さを保ち、逆境にあっても人を愛することのできる人間だけが、この世の王国において偉大なものを、至高のものを見出すことができる」

07/28 10:57
  • ころこ
  • kazi
  • syaori
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/03(2763日経過)
記録初日
2015/10/02(3465日経過)
読んだ本
1220冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
445043ページ(1日平均128ページ)
感想・レビュー
976件(投稿率80.0%)
本棚
1棚
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