読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

武藤吐夢
読んだ本
25
読んだページ
6501ページ
感想・レビュー
24
ナイス
327ナイス

2024年10月に読んだ本
25

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

武藤吐夢
世界の棟方志功。版画家の半生を奥さんの視線で描いた力作。原田マハさんは芸術家を描かせたら一級なのだと実感させられた。ゴッホに憧れた棟方が、あの愛嬌のある仏画をかくにいたった姿などがよく描かれていた。戦争の時の奥さんが版木を疎開先に送るエピソードが胸につく。ショックだったのは、ゴッホのひまわりが戦火で消失したことでした。日本のゴッホになるんだということでしたが、ゴッホを超えたのではと思ったりします。世界の棟方になったんです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
24

武藤吐夢
読むと死ぬらしいが死ななかったよ。 ホラー系有名ユーチューブバーの人が人気の怖い話しを本にしたものらしい。動画は見てないが、それで完結しているものをわざわざ本にとも思うが・・・・コストパフォーマンス。この場合時間ですが良さそうなので悪くないと感じました。動画を全部見ていたら、たぶんかなり時間食います。話しはそこそこ怖いです。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さんの最新作。やっぱ遊覧船ミシガン出てくるんだ。婚活の会社を記事にするライター視線で描かれた婚活事情。彼のスタッフとの恋がなかなか良いのですが、細部までこだわった雰囲気の婚活の舞台裏はかなりデーブ。成瀬とは違った面白さがありました。面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
芥川賞受賞作。東京オリンピックのあの建物にやたらとこだわっている建築家が東京都同情塔という刑務所を建てるという話しの中に、色んなモチーフを織り込んだ作品。建物は器であり、そこに何を入れるのかが大切で、それが言葉なのか、本作は言葉にやたらとこだわっているように感じた。久しぶりの本格的な純文学であり、ちよっとわけがわからん系だったのもあり、理解したとは言い切れないが悪くはないと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
仕事仲間の男に大量のペットの世話を頼まれた女性が主人公。メインはこの男と彼女のメールでの交流なのだが、そこから見えるのは生命をあずかる。つまりペットの世話をし生かせることと、加工食品への毒物混入事件と大地震などの生命が奪われることだった。なんか理屈ぽくて、何が言いたいのかよくわからなかった。パンダが中心にあり、それの生態や中国のパンダ外交。剥製の問題とか、動物病院で言われたこと。普通は寿命は短いがペットとして長く生きることで手術しなくちゃならない。生きることの延長。この不自然について。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
密室のウサギ小屋からウサギがいなくなった…というミステリー。けっこう細部までこだわっていた。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
かめの銅像が動くトリックには最後まで気づきませんでした。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
校庭に突如現れたミステリーサークルの謎を解くミステリクラブの3人。明解な推理読み応えあり、ただし子供向け。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
本屋大賞にノミネートした作品という前評判だったが、子供向けでちょっと・・・、こういうのは子供ではわからないし、大人だと拒否感も出ると思う。プールに金魚を放流したのは誰か、その動機は・・・という事件は最終的にすべての伏線が見事に回収されて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
ポアロもマーブルも出てこない。これはミステリーなのか、それともホラーなのか。何も知らないということは幸せなのだと思う。それにしても、彼女は家に帰ったとたん、元に戻るなんて・・・。こんな風に裏切られ、嫌われ、彼女は悲しすぎるが、こんなタイプの人は、みんなから、そんな風に思われるのかもしれない。最後の夫の意味深な言葉がキョウレツだ。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
世界の棟方志功。版画家の半生を奥さんの視線で描いた力作。原田マハさんは芸術家を描かせたら一級なのだと実感させられた。ゴッホに憧れた棟方が、あの愛嬌のある仏画をかくにいたった姿などがよく描かれていた。戦争の時の奥さんが版木を疎開先に送るエピソードが胸につく。ショックだったのは、ゴッホのひまわりが戦火で消失したことでした。日本のゴッホになるんだということでしたが、ゴッホを超えたのではと思ったりします。世界の棟方になったんです。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
『まいまいつぶろ』の著者が田沼意次を描いた秀作。ちょうど次世代ということになるのか。白河殿こと松平定信に悪評を喧伝され悪い印象が残ったが、蝦夷の俵モノ貿易に目をつけたことや印旛沼の開拓、銀と金の交換比率を・・・という話しは経済政策としては優れていると思われる。よっぽど寛政の改革より田沼政治のほうが優れていると感じました。まいまいつぶろほどではないにしても、これはこれで名作だと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
この寿司屋はとても居心地がいい。常連も店員もみんな雰囲気が良くて癒されます。最初のハンバーグの石という話しの彼女はかなり怪しい。なのに、それすらを受け入れてしまう。好みなのは、三話目の社長の話しでした。田中という世話をしている小さな会社の社長の孫自慢から、話しがああいう風に飛んでいくとは想像もしなかった。一人だけ高見に到達した孤独がわかる。そんな社長を温かく迎える打算のない仲間たちが素晴らしい。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
ドレスデンの空襲を描いているのに、宇宙人やタイムリークをからめることで、この作品は何かとても弾力性をもって戦争を静観できる。陰惨な現実の後、そういうものだとコメントを入れる。それはあたかも、人生は不幸の連続であるというあきらめに思えなくもない。この空襲は、原爆よりもたくさんの犠牲が出ている。最後の死体を入れていたところを掘り出し腐っていたので焼いたという淡々とした描写にゾっとする。そういうものだと言われれば納得せざるおえないが、それですませていいのかなと思ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
この物語の消防士は火事を消化するのではなく、本を焼くのが仕事なのである。焚書というと秦の始皇帝の焚書坑儒を想起する。戦争などで出版や放送の制限などが印象深い。つまり、為政者が自分の都合の悪い考え方を広めたくないということである。本書の場合、平和のためというが、確かに学問の発達、化学の発達は武器が破壊力を増したり思想対立が生れたりする。理屈はわかるが、そんなのは屁理屈に思える。思考停止が狙い、愚民政治かなと思う。国民を従順なおバカな羊にしておきたいんだ。それに気づいた消防士が主人公であり、なかなか面白い話し
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
フィセントゴッホとテオの兄弟の物語。これだとゴッホは狂人であり、兄のせいで弟も死んでしまったという解釈になってしまう。狂ったゴッホが弟の持っていた銃を見つけて、それで自殺して自分のせいで兄が死んだと憔悴し弟も死んだという物語だが、現実ではなくフィクションだと思う。ゴッホの作品が日本の浮世絵の影響を強く受けていたということで日本人二人が、この物語にはゴッホの理解者として介入してくる。すごく空しいんだ。これが真実でないことを願う。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
解剖の結果、父親の胃壁から謎の暗号が見つかる。それと同じころ、28年前の連続殺人が再開される。この話しは過去の殺人事件と現在の殺人事件。そして、父の過去が関係してくる。医療も関わってくるという知念さんのミステリーとしては王道に近い話しです。最後のほうの展開はワクワクする動的な動きが多くて、とても楽しいです。主人公の女医と、その友達の女医。そして、中年の刑事。この三人の組み合わせがとても良い。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
読後感最高の恋愛小説でした。まさか、あんなラストのどんでん返しが待っているとは・・・。余命少しの入院患者と研修医の恋。第一部は優秀な恋愛小説。しかし、知念さんだから、簡単には終わらない。彼女の遺言。大金を相続する。彼女は死んだ。そして、彼女と自分は本当は無関係だという病院側の不自然な返答。それからのミステリー的展開が後半。ハラハラドキドキの展開。読ませる話しでした。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
加賀恭一郎シリーズの最新作です。アマゾンのAudibleオリジナル作品ということです。語り手が殺された女社長。加賀恭一郎警部に憑依する形で事件を解明していく。犯人が一番あり得ない人だったのが驚きました。あの人が事件後に髪を切ったということで、あの人が犯人だとてっきり思いました。テンポもいいし面白い作品です。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
寺小屋の師匠が生徒のために・・・という話しは何冊も読んだが、この本はそんなに楽しくはなかった。前半はそこそこ楽しめたのですが、なんか後半は変。とくにラストは?でした。強引に盛り上げて終了させた感じがしました。砂原浩太朗さんは僕の一押しの時代物作家さんです。『藩邸差配役日日控』『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』と名作を多数書いてます。それらと比べると・・ちょっと・・・と言わざるおえません。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
義経の影武者に光を当てた作品なので義経記とは雰囲気が少し違った。中盤までは楽しくて、影武者が蝦夷であるというのが面白い。静御前がその影武者の仲間の蝦夷で顔面全身に入れ墨を施しているというのもいい。義経の自決あたりから史実を離れていき、理不尽と言うか理屈に合わない展開になっていき興ざめした。奥州藤原氏の滅亡理由がわざと負けたという、脱出。蝦夷島、北海道への移動、移転というのは奇想天外な発想だが、松前にそんな豊かな武術集団があったという史実は知らないので説得力もない。
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
感想は最終巻
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
感想は最終巻
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
感想は最終巻
が「ナイス!」と言っています。
武藤吐夢
広一と二木先生の歪んだ関係に吉田が絡んできた瞬間、すべてがカオスになった。子供しか愛せない二木先生と、その秘密を偶然知ってしまった広一。広一は普通でない変わり者と言われていた。この二人の共振関係。吉田の爆弾が最後にあり、ここで二人の関係の真の形が問われることになる。インパクトの強い作品。もっとぐちゃぐちゃになる予感があったのだが、最後は綺麗にまとまってしまつたのが残念。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/05/02(2035日経過)
記録初日
2019/05/02(2035日経過)
読んだ本
1184冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
357612ページ(1日平均175ページ)
感想・レビュー
1178件(投稿率99.5%)
本棚
7棚
性別
外部サイト
自己紹介

趣味は、読書、短歌、映画鑑賞。
読書関係の人から、フォローされると喜んでフォローバーさせていただきます。無言フォロー失礼します。
新時代ということで、新生いたしました

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう