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2024年3月の読書メーターまとめ

MASAKO
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感想・レビュー
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ナイス
322ナイス

2024年3月に読んだ本
26

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MASAKO
「お恥ずかしい不祥事」とは?等々力か何故こうも同僚から蔑まれるのか?最初全く分からず、これって前編あったっけ?と不安になった。それらが明らかになった後はもうとにかくタゴサクの言動が気持ち悪くて、イライラ。警察官とタゴサクの心理戦は確かにヒリヒリしたが、なんとも後味の悪い一冊。ラストの1行もまぁお約束といったところ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
26

MASAKO
まずこの分厚さにビビる。しかし読み始めるとあっという間に引き込まれてしまった。満州の約50年間を描いた物語。細川と彼にまつわる人々のそれぞれの正義がぶつかり合って苦しい。もし満州が理想通りの五族協和となっていたら現在はどんな世界になっていのだろうと、考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
MASAKO
ネタバレ「鈍色幻視行」に出てくる小説。恩田さんも刊行順に読んだほうがいいとおっしゃっていたそうだが、あえてこちらから読んだ。全体を覆う暗澹たる雰囲気。こういうの好きだな。や んごとなき身分のビイちゃん、世間の目から隠されて自分が誰かもわからない。こういう育ち方って悲惨。しかも大人達は利用する気満々だし。終盤の炎の中で踊る久我原は圧巻。そして莢子とこういう関係とは驚き。これを踏まえて「鈍色幻視行」を読もう。
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MASAKO
ネタバレ2では頭脳明晰で冷淡な印象だった淡野が本作では随分と人間臭く描かれていて、悪人とは知りつつも感情移入してしまった。最後は口封じに殺されて可哀想。「彼がもうどこにも行かないんだって思うと、逆に気持ちが落ち着く気がする」と、言ってのける由香里も考えようによっては怖い。ワイズマンには捜査の手が伸びず、ポリスマンは誰?と、続編が待ち遠しい。
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MASAKO
いくら御子柴とはいえ、このケースでは極刑回避は無理だろうと思いつつ読み進めた。死刑回避が避けられないとなったら、違う利益を与える、それが人間に回帰させることとは。そしてここに雷也が出てきて、驚き。何故勝ち目のない弁護を引き受けたのか不思議だったが、こういうことか。
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MASAKO
父の転勤で2箇所に分かれて住むことになった4人の家族。子ども達もそれぞれ進学しやがてバラバラに暮らす。でも根っこの部分ではしっかりつながっていて”ひとつ空の下”にいる。家族のあり方を問うようで心あったまる一冊。
MASAKO
「お母さん、本当に御免なさい」実母を手にかけてしまったとはいえ、9年間の浪人生活を強いられ精神的肉体的虐待を続けてきた母親に何故こう思えるのだろうと、最初は不思議だった。この言葉こそがあかりの償いの気持ちなのだろう。母と子の閉塞感に息が詰まりそうになる。しかし、どことなく見えてくる共依存。せめて父親に相談していたら、母を振り払って家を出ていたらと、悔やまれてならない。この先辛い現実が待っているだろうが、少しでも心穏やかに過ごしてほしい。
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MASAKO
”渡辺さん”のしたことは、あまりにも独りよがりで許されることではない。しかし両親から非道な扱いを受けていた沙耶を、救うことにができた。そのへんを考慮されての5年なんだろうな。徹人と沙都子、この二人は親になってはいけない人たち。その醜さに反吐が出そう。沙耶に殺されずに済んだけど、それすら理解できないんだろうな。希望の見える終わり方。お姉さん一家も良い人達のようで良かった。
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MASAKO
お店に行けば商品が並んでいる、定期的にやってくるゴミ収集車。そんな当たり前の事が、こんなにも脆いものだとは。私達が暮らしている日常は多くの人に支えられているということを再認識し、感謝。トラッカー達が犯人を追い詰める様子はゾクゾクする程かっこいい。肇の気持ちはわかるが、こんなだいそれたことまでしなくても、なんとかならなかったのだろうかと少し残念。
MASAKO
不思議な設定の物語。ミステリーというよりは、オカルトだよなと思っていたけど、真相がわかるにつれなるほどと思った。
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MASAKO
本の説明に”あったまる”って書いてあったのに、大浦君がまさかこんなことになるなんて、悲しすぎる。普通とは言えない家庭環境で育ちながらも、真面目な佐和子。最後は少しだけ希望が見えるかな。悲しみを乗り越えて幸せになって欲しい。ヨシコが以外にも良い人。私にとっては”あったまる”ではなく”悲しい”お話でした。
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MASAKO
序盤からずっと振り込め詐欺で、誘拐は?と思いながら読み進める。ようやく本題に入ったけど犯行の動機が哀しくて苦しい。淡野の頭の良さと運の強さに舌を巻く。次作ではこちらがメインになるようで楽しみ。チョンボ小川のポンコツっぷりがバージョンアップしていて、なんだかもう。引き取り手がないってどんだけなんだか。
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MASAKO
ネタバレえっ百瀬が逮捕?と驚きから始まり、後はお約束のほっこり感へと繋がる。るりの母親には違和感を覚えたが、こういうことかと少しだけ理解できた。今回出番が少ないが亜子のお父さんはやっぱり素敵な人だ。「私はあいつが大嫌いだが、あいつを選んだお前のことは天晴だと感心していたんだぞ」ようやく入籍も済ませられて良かった。「こんな幸せがあってよいのだろうか」いいんだよ、百瀬。
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MASAKO
ネタバレ亜紀に対する嫌がらせはこいつかなと、想像がついたが、まさか家族ぐるみとは。風介がやたらと遺伝子が〜と言っていたのが伏線か。狂気の一家の怖さもさることながら、江頭の言動が怖すぎて泣きそうになった。小6にもなって母親と一緒にお風呂とか、月平均30万の給料とシンママ手当、慰謝料、でもって家賃5万半ば、それをカツカツの生活という。違和感半端ないんだけど。
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MASAKO
ネタバレこの楓って女、怪しいなぁと思っていたら(違う意味で)案の定だった。伯朗のスケベ心がだだ漏れてちょっと引く。人間関係が一見複雑だが、実はそうでもない。研究バカが引き起こした悲劇に他ならないのだが、振り回された人々が可哀想。
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MASAKO
信念のためなら人にどう思われようと構わない。西條は法医昆虫学捜査官の赤堀を彷彿とさせる。どうしてこうも破茶滅茶な人が多いのか。まぁ、そこがいいんだけど。四つの章からなる一冊だが、それぞれ中編から長編で読みたい。それぞれの話が面白いので、もう少し深堀りしてほしかった。
MASAKO
「お恥ずかしい不祥事」とは?等々力か何故こうも同僚から蔑まれるのか?最初全く分からず、これって前編あったっけ?と不安になった。それらが明らかになった後はもうとにかくタゴサクの言動が気持ち悪くて、イライラ。警察官とタゴサクの心理戦は確かにヒリヒリしたが、なんとも後味の悪い一冊。ラストの1行もまぁお約束といったところ。
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MASAKO
特殊清掃業者を扱った連作短編集。掃除するだけでも大変なのに、故人の想いに寄り添おうとする3人のメンタルが心配。特に「絶望と希望」の白井なんて昔のバンド仲間の部屋を片付けるなんて、キツイなぁ。
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MASAKO
ネタバレ題名と表紙から爽やか青春物語だと思い本を開いたら、いきなり血なまぐさい展開。苛烈を極める教育虐待、ネグレスト。高志と愛璃喜二人共道を誤らなってよかった。高志は叔父一家が味方になってくれて良かったし、やりたい事も見つかって一安心。高志の両親にはしっかり反省してほしいが、この人たちでは無理だろう。最後は希望が見える。やっぱり青春物語だった。
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MASAKO
CATのやり方は間違っていると思うが、考え方自体はいいんじゃないかと思う。何をされても「遺憾に思う」とか「厳重に抗議する」などとしか言えないようでは、この国の未来は決して明るくないように思えてならない。前作から時間が経っているのもあるが、基子がバージョンアップしていて怖かった。
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MASAKO
18世紀のイギリスの雰囲気には引き込まれたが、登場人物誰にも感情移入できず、それ故に物語にも没頭できなかった。
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MASAKO
地下鉄無差別殺人事件のその後を扱った作品。犯人の動機や人物像には全く触れられていない。ホラーっぽいものもあったりほっこり系もあったりとなんとなく纏まりがないと思っていたら、連作短編集なのか。
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MASAKO
ネタバレ「生きているうちに、ぼくは、ここから逃げたかった」連続殺人事件の真相よりもなによりも、慶太郎をここまで追い詰めた泥首の子供達の惨状に胸が塞がる。司は当真の事を「怪物などではなかった」といっているが、最後まで読んでも、私にはやはり「怪物」としか思えない。更生は難しいんしゃないかな。慶太郎は大丈夫そうだが。「子どもを飢えさせないのが絶対の正義」全ての子供に幸多からんことを願う。
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MASAKO
8つの話の短篇集。「甘い生活」がゾワッとして一番好み。表題作の「ホテル·カイザリン」や「孤独の谷」は中編で読んでみたい。「苦しさは、堪えるのではなく、ただ受け止めて、そういうものだと思う」いつかこの境地に達したい。
が「ナイス!」と言っています。
MASAKO
ネタバレとてつもなく重くて切ない物語。全ての始まりは三十数年前の殺人事件。あの過ちさえなければその後の悲劇も起きなかっただろうに。少年の未来を守るために、罪を被る気持ちはわからなくもないが、そのために自分の息子を苦しめるなんて。そしてその姿を見ることが自分への罰とは、ちょっと違うんじゃないか。少年の一瞬見せた微笑みの真意がわかって愕然。
が「ナイス!」と言っています。
MASAKO
途中から結末が見えてた「人獣細工」なんとも後味が悪い。この父親サイコパスよね。「吸血狩り」の”しょくきょうてんぎ”はかろうじて理解できたけど、”えいぜいとうとふ”って何?本物の吸血鬼だったのか、わからないまま。でもこの終わり方は嫌いじゃない。「本」は入れ子の話になってい、どっちが現実なのかな。不思議な感覚が残る一冊だった。
MASAKO
マスコミを通じて犯人に語りかける劇場型捜査。犯人探しのミステリーというよりは巻島と周辺の人々に焦点が当てられている。曾根にウンザリし、植草には吐き気を覚える。きちんと制裁を受ければいいのに。のほほんとしているのに大きな運を持ってる小川の存在がいい。権力や世間の目に屈する事なく信念を貫いた巻島が報われて良かった。続編があるようなのでそちらも読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/05/04(1821日経過)
記録初日
2019/02/20(1894日経過)
読んだ本
1514冊(1日平均0.80冊)
読んだページ
499281ページ(1日平均263ページ)
感想・レビュー
736件(投稿率48.6%)
本棚
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