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2023年11月の読書メーターまとめ

新田新一
読んだ本
50
読んだページ
8207ページ
感想・レビュー
50
ナイス
882ナイス

2023年11月に読んだ本
50

2023年11月のお気に入り登録
3

  • 宵待草
  • ジェンダー
  • 夢追人009

2023年11月のお気に入られ登録
4

  • 宵待草
  • ジェンダー
  • 夢追人009
  • だまし売りNo

2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

新田新一
くらまし屋シリーズ第2巻。家の貧しさゆえに呉服屋で辛い奉公を強いられる幼いお春に、平九郎と彼の仲間が救いの手を差し伸べます。1巻以上に面白くて、読みだすと止まらなくなりました。監禁されているお春を意表を突いた方法で助け出す場面には、手に汗握るスリルとサスペンスがたっぷり。登場人物の描き方には深みがあり、特に家族を救うために辛い境遇に耐えようとするお春の可憐さは、心に沁みました。最強の剣の使い手であるニヒルな迅十郎と、平九郎の死闘には、圧倒的な迫力を感じました。素晴らしい物語を読めて、本当に嬉しいです。
が「ナイス!」と言っています。

2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

新田新一

先月もナイスやコメントを有難うございました。先月読んだ本の中では、誉田さんの『世界でいちばん長い写真』が特に良かったです。いこさんのご紹介で読むことができました。感謝です。2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:50冊 読んだページ数:8159ページ ナイス数:829ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1010824/summary/monthly/2023/10

いこ
2023/11/02 13:14

新田新一さん、いつもナイスやコメントありがとうございます<(_ _)> いや~ん、新田新一さんのつぶやきに登場しちゃいました(#^^#) 嬉し恥ずかし。「世界で一番長い写真」とても良かったですね。これからも色んな本を共読できたら嬉しいです(*^-^*) 先月の共読は4冊ありました。今月もどうぞよろしくお願いいたします。

新田新一
2023/11/02 19:28

いこさん、こんばんは。返事が遅れて申し訳ありません。『世界でいちばん長い写真』は本当に良かったです。これからも繰り返し読みたい本に出会えたので、感謝の気持ちをこめて書かせていただきました。読書は孤独な行為ですが、読書メーターでは仲間の方に出会えるので、嬉しいですね。こちらこそ今月もよろしくお願い致します。

が「ナイス!」と言っています。

2023年11月の感想・レビュー一覧
50

新田新一
反戦を主題にしたイギリスの戯曲。初演された時はローレンス・オリヴィエが主役の一人を演じたそうです。塹壕が主な舞台になっており、戦闘の場面は間接的に描かれるだけです。この控えめな描き方がいかにもイギリス的だと思いました。パブリック・スクールを卒業したばかりの青年が、前線に派遣されます。彼はそこで学校のクリケットのヒーローだった上官に出会います。戦場は学校とだいぶ異なっており、彼は上官の思わぬ一面に触れて、戸惑いを感じるのですが……。残酷な戦場であっても、人間性を失わない兵士の姿が心に焼き付く傑作です。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
荒井良二さんらしい詩情に満ちた絵本です。毎日はありふれたものですが、何かを始められる可能性がある時でもあります。雪の日が舞台になっているのが心憎いと思いました。雪が積もると見慣れたものも、何か別のものに見えることがあります。子供の時は、別の世界に来たみたいだと感じました。そんなわくわくする気持ちが、読みながらよみがえってきました。小さな祈りが広がっていって、空にたくさんのろうそくが灯される場面が本当に美しいです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
『武器よさらば』は、ヘミングウェイの従軍の経験を基に描かれた小説です。弾丸が飛び交う戦場の恐怖が迫真の筆致で描かれています。本書は恋愛小説でもあり、主人公のヘンリーとキャサリンの恋が叙情的に描かれています。ヘミングウェイの文体が素晴らしいです。力強く簡潔で、登場人物の心情描写はできるだけ省いて、彼の行動を記述していきます。叙事詩という言葉がぴったりです。胸をつく悲しい結末ですが、そのことが戦争の虚しさを読み手に強く訴えることになります。パレスチナやウクライナで戦争が続く今読めて良かったと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
あまり読んだことがないスウェーデンの絵本です。雪の日に女の子二人が、外に出て色々なことをして遊びます。日本の遊びと似ているのですが、違うところもあります。雪だるまの鼻をニンジンにするのには、笑いました。雪の上に寝そべって、天使になるという遊びは楽しそうだし、夢があります。かまくらではなく、雪の玉を積んで家を作るのも楽しそうです。この絵本を読みながら、雪の日に友達と遊んだことを思いだして、懐かしい気持ちになりました。大切な思い出を蘇らせてくれたこの絵本に感謝です。
新田新一
2023/11/29 12:33

yominekoさん、良さそうな本を教えてくださり、感謝です。題名からして面白そうです。絵本を読むのをやめられません。今日も今図書館に行って、2冊借りてきたところです。

yomineko
2023/11/29 14:27

こんにちは~🍊🍊🍊私も図書館に行って、絵本を漁るのが好きです(笑)皆さんが読み終わった本の返却棚にお宝が埋蔵しています😊

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
またコールサック社から出ている詩集を読みました。緑色を基調にした装丁が美しいです。作者は年配の方で、詩作をコツコツと継続されているようです。たとえ万人受けしなくても、創作を続けられている方がいらっしゃることに、励まされます。「手」という詩に一番惹かれました。赤ん坊の手を描写し、ご自分の手のことに触れ、人の手が文明を作り上げたと書かれています。時々人の手の温かさに驚くことがあります。この詩は、そんな人の持つ根源的なぬくもりを表現したものです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
『春とみどり』の最終巻。親友の娘春を引き取って、同居生活を始めたみどりは、戸惑いながらも春との絆を深めていきます。この巻では二人の心の動きがこれまで以上に繊細に美しく描かれており、読みながら心が震えました。素晴らしいのは、春を通して、死んでしまったつぐみの存在がよみがえってくるところです。そんな経験を通してみどりは、つぐみが自分にとってかけがえのない人だったことを、悟ります。人と人の絆は、死では断ち切れないのだ、と思いました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
詩人の木島始さんが文を担当し、彫刻家の佐藤忠良さんが絵を描いた絵本です。文も絵も詩的で力強く、美しくて読み手の心を包み込んで、励ましてくれます。造本上の仕掛けがあって驚いたのですが、木の持つ美しさを表現するのにぴったりだと感じました。モノクロの絵に木の芽が芽吹いて、緑色が少しずつ散りばめられていくところが、美しいです。散歩のときに、いろいろな木を見るのが好きです。平凡なものなのかもしれませんが、そこに立っているだけでほっとします。この絵本を読んで、木がますます好きになりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
食の楽しみを描いた漫画です。セリフがないのが特長です。セリフがなくても、登場人物たちの喜怒哀楽が丁寧に描き込まれているので、感情移入して読めました。食べることは生きるために必要ですが、人間のいろいろな思い出と、感情に結び付いていることが分かります。1話の肉まんが好みでした。塾で一生懸命勉強する男の子が、帰りに肉まんを買ってそれを食べると、顔がほころんできます。塾での真剣な顔と肉まんを食べるときのギャップが、可愛いです。むかし塾で高校生に教えていたことがあり、帰りに肉まんを買うのが楽しみでした。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
題からして恋愛小説家と思ったのですが、もっとスケールが大きく、幻想的で楽しめる本でした。カラフルで繊細で、温かい絵も素晴らしくて、物語を引き立てています。クラスメートを好きになった女の子の四季が描かれて、最後は冬で終わります。雪だるまが好きなので、無数の雪だるまが並ぶ絵にうっとりしました。誰かを好きになると、どんなものでも綺麗に見えるという、心の弾みが表現された物語なのかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
OLのみどりは、中学時代の友達の娘、春を引き取って一緒に暮らすことにします。この巻では二人の距離が少しずつ縮まっていくのが描かれています。繊細できれいな絵が、非常に私の好みです。ませて、しっかりしているように見える春が、泣き出してしまうところが印象に残りました。みどりが春の家から持ってきたカーテンを見て泣いたのです。それは、春の母親が作ったものでした。こんな風に人の心のひだが丁寧に描かれているので、読み終わった後も深い印象が残る佳作です。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
この詩集は、コールサック社から出版されています。詩の出版をずっと手掛けているところです。地味ですが、良い詩集を多く出しています。この詩集は、日常生活の中で作者が感じたことを分かりやすく、温かい言葉で表現しています。日本の現代詩の中では読みやすい方です。「赤いカンナの咲く道で」という詩が特に印象に残りました。車に踏みつぶされてしまったアマガエル。それを目撃した赤いカンナが怒りを覚えます。こんな風に理不尽な死を迎える人は意外に多いのかもしれません。作者の深い同情が感じられて、読みながらほろりとしました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
未訳のホラー。アメリカでラッシュアワーに突然大きなラッパの音が聞こえます。その後世界中であらゆる人間が消え始めました。同時に黙示録的な世界が始まり、殺人や暴行が次々と起こり始めます。主人公のスティーブは愛する妻の家に何としても帰り着こうとするのですが……。血生臭い描写が続くグロテスクな小説ですが、主人公の心情には共感できるものがあります。スラングが多く使ってあり、上品な本とは言えません。でも、簡潔で力強い英語で書かれており、良い文章を味わう楽しみもあります。人が消える謎は解明されて、成程と思いました。
毒兎真暗ミサ【副長】
2023/12/02 19:10

今しがたふと思ったんですが、新田さんのアナベル・リーとか興味あります✨(催促ではありません😅)

新田新一
2023/12/03 07:43

ミサさん、返事が遅れて申し訳ありません。ポーの詩ですね。ポーの詩は訳すのは難しそうです。とにかく、自分が持っているペーパーバックを読み返してみます。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
麻薬の売人をしている少年が、友人と共にラッパーを目指す物語です。大阪が舞台になっており、あの街特有のひりひりした雰囲気がよく伝わってきます。私はヒップホップが結構好きで聞いているのですが、アメリカのNasやJay-zたちも、このような青春を送ったのかもと思いました。生き抜くためにリリック(詩)が必要というネームが、心に刺さりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
評論家の若松英輔さんの第一詩集。後書きによると、東日本大震災によって、詩への向き合い方が変わったそうです。読んでいたら、自然と涙がこぼれてくるような深い優しさを感じる詩が多くて、私にとって大切な一冊になりました。最初に載っている「燈火」は、どんな人でも経験する別れと涙のことが書かれています。別れの悲しみが人を支えて、人生を生きる力になるという逆説的な表現に、勇気づけられます。人の流す涙はむなしいものではなく、亡くなった人たちとつながりを深めるものだ、と思いました。
宵待草
2023/12/07 11:04

新田新一さん お仕事中のコメント失礼します!🙇 好きな若松英輔さんの著書で、共読本が一冊加わり嬉しく思います!🍀 何時も有り難うございます!🙋 お寒く成りましたので、お風邪召しません様!💫 宵待草

新田新一
2023/12/07 18:32

宵待草さん、有難うございます。私も共読の本が増えて、嬉しいです。この詩集は今年読んだ本の中で、ベストの一つです。宝物にして、これからも読み続けたいです。本当に最近寒いですね。風邪やインフルエンザにどうかお体に気を付けてお過ごしください。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
2019年にノーベル文学書を受賞したペーター・ハントケによる戯曲。一組の男女による謎めいた会話が延々と続きます。非常に難解で、なかなか意味が掴めませんでした。普通の人の会話というより、詩のような趣があります。ただ林檎が出てくるのが面白くて、これはハントケが脚本を書いた映画『ベルリン天使の詩』と似ています。私はこの映画が好きで、10回程観ました。黙っているより話をすれば、お互いに通じ合うものが出てきて、コミュニケーションは少しずつ成立します。そのメタファーとして林檎が使われたのかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
北条早雲の生き様を主題にした連作短編。早雲が主人公になることはなく、他の人物から見た彼の姿が描かれます。例えば一話では、太田道潅の視点で北条早雲のことが書かれています。これは巧い手法だと感じました。一人の人間の総体は、単純にこうだと決めつけることはできません。この手法だったら、人間の中にある理想や悲しみ、怒りなど様々な想いを浮き彫りにできます。北条早雲は戦巧者でありながら、庶民の幸福も考えていた人格者であることが分かりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
私は絵を見るのが好きなので、この新潮美術文庫のシリーズを集めています。アングルは馴染みのない画家だったのですが、本書を読んで親しみを感じるようになりました。巻末の解説によると情熱よりも理性を前面に出して絵を描いたそうです。確かにどの絵も端正な雰囲気を持っています。肖像画では人の体の中にある体温は伝わってきません。でも代表作の「トルコ風呂」にある官能性は退廃的な美は、人間が存在していることの重みと淡い哀しみが伝わります。アングルは単純な言葉で表現できない、人間の存在を丸ごと描こうとした画家だと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
31歳のOLのみどりは、中学生の時の親友だったつぐみの娘、春を引き取ることにします。つぐみの母親が急死したからです。パステル調で繊細なタッチで描かれた表紙の絵が気に入って、読み始めました。過去と現代のことが混じり合うように描かれて、切なさと優しさを感じる物語になっています。不器用な春をさりげなく支えてくれる春の優しさが心に残ります。そんな春を見ながら、みどりは親友のつぐみのことを何度も思い出します。人と人のつながりの不思議さをしみじみと実感できる物語でもあり、心に沁みました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
題の「運び屋」は、麻薬の運び屋のことではありません。企業の部品を海外へ届ける仕事のことです。本文中にもその仕事のことが出てきます。治安の悪い南米の旅の話が圧巻です。強盗にお金を取られたり、暴動に巻き込まれたりします。恐ろしい寄生虫や現地の食べ物による極度の下痢の話なども出てきて、作者の苦労がしのばれます。確かに恐ろしいことが多いので、旅行するのはためらいを感じますが、それでも行ってみたいと思うようになるのは、作者の旅を愛する気持ちが読み手にも伝わるからでしょう。
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新田新一
ロマン・ロランによる画家ミレーの評伝。ミレーの絵は好きなのですが、ミレーの人生については何も知らなかったので、この本を読めて良かったです。一生貧困と闘いながら、キリスト教の信仰心を捨てないで、真摯に生きた画家でした。絵の勉強のためにパリに行っても、パリの雰囲気に馴染めず、ルーブル美術館ばかり行っていたエピソードは微笑ましいです。芸術のための芸術ではなく、生活のための芸術を追求したミレーの人生に深く感動しました。ミレーの絵にある静謐さは、この態度から来たものだと思います。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
父から継いだめし屋を切り盛りする若い女性お高が主人公の物語。丸久では、みそ汁やいわしの生姜煮、お汁粉といったものが提供されます。味もよく、量も多いので界隈の人気店です。作者はフードライターでもあるそうで、食べ物の描写が巧みで、読んでいるお腹が空いてきます。親子や男女間の人情の機微が優しく描かれていて、読んでいてほろりとする箇所もありました。ねぎ料理に絡めて、「百姓の来年」という言葉が紹介される一話の結末に勇気づけられました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
体が動物化してしまう人たちが住む世界を描いた作品。主人公の半田は、パンダ化が進んでいます。彼は先輩の竹林の探偵会社で働き、変身病の案件を担当することに。どこかユーモラスなタッチでありながら、繊細で幻想的な絵が素晴らしくて私の好みでした。一話が一番の好み。両親とうまくいかない少女が出てきます。彼女が鳥に変身して、ビルの屋上から飛び立つ場面は、切なくて胸が締め付けられました。
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新田新一
作者のことは知らなかったのですが、古本屋で立ち読みした一番目の詩が良かったので、読んでみました。難解な日本の現代詩の中では読みやすい方で、作者の深い想いがよく伝わってきます。一番目の詩は本当に美しく、気高くて胸に迫ります。「祝婚歌」の題の通り、結婚を祝福する内容。甘い内容ではなく、男女が共に生きる意味を詩の言葉で晴れやかに表現しています。詩の中の「ベガとアルタイルのようにお互いの領域を侵すことなく各々の胸に灯すあかりで変わらず暖め合う」という一節が特に好きで、胸が熱くなりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
夏目漱石の妻、夏目鏡子を主人公にした小説。鏡子はお見合い写真のハンサムな漱石に惚れこんで、結婚しますが、思いもかけない困難が待ち受けていました。深く心を揺さぶられる良い小説でした。漱石は不幸な少年時代を過ごし、ロンドン留学で心を病んで、精神的に不安定なところがあります。鏡子は、苦しみながらそんな漱石を支えていこうと決めます。この決意に感動します。男女の間は本当に難しくて、いろいろな葛藤や苦労がありますが、それを正面から受け止めた鏡子は、漱石に負けず劣らずの偉大な人物だったのではと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
新潮社のホームページに新刊予告が出た時から、読むのを楽しみにしていた本です。フランスに住みながら、俳句を詠み、漢詩の奥深い世界を紹介するという作者のスタンスに憧れます。作者にとって詩は友達だそうで、異国の慣れない生活で詩が支えになったのでしょう。一つ一つの漢詩を紹介する文章は瑞々しくて、繊細です。一つだけ残念なのは、書き下し文がないことです。それでも、作者の現代語訳が素晴らしく、詩情が心の奥まで伝わりました。紹介された漢詩の中では菅原道真のものが好きです。太宰府に流された孤独な心情が心に沁みます。
新田新一
2023/11/18 17:30

ピンガペンギンさん、ありがとうございます。おっしゃる通りです。少しですが、地中海の描写も出てきて興味深く読みました。良い本なので、よろしかったら、お読みください。

ピンガペンギン
2024/01/27 12:39

良い本のご紹介、ありがとうございました。私も菅原道真に親しみがわいてきました。世の中知らないことだらけだと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
弘兼さんというと、『人間交差点』が好きで、単行本を繰り返し読んでいます。この短篇集は『人間交差点』に近い味わいで、深い余韻を感じるものが多かったです。「ニートな午後」は、バーのマダムとやり手のサラリーマンの純愛を描いた作品。男がある日バーに行ってみると、マダムは前と変わって、やつれた姿になっていました。彼女が別れ際に言った「ありがと」の言葉が切なすぎます。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
ひさしぶりに谷川さんの詩集を読みました。谷川さんと言えば、私が子供の頃から活躍している詩人というイメージがあります。それから40年以上もたって、いまだに第一線で詩を書き続けておられることに、尊敬の念を持たずにはいられません。この詩集は凝縮した表現を使い、生の根本のところにあるものを描いている気がします。英訳が添えられているのが、この詩集の良さです。日本語と英語はまったく違う言葉なのに、英訳しても不自然さは感じません。それだけ谷川さんの書く言葉には、普遍性があるのだと思いました。
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新田新一
若き日の吉田松陰を描いた傑作。高杉晋作、伊藤博文などの幕末の偉人が登場します。雨瀬さんの作風は、繊細でありながら力強く、熱いです。悲しみや感激のあまり泣き出してしまう吉田松陰の姿に、その作風が生かされています。この巻では、最終話が飛び抜けた傑作。話が明治に移っており、吉田松陰たちは出てきません。松陰の兄と伊藤博文が吉田松陰のこと回想します。若くして死んでいった若者たちのことを想うと自然と涙が。伊藤博文は吉田松陰を現実離れして、地に足がついていなかったと思い返します。でも松陰の気概を忘れられないのです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
フランクフルトのユダヤ人ゲットーを通して、ユダヤ人差別の歴史を記述した本です。これを読むと、なぜユダヤ人が金銭を取り扱う仕事に就くようになったか理解できます。嫌らわれるようになった理由も詳細に書かれています。イエス・キリストを殺した民族とみなされ、キリスト教では卑しい仕事と考えられた金融業に従事したとのこと。財力があるので各国の王は彼らを絶えず利用しました。ゲットーでの悲惨な生活を読むと胸が潰れます。ユダヤ人の問題は歴史的に根が深く容易に解決できないことが、本書のおかげで理解できて有難かったです。
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新田新一
もうすぐ映画を見に行くので、その原作にあたる「広島編」が収録されている本書を読みました。横溝正史風の旧家のおどろおどろしい謎を整君が解決。じーんとする結末でした。一見的外れの突拍子もないことを言いながら、実は核心を突いている彼のお喋りは、この巻でも出てきて、面白く読めます。雨に濡れたままの不審な男との出会いから始まる新しい事件には、手に汗握るスリルが。最後の三話は良いところで終わり、続きが非常に気になりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
作者の古谷さんの漫画は子供の頃好きで、よく読んでいました。特に手が主人公のシュールな作品『手っちゃん』が好きで印象に残っています。この作品は作風が変わってからのもので、しみじみとした味わいがたまりません。架空の落語家たちの列伝なのですが、まるで実在の人物のように感じる凄みがあります。芸の厳しさ、弟子と師匠の絆、落語家同士の切磋琢磨などが柔らかいタッチの絵で描かれ、繰り返し読みたくなる魅力があります。一番好きなのは「米寿真打ち三升八十八」。70歳で落語家を目指す男のことが描かれており、勇気づけられました。
えか
2023/11/16 11:35

新田さん、こんにちは。古谷さんの『手っちゃん』懐かしいなぁ。シュールといえば、あまりにもシュールな漫画でしたね。何たって、手毛が生えた普通のおっさんの手、しかも、途中で輪切になった跡が見える、怖いギャグ漫画でしたね。

新田新一
2023/11/16 17:29

えかさん、こんばんは。『手っちゃん』は懐かしいですね。友達と一緒に読んだことが、良い思い出になっています。本当にシュールで、不気味な所もありました。おっしゃる通り、恐ろしいところもあるギャグ漫画です。またいつか全篇読んでみたいです。コメントをありがとうございました。

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新田新一
主人公の薫は、恋人と関係があった女性から、生まれてくる子供をもらって欲しいと言われます。奇妙な提案にうろたえるのですが、恋人の郁也を愛しているので、承諾してしまいます。薫の複雑な心中を繊細に描いた小説。結婚して妊娠し、子供を育てることは、当然のことと考えられている今の社会の常識に疑問を投げかける面白さがあります。女性が感じる自分の身体に対する違和感が詳しく書かれており、興味深く読みました。彼女の気持ちは決しておかしなものではありません。その意味でこの小説を読んで救われる女性もいるはずだと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
豊富な写真が収録されたポルトガルの魅力を紹介する本です。以前私はポルトガルの永住権を取ることを考えていました。でも条件が厳しくなり、断念。大航海時代の建造物が残っていることが本書で紹介されており、改めて魅力を感じました。写真が多いのですが、活字の部分も濃い内容で、特にポルトガル人の性格を書いた部分は、面白かったです。真面目で慎ましく、親切というのは日本人に似ています。治安も良いそうです。哀切なメロディーを持つ民族音楽のファドが好きなので、この本に書いてあるファドが聞ける酒場にはぜひ行ってみたくなりました。
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新田新一
清少納言と紫式部が生きた時代を詳細に記述した歴史書です。華やかな宮廷生活の一面がよく伝わってきます。二人が仕えた中宮定子が父の死によって、宮廷で力を失っていく箇所では胸をつかれました。この時代は漢文と和文の両方が使われており、清少納言と紫式部はその両方の達意の使い手だったことを知りました。一番面白いと思ったのは、紫式部が父と共に越前国に行き、そこで宋の商人と会った可能性に触れられている部分です。著者はその経験が『源氏物語』に生かされているかもと述べています。歴史のロマンを感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
沢木耕太郎さんの日本の旅を主題にしたエッセイが収められています。叙情的な筆致で場所と人々を鮮やかに浮かび上がらせる書き方で、読んでいると自分も旅をしている心地になりました。読みながら沢木さんが、旅先での人との出会いを大切にしていることに心を打たれました。例えば、最後の「夜のベンチ」では少年の頃、深夜の駅で出会ったホームレスの男性の温かさが感銘深く書かれています。これは本書の中で特に胸が熱くなる一編です。この本のおかげで、旅先での出会いを大切にしよう、と改めて思えるようになりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
四季の星空を詳しい文章と豊富な写真で紹介する一冊。文章も写真も美しくて、ずっと眺めていたいと思える本でした。今見ている星々の光は、何千年も昔のものという記述が時々出てきます。当たり前のことですが、この宇宙の神秘に心を打たれます。田んぼなどの水面に写っている星の写真もあり、きれいなものだと思いました。この本を読んで、水面に映る星の輝きもいつか見てみたいと強く感じます。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
布作家の作品の写真と創作の心構えが書かれた本です。一つ一つの作品は美しく個性的で、いつまでも眺めていたくなるものばかりです。作家たちの言葉は情熱的で、創作に喜びを見出していることがよく伝わってきます。日本の作家だけではなく、アジアの作家も紹介されています。通して読むとアジア全体のつながりが見えてきて、興味深く感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
くらまし屋シリーズ第2巻。家の貧しさゆえに呉服屋で辛い奉公を強いられる幼いお春に、平九郎と彼の仲間が救いの手を差し伸べます。1巻以上に面白くて、読みだすと止まらなくなりました。監禁されているお春を意表を突いた方法で助け出す場面には、手に汗握るスリルとサスペンスがたっぷり。登場人物の描き方には深みがあり、特に家族を救うために辛い境遇に耐えようとするお春の可憐さは、心に沁みました。最強の剣の使い手であるニヒルな迅十郎と、平九郎の死闘には、圧倒的な迫力を感じました。素晴らしい物語を読めて、本当に嬉しいです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
1923年にノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人イェイツの対訳詩集。初期のロマンチックな詩、政治的な詩、神話的な枠組みを使いながら、人の心の深みを描いた詩、率直に自分の内面を書いた詩など、多彩なイェイツの作品を味わえる良い本です。様々な神話に基づいて、人の心の奥底を書いた作品群はやや難解ですが、尽きせぬ魅力を感じます。(例えば「塔」など)。短詩にも良いものが多く、情欲や怒りが自分を詩作に駆り立てる、と率直に表現する「拍車」の大胆さに心を打たれました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
無惨な自殺の事件が連続して起こります。遺体の損傷が激しくて、まるで悪霊が手を貸しているのではと思えてきます。自分の同僚が巻き込まれた藤堂比奈子は、命がけで事件の真相を探ろうとするのですが……。非常に面白くて、読み始めたら止まらなくなりました。深層心理や人間の脳の不思議さといった要素が盛り込まれて、奥行きのある物語になっています。何と言っても素晴らしいのは、個性的な登場人物たちです。純真で唐辛子が好きな比奈子は応援したくなるヒロイン。グロテスクな物語ですが、作者は人間の善意を信じており、読後感は良いです。
新田新一
2023/11/07 07:37

yominekoさん、有難うございます。おっしゃる通り、泣けるホラーは貴重ですね。人間の両極の感情を刺激する素晴らしい作品です。yominekoさんも、比奈子さんのように頑張ってください。辛い時も、お母様がきっと見守っています。以前つぶやいておられた唐辛子が一巻から出てきたのには、驚きました。寒い時は、うどんなどに入れて食べたら良さそうです。いつか試してみます。

yomineko
2023/11/07 07:40

ありがとうございます✨✨✨実はホラーはとても苦手でしたが、この作品は例え酷い場面が出て来たとしても物語の重要な要素として捉える事が出来、興味本位でのグロさを表現しているものではない所が好きです。いつか長野県に行ってあの唐辛子を買いたいです!空から母が見てくれていると思い、日々頑張っています😊うどんには七味唐辛子必須ですよね!バサバサかけますよ(笑)

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
私は銀色さんの詩集が好きでほとんど読んだと思っていたのですが、これは見落としていました。銀色さんによる繊細できれいなイラストが散りばめられているので、ファンとしては嬉しくなります。基本的に明るい詩は少なくて、切なくて悲しいものが多いのですが、どういうわけか読み終えると、胸の中のもやもやが晴れていく心地になります。今度読んでネガティブな感情も、大切な自分の心の一部であり、銀色さんの詩のおかげで、それと向き合うことができると感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
全編カラーのきれいな漫画ですが、内容はブラックです。ペンギンが、お客様のクレームや上司の不条理な指示に徹底的に抵抗します。例えば、ショップの店員の態度が悪いという苦情が来たら、神様のくせに相談室に頼るのか、と口答え。お客様は神様のはずなのに、こんな対応ではと思うのですが、噴き出してしまいました。これを読むと、改めて社会出て働くのは大変なことだと思います。この漫画は、仕事で苦労している人たちに贈る屈折した応援歌です。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
徳川幕府のいくつかの政策によって、日本が安全で住みやすい国になったことを論じた一冊。単純な江戸時代賛美ではなく、江戸幕府の中にあった問題点を指摘しながら書かれているので説得力があります。江戸時代は何回か飢饉や大地震に見舞われ、そのことが幕府の政策を変えるきっかけになりました。特に天明の飢饉の部分が印象に残ります。この飢饉により農村が荒廃したので、幕府は代官職の整備に力を入れるようになりました。彼らの中には手厚い子育て支援などを行った者もいました。民あっての官というこの時代の考え方は現代でも十分通用します。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
過去と現代を交互に描きながら、主人公の昔の恋人への立ちきれない想いが綴られて、胸が締め付けられるような切なさを感じる内容でした。東京のような人間関係が希薄な街で、男女が出会って恋をして、すれ違いのために分かれてしまうのはよくあることですが、この物語はそんなありふれた恋愛をリリカルに描いており、胸に迫ります。90年代が舞台になっていて、バブルを引きずったあの時代の諦観と哀しみが鮮やかに掬い上げられており、しばらくの間昔にタイムスリップすることができました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
スポーツ選手や動物の体などに潜んでいる美しさを、小川さん特有の繊細できめ細かな文章で描いた一冊。はっとするような洞察が多く含まれており、素晴らしいと感じました。例えば、「外野手の肩」では、見過ごされがちな外野手の肉体の力強さが、美しく表現されています。エッセイ集ですが、小川さんの小説と共通するものを感じました。それはこの世界にある目立たないものの美という事です。そんな目立たない美を知ることで、自分の狭い世界が広がるのは確実です。
新田新一
2023/11/05 07:40

ミサさん、コメントありがとうございます。ミサさんの書かれる文章は、個性的で深い内容なので、いつも感心しています。こちらこそよろしくお願い致します。

毒兎真暗ミサ【副長】
2023/11/05 12:43

新田さん、ありがとうございます😊

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新田新一
音楽が好きなので、ロッキングオンやミュージックマガジンを図書館でよく借りて、読んでいます。この号はラテン / カリブ音楽アルバム・ベスト100が目当でした。自分が聞いたことがあるのは、8位のKALIと17位のBuena Vista Social Clubだけだったので、驚きました。本の世界と同じように音楽の世界も、奥が深いとつくづく思います。上位に入っているグループの曲をYouTubeで聞くと、陽気で力強く、底の方に哀愁を感じるものが多かったです。(1位のFania All Starsなど)。
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新田新一
詩の売れない日本で40冊の詩集を出されている谷郁雄さんの最新作。素朴で飾らない言葉で描かれた一つ一つの詩が、心に響きます。ユーモアのある詩、励まされる詩、心に沁みる詩など様々な種類の詩を収録。日本の現代詩は難しいものが多いですが、谷さんの詩は読みやすいので、詩が苦手な方にもお勧めです。私が泣いたのは「ふみちゃん」という詩です(67ページ)。いとこのふみちゃんのことが書かれており、人が生きる上で大切なこと優しく教えてくれる作品です。この詩を読んで救われたと思いました。
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新田新一
私が繰り返し読んでいる、お気に入りの詩集です。残念なことにあまり知られていませんが、作者の中本道代さんは、現代の日本を代表する詩人の一人だと思います。意味をつかむのは難しいのですが、研ぎ澄まされた表現が美しく、心の奥まで作者が胸の中に抱いている思いが伝わってきます。こんな詩集を読むと、分かるよりも大切なことがあると思えてきます。それは言葉の響きやイメージを味わうことです。
いこ
2023/11/02 11:56

新田新一さんのお気に入りですか~。新田新一さんとは銀色さん仲間だし、ばななさん仲間でもあるから、わたしもこちらを好きになるかも。いただいていきますね(^O^)/

新田新一
2023/11/02 19:31

いこさん、こちらもコメントを有難うございます。上の感想で偉そうなことをいろいろ書いていますが、この詩集の本質は分かっていないのかもしれません。ただこの詩集を読んで、難解な日本の現代詩も良いものだと初めて思いました。よろしかったら、読んでみてください。

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新田新一
会社の仕事はうまくいかず、セクハラに苦しみ、恋人の性格は最悪でどん底の状態にある伊東紀理が立ち直っていくことを描いた作品です。会社を辞めてから、自分の好きなように生き始めるところが痛快。読みながら応援したくなりました。このような状態に追い詰められている人は、結構いるのではないかと思います。自分の母親を殺された酒屋の夕香と心が通じ合う場面は、ほろりとしました。まだ始まったばかりといった感じの物語で、これからどうなるのか気になります。2巻も読んでみたいです。
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新田新一
今月一冊目の絵本は、大当たりでした。タコの8ちゃんが地球の上に載っている表紙からして素晴らしいです。おおらかでかわいくて、笑えます。いろいろな生き物の力くらべに8ちゃんは巻き込まれ、自分が弱いことに気づいて、しょんぼりするのですが……。作者はそんなつもりはないのかもしれませんが、私はこの絵本から深いメッセージを受け取りました。それは、くよくよしたり争いごとをするのはやめようよ、目に見えない大きな力がみんなを生かしているのだから、というものです。
yomineko
2023/11/02 07:19

新田新一さん、おはようございます🌰🌰🌰面白そうですね🐙🐙🐙読みたい本に登録させて頂きました📚

新田新一
2023/11/02 07:43

yominekoさん、おはようございます。いつもコメント有難うございます。とぼけた感じのタコの8ちゃんの絵が可愛くて、可笑しかったです。ぜひ読んでみてください。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/05/25(1956日経過)
記録初日
2023/06/01(488日経過)
読んだ本
737冊(1日平均1.51冊)
読んだページ
119915ページ(1日平均245ページ)
感想・レビュー
737件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

日本と海外の古典文学、SFとミステリー、漫画、児童書が好きです。どんな本でも丁寧に読んで、自分の言葉で感じたことを書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

好きな本10冊

夏目漱石 『道草』
三島由紀夫 『午後の曳航』
山本周五郎 『さぶ』

ジョナサン・スウィフト 『ガリバー旅行記』
グレアム・グリーン 『情事の終わり』
J・D・サリンジャー 『ライ麦畑でつかまえて』

レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?』

チェーホフ 『桜の園』
シェークスピア 『ソネット集』

参加コミュニティ1

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