読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

ガーネット
読んだ本
9
読んだページ
3115ページ
感想・レビュー
9
ナイス
449ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • 帆夏
  • 散文の詞

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ガーネット
マスカレードシリーズ第3作。重いのや、長いのや、渋いのも好きだけれど、緩急つけて読みたいから、このシリーズは重宝だ。昭和のマジックショーを観ているような、ドキドキと信頼のバランス。登場人物の「良い奴率」が高めなのも、読み心地を保証してくれる。さらには、コンシェルジュという役割を活かし、難題解決していく様子は、NHKの『プロジェクトX』的な彩りも添えている。さて、また重いのや長いのや渋いのを読んだら、「HOTEL Higashino」に泊まりに来よう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

ガーネット

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。古内一絵の新刊『東京ハイダウェイ』を著者サイン入りで10名様にプレゼント。応募受付は4月11日(木)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/557?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

ガーネット
恋愛小説か?そうであるとも、そうではないとも。適齢期とやらに悩む、仕事女子あるあるか?それだけではない。仕事、家族、恋愛、将来、健康、趣味…全部が少しずつ関係して、バランスを変えながら保たれるモビールのような、私たちの暮らし。どこかのパーツが大きくなると、離れたところのパーツが傾いたりする。面倒くさい?はい、その通り。面倒くさいけど、危うく崩れそうなバランスが、思いがけないパーツから復活したりもするもので。美味しいものを食べて、話して、泣いて、笑うのは、意外と有効なサバイバルスキル。
が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
行きつけの書店で、ギュインと引きつけられるように購入を決めた。吟味派の私にも、たまにこういう事がある。そして、思い出した。かつて中高生の頃に「作家というのは、私と同じ言葉を使って、私にはできない事ができる人なのか」と、驚きつつ納得したあの感じを。この短編集は、戦中戦後の日本で、刻むように生きる女性や子どもの思いが、背筋を伸ばす緊張感をもって描かれる。指先や息継ぎ一つまで細やかに扱いながら、表紙の木版画のような、力強さにも貫かれている。暗くて明るい。重くて軽い。あぁこの人は作家なのだと、ため息をついた。
が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
このまま、ずっと彼らが暮らすパリで、私もクロワッサンを食べたり、ちょっと上等の鞄で仕事に出たり、書店に寄って軽く世間話をしたり…そんなふうに毎日を続けていたくなる。(行ったこともないくせに)それくらい、彼らの「まだ見ぬあなた」を追う足取りや、身につけている小物、交わされる会話の手触りが心地よい。現実のパリは、きれいなものばかりではないだろうけど、この小説の中には、パリの美味しいところだけが、実に品良くショコラギフトのように並んでいる。カカオや洋酒の香りに包まれて、どんな味がするのか想像する悦び。
ヴェネツィア
2024/04/20 12:58

ガーネットさん、この作品は現実のパリを彷彿とさせる香気に満ちていますよ。

ガーネット
2024/04/20 14:32

ヴェネツィアさん コメントありがとうございます♪そうなんですね(*'▽'*)益々行ってみたくなります。アジア人に冷たいとか、否定的な噂に怖気付きながらも、憧れの都です。

が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
(辛口レビューご容赦)これまでは、500頁超えの厚みなら「前半は乗れなかったが、後半は引き込まれ、満足の読後感」という体験が殆ど。この作品は、読み続けるほど、退屈度が増していった。本来、スピ系について肯定派の私だけれど、この扱われ方はしっくりこない。経済的には全く中流ではない主人公の設定にも、興醒めしてしまう。「ありえないような出来事、つながり、能力」=「神秘(タイトル)」だとする物語としても、そこから展開する死生観が、私には理屈でゴテゴテにした空虚な楼閣のように思えた。(ひどいレビューでごめんなさい)
ガーネット
2024/04/19 06:40

誤字脱字、訂正しました(・_・;

が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
あなたが「大人だけれども冒険したい」なら、この本を。魔法もドラゴンも出て来ないけれど、私が「冒険」という言葉から描く浪漫や絆の美しさは、存分に味わえた。少年期の憧れや自己嫌悪、挑戦や疑心暗鬼なども、手に取るように伝わってくる。さらに、脇を固める大人達の「サポート加減」が絶妙だ。助け過ぎずに、気付きを促す言葉を掛けて、自ら道を拓くのを信じる。彼らが「こんな大人になりたい」と思えるモデルが豊富なのだ。王族や騎士にかぎらず、宿屋や農夫でも。「冒険」で得たものは、彼らが歳を重ねるほどに、生きる支えになるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
オランダの作家さんが、60年以上前に発表した作品とのこと。2004年には「オランダで過去50年間の児童書の第一位」に選ばれ、世代を超えて愛されている。洋風の山水画のような挿絵も著者の手によるもので、一体感がある。感想は、下巻にて。
が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
この本が、大好きなんだと言ったら、私は「痛いメンヘラ」と見えるのだろうか。そう見えて、私は困るのだろうか。いや、病んだところも健やかなところも、マーブル模様に混ざり合ったのが、にんげんだ。だから、子を産む経験なく、近いうちに閉経するであろう私もにんげん。そして、普段は「受け入れたつもり」で、奥の棚にしまい込んでいる、井戸のような悲しみを、柔らかく撫ででくれたこの本を大好きだと言ってもよいはずだ。井戸は、悲しみとそこから湧き出る慈しみとが、深い所で水琴窟のように響き合っている。私の大事な井戸。
ガーネット
2024/04/08 09:18

本文より、覚えておきたい部分を抜粋。「人間になるかもしれなかったわたしの卵子も、愛されて死んでいった犬たちと同じところへ行って、魂の尻尾を振りながら暮らしてくれればいいと思った」

が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
マスカレードシリーズ第3作。重いのや、長いのや、渋いのも好きだけれど、緩急つけて読みたいから、このシリーズは重宝だ。昭和のマジックショーを観ているような、ドキドキと信頼のバランス。登場人物の「良い奴率」が高めなのも、読み心地を保証してくれる。さらには、コンシェルジュという役割を活かし、難題解決していく様子は、NHKの『プロジェクトX』的な彩りも添えている。さて、また重いのや長いのや渋いのを読んだら、「HOTEL Higashino」に泊まりに来よう。
が「ナイス!」と言っています。
ガーネット
私の脳と作品世界がチューニングできない。読み友さん達が絶賛の『三体』は、超大作らしいので、まずは同著者の短編集でウォーミングアップをと。ところが「情報システムや、理系知識が不足していても楽しめる系」のSFとは、どうにも違う。私の基礎理解がないせいで、魅力の10%も味わえていない気がする。「何が起きているのか」「何を比喩しているのか」「何と関係してくるのか」それらが見えない。中高生の頃の「授業についていけてない感」と近いか。皆が笑うところで眉間にシワを寄せ、なるほどと唸るところで首を傾げる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/01(4781日経過)
記録初日
2010/10/22(4942日経過)
読んだ本
1969冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
578819ページ(1日平均117ページ)
感想・レビュー
1763件(投稿率89.5%)
本棚
8棚
自己紹介

自分の機嫌は、自分でとる。
世界への扉を開けるため、英会話の力を伸ばす。
わからないことは、面白きこと。
/2024

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう