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2022年11月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
10
読んだページ
2731ページ
感想・レビュー
10
ナイス
559ナイス

2022年11月に読んだ本
10

2022年11月のお気に入り登録
1

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2022年11月のお気に入られ登録
2

  • masa.s
  • アミアンの和約

2022年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★☆☆第167回芥川賞受賞作品。早退してお菓子作りに没頭する女、食に興味がなく彼女のお菓子を廃棄する男、廃棄されたお菓子を拾ってまた戻す女…そんな不快な同僚たちがいる会社はイヤですね。ほのぼのしたカバーデザインからはほっこり料理小説を想像していたのですが、これはもうタイトルどおり平穏さを祈るしかなさそうな展開です。二人の人物視点で語られる形式で、どちらが語っているのか頭の切り替えにも労した感じです。そんな物語を創作する発想力に受賞価値があるのかもしれませんが、芥川賞は理解に苦しむ作品が多いです。
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2022年11月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

10月は読了10冊のうち、9冊が図書館本という状況でした。ブクオフに行くと衝動買いしてしまうように、ついつい図書館返却本コーナーの本が気になって借りてしまうんですよね。積読本がいっこうに減らないわけです…。さぁ今月はいよいよサッカーW杯です。日本代表の活躍を期待したいですね。2022年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2748ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2022/10

10月は読了10冊のうち、9冊が図書館本という状況でした。ブクオフに行くと衝動買いしてしまうように、ついつい図書館返却本コーナーの本が気になって借りてしまうんですよね。積読本がいっこうに減らないわけです…。さぁ今月はいよいよサッカーW杯です。日本代表の活躍を期待したいですね。2022年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2748ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2022/10
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2022年11月の感想・レビュー一覧
10

えっくん
★★★☆☆雑草は決して強い植物ではないにもかかわらず、ルデラル(弱者の戦略)な生き方を選択したことで生き残っているそうです。強い植物が生存できないような敢えて不毛な環境を選択し「競争しない」「変化に順応できる」ニッチな生き方に、人生やビジネスとしてもヒントがあるかもしれません。高温多湿な環境下で生育する雑草とともに生きてきた日本人は戦国時代には雑草を家紋に採用する武将も多かったそうです。変化を取り入れる、逆境に適応する姿にルデラルな生き方や価値観こそ、日本人の中にある雑草魂に共感するものがありました。
えっくん
2022/11/29 21:42

【メモ】植物の戦略にはCSRの3タイプあり。C:競争型(弱肉強食の中で生き残るタイプ)、ストレス耐性型(サボテンなどの過酷な環境に適応するタイプ)、ルデラル型(攪乱耐性型)がある。

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えっくん
ネタバレ★★★☆☆第167回芥川賞受賞作品。早退してお菓子作りに没頭する女、食に興味がなく彼女のお菓子を廃棄する男、廃棄されたお菓子を拾ってまた戻す女…そんな不快な同僚たちがいる会社はイヤですね。ほのぼのしたカバーデザインからはほっこり料理小説を想像していたのですが、これはもうタイトルどおり平穏さを祈るしかなさそうな展開です。二人の人物視点で語られる形式で、どちらが語っているのか頭の切り替えにも労した感じです。そんな物語を創作する発想力に受賞価値があるのかもしれませんが、芥川賞は理解に苦しむ作品が多いです。
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えっくん
ネタバレ★★★☆☆第153回直木賞受賞作品。70年代の台湾を舞台に祖父を殺された主人公が自らのルーツを探求する物語です。カバーデザインの果てしない荒涼さが示すように戦後、日本の統治下から離れ、中国本土との緊張感が漂う暗澹たる激動の時代が伝わってきます。登場人物の名前は読みにくさはあるものの、軽いタッチで描かれているため、厳しい時代背景の中で生き抜く主人公に深刻な悲壮感を感じなかったのが印象的でした。当時、高度成長期の日本とは対照的に中国に翻弄され続けている台湾を認識するとともに、時の「流れ」を感じさせる作品です。
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えっくん
★★★★☆「偽善者たちへ」「バカの国」「アホか。」に続く三面記事シリーズ第4弾として、超辛口ご意見番である著者のメルマガより加筆修正し転載されたものです。不当な要求を突きつける人、身勝手で自己中心的な人、自分の立場をわきまえない偽善者など、それにしても著者本のネタが尽きないほど世の中は不可解な人々で溢れているのですね。そんなチン事件も満載ですので、人間の業とは果てしなく深いものです。著者の歯に衣着せぬコメントにはスカッと共感できる面も沢山ありますが、体たらくな政治家たちにもガツンと言ってほしいものです。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆余命半年の末期癌患者が生前給付保険の受け取り後に寛解する謎を主人公の医師が調査を始める…。殺人ではなく不可解な活人事件がなぜ発生したのか、ミステリー小説の真逆のストーリーがこれまでにない斬新さがあります。著者は医療研究者でもありがん治療法や癌患者の想いなども詳細に盛り込まれ医療現場のリアル感も伝わります。人の生死をコントロールする医療不正があったら恐ろしいことですが、このミス大賞だけにラストにはさらに驚愕の事実が待っていました。彼の遺伝子を受け継いだ人間がどこかにたくさんいるってことですね…。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆タイトルからはまったく想像がつかなかったですが、主人公の少年の死んだおじいちゃんのノートに死後の世界が記してあったというお話です。天国に行くときの所持品や生まれ変わったらなりたいもの、こんな神様にいてほしいなどほのぼのした内容です。みんなを見守ってゆく方法も書いてあっておじいちゃんの優しさが感じられます。なぜこのノートを残したのか…おじいちゃんがカフェでポツンといる場面はなんだか寂しそうでしたね。死は避けられないだけに、終活ノートなどで思いを残しておくことで遺族が救われることもありますね。
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えっくん
★★★★☆冒頭「若者が選挙に行ったくらいで政治は変わらない」で始まり、有権者も政治家も高齢化している昨今のシルバー民主主義をどうするべきかを考察しています。平均余命での票の重みづけ、政治家の成果報酬制・定年制の導入など様々な改善案と課題を検証する中で、アルゴリズムによる無意識民主主義については、実現性はともかく著者の専門分野をベースにした面白い提言と感じます。また政治家が語ったら大炎上しそうな過激な表現もあり驚きました。本文中に出てきた○□主義という表記には、まさに著者の個性的なメガネも〇□主義ですね。
えっくん
2022/11/12 20:40

先日、著者が登壇されたウェビナーを視聴していたら、資料映像の中に、ほんの一瞬、本書のカバー画像が出てきました。あれっ?と思った瞬間、何事もなく次の資料ページに遷移されていました。登壇のテーマとも異なる内容のためウェビナーの中で本書を紹介された訳でもなかったですが、さりげなくサブミナル効果を狙ったのでしょうか…。これも無意識〇□主義に基づく戦略ですかね。(笑)

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えっくん
ネタバレ★★★★★終戦間際に起きた北海道での連続殺人事件の真相を特高刑事が追う。潜入捜査、冤罪、拷問、収監、脱獄、羆との死闘など次々と沸き起こる展開に660頁の長編を感じさせない重厚な作品でした。戦局の悪化とともに秘密裡に進められる陰謀、マイノリティへの非情な搾取や差別を描くなどまさに太陽も凍り付きそうなほど暗闇に閉ざされた陰惨な世界でした。当時は誰もが「哀しいなぁ」と嘆きたいくらい悲哀が尽きない時代だった事でしょう。タイトルの太陽は「核」も象徴していたかもしれませんが、暖かい太陽が差し込めるラストに救われます。
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えっくん
ネタバレ★★★☆☆切り絵画家である著者の偽本シリーズ第2弾はシネマ版のパロディーです。ユニークな切り絵にダジャレをぶっこんだ粋なタイトルは、カバーの「思い出の名画が間違えて蘇る」どおりですね。「ウエストサイド素通り」「2001年普通の旅」「未知子の土偶」「羊たちの親睦」「時計じかけのおれんち」などは絶妙なタイトル名です。ご丁寧にタイトルにマッチした偽映画のストーリーや見どころなども添えられており、切り絵以外の完成度も高いです。しかも前作にも登場したあのタイ人もシリーズ化で登場するとは…。このこだわりがいいですね。
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えっくん
★★★★☆四字熟語とその意味にマッチした表情のにゃんこたちの写真がコラボです。ニャンと99個もの四字熟語が掲載されており、知らない熟語もばっちり意味が掲載されていますので安心です。にゃんこたちの表情が豊かで写真に見入ってしまいます。印象的だった写真は、眼を細めて何か悪さを企んでいそうな猫「陰謀詭計」、魚のぬいぐるみを抱っこする猫【水魚乃交】、前脚を伸ばして穏やかな表情の猫「柔和温順」、真ん丸の大きな目で驚く猫たち「吃驚仰天」、毛糸に絡まって困っている猫「自縄自縛」です。どの写真も癒されますね。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4930日経過)
記録初日
2011/01/03(5027日経過)
読んだ本
1750冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
563880ページ(1日平均112ページ)
感想・レビュー
1748件(投稿率99.9%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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