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2023年6月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
10
読んだページ
2547ページ
感想・レビュー
10
ナイス
685ナイス

2023年6月に読んだ本
10

2023年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★★☆クイズ番組「Q-1グランプリ」の決勝戦で主人公の対戦相手の本庄は、何故「ゼロ文字押し」で正解し優勝したのか…。主人公目線で決勝戦の問題を1題づつ振り返りながら物語が進みますが、プレイヤーたちが「確定ポイント」を見極める駆け引きや緊迫感溢れる心理描写が秀逸です。クイズの達人ならではの不可能な事象を可能ならしめるトリックですが、新しいジャンルのミステリー小説ですね。著者の「地図と拳」「正典と嘘」は重々しい作品でしたが、クイズに情熱を注ぐプレイヤーたちの人生観を描いた作品として楽しめました。
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2023年6月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

去年の晩秋に種をまいたゴデチアがこの5月に花が満開になりました。ほんの小さな種でしたが、芽が出てから冬の寒さにも耐えながらも成長してくれました。今年も種を採取して来年また咲いてくれるといいですね。5月のマイベストは「くらまし屋稼業⑥ 花唄の頃へ(今村 翔吾)」です。2023年5月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2339ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/5

去年の晩秋に種をまいたゴデチアがこの5月に花が満開になりました。ほんの小さな種でしたが、芽が出てから冬の寒さにも耐えながらも成長してくれました。今年も種を採取して来年また咲いてくれるといいですね。5月のマイベストは「くらまし屋稼業⑥ 花唄の頃へ(今村 翔吾)」です。2023年5月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2339ページ  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/5
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2023年6月の感想・レビュー一覧
10

えっくん
★★★★☆化粧品は原価と比較してなぜ高価なのか/2024年の新札改刷は資産課税のため?/福袋の中身は在庫処分品/タバコを増税する真実/高待遇すぎる議員…など世の中の知られざる不都合な真実を解き明かした本ですが、欺瞞に満ち溢れ過ぎです。著者の政策への辛辣な見解とともに本書の所々で指摘されているハイパーインフレ・財政破綻のワードも気になります。眠れなくなるほど面白いというよりは、日本の未来を憂い眠れなくなりそうです。どちらにしても先が見えない現代社会を自助努力で生きていかなければならないのは世知辛いものです。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第5弾。子供が生まれる直前に夫を亡くした妻、父親と喧嘩別れし駆け落ちした娘など4話が収録されていますが、うち3話が死に別れたまま苦悩する主人公たちの切ない物語でした。過去に戻っても現実を変えることもできず、言葉で伝えきれないうちに時間切れになってしまうなど人生の儚さも象徴しているような刹那的な印象も受けました。それでも相手に想いは伝わっているでしょうし、優しさがいっぱい溢れた物語でした。白いワンピースの女をトイレに行かせる裏技も披露されていましたが、まさか幽霊もトイレが近くなるとは…。笑
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えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第7弾。芝居合戦騒動に巻き込まれ窮地の濱村屋主人から数年前に亡くなった希代の役者を連れてきてほしいと依頼を受け、流石に死者までは…どうする?平九郎でした。濱村屋の元役者だった赤也が一肌脱ぐとなれば掟破りで離脱となりくらまし屋稼業の存続もピンチですが、さらに立ちはだかる役人や刺客など次々に起こる危難を救ったのは、やはりくらまし屋のチーム力ですね。今回は赤也独壇場の物語ですが芝居合戦のラストも大団円に収まりほっこり。このシリーズは敵方の登場人物も凄みもあり魅力溢れるキャラターが多いですね。
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えっくん
★★★★☆ChatGPTはリリースから僅か2か月ほどで、ユーザー数1億人突破するほど注目されていますが、会話形式で質問すれば文章を生成して回答してくれたり、物語や詩の創作、プログラミングもできてしまう優れものです。一方で最新の情報を有している訳ではないので、誤回答することもありファクトチェックが必要です。AIは凄まじい速度で進化し続けていますが、まだまだ発展途上の面もあり悪意のある人間によってマルウェアの生成など犯罪利用されてしまう危険性を孕んでいます。使う立場の人間にも正しい倫理観が必要ですね。⇒
えっくん
2023/06/22 00:31

実際に数学の問題や詩や俳句の創作などChatGPTに出題して出来具合を楽しんでいますが、文章も自然で滑らかであり確かに賢いです。無茶ぶりしても拒否することなくちゃんと答えてくれるので人間より扱いやすいかもしれません。とんちんかんな回答を出してくる時もありますが、会話形式が成立するので誤りを指摘してやると間違いを認め、改めて正解を出してくるところもなかなか素直です。謙虚な面もあり、からかってみたくなる時もありますが、あまりイジメるとひねくれてAIが暴走し人類を淘汰するかもしれませんのでやっていませんが…。笑

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えっくん
ネタバレ★★★☆☆妻と死別した主人公が女性週刊誌の記者として踏切に現れる幽霊の正体を調査することに…。深夜の不気味な電話、付近での殺人事件と加害者の不審死など、取材を続けるうちに明らかになる真相に戦慄します。ど直球すぎるタイトル名のホラーでもあるのですが、主人公とともに謎解き取材の疑似体験もできました。故郷を想う被害者女性には哀しく切ない物語でしたが、在りし日の妻を偲ぶ主人公も孤独さが共通しています。正義感が強く優しい主人公ですのでもう少し毒があってもよかったかもしれません。久しぶりの高野作品、堪能しました。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆クイズ番組「Q-1グランプリ」の決勝戦で主人公の対戦相手の本庄は、何故「ゼロ文字押し」で正解し優勝したのか…。主人公目線で決勝戦の問題を1題づつ振り返りながら物語が進みますが、プレイヤーたちが「確定ポイント」を見極める駆け引きや緊迫感溢れる心理描写が秀逸です。クイズの達人ならではの不可能な事象を可能ならしめるトリックですが、新しいジャンルのミステリー小説ですね。著者の「地図と拳」「正典と嘘」は重々しい作品でしたが、クイズに情熱を注ぐプレイヤーたちの人生観を描いた作品として楽しめました。
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えっくん
★★★☆☆本能が刺激され、ついつい魅了されてしまう商品や機能を体系化し紹介した本です。もともとデジタル機能なのに「あえてアナログ化」したり、「あえて可視化(ダム型)」することで、意外な効果を発揮したり付加価値が生まれるなど、「あえて〇〇〇」のアイデアに驚かされます。普段何気なく当たり前のように見過ごしていた機能も「これがそうだったのか」と思わせる”あるある”が満載です。一見、無駄に思える機能も確かに「本能スイッチ」が入ってしまうほどの合理性がありました。
えっくん
2023/06/11 22:11

◆ミント型:歯磨き粉のミントの爽快感、ガスに人工的につけた不快な匂い ◆コンフォート型:泡スタンプのハンドソープ、ウッドウィックキャンドル、高級自動車のドア閉め時の音の重厚感、エコバッグ(シュパット) ◆ダム型:サイクロン掃除機の透明ダストカップ、読書通帳 ◆アナログ化型:ハイブリッド車のエンジン音、スマホのカメラのシャッター音、WEBサイトの進捗インジケーター、電子書籍のページめくりアニメーション ◆セレモニー型:カプセルトイの回転レバーの重厚感、デジタルカメラのファインダー、男子トイレの的 など

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えっくん
★★★★☆辻村深月の軌跡を集大成した本です。宮部みゆきや道尾秀介、松坂桃李、伊坂幸太郎との対談や、辻村さんへのQ&A、作品紹介など盛りだくさんです。ドラえもんだけでなくホラーも大好きという意外な一面が垣間見えます。辻村さんの文庫解説も掲載されていますが、私なぞ読メの255字でさえ苦労しているのに理路整然と連なる筆致に流石はプロだと感嘆させられます。2023年3月時点で辻村さんは39作品上梓されていますが、文庫本はほぼ読了してきました。辻村作品での一番のお気に入りは「ツナグ」と「東京會舘とわたし」です。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆集英社文庫の短編シリーズ第14弾で、大沢在昌、下村敦史、桜木紫乃などの七人の作家陣が紡ぐホテルに関する短編集。お気に入りは宿泊客からのクレーム対応に奮闘するホテルマンの日常を描いた「サンセールホテル(柚月裕子)」は、お仕事ものシリーズで長編化しても楽しめそうです。シングルマザーの主人公が採用されたホテルには客の気配がない「蝸牛ホテル(平山夢明)」も、スティーブン・キング風の不気味な悍ましさとターミネーター風の時空超えのSFらしさがあり引き込まれました。短編シリーズ本の中でもこれは一推しです!
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えっくん
ネタバレ★★★☆☆清瀬のもとに隠し事が原因で疎遠になっていた恋人・圭太の人事不省の連絡が入る…。圭太と清瀬の話が交互に語られる形式で、圭太については過去の不透明な行動を明らかにしながら事態を収斂させる構成のうまさを感じます。本書はコロナ禍の現代社会を背景にしているだけに、閉塞感のある中でのすれ違いやぎくしゃくとした人間関係もおりまぜた作品でした。清瀬が物語の中で読んでいる本ともシンクロしつつ発達障害や多様性のあり方を問いかけています。コロナ禍が明け、マスクや人間関係も隔たりのない明日が一日も早く訪れますように。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4930日経過)
記録初日
2011/01/03(5027日経過)
読んだ本
1750冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
563880ページ(1日平均112ページ)
感想・レビュー
1748件(投稿率99.9%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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