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2024年5月の読書メーターまとめ

山内正
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感想・レビュー
39
ナイス
121ナイス

2024年5月に読んだ本
39

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

山内正
偽名の履歴書で雇入れた 精液の臭う部屋を掃除を 近くの祭りで声掛けられあんた仕事は? 知り合いの母親が 段ボールもってさっきの母さんが 中からシャツに帽子を出し孫のがなあって 神社の境内で薫と他の子が地面を見てる 蝉の抜け殻が七つ 集めたんやと自慢し 明日も来るん?と薫に聞きバイバーイ ママあんなしんちゃん男の子なん? 薫は?女の子でしょでもなーと言い淀む 岩山を登り観音様にお参りする この子と一日でも長く一緒にと願う 灯明の列が行くカメラが撮影する 川に次々と流してゆく 昌江さんがあの子電話してきてと
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2024年5月の感想・レビュー一覧
39

山内正
高校のテニスコートの横を歩いてたら 大丈夫?気を付けてねと落ちたボール投げ返す 茜が男子生徒に声掛けた 私の兄貴と言う 隣の人は?茅原って言うんやって 店の喫茶店手伝ってるって ここには偶然ってことにして入る カウンターの隅に彼が本を読んでた 目が合い思わず見ていた 一瞬の事だった お母さんみたいな人がこの居クイーンよ テニスボール庇ってくれた事忘れてるかな 三宮のデパート前にいつも僕が先 公園でイヤホン互いに持って来たコーヒー 飲みながら声が綺麗だねと言ってみた 付き合ってと 返事してくれるだろうか?
山内正
これ三番にと母が 店の手伝いが日常で 中島と弁当食べながら彼女の話を 後から女子生徒がお兄ちゃん食事当番代わってくれへん?と交代で作ってるらしい あいつに身長抜かされそうなんやと 店に女の子が来て赤ん坊の様に僕を見た 目が離せずみ見つめ合った ごみ置き場で又会い中島の妹の友達だと 学習の集合時間の前あの子がいた 二人でポートランド行きません?と よく話笑った後東京から来た? 言葉ご乳母に教えられて 乳母?金持ち?社長してるの? すごい家に住んでるね
山内正
真崎几様ナイロンが昨夜死にました 二十一年生きて 届かないかも知れないけど 今私は嘘のように元気です もう六十を超えました父を施設に入れ 妻が通っています 何なの?夫の古いパソコンに二通のメール 壊れてると思ってた、この親密さは何なの 二十一年以上の遣り取りが画面に この前のお詫びに店に来て頂けますように 覚えたてのパソコンで レイと名前で これは夫の事実の時間だ こんな気持ちに六十になってから 四分の一の話? 夫に臆面もなく口にし続けたの?
山内正
片方の足で立ったまま足首をかく自転車漕いで家に帰る幸吉 今夜母は留守だ 病院なんて家で産むもんだと母は 母は台所の寿子を見ている 昨日の天ぷらみたいな服で猿のような顔 ゆったりと母の方へ近づき笑いかける 五十六歳夫は先に亡くなり身の回りが気に掛かる 元気な女の子が産まれた大きい足は太く 乳はよく飲む 名付けで揉めた 珍しく寿子が口にした アキコと ママスキパパスキと喋った 地味と周りは 母親にそっくりな子だと祖母が口にした 大きくなって会社をすぐに辞め 知らない街で一人暮らし二年になる この街がいいと
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山内正
五十は人生の秋に 二十まで春四十が夏 バス停降りて家まで数分の道 伊智子と久し振り会ったのはフェイスブック 図書館食堂のページで 伊智子は頻繁に投稿して人気がある 学校の水飲み場の写真を何気なく 結婚いっぺんもしてないのと言った 多田君と結婚してたと噂で知ってて 卯月君と私と伊智子と多田君と四人で付き合ってた 私卯月君好きだったと伊智子が投稿 洗面所でタイツとスカート脱いで鏡を見る 皮膚が弛んだおばさんが 投稿した女児の後ろ姿は多田君がスーパーで抱き上げた女の子?もしかして 私達の娘は七年前に死んてる
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山内正
スーツケースが開かない親に借りたのが エジプトから帰ったはかり 風呂に入り選択し日本酒飲もうとしてたのに 大家さんが鍵屋知ってると名刺を 一寸先は闇だからねと言われた 土産のキーボード十個入ってるし パンツが干してあるのを掴んだ時 開きましたと鍵屋が言った 明日から中学二年女子の教師を 愛らしい顔立ちに声も態度仕草が合っていない 手こずりそうこの子 鍵屋の事が気にかかる 入居者変わる度に頼むのよ他にもと 知ってそうな素振りをする 母の言葉が あんた昔っからそっちの方は さっぱりだからと蘇る
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山内正
プレゼンの日が迫ってる 義母がやはり一人で暮らすと言ってきた 話に同席した知り合いの女も驚いた 一月が過ぎやはり一人で暮らす積りなのか 由梨のこれからの目処が立たない 説得する事例を考えてみた 一緒に暮らさないと私達が困るんですとも 私と住むのが嫌なのねと溜息をつく 美学生の時の名が傍名が画廊にあった 先の見えない人よりと夫を選び結婚した 子が生まれたら今の生活は出来ない ゴミを捨てに出てあの嫁とは何から何まで 違うのよねと立ち止まる 里美さんが野菜を持って来てくれた 決意の揺るがないと分かって応援にと
山内正
来週の今頃はお嫁さんになってるのね 八時雨が降っている 見覚えの無い場所と分かってきた 手に痛みは無いシーツが直に触れる 何も着ていない!スリッパの音がして 襖が開いて男が 痛い所は?ずぶ濡れだった? 頭がぼんやりする洗面所の鏡に疲れた顔の 女がボサボサの髪で 名前?誰だったかしら?記憶喪失? 俺は前田一行 道で倒れてた君を 写真を見せる バッグに身元証明するのが 無かったと 財布とキーホルダーを 警察は何故か嫌だと 今度が初めて 過去の記憶が残ってる 俺は見知らぬ人として せめて一年間を思い出してくれ
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山内正
若い女の子が携帯見ながら言い合う後ろ姿 同じ人間とは思えず 自分も装いの区別 つかずに生きている 野上と十九年振りに会う 妻子ある男に捨てられホテルのレストラン へ 妻は十歳上自分より美人だ 会えて良かった 君が多くの男と平気で寝るのはと以前に言われた 結婚して夫は五十一 結婚しても昔の生き方してるの? 一晩で三人の男とまるで娼婦の様な 一回一回シャワー浴び化粧し直して 別の生き物がいると思う 今日会って寝るのだろうかと思えず 会いたい気がし何時か草臥れていく 後一時間外歩こうか
山内正
母方の祖父が旭川で入院 小さい頃の祖父と違うと会った時に 一年して祖父が女の人と暮らし始めたと 母がつらそうな顔で 入院した時に知り合ったと言う あの時ボクって言った祖父 女の人が出来て言ったのかと 母は女の人を家に入れたとショックを 母の兄妹は言い出せずにいる 父を崇拝していた母 祖父のすることは 正しいと信じていた 祖父が死んだ日にその人は皆の前で ご飯を三杯食べた顔が蘇る 新潟の北蒲原で曽祖母は地主の嫁として 生活を送った後旭川へ移住んだと長い間言い伝え生き抜いた祖父だと伯父から聞く
山内正
昨夜の飲み会何も言わない訳にもいかなない 夜明け前に目を開けた余韻が残ってる 帰ったのは一時を回ってた イツキが作った味噌汁を飲む酒臭い 鳥の囀りを聞こえ肌を合わず 今年の夏は喧嘩ばかり、悪いのは私 私の転勤で終にする 私の事もう信じられないと言う 買い物に出る、電話鳴ってたよとイツキが 男からだ、この先恋する事があるだろうか 一度だけ寝た男から電話にでてくれと 妻子持ちのくせに私を知りたがる イツキは気が付いて離婚の話が決まった もう不倫じゃないのに あと四月半でこの人と別れる
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山内正
ギャンブル運と恋愛運両立しないと懸命に 話す守 二日に一度会ってその日は泊まる 旨く行ってると思う コンピューターとか考えてる人がいるんだろうか? 失業率も何も好きな男の前では全く意味がなくなる 仕事に気が入らずに辞めて欲しいと言われ 私物を袋に入れ会社を出て街をぶらついた 風で髪とスカート押さえる女子社員 懸命に携帯で話す男 私と一切関わりのない光景を何時かは 懐かしく思い出すんだろうか 反射するビルの窓を見て弁当に缶コーヒー 公園で時間を潰す 次はコインランドリーに まだマモちゃんに好かれてはいない
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山内正
あの女理沙が夢日に出る これかれどう向き合ったらいいのか 主婦同士の付き合い 理沙に無視される 理由が分からない 一月どうしてこんなにエネルギーがいるとは 人には言えないし 夫の股間に顔を埋めながら聞いてみる 彼女の無視は嫉妬からだろうか 美人だからこそって? 主婦等がカワオケに行った時に 好きな主婦がセックスの話をしだす 精液が年を取ると苦くなるって 理沙はずっと黙っていた 私もはぐらかしながら精液の話を 理沙は性器を口にした後キスに夫が 不快な顔して辞めろと 商売女だけじゃないと主婦達が話す
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山内正
わたしのお母さんと始まる作文で 先生に呼ばれ娘ごこんな気持ちで暮らしてたのかと わざと書いたんだよと言うが あれから五年どんどん悪くなる娘 大量の洗濯物の中にジーンズのポケットに 若かったショートへアの自分の写真が 十年後のこの場所で会いましょう 彼も忘れてる筈と手洗いしながら思い出す 依田さんですかと若い子が 預かった便箋を手渡す 偶然貴女の顔病院で見かけ車椅子の僕を 見せたくなくて 良い十年過ごせたのですね 字を見れば私の字とわかる筈なのに 母さん気が付かない
山内正
鈴子の名で千代美が書いた手紙 冗談半分の好奇心で茂村へ 融通の効かない詰まらない男としか 返事は私など相手にせずとも他にいい人が 見事に欺かれた気がした 千代美は三年前に既に結婚している 女友だちの輪を広げ仲間の中心に 鈴子宛に再度返事か 千代美さんが留守の夜にお会いしましょう 何時かと仲間で飲みながら十一時過ぎた 来ないとベッドに横になる 夢かと夫とまぐわう夢に欲情した 目が醒めても男が上にいる 茂村が上に 明りが灯り皆が見つめてる 親にも夫にも合わせる顔がないと 二人で違う土地へ住み 夫が入院と知る
山内正
上の娘が小学下の男の子が幼稚園へ 一人家で度々起こる退屈で終わりのない 結婚で失った自由や刺激危険から離れ 母の様に他の女の様に暮す 看病が嫌でじゃない情け知らずな女冷たい女 夫では満たす事のない 三度に一度は受け入れ同じ順序声のだし方 出来ていると夫 不倫で知られてはいけないと燃え上がる と他の女達は言う どんなに刺激的か家路を辿る時の気持ち あたしの身体を愛してくれた夫の比じゃない 柊子にもわかる 一秒でも早く登りつめるよう舞い上がる 振りをするゆっくり痛みに慣れていく 他の女達がする様に  
山内正
そう言えば沢本さん離婚したんだって 琴子は買った財布の話に変わる 琴子は十五年上の再婚の男と結婚した 週一度会って話をする 沢本とは合コンで知り合いメールの遣り取りする様に 結婚の話に少しだけ待ってくれる?と 後日バツイチです 今二年前からの彼女が いるんだ隠すつもりなかったんだと よくある話ただの失恋か 父の友達の紹介で医者を紹介してもらい 困った顔して猫を抱き預ったけどと 事情を話す この人でいいこの人で最後の恋が始まる 忙しいする事が恋が始まったばかりで 何から手を付けよう
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山内正
欲しいものが手に入らない女と 欲しいものを気が付かない女何方が不幸? 二周りも下の男に興味を持った 真面目だが面白みがない 付き合いが二年の津田のマンションに週末 離婚して店を持つ 諒子さんみたいな人が独身なのかって あの人は違うわ友達よ 恋人はどんな人?何処にでもいる女の人で 私とじゃ誤解されようもないわ 女をどんなふうに抱くのだろう バーを出てタクシーでマンションに 部屋に来る?口にするのは何時だろう 埃と汗の彼を部屋にシャワーを浴びたら 風呂から出て母親みたいに寛げると一言に 気が変わった仕事がねと
山内正
十年ですナイロンが死にました すぐ返事出来なくて済まなかったね すっかり落ち着いたらしくて もう六十超えましたよ 使ってない夫のパソコンがクローゼットから 玲子とメールで呼び二十二年前の 戻った夫見慣れた背中見ながら 部屋を片付けなきゃぁ クラブ花純のレイですお店で助けて頂き 有難う御座いました又お店に お合いしたら相談が 二人の遣り取り 女に引き寄せられていく 別のパソコンにコピーし夫のは物入れに 鏡に映る怒気を剥き出しの初老の女の顔 名はナイロンに決めました
山内正
仕事帰り家の近く初めての店に 女の怒った声がしたという 俺最初から言ってるのにとママに言う 何れ医者になると男に女が近寄る ると別れた男の几帳面さが浮かんだ 騒がして御免と男が酒を持ってきた 店を出てマンション近くたからと誘う ワインを一人で半分飲みいい気分で 他の女の気持ちが分かった 笑わしてくれて大事にするけど 何を思ってるのか分からない 初めてだよ束縛しないでくれるの 四ヶ月して疲れた顔で部屋に何か言いたそうに 一月して連絡が途絶えマスターに ママと駆け落ち? 理解者やって来たいい加減な女がここに
山内正
インドのゾウガメが死んだとニュースに 二百五十年生きたと そんな話より今日が最後なのだから 飲んても酔いが回らない 男は近くのマンションもう五十 私は四十後一時間半で店をでないと 離婚し子供と母親の暮らし 男は息子と妻がいる 三年の付き合い移植手術で息子がと 何処かに嘘が混じってる気がした 見送らなくていいと男に言って店を 店の路地で口吻された 暗くて顔は見えていない ずっと心に残るだろうとタクシーに乗る 窓から天を仰ぎ泣いてる男が見えた
山内正
向田さん気が利くわと前の谷崎さんが 酔った人の中で頭が醒めていく 田舎町のスナック 小さな町 汚いおっさんの相手をし笑ってる母親 眼鏡かけた男の人が店におしぼりだしたら 君未成年じゃと私を見た 補修で遅くなった夜にあの人に会った 大学行きたいけど頭が悪くてと 決めたら駄目だよ教えてやるよと 先生と呼んで何度も説明してくれる 台風の日に店に来た先生 私が男と会ってると煙草咥えて怒鳴ってた 次から家に来た先生 大学の祝だと万年筆をくれ少し照れた顔で 今も使わずに万年筆は持っている
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山内正
柊介は多忙な人と様子は見せずに 現実の話はせず 出先から携帯で電話かけてきた東京で会おう あの頃の自分を思い返す 幸せに慣れ突きつめた欲望が 夫を裏切り家庭を壊すかもしれないと 初めて家庭と娘の暮らしぶりを知った 食事を終え車で送っていくと言われた 弟が事故で死んだ事母が自殺した事を 車の中で話していた 玄関まで来て柊介と抱き合い口吻をし もっと覚えておきたいと絡ませていた 女である事を初めて知った 玄関立つ度あの夜のことを思う 夫は何も疑わずに今もいる 隣の人だけが柊介を見た 母に柊介の話をしたい
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山内正
最盛期には働く人を乗せ織物工場の街へ 父の死から三十年この町に来た 従業員慰安会の映写勝山音頭が 遊廊跡に碑がある石塚きい、伊藤りへ 長野から雪道を越え働きに来て結核で死んだ二人の名が 女工達の献立表が残ってる 出勤前に鏡の前で並ぶ女工の顔が 農作業も子守もなく給料貰えて 同じ年の女工と話が出来る 石塚きいの遺骨がまだ残ってると言う
山内正
昼休みの会話は人柄が見えてくる 私は普通の人間誰にでも合わせられる 夏休みの宿題が話題で騒ぎだした 私は二十四日に終わらせてた 親と先生は一つの才能だと 後になって気付いた たった一つあれば人生やっていける 失恋や友達から除者される時仕事に失敗 心の底の泉はそのまんま アイデンティティーと職場の人が教えてくれた 二十歳過ぎてからはビアガーデンが節目に女三人で毎年一度デートを辞めても 会う事にした 女の節目二十五に友達の従兄弟が現れた さあこれからが私のチャンス
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山内正
ゆりの連絡途絶えて二週間 未読が並んでいる 着信が鳴り涼さんは ゆりの?母親からゆりが死んだと 預った指輪と時計がまだある 修理する店を探し回る 入った店で 中年の男が近寄り自分にそっくりな女の存在知った時死がくると マスターに揺り起こされさっきの人は?いない?この店マジシャンの日ってのが 女の子が店から走り出て転んだ、涼は 抱き上げ追ってきた女を振り返る ゆり?そっくりな顔 待って隆よね?マジックまだ終わってないの?ずっと待ってたのよ 帰りましょう マジシャンじゃなくて俺涼って名で 何言ってるの!
山内正
二ヶ月前に恋人を失った これ以上の男性はいないと人に 自分は平凡な女性だと分かっていた もう一人の恋人が同時期にいた 金持ちの娘で婿養子になると妊娠した事も 不眠症を治すために十一時過ぎた公園に スポーツカーに男性が近くに 一緒に走りませんかと誘われ一週 疲れた体でマンションまで二人で 汗まみれで抱き合った 名前も住んてる所も知らないままで 四日間続いた ふしだらな事をしている行くのを辞め 性行為から始めた成り行きに 日を開けた ふらつく足で公園へベンチに彼が座ってた 不思議な日でしたねと名前を呼ぶ
山内正
小さなマミカー押して吉野のおばあさんが やってくる いい天気ですね! その角曲がった並木の緑見事でしたよ 貴女がいて良かったわ 猫の砂とキャットフードを買う 日和子は無口な子供だった結婚しても 夫の母から無口ねぇと言われる お座なりな夫の相槌に幸せに思う 翌日思い付いて髪を切って帰りに図書館に 吉野のおばあさんがマミカー押してきた 不機嫌な顔で 挨拶すると気がついたが 髪を切ったのに気付かず立ち去った 年取った一人暮らし大変なのねと夫に 翌週もマミカー押して吉野のおばあさんが やってきた
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山内正
晴美からラインで誘われ食事へ 亡くなられた奥様のそろそろ三回忌ですよね 気に入った品を貰って貰えないかと ネックレスとリングを この家に泊まって何度寝ただろう 晴美に精を放って 七十一あと十若かったら喜ばせるのにと 貪欲に喜び声をあげる 下着だけでこのまましようと 下着を脱がして舐めてくる私をいかせてと 下が収縮し息が 駄目だ晴美が急ぎ薬を 口の中へ入れティッシュを口の上に乗せた 入院で新聞を止めてとファックスする 小引き出しから現金と通帳を取り出す 貴重品もバックに入れ パソコンを覚書はなしさようならと
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山内正
マミと二人でゲーセンで煙草吸ってたら 相原さんと出会った 財布無くしてと言ってみたら コンビニに連れていってくれた事が 独身だと言ってた 三十回ってるかと マミと私は交代で月に一回寝た そのうち一人でしたいとマミが言い出し 普段は手頃な男と寝てるけど 相原さんの母親が深い仲にと奥さんから聞いた だから殺されたのかと 行方不明と言ってたけど 取材だと小説書く女がきて 相原さんの事を日記に付けていると 八月に別れるがやりきれないから ホテルへと誘われ相性を確かめたいと 気に入られたのかも分からずに 途絶えた
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山内正
妻が死んでから四人目の家政婦が 週に一度食事を作りに 五十五歳 多絵子が月に二度訪れてたが 二ヶ月前に事故で亡くなった 母親にそっくりな顔でびっくりした 離婚して暮らす息子に会いに行く 私が妻と不仲になり外に彼女が出来た事が 多絵子が息子と私を比べてた事がと息子が 別の人と結婚すると決めた時 抱いて欲しいと迫られた事を今になって 別れた妻に知られたのが原因かもと 死んだ多絵子が原因てこうなったと 私との縁はこるからも続くと言ってた 多絵子を悪く言う息子にもう来ないと決めた 彼女はときめきを教えてくれた
山内正
転校生は奈月って呼んでいいんだからねと 付き合うといきなり言ってきて 気付けば側にいつもいる 母さんはあんたに興味あるんでしょ! 可愛いの? この家は何もかも違ってる何より母さんが 二歳歳上なのにスゲェ 父さんの仕事とかを聞かれ 眼の前を通る足にドキドキする その日の晩ですダブダブの服でビール飲みながらどんなだった?と その辺の姉ちゃん ダメだ! あの美しい足が見えごめんね慎吾君 わがままで あら汗と額を拭いた 奈月の小さなブラと胸に当てる どうして見せるんだ!
山内正
お前に何かあったらと見守ってきたのに 綺麗な娘だったモデルにと考えてたのに 男とくっついて親不孝者 嫌な夢とっくに死んだ母親が 枕元の携帯掴み店にかける、どうそっちは 歩いてすぐの処 洗い髪を拭き ヒビの入った鏡で自分の顔を見る 若い時の顔立ちはとっくに失われてる ありふれた中年女がそこに 私には一切残さないと遺言した母親 化粧水と乳液塗って店へ 寂れた港町ここにずっと住み着いた顔をし知的障害ではないがフキコは又妊娠した 相手は言わない!この子も何時か姿を消すんだろう 酔って帰り何時からこんな暮らしを
山内正
タオルをくれ柚木が言う 見に行くと血を吐いてる医者は呼ぶな 買い物に出かけ少しだけ休もうと店に 煙草をゆっくり吸って 帰ったら何も変わったことがない 奥でうつ伏せで動かない肩に手をかけ 揺すった 息をしていない なにかしよう 声が出ない立ったのかも分からずに 通夜が一通り終わり とうしてあの時買い物なんかに 気持ちが高ぶり疲れが感じない 東吾に側にいてと言っていた 石碑に翼を彫ると毎日東吾は 完成した翼の石碑これで先生は飛んでいけると あれからずっとアトリエにこもり仕事を 両親は早く帰って来なさいと電話が
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山内正
偽名の履歴書で雇入れた 精液の臭う部屋を掃除を 近くの祭りで声掛けられあんた仕事は? 知り合いの母親が 段ボールもってさっきの母さんが 中からシャツに帽子を出し孫のがなあって 神社の境内で薫と他の子が地面を見てる 蝉の抜け殻が七つ 集めたんやと自慢し 明日も来るん?と薫に聞きバイバーイ ママあんなしんちゃん男の子なん? 薫は?女の子でしょでもなーと言い淀む 岩山を登り観音様にお参りする この子と一日でも長く一緒にと願う 灯明の列が行くカメラが撮影する 川に次々と流してゆく 昌江さんがあの子電話してきてと
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山内正
冬美に交際相手がいると調査で分かった 結婚して六年性行為もなく 少しのすれ違いはと思っていた 離婚して欲しいと俯いて言われ 青天の霹靂だった こんなの結婚って言わないよと あれから外泊するようになった 三日も帰らない事も 同じ会社の男と 離婚したと調査でしる ドアを開け冬美が来た お願いだから書いてよ名前と捺印ご既に 今日中にお願いと 勝手な言い分に破り捨てた 朝起きたら同じ封筒が置いてあり ゴミ箱に妊娠判定薬陽性で捨ててある 明日にでも電話して何処に送ればいいのか いい子を産めよと言ってやる
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山内正
お礼って?寄るだけって桃子さん 珠さんですねと小さな顔で大きな目 玄関で躓き卓也が支えた、こう見えて小心者なのと挨拶し二人で出て行く 後ろ姿が恋人の様に見えた 家に帰った石坂しばらくして妻が外に般若の顔で車に乗る 石坂が立ち尽くしてた ホテルの客の影からしのぶが来た 最上階に乗っていく 途端病院って?事故で彼女の息子が卓也の電話で 隣の席から嘘じゃないよ!私に迫られるのが嫌?もう居たくないと立ち上がる 途中着信メールが 僕は知ってるんですよ トイレで私が悪かったわこんなに好きなのにとしのぶの声が聞こえる
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山内正
かすれた声で諸岡さんをと電話が 四月に亡くなりましたと返事を 三年面倒観てもらった他の営業から陰口を 遺書もなくとおかしな問い合わせ 仕事の悩みを聞いてくれた 今又退職を考えている 営業には期待していないがあなた誠実なの 嘘つかない 私は困った人間なのよ 欲しい物は手に入れる 私の今迄の暮らしを聞きたがり 平凡な生き方ってこう言う事なのね 二時間だけ眠らせてとベッドに横に 熟睡の乳房を愛撫してみた 何度も同じチャンスが訪れ乳房を吸った 何時かは気付くと思いながら何度もした かすれ声の問合せを、思う
山内正
家の灰皿が洗って煙草の吸殻が お義姉さん帰ってたの?帰る前に一服させてと煙を吐き兄の浮気を話し出す 離婚と言葉が実家はもう知ってると メールが皆から届いてた澤田からも あの日だけの事にしないでくれと 義母から何度も掛けたのにと話し出す 貴女にも責任が、過ち位水に流せないの きつい嫁ね外聞が悪いから我慢して あの子が可哀想 戻らないのは息子が決めた事文句なら 本人に言って下さいと電話を切る 仕事があって良かった 窓の外に雨が降る
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/11/09(1671日経過)
記録初日
2022/11/13(571日経過)
読んだ本
1207冊(1日平均2.11冊)
読んだページ
350897ページ(1日平均614ページ)
感想・レビュー
1200件(投稿率99.4%)
本棚
16棚
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