扉子シリーズ四作目。 今回は、わかりやすく智恵子、栞子、扉子と三世代それぞれのストーリーが語られていて面白い。 …智恵子さんにも同世代の親友が一人でもいたら違う人格になってたんかもなー 鎌倉文庫を巡る秘密がそこまでドロドロした感じじゃなかったし、智恵子さん絡みなのに珍しく爽やかに終わってて安心した笑 『本も、人間も、完全な存在ではなくて…最後は、欠点や問題があったとしても愛せるかどうかで、決まる気がするんです』

ついに甲子園へ！ 決勝戦は鮮やかな決着だったが、その後はわりとあっさりしてて面白い笑 そしてグラウンドでも集中して勉強してる谷口監督はさすが！ 『努力出来る才能』

非常に良質な「SF」らしいSF小説だったなー笑 遠未来、現在、遠過去を交代しながら著述していくことで徐々に色々な謎が明かされていく語り口が面白い。 そしてタイトルに偽りなしの壮大なスケール！ 「三体」とは真逆と言っていい基本姿勢が逆に新鮮に感じるけど、これこそSFだ！って気もするね😆 『大事なのはいまこうしている瞬間そのものだ』

この作者らしいひねりを効かせた連作短編集。 いずれも「死体」の使い方がキーとなる殺人事件の謎提示がまず面白い。 類似作品が見当たらないからまず類推出来ないし、鮮やかで論理的な解決編がカタルシス満載である。 語り口が軽妙で読みやすいのに「本格」感がすごいのもこの作者らしくて傑作と言って良い！ 個人的にはやはり最初のゾンビ物が斬新で好きかなー笑

冒頭の背景の説明からの急展開、謎が解明されていく過程、クライマックスの鮮やかな戦闘シーン、希望を感じさせるラストシーン。 全体を通して過不足なく満足のいく、骨太のSF小説である。 詳細には触れないが、超人類であるマン・カインドたちの欠点が「泳げない」というのが何気にリアルで面白い笑 何にしても、人類の進化の一つの可能性を示唆した優れたSFであり、技術の進歩が「平和」に繋がる未来であってほしいと切実に思わされる。

扉子シリーズ四作目。 今回は、わかりやすく智恵子、栞子、扉子と三世代それぞれのストーリーが語られていて面白い。 …智恵子さんにも同世代の親友が一人でもいたら違う人格になってたんかもなー 鎌倉文庫を巡る秘密がそこまでドロドロした感じじゃなかったし、智恵子さん絡みなのに珍しく爽やかに終わってて安心した笑 『本も、人間も、完全な存在ではなくて…最後は、欠点や問題があったとしても愛せるかどうかで、決まる気がするんです』

三強の有馬記念が決着！ この年ラストレースを勝ったのはイナリワンだし、年度代表馬もイナリワンだったが、この年の「主役」がオグリキャップだったのは衆目の一致するところ。 この「有馬記念唯一の敗戦」すら翌年への伏線となるわけだが… ストーリーとしては春は無双してたイナリワンが秋連敗して、有馬記念で復活優勝だからもっと盛り上がっても良かったな笑 『走るのがたまらなく楽しいって感覚だ』

相変わらず面白い！ 求心力のある物語があちこちで展開されているので一コマ一コマ目が離せない。 のはいいがとにかく情報量が多すぎる笑 一冊読み終わるのに半日かかったよ😎 今回はとにかく後半の幻影旅団結成秘話が… クロロ主人公にしてスピンオフ小説だれか書いてくれないかな

扉子シリーズ三作目。 やっぱり智恵子さんが本格的に物語に関わってくると怖いなー笑 一方で高校生になった扉子はちゃんと人間関係に悩むような真っ当な成長の仕方をしているのが微笑ましい。 『大きすぎる力は呪いにもなる』 さて、呪いに囚われているのは誰なのか？

扉子シリーズの二冊目。 後日談ぽいほのぼの感のある挿話もありつつ、やはり祖母が出てくると物語に緊張感が生まれるねー 横溝正史の知られざる側面が描かれていてそのあたりも面白い。 『価値観は人によって違うし、時代によっても大きく変わる』