ネタバレ犯人の動機、一貫性という意味であっぱれ。 犯人が言うことを聞いてくれるかどうかなんてわからないのに、犯人が岩を落としてくれれば助かるだろうという部分に視点誘導され続けていたことにハッとさせられた。 特に翔太郎が麻衣に放ったセリフには、読み返すとひどく覚悟の差を感じさせられた。

ネタバレ口に関するアンケートに続き、同作者のモキュメンタリーを読了。 口に関するアンケートとは異なり、読者を物語には引き込むものの、状況の種明かしは最後の最後ではなく徐々になされていく。 肝試しにいった人物だけでなく、単にキャンプなどその地域に行っただけの人間を巻き込もうとするあたりが受け付け難いがオカルトはこういうものだろうか。

ネタバレタイトル当て、鈍い私は考えても思い付かなかったですがなるほどなタイトルだった。 それよりもあまりに探偵役が怒濤の勢いで推理カマしていったのと、真実が明らかになったときの絵面のマヌケさに呆然とした。 確かに盗撮の件とかちゃんと伏線あったけど。

ネタバレアンケートによって物語が完成する怪作。 杏の名前はずっと訝しんでいたが、やはり読み終わると杏だけは名前が杏でなければならなかったんだろうなという結論に至った。

ネタバレ超能力系ミステリ。登場人物が嘘をつきまくるのでもはや発言に意味はあるのかというくらいに皆信用ならんのだが、嘘と超能力が効果的に物語の面白さを生み出していた。 そして主人公はやっぱり主人公。

ネタバレ上巻前半では親や他人には色々と求めて勝手に幻滅するくせに自分では思いを伝えることも行動することもロクにしない主人公に苛々させられっ放しであったが、上巻後半から下巻にかけては伝えること、人に理解されることの大切さや喜びを認識していって、怯えながらも自分から行動していける人間になっているところに嬉しさを感じた。 作品としては終盤に怒涛の伏線回収があり、作中に感じていた違和感の正体がわかってスッキリした。

ネタバレネタを存分に散りばめた傑作。 天真爛漫な乙女と、 外堀を埋めまくった不器用で愉快な先輩に乾杯。

ネタバレ災害に立ち向かう人々のヒューマンドラマ。障碍に立ち向かう人々の強さに感動させられる一方で、韮沢が自分の監督不行届を棚に上げて都合のいい言動ばかりなのに最後にいい人ムーブしていることにモヤモヤ。暴露系ユーチューバーが傷害について断罪されていないことにモヤモヤ。

ネタバレ正直少し方舟で期待値が上がりすぎたかなと思う。 方舟より推測のしようもないし、最後の返しがなくてもそれはそれで物語として成立しうるような気がするので、ミステリとしての完成度はどうなのだろうか。 いわゆる信頼できない語り手に当てはまるものか。爽快感も薄い。

ネタバレ犯人の動機、一貫性という意味であっぱれ。 犯人が言うことを聞いてくれるかどうかなんてわからないのに、犯人が岩を落としてくれれば助かるだろうという部分に視点誘導され続けていたことにハッとさせられた。 特に翔太郎が麻衣に放ったセリフには、読み返すとひどく覚悟の差を感じさせられた。

ネタバレ統合失調症のような症状が複数の親類に現れ、恐怖や死に追いやられてしまう。 不可解な死の真相、恐怖をもたらすものの存在に複数の主人公が迫っていく物語。 陰鬱な雰囲気の序盤から快晴とはいかないラストまでかなり重たい本であった。