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⇒同様な実験が行われていたことを知ることができたのは収穫だった。ともあれ、生還者のが抱えた体と心の傷は簡単には癒えることはないだろうが、ニュルンベルク裁判での闘いの行方も気になるところ。ぜひ続編も発表して欲しい。最後に、文中に出てくるローズの詩はこれ以上ない名訳。訳者の詩への思い入れと力量を感じた。
⇒ということ。殺伐とした戦闘シーンばかりでなく、10代のティーンらしさの描写にも温かみもあり、作品の厚みを感じた。デビュー作にしてこの重厚感、日本人が描いたとも思えない冒険小説に心底驚くことになった。作中に出てきた「ソ連とウクライナの友情」は今は存在しないし、アガサクリスティー賞の評者の北上次郎氏も鬼籍に入った。遅ればせながら、今頃になって本誌を手に取ったことを少し後悔している。
⇒理解し難く、その狡猾さには虫唾が走る。稀代の大量殺戮者としての位置は揺るがないが、アイヒマンファイルの存在により、旧ナチ共同体やネオナチを刺激し、彼をホロコーストの象徴的存在にしてしまう危険が現実化する。このリスクと恐ろしさにドイツはどう責任をとるのだろうか。
早期リタイアし、念願の晴読曇読雨読パラダイスに突入。
旅に生き、好きな本を、好きなときに、好きなだけ読む暮らしをさせてもらっています。
飛ばし読み、流し読み、斜め読みは性に合わないので、本は一字一句最後まで読み切るタイプです。
なので、駄本に気づいて後悔することしきり。
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⇒ということ。殺伐とした戦闘シーンばかりでなく、10代のティーンらしさの描写にも温かみもあり、作品の厚みを感じた。デビュー作にしてこの重厚感、日本人が描いたとも思えない冒険小説に心底驚くことになった。作中に出てきた「ソ連とウクライナの友情」は今は存在しないし、アガサクリスティー賞の評者の北上次郎氏も鬼籍に入った。遅ればせながら、今頃になって本誌を手に取ったことを少し後悔している。