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nomak
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翻訳をしている人の書く日本語は美しいなと、いつも思っている。翻訳とはそもそもが「負け戦」らしい。そりゃそうだよな。村上春樹の翻訳についても少し触れている。村上訳は、文章のリズムで読者を酔わすことができて、原文のトーンと日本語のトーンを合わせるのがうまい。わかる気がする。ちまたには、村上春樹の小説の文章が英語訳を意識していると批判する人がいるけど、それはちがうと思う。どんな言語においても、胸をうつ文章のリズムやトーンはきっと同じで、黄金律のようなものがあると思う。だから、翻訳できる人の文章に惹かれがち。
0255文字
nomak
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出雲関連の本を何冊か積んでいる。出雲大社に行ったこともないし、島根県民に知り合いもいない。だけど、なにか出雲に惹きつけられているので、まずは漫画を読んでみた。初代の神武天皇より前に、日本の大王だったのは出雲のオオクニヌシだった説は、とても興味深かった。科学も仏教も哲学すらなかった古代の日本においては、すべてはシャーマン的に考えられ、天災は天皇の責任であった。そんな発想から、出雲のオオクニヌシの祟りを鎮めるために出雲大社を作らせた。そうだったのか。こうやって神社や天皇のことを考えると、日本って不思議すぎる。
0255文字
nomak
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たしかに。リアルの環境のノイズで人は変わる。私は移動が多いことが取り柄だ。コロナ禍でも2ヶ国移住している。できれば日本に定住したい。しかし、テクノロジーが進化しても百聞は一見にしかずだから、動いて、水に慣れるしかない。「検索」がこの本のキーワードで、検索する言葉とは、自分の頭に既にある言葉であってGoogleが提案してくるものは「連想」で、新しい言葉にはならない。たしかにそうだ。知らないモノを目撃するしか新しい検索ワードは浮かんでこない。言葉の環境を更新していくために、色々なものと弱く繋がるとは名案だ。
0255文字
nomak
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村上春樹の早稲田入学式での祝辞がネットで読めた。「意識というのは心の全体のほんの一部。意識がうまく読み取れない心の未知の領域に光をあてて、比喩的に浮かび上がらせること」それが小説家のやろうとしていることだと語られていた。実にいい入学式。いるかホテルとは心の未知の領域なのかな。それなら、そこに「含まれている」のは、たしかに「僕」だけだ。自分のために泣いてくれている誰かとは、消えた人、死んだ人、羊男、みんな影法師だ。夢なのか、本当の自分はいったいどれなのか、誰にそれがわかる?まるで荘子の「胡蝶の夢」のようだ。
キク

僕の初恋はユキだと思う。

04/10 05:39
nomak

キクさん、なんかうらやましい。

04/10 05:50
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nomak
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朝起きたらベッドの中で詩集を読むということ始めた。読むというかぼーっと眺めている。不思議なもので、何日かてきとうに眺めていると、暗記してみようという気になってきた。そして目をとじて詩を読んでみると、日ごとに発見がある。小林秀雄が、詩とは言葉の組み合わせによる言葉の世界の新しい発明だと書いている。詩人の気持ちが理解できてはいないけど、詩というものの価値がほんの少しだけわかった。しばらくは朝に詩を眺める生活をしてみる。
0255文字
nomak
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「個性とは自分らしさではない」序盤から食らわされて、この本のパンチの重さはレベルがちがうことに気づく。自分で何かを生み出そうとするのは思い上がりであって、個性とはもっと深いところから自然と出てくるもの。個人のまわりの環境から、求められるように出てくるものが個性であって、自己中心的なものではないという。そして、本質は直感と情熱であり、勘が内容で、勘は知力である。たしかに主観的に考えると鈍ることはある。会議でデータをにらむより、直感の仮説を検証するほうが成果に1番近いという説に似ている。「勘は知力」は金言だ。
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nomak
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小林秀雄の考え方はオタク的。常識的な好き嫌いではなく、直感の好き嫌いに従っていて、嫌いなものには接近しないから、嫌いなものの事はわからない。好きなものについては、表面の意味やメッセージよりも、踏み込んだところにある意図や趣向にこだわって知ろうとする。オタクは考察をして、一般の支持層よりも深く理解することで満足していく。小林秀雄は気ままに文学、絵画、音楽を批評していて、すべて賛辞の文であり、悪口で批判の文を書いたことはないらしい。そのものの長所に踏み込んで考えることを習慣にしたい。
0255文字
nomak
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鼠は弱い自分のままで見つめる世界が好きだったんだ。そのままでいるために、自由意志を守るために、社会から離れていったようにみえた。堕ちていくという表現は、社会に合わせて変化してしまうことだったのか。「一般論をいくら並べても人はどこにも行けない。」そんな鼠の哀しさがたまらなかった。60年代の学生運動、三島由紀夫の自死についてあまり知識がないけど、鼠の行動には通ずるものを感じた。均質と確率の世界への抵抗。民衆に幻想を見させる者への抵抗。もしも、私に羊が侵入してきたら、私は抵抗できるのか。いまのところ自信はない。
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読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/27(1771日経過)
記録初日
2020/04/30(1798日経過)
読んだ本
88冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
27909ページ(1日平均15ページ)
感想・レビュー
76件(投稿率86.4%)
本棚
11棚
性別
年齢
39歳
血液型
O型
職業
役員・管理職
現住所
海外
自己紹介

2020年6月から読んだ本の感想を書いてます。

読書をアウトプットするために始めました。
一冊の本にそれぞれの感想がありますが、共感してもらえる人がいてくれたらうれしい。

海外勤務なので主に電子書籍で読むようになりました。
もう電子じゃないと無理です。

いまでも本は先生です。
勉強は本を読むだけで大丈夫だからと、毎週本屋に連れていってもらえるのが楽しみでした。全国模試で国語の成績だけは1番をとれたことをおぼえてます。

考えさせてくれそうな本、
きっかけになってくれそうな本、
妄想を煽ってくれそうな本、
世間の話題になってる謎の本、
なんでも読みたいです。

「悪い書き手のよい言葉を引用することは、けっして恥ではない」ーセネカ

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