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2025年11月の読書メーターまとめ

きゃれら
読んだ本
7
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3180ページ
感想・レビュー
7
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381ナイス
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2025年11月に読んだ本
7

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2025年11月のお気に入られ登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

きゃれら
「ババヤガの夜」とダガー賞を争ったということで知った作品。例の事件がモチーフで「ノンフィクション・ノベルの名著」と某氏が書評しているので受賞作より面白い?と期待した。事件後に起きた出来事が事実とはまるで違うが、事件発端のなぜ?の部分はかなり真実に近づいたかもと思わせる。女性は自立したのに男性の自立してない度合いは現代確かに悪化したかも。狂言回しともいえるバターの扱いが猛烈にうまく、題名も納得。徹底した料理の小説でもあるが、確かに「料理」は人生における重要テーマだと、最近やっと気づき始めた自分がいる。
きゃれら
2025/11/19 23:05

「羊たちの沈黙」を思い出す人、やっぱり多いんだね。

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

きゃれら

昨夜のコンサートでアンコールに演奏されたピアノ独奏の「イゾルデの愛の死」が良くて、CD探したらこれを見つけました。「失われた」執筆開始の6年前にプルースト本人も関わって企画されたコンサートが再現されてるそうです。「ヴァントゥイユのソナタ」はフォーレのバイオリンソナタがモデルって本当かな。それからCDの日本タイトルが「プルースト、1907年7月1日のコンサート」となってますが、「見出されたコンサート」ですよねえ。https://tower.jp/item/5160677

昨夜のコンサートでアンコールに演奏されたピアノ独奏の「イゾルデの愛の死」が良くて、CD探したらこれを見つけました。「失われた」執筆開始の6年前にプルースト本人も関わって企画されたコンサートが再現されてるそうです。「ヴァントゥイユのソナタ」はフォーレのバイオリンソナタがモデルって本当かな。それからCDの日本タイトルが「プルースト、1907年7月1日のコンサート」となってますが、「見出されたコンサート」ですよねえ。https://tower.jp/item/5160677
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

きゃれら
文章にされて読むと、両親双方の非論理性、愚かさにイライラさせられるが、読了後落ち着いて考えると、この手の「見たくないものは無視する」というあり方はありふれたものというべきかもしれない。特に親子、夫婦という関係が背景にあると、論理より先立つものが大きすぎる。事件後は「予兆」と認識できる出来事が延々と続き、両親の解釈はお互いすれ違ったままほぼ動かないのが物語を読む辛さとなっているが、心理的な細部の描写はとてもリアルで読ませる。ただ、少年の心理の本当は果たしてこれでいいのか、それだけは引っかかる。
きゃれら
2025/11/27 11:07

まったく意味のない偶然に過ぎないが、柚木「BUTTER」に続いて、語り手が鉄格子の中の人物と会話を重ねる、「羊たちの沈黙」的な物語を続けて読んだ。

きゃれら
2025/11/27 11:25

上巻読了後メモした件は、読者にそう感じさせる手紙という形式にはある仕掛けが施されていて、結末に向かうにつれて読者が次第にそれを予感していくということだった。

が「ナイス!」と言っています。
きゃれら
近所にいた同い年くらいの嘘ばっかりついてた男の子ことを思い出しながら読んでいる。その子の母親は「子供の言うことは信じなくては」と近所(うちの母とか)の苦情は一切受け付けていなかった。その後、その子は警察のご厄介になったとうわさで聞いた。語り手である母の一貫性の感じられない言動にもイライラするが、父親がまさに近所の子の母親を思い出すどうしようもなさ。読むのがつらくエネルギーが必要で、スピードが上がらない。でも、止めることもできず下巻へ。
きゃれら
2025/11/25 15:30

タイトルには違和感あったけど、どうもそういう言葉もあるらしい。https://bookmeter.com/books/12904122

きゃれら
2025/11/25 15:34

下巻読む前にメモするけど、この手紙の内容、どこまで信用していいのかと思うところもある。ヴァージニア・ウルフに言及されてたりするし。

が「ナイス!」と言っています。
きゃれら
「ババヤガの夜」とダガー賞を争ったということで知った作品。例の事件がモチーフで「ノンフィクション・ノベルの名著」と某氏が書評しているので受賞作より面白い?と期待した。事件後に起きた出来事が事実とはまるで違うが、事件発端のなぜ?の部分はかなり真実に近づいたかもと思わせる。女性は自立したのに男性の自立してない度合いは現代確かに悪化したかも。狂言回しともいえるバターの扱いが猛烈にうまく、題名も納得。徹底した料理の小説でもあるが、確かに「料理」は人生における重要テーマだと、最近やっと気づき始めた自分がいる。
きゃれら
2025/11/19 23:05

「羊たちの沈黙」を思い出す人、やっぱり多いんだね。

が「ナイス!」と言っています。
きゃれら
一時より予約数が減っていたのでいつでも読めると思っていたら100分の再放送を知って慌てて急遽借りてきた。宇治十帖の浮舟篇の一冊。西洋文化を経た読みやすさと、他訳で2回読んでるこっちの経験値もあって、カオル、ニオウのダメ男ぶりがリアルにわかり、身につまされる。ウキフネのフラフラぶりについても「仕方ないよね」と理解が深まった。ヴァージニア・ウルフの解説の言う通り、これが千年前の作品とは驚愕しかない。
が「ナイス!」と言っています。
きゃれら
上巻を読み終えた時には全く予想をしていなかった、小説の最後。その手前から予想がつきやすい展開ではあるので、どんでん返しのような驚きはないが、驚きは驚き。しかし、自分の人生についてしっかり考えないといけないと思わせる作品だった。ラストシーンのようなことが自分におとずれるだろうか。おとずれるとよいな。登録800冊目にふさわしい本が読めた。
が「ナイス!」と言っています。
きゃれら
ガーディアン1000のイベントで読んだ「素粒子」が面白かったところへ、最新訳作の評判が良くて図書館で見かけたので手に取った。世界滅亡を予感させるテロが起きている中仏大統領選がはじまるが、物語は政府中枢にいる主人公の家族のトラブル、ストレスの話が続く。家庭小説みたいだが、この作家さんのことだからと思っていたら案の定の最後の文。下巻は一気読みかな?
が「ナイス!」と言っています。
きゃれら
ネタバレ自分の読書史上最高に情けない男たちの物語。昔話には智慧を授けてくれた人の戒めをきかずにひどい目にあう話(決して振り返ってはなならない、とか)は数多いが、「アリ・ヌル・アル・ディンと帯作りのミリアル姫」の男は彼女に口もきいてはならないと言われてる相手と会話を重ねて、彼女を売る羽目に。びっくり。ウィルド・ハン王は父王やその宰相の戒めを、愛妾の口車に載せられて逆らいまくり、国を亡ぼす寸前まで追い込まれる。女性には智慧はないだのなんだの散々な言いっぷりは、いまもこの宗教の国では言われてそうだ。900夜を超えたぞ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/05(1954日経過)
記録初日
2020/07/12(1978日経過)
読んだ本
804冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
293224ページ(1日平均148ページ)
感想・レビュー
782件(投稿率97.3%)
本棚
12棚
性別
職業
その他
現住所
東京都
自己紹介

小学生のころ、学級文庫にある本をどんだけ読んだか競争させられた時に本読み(名探偵ホームズ&怪盗ルパン大好き)にはまりましたが(なんだ?その競争?!)、受験勉強で事実上頓挫。文学部に行ったくせに大学でもほとんど読書らしい読書をせず。20年以上前のパソコン通信参加時のミステリーフォーラム加入をきっかけに読書熱が復活して(チャンドラー&87分署!)一時1年200冊ペースで読んでましたが、今度は仕事が忙しくなりペースダウン。しかし、全く読まなくなる、というわけではなく、興味関心に従ってマイペースでやってました。
今年(2020年)のステイホーム禍をきっかけに読書メーターに出会い、再びペースアップ始めたところです。レコーディングダイエットじゃないけど、記録が残るって大切ですね。

というわけでよくいま読む本は、
経済学周辺
社会を切り取る新書類
海外文学
海外ミステリー

です。

好きな作家は…、いまは上げられないなあ。
前は素直に村上春樹(第1期全集そろえた)、って言ってましたが、アンダーグラウンド、がだめで、ダンスダンスダンスから積むだけになっちゃったんですよねえ。

プロフィール画像は、北海道旅行中すぐ近くにとまったのを撮った写真で、オオセグロカモメ、だそうです。サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥さん、ご指摘ありがとうございました!

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