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2024年3月の読書メーターまとめ

たぬ
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感想・レビュー
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入り登録
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  • こぺたろう

2024年3月のお気に入られ登録
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  • 轟直人
  • mukimi

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たぬ
☆4.5 小説とはいえここまでのクズ人間はそうそういないと思う。人間性も言動も何もかもが汚物そのもの。その存在を自分の記憶から完全に消したいし家族・友人にも絶対に関わらせたくないタイプ。これ何が問題ってクラスメートや同僚、近隣住民程度の付き合いじゃまるで見抜けないことなんだよね。同じ屋根の下で暮らすくらいじゃないと本来の姿がまるで見えない。とても面白かったけど達也&道子が嘔吐レベルで終始不愉快。リピートはなし。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

たぬ

今日は父を誘って昨日オープンしたばかりの吉村昭の書斎を見学してきました。 じっくり見ていっても1時間もあれば十分足りるこぢんまりとした施設です。 刊行された順にずらりと並んだ著作や再現された書斎・茶室、細かな年表を見ながら、父「『仮釈放』は本当怖かったなあ」 私「『冷い夏、熱い夏』読んだことないなら今すぐにでも読むといいよ」等々会話も弾んで楽しかったです。 スタッフさんは三鷹市の職員さんなのかな。もう来館者が来るたびにニッコニコで嬉しそうに応対されていたのが印象的でした。

Toshi
2024/03/11 17:02

先週土曜日、偶然前を通りかかったら、初日のオープン1時間前でした。 またいちどゆっくり訪問してみます。

たぬ
2024/03/13 22:07

Toshiさん、1時間前とは惜しかったですねえ。ちなみに私、ご子息の講演会に申し込みましたが当選ならずでした。(内心定員の50人を超えることはないだろうと失礼なこと思ってました)

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2024年3月の感想・レビュー一覧
22

たぬ
☆3.5 ほかに読むものがない時のつなぎ用として入手しといた本。俗な内容だろうしテキトーな気持ちで読めそうだし。しかしまんまと一気読みしちゃってました。愛すべきバカのスティーヴン・タイラー。衛生観念ぶっ壊れてるミック・キース・ブライアン。エロと真面目が脳内バトルなピート・タウンゼント。トップレスダンサーもやってたシンディ・ローパー。などなど。大抵は少々引きつつも微笑ましい思いで読めたけどホイットニー・ヒューストンは例外。闇の深さが別格。
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たぬ
☆4 終始悶々としてた。死んだと思って火葬までした人が生き返った→喜びと感激だけなわけないよね。実際には気味の悪さもある。というよりそれが大部分を占めるかもしれない。科学が発達している現代でしかも日本のような先進国となると。不慮の事故で若くして亡くなったとしても何故こんなケースが生じたのか徹底的に解明しないことには心からは喜べそうにない。「殺したい」のではなく「いなくなってほしい」、確かにそうだわ。
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たぬ
☆4 和製中華じゃない中華料理は食べる機会がほとんどないのだけど(ぼっちには「注文は2人前から」とかもうはなから太刀打ちできない)、食べればおいしいものばかり。辛いのとこってりしたのは苦手な私には広東料理が合いそう。マーラーカオって日本にはすでに江戸時代に伝えられていたみたい。世界各地のご当地アレンジされた中華料理もたくさん紹介されてます。
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たぬ
☆4 デブにロックはダメだあ~? 全イングヴェイを敵に回したわね。それはともかく祐太郎って相変わらず無駄に好奇心旺盛なんだよな。クライアントの事情なんて気にしてたらキリがないよ。仕事なんだから割り切ろうぜ? 別人のふりして不法侵入したり電話で身分を騙ったり、って文字にするとこの仕事ヤバすぎるな。こいつかなりの強心臓だなあと感心してたんだけど、最終話では圭司にメンタルごっそり持ってかれたのでは。
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たぬ
☆4.5 今回の敵は手ごわかったなあ。神様ってピンチの時に助けてくれるもの、福をもたらしてくれるものという認識があったけどそれだけじゃないんだよな。貧乏神はおなじみだし北欧方面には悪神ロキなんてのもいるしね。再読の際は家系図を書きながら読もう。ただでさえ大家族なのに婿だの嫁だの大叔父だの従姉妹だの脳内だけでは把握しきれんわ。ナルと綾子の能力が明かされたことと麻衣と真砂子に友情が芽生えてきたことも記しておきたい。
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たぬ
☆4 なんて迷惑で無責任なんだ庸介。家出中坊が父の浮気相手の家に転がり込むって時点でなしなのに案の定肉体関係、20年以上継続って。んで妊娠って。妻には子供いらない宣言しといて愛人とはちゃっかり子づくりかよ。クソだな。この10年近く大勢の人の人生を引っ掻き回してなあ。中には死んだ人だって。早樹と真矢が案外うまいことやっていけそうな気配でそれは良かったかな。
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たぬ
☆4 海難死別(※推定)して数年後に30歳以上年上と再婚。しかも相手は大金持ちの実業家。そりゃ遺産目当てと思われても無理ないし、自分と同年代の義理の娘たちに敬遠されても仕方ないよな~。数々の目撃証言は本当に元夫なのかな。実は死んでいなくて別の家庭を持っていた説もあながち…。高校時代の親友だという美波、性格がきつすぎない? いろんな思惑が絡み合って下巻はもっと面白くなりそう。
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たぬ
☆4.5 小説とはいえここまでのクズ人間はそうそういないと思う。人間性も言動も何もかもが汚物そのもの。その存在を自分の記憶から完全に消したいし家族・友人にも絶対に関わらせたくないタイプ。これ何が問題ってクラスメートや同僚、近隣住民程度の付き合いじゃまるで見抜けないことなんだよね。同じ屋根の下で暮らすくらいじゃないと本来の姿がまるで見えない。とても面白かったけど達也&道子が嘔吐レベルで終始不愉快。リピートはなし。
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たぬ
☆4 シリーズ最恐との噂は果たして。入口のない隠し部屋は表に出せない人たちをこっそり抹消するためのもの? 若者が失踪しかも十中八九殺されているだろうって、なんだかバートリ伯爵夫人を思い出すなあ。ああこれは串刺し公ヴラド・ツェペシュじゃないか。…といった具合で超常現象怖い度は大したことなかったけど胸糞悪い度は今まででダントツでしたね。これ最恐というより最狂だわ。
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たぬ
☆4 叔父以外にも手にかけた人がいる? 美冬はともかく雅也は違ってほしいと思っていたけど刺身に猛烈な拒絶反応を示したとこでこれはもう…と。結局のところ原作・脚本・主演すべて新海美冬だったってことか。美冬に成りすましていたと思われる「スカーレット・オハラのような女」の正体を私もものすごく知りたい。このモヤる終わり方は何? 続編があるってこと?
たぬ
2024/03/20 08:59

どうやら本作は『白夜行』の続編(姉妹作)にあたるらしい。そうだったのか。(気づきませんでした)

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たぬ
☆4 大量に飛散する花粉にまみれたくなくて窓すら開けない完全引きこもりで朝から読み耽ってました。途中何度か転寝をはさみつつ計8時間飲まず食わずだったけど、全編通してマイナス感情しか呼び起こさない描写がほとんどだから食欲なんてちっとも湧かず。唯一明るかったのはデリヘル仲間とのお喋りくらい。しかしその樹里もね…。結局のところ陽子の一人勝ちってことか。生保レディも闇が深いんだな。
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たぬ
☆4 蒼井と榊、どちらの命が先に尽きるのか。そう思いながら読んでいたらまさかまさかの澄乃退場。しかもちょっとそれはないよって死因で。「榊は何かしらの過去を持っている」、せいぜい父親の家庭内暴力あたりかと思ってたんだけど甘かったです。実母→息子による性被害は本当きつい。倫理云々じゃなくて本能的な嫌悪感。それにしてもデイトレーダーってそんなに儲かるんだ…。
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たぬ
☆4.5 パニクってる人よりも落ち着いている人の言っていることのほうが信憑性が高いように思えるんだよね。この私もいっとき被害者の兄である池本こそがクロなのではと思ったもの。しかし502頁の絶望たるや。その時点でも俊郎だけは武内のことをつゆほども疑っていないのがまた。幼い娘ですら異変を感じ取っているのに。要所要所で雪見の味方になってくれる尋恵は良い姑だわ。しかし武内の「ふんんんっ!」にはおぞけが走った。
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たぬ
☆3 だーかーらー。恋愛要素はいらないんだってば。センセイとツキコさんの訥々としたさ、お互い手酌で勘定もそれぞれだったりさ、そういう関係性がいいなあと思ってたし心地よかったんよ。なのに男女の関係になってぶち壊しだよ。百歩譲ってそうなったとしてもあんなあからさまな描写はやめて。匂わせ程度にしといて。
白色うさぎ
2024/03/13 15:03

超わかる。作品の雰囲気は好きなのに、センセイとツキコさんの同衾シーンで萎えた思い出。

たぬ
2024/03/13 22:05

白色うさぎさん、ですよね・・・! あのシーンがなければお気に入りの一冊になったのになあ。

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たぬ
☆4.5 2019年の芥川賞受賞作。こりゃ怖いわ。語り手の「わたし」はいったい何者なんだ。むらさきのスカートの女のことをなぜここまで事細かに描写できる? …ストーカー? いやひょっとしたら生霊なのか? 職場の人間関係も出だしこそ朗らかだったのに結局はドロドロのよどみのようになっていて、こっちはこっちでまた別種の怖さ。受賞記念エッセイを読んだ感じ、作者さんかなり引っ込み思案みたい。親近感が湧いた。
たぬ
2024/03/11 19:30

ああでも公共の場所を「そこは私の席」と思っちゃうのは引っ込み思案とは違うか。

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たぬ
☆4 これでよくグレなかったよ秋子。あからさまにあんたには期待してない扱いされて存在は無視されて。進駐軍相手にストリップをやらされて。家元は秋子を「若い女体」としか見てないのか。伝統芸能ってそういうのは厳しいイメージだったんだけどな。実母は実母で秋子をこの20歳以上離れた家元に差し出し「女にしてやってください」。引くわ…。唯一の救いは異父妹の千春には慕われていたことかな。まあその千春も秋子の初恋の相手と再婚するのだけど。もういろいろ不運すぎる。
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たぬ
☆4 4日に一度の定期船すら来られないことがよくある。医者がいない。薬がない。通信手段がない。近親婚を繰り返して皆同じ顔。反応が鈍く表情のない子供たち。台風が来るたびに家も畑も押し流されて人死にが出る。最終的には笹小屋で余生。60年以上前の話とはいえ同じ日本にこんな場所があるなんて。ここに自発的に住む=緩慢な自殺なんじゃ。東京に戻った万里子がうまいことやってくれるのを祈るのみ。
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たぬ
☆5 漱石:自宅裏庭にアイスクリーム製造機 鏡花:大根おろしは煮て食べる 白秋:2番目の妻は糞尿まみれで悶死 芥川:痔 山本周五郎:本名は清水三十六(さとむ) 朔太郎:酔って電車のつり革にぶら下がる 基次郎:酒乱 太宰:主治医がカルテに「サイコパス」と記入 三島:カステラの砂糖がジャリジャリしてるところが好き などなどなど。興味深いエピソードが出るわ出るわ。めっちゃくちゃ面白かったです。
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たぬ
☆3.5 18人の文人による食にまつわる短編と随筆が34編。とんでもなく有名な芥川龍之介「芋粥」や好んで読んでいる内田百閒、川端康成あたり以外はほとんど初読。中でも正岡子規が印象に残った。文体がどことなく可愛げがある。稲垣足穂の「チョコレット」はメルヘンな童話。作者もさぞかし…と思いきや解説によると酒乱、酒魔、毒舌、極貧の奇人作家でハゲ頭で容貌魁偉の足穂入道だったとか。
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たぬ
☆3.5 ラサ(中国)のチベット宮殿 ウダイプル(インド)のシティ・パレス ナジュラーン(サウジアラビア)の伝統家屋 ハイデルベルク(ドイツ)のネッカー川・橋・旧市街・城 クヴェトリンブルク(同)のファッハヴェルクハウス ドゥブロヴニク(クロアチア)の街と海 グアナファト(メキシコ)の街並み コンスタンティーヌ(アルジェリア)の街&崖 ジェンネ(マリ)の泥のモスク ラリベラ(伝統家屋) 以上、紹介されている中での個人的十傑。国の情勢や行ける行けないは度外視で。目の保養目的なんで文章はあんま読んでないです。
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たぬ
☆4.5 やっぱ安定してるなあ綾辻さん。どれ読んでも面白い。お話が進みながら第二、第三の殺人が起きる。誰もがキーパーソンのような気がしてならない。疑い始めれば全員が犯人のようにも思えてくる。風呂敷広げまくっても全然とっちらかり感がないのはさすがだね。私は理数系が大の苦手なんで滑車のとこは図入りだろうがさっぱりでした。
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たぬ
☆4 連作短編集の第一話だけを集めて一冊にするとは興味深い試みだわね。それも出版社の垣根を越えて。いろんなタイプのミステリが楽しめました。気に入ったのは「人柱はミイラと出会う」「ハンギング・ゲーム」かな。「檸檬」「セミの声」もなかなかだったけどレモンの中で蠢く虫と大量に敷き詰められたセミの死骸という凶暴すぎるアイテムが… 「貧者の軍隊」と「Rのつく月には気をつけよう」は既読でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/06/21(4693日経過)
記録初日
2011/06/21(4693日経過)
読んだ本
2631冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
821516ページ(1日平均175ページ)
感想・レビュー
2626件(投稿率99.8%)
本棚
3棚
性別
血液型
A型
自己紹介

生きているうちに1万冊読むのが目標です。

5点満点で点数をつけています。
0.5点刻みで
5点→何度でも繰り返し読みたい。保存用に欲しい
4.5点→あと一歩で5点満点
4点→機会があればまた読みたい
3.5点→可もなく不可もなく
3点→ちょっと物足りないかな
2.5点→つまんないけど最後まで読み切ったぞ
2点→読み切ったけどぶっちゃけ拷問
1.5点→最初の10頁で「無理」と投げ出す
1点→時空を超えたつまらなさ、作者ごと嫌いだ
ざっくりこんな感じ。

☆15冊以上読んでいて平均点4.20点以上の作家☆
(※再読は含めず。newは更新日に上書したもの)
吉村昭(94冊・4.30点)
小野不由美(29冊・4.58点)←new
遠藤周作(25冊・4.44点)
桐野夏生(24冊・4.44点)
東野圭吾(24冊・4.38点)
上橋菜穂子(22冊・4.55点)
乙一(別名義含む・21冊・4.29点)
江國香織(20冊・4.20点)
スティーヴン・キング(18冊・4.50点)
西加奈子(18冊・4.42点)
太宰治(18冊・4.32点)
辻村深月(18冊・4.31点)
奥田英朗(17冊・4.56点)
恒川光太郎(17冊・4.56点)
綾辻行人(16冊・4.50点)
湊かなえ(16冊・4.26点)
村田沙耶香(15冊・4.43点)
瀬尾まいこ(15冊・4.37点)
*2024.4.16更新

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